3日で10GBってどれくらい?10GBでできることの目安と足りない場合の対処法を解説
モバイルWiFiの大手として有名なWiMAX。
外出先でも気軽にインターネットが利用出来て非常に便利です。
しかし、WiMAXは無制限ではありません。3日で10GBという通信制限があります。
契約したなら通信制限にかかってしまうのは避けたいですが、3日で10GBってどれくらいの利用で到達してしまうのかはっきり分かりづらいですね。
この記事では便利にWiMAXを利用するために3日で10GBの通信量はどれくらいなのか、通信制限がかかった場合どのように対応するべきかを詳細に解説いたします。
【この記事でわかること】
3日で10Gってどのくらいの通信が出来るのか
3日で10GBに達した場合どうなるのか
WiMAXはテレワークの利用に適しているか
WiMAX以外でおすすめのルーターはあるか
月額料金 | 通信速度 | |
縛りなしWiFi | ・10GB:2,178円 ・30GB:3,278円 ・60GB:4,103円 ・90GB:4,818円 | <最大通信速度> 上り:50Mbps 下り:150Mbps <平均通信速度> 上り:10.38Mbps 下り:9.65Mbps <低速時通信速度> 上り:128kbps 下り:128kbps |
ZEUS WiFi | <スタンダードプラン> ギガ並盛(20GB) 1~6ヵ月目:980円 7ヶ月目以降:2,178円 ギガ大盛(40GB) 1~6ヶ月目:1,680円 7ヶ月目以降:2,948円 ギガ特盛(100GB) 1~10ヶ月目:1,980円 11ヶ月目以降:3,828円 <フリープラン> ギガ並盛(20GB) :2,618円 ギガ大盛(40GB) :3,278円 ギガ特盛(100GB) :4,708円 | <最大通信速度> 上り:50Mbps 下り:150Mbps <平均通信速度> 上り:21.4Mbps 下り:28.5Mbps <低速時通信速度> 上り:128kbps 下り:128kbps |
FUJI WiFi | <契約期間6カ月> ・30GB:2,280円 ・50GB:2,570円 ・100GB:3,380円 ・200GB:4,980円 ・1日10GB:4,880円 <契約期間なし> ・30GB:3,410円 ・50GB:3,740円 ・100GB:4,895円 ・200GB:5,995円 ・1日10GB:5,995円 | <最大通信速度> 上り:50Mbps 下り:150Mbps <平均通信速度> 上り:13.24Mbps 下り:27.62Mbps <低速時通信速度> 上り:128kbps 下り:128kbps |
WiMAXは3日で10GBに達すると速度制限がかかる
WiMAXの料金プラン「ギガ放題プラン」では、3日で10GB以上データ利用すると最大1Mbpsに速度制限がかかります。
ギガ放題という名前なので、完全データ無制限なのかという印象を受けますが実際は違います。
wimaxって3日で10GB以上だと速度制限かかっているのか。知らずに6年も使ってた汗
なんか夜だけ遅いなーとは思ってたけど
— 🔞桜井ろのゆき🔞 (@sakurai_ronoyuk) July 2, 2021
中には通信制限を知らずに使っている人もいます。
WiMAXにも通信制限があるということをしっかり把握しておかないと、速度制限による通信の遅延に悩まされてしまいます。
3日で10GBを十分に感じるか、足りなく感じるは人それぞれ使い方により差が出ます。
使い方によってどのくらいの目安で10GBに達するのか、この後の項目で紹介していきます。
データ消費量は大きさによって表示する単位が変わる
なお、データ容量を表す単位としてバイト(B)が使われます。
1GB(ギガバイト)は約1,000MBのことです。10GBというと10,000MBになります。大きな数字になると単位が変わるので一覧表で表示しておきます。
記事内の表示を見る際の参考にしてください。
表示記号 | 読み方 | 換算量 |
B | バイト | 最小の単位 |
KB | キロバイト | 1,024B=1KB |
MB | メガバイト | 1,024KB=1MB |
GB | ギガバイト | 1,024MB=1GB |
TB | テラバイト | 1,024GB=1TB |
10GBでできることの目安
動画をみたり、Webサイトを閲覧したり、オンラインでゲームや会議をしたりとインターネット通信の使い方は多岐にわたります。
使い方によって消費するギガ数は違いますので、ここからは使い方別にどのくらいデータ消費するのか目安を紹介していきます。
LINE:トークと通話ではデータ消費に大きな差がある
LINEは無料のコミュニケーションツールとして、国内でも利用者の多いソーシャルメディアです。
LINEはトークも文字やスタンプ、写真、動画と様々な形で送れますし、音声無料通話はもちろんテレビ電話も利用出来ます。
それぞれの使い方によって消費するデータ量も大きく変わります。
目安は以下のとおりです。
利用方法 | 消費データ量 | 10GBで利用出来る回数 |
トーク一回あたり | 約3KB | 約330万回 |
スタンプ一回あたり | 約5~10KB | 約100万回 |
画像の送付 | 約100KB~500KB | 約10万回~50万回 |
動画の送付 | 約3MB~5MB | 約3MB~5MB |
無料通話 | 約300KB/1分 | 約550時間 |
テレビ電話 | 約5MB/1分 | 約30時間 |
動画を送ったりテレビ電話を利用した時はデータ消費が大きいですね。
普段トーク文字やスタンプでの利用しかしないようであれば、かなりの回数使えるのが分かります。あまりデータ消費を気にして使う必要はありませんね。
メール:画像添付の有無でかなり違う
メールでのデータ消費量は以下の通りです。
送付内容 | 消費データ量 | 10GBで送れるメール数 |
テキストメール300文字程度 | 約5KB | 200万通 |
画像一枚添付 | 約5MB | 2000通 |
テキストのみのメールであれば200万通送れる計算になります。
一方画像が添付されている場合はかなりデータ消費します。
メールのやり取りする際には、画像の有無をチェックしておくのがポイントになりますね。
ネットサーフィン:ブラウザの設定によって節約も出来る
ネットサーフィンする際のデータ消費は、表示されるサイトの内容によります。
テキスト中心のサイトと、画像や動画が豊富に使われているサイトでは消費するデータ量は大きく異なります。
一般的なテキスト⁺画像のサイト閲覧 | 300KB/1ページ、200MB~300MB/1時間 |
上記の消費量が目安になります。
一般的なサイトであれば、ネットサーフィンを続けても30時間以上閲覧出来ます。
データ消費量が気になるなら、ブラウザの設定によって節約出来ます。
例えば「Chrome」をWebブラウザとして利用する場合、ライトモードという設定があります。
使い方は非常に簡単。
- Chromeの画面右上にある「:」ボタンを押す。
- 設定→ライトモードと進む。
- ライトモードのスイッチをONにする。
これだけで利用出来ます。
画像などデータ消費が大きい情報を、Googleのサーバー上でダウンロード処理してくれます。
データの軽量化になりますので、消費データ量を大幅に減らせます。
他のブラウザにも節約モードがあるものは多いので、普段自分が使っているブラウザについて設定が可能かどうかチェックしてみてください。
TwitterやInstagramの閲覧:Instagramの方がよりデータを消費する
SNSの中でも利用者が多いであろうTwitter、Instagramは画像や動画の閲覧も含むので、かなり大きなデータ消費します。
Twitterのデータ消費量
利用方法 | 1時間のデータ消費量 | 10GBで可能な通信時間 |
タイムラインの閲覧 | 約240MB | 約42時間 |
動画や写真などの閲覧 | 約300MB | 約33時間 |
タイムラインを流し見ているだけでも、動画や画像のコンテンツが表示されると大きなデータ消費になってしまいます。
データ消費が気になる場合は、データセーブをONにしましょう。
- アイコンをタップ。
- 設定とプライバシーへ。
- データ利用の設定を選択。
- データセーブをONにする。
これで動画が低画質になったり、タイムライン上で動画が自動再生されなくなります。
Instagramのデータ消費量
利用方法 | 1時間のデータ消費量 | 10GBで可能な通信時間 |
写真閲覧といいね | 840MB | 約12時間 |
動画の閲覧 | 420MB | 約24時間 |
Instagramは主に画像をアップして、いいねをもらうSNSなのでデータ消費量が大きくなります。
意外なのは動画の閲覧の方が、画像の閲覧よりデータ消費が少ない事です。
動画は非常に圧縮された状態でアップされているので、画像と比較してデータ消費が少なくて済みます。
Instagramにもデータ消費を節約する設定があります。
- ホーム画面の右上「三」をタップ。
- 歯車マーク(設定)をタップ。
- モバイルデータの使用をタップ。
- 「データ使用量を軽減する」→ONにする。
この設定でWiFiに接続していない時は、画像を低画質にしてデータ消費量を抑えてくれます。
YouTubeで動画視聴:画質を調整してデータ消費をコントロール
YouTubeは閲覧する動画の画質を選択出来ます。
画質によるデータ消費量は以下のとおりです。
画質 | 1GBで再生出来る時間 | 10GBで再生出来る時間 |
360p(低画質) | 約3時間 | 約30時間 |
480p(標準画質) | 約2時間 | 約20時間 |
720p(高画質) | 約1時間 | 約10時間 |
標準画質なら20時間ほど閲覧出来ます。
高画質での再生だとあっという間に10GBの制限にかかってしまうので控えましょう。
可能な限り自宅のWiFi環境を利用したり、フリーWiFi環境を確保しておきましょう。
Netflixで動画視聴:ストリーミング再生より、一度ダウンロードして視聴
オリジナルドラマも多数展開して大人気のNetflix。
動画の再生は画質によって大きく異なります。
データ消費量は以下の通りです。
画質 | 一時間あたりのデータ消費量 | 10GBで可能な動画再生時間 |
低 | 0.25GB | 40時間 |
中 | 0.5GB | 20時間 |
高画質 | 1GB | 10時間 |
やはり高画質ですとかなりデータ消費しますので、3日で10GBの通信制限にかかる可能性は高くなります。
しかし、どうせ動画サービスを見るなら出来るだけ画質は落としたくはないところ。
そんな時はストリーミング再生するよりも、一度すべてダウンロードしましょう。
自宅のWiFi環境や、利用可能な無料のWiFiスポットなどあれば、事前にダウンロードしておくことでデータ消費しないで済みます。
Web会議:ビデオ通話によるデータ消費はかなり大きい
近年、在宅ワークの需要も増えており主にZOOMを利用したビデオ通話によるやり取りが主流です。
ZOOMを利用した場合のデータ消費量は以下のとおり。
利用方法 | 10分のデータ消費量 | 10時間のデータ消費量 | 24時間のデータ消費量 | 10GBで可能な利用時間 |
音声のみ | 7MB | 420MB | 1008MB(約1GB) | 約24時間 |
ビデオ通話あり | 100MB | 6000MB(6GB) | 1440MB(14.4GB) | 約16時間 |
一般的にZOOMはビデオ通話での利用になりますので、3日で10GBなら1日あたり5時間ほど。一日の勤務で使う場合は少し足りません。
また、インターネット通信は有線通信の方が安定する傾向があります。
WiMAXのようにすべて無線で行う通信は安定感にやや不安があります。
ZOOMについては通信が不安定だと動画が止まってしまったり、カクカクした動きになってしまったりしますので利用はきついでしょう。
Web会議は安定感が非常に求められる利用方法になりますので、安定感重視なら光回線で固定回線を導入しましょう。
オンラインゲーム:利用時間は意外に多いがアップデートはきつい
オンラインゲームはデータ消費がかなり大きなイメージがありますが、実際はどうでしょうか。
1時間当たりのデータ消費量 | 10GBでプレイできる時間 |
100MB~150MB | 100時間 |
イメージと違いオンラインゲームでのデータ消費量は多くありせん。
基本的にゲーム自体は事前にダウンロードされているので、データ消費する部分はユーザーの操作に関わるところだけです。
この消費量であればそれほど気にすることはありません。
注意すべきはアップデートに関するデータ消費。ゲームによってはアップデートだけで1GB以上のデータを消費する場合もあります。
さらに近年クラウドゲームが注目されています。
クラウドゲームはクラウド上のサーバーでゲームが展開されていくものですが、ゲーム全体のデータ自体をストリーミングしてプレイします。
その為1時間で3GB以上、20GB以上消費する場合もあります。
とても3日で10GBの制限があるWiMAXでは利用出来ませんね。
ご注意ください。
3日で10GBに達した場合の速度はどうなる?
3日で10GBに達した場合はどのように規制がかかるのでしょうか。
かつての通信制限は全く使い物にならないレベルへ規制されてしまいましたので、内容が気になるところですね。
項目ごとに解説していきます。
通信速度が一時的に1Mbpsになる
WiMAXは3日で10GBの上限に達した場合、最大速度が一時的に1Mbpsになります。
これは最大速度なので必ず1Mbpsの速度が出るわけではありません。
通信状況によってはこれより速度が下がりますので、通信が不安定になる可能性があります。
1Mbpsってどれくらい?1Mbpsでできることの目安
最大1Mbpsで出来ること、出来ないことの目安を表に示します。
最大1Mbpsで出来ること | YouTube視聴(中画質まで)、Webサイト閲覧(テキスト中心)、地図アプリ、LINE、各種SNSの利用、音楽ストリーミング |
最大1Mbpsではきつい事、出来ない事 | YouTube視聴(高画質)、アプリのダウンロードやアップデート、Webサイト閲覧(画像や広告多め) |
表を見ても分かる通り、最大1Mbpsあると使える範囲はかなり広がります。
かつての大手キャリアが規制に使っていた最大128Kbpsだと、ほとんどすべての利用に支障があり使い物にならなくなってしまいますので、この規制はかなり良心的といえます。
しかし、お昼休みや夕方の通信混雑時間帯では最大速度が出ない可能性があります。
使えない範囲は広がりますので注意してください。
速度制限は翌日の18:00~26:00の間
速度制限が適用されるのは、データ上限に達した日の翌日18:00~26:00の間です。
時間にすると8時間程の規制で済みます。混雑時間帯といわれる時間帯のみでの規制なので良心的といえます。
しかし、3日間の合計での計算になるので一日でもデータの大量消費があった日は注意が必要です。
例えば3日目に50GBのデータの大量消費があった場合は、4日目の18:00~規制がかかります。
3日目の影響が残り、6日目の26:00まで連日規制がかかります。
3日目にデータ大量消費があった場合の規制イメージ
1日目:1.5GB | 2日目:1GB | 3日目:50GB | 3日合計:52.5GB(規制あり) |
2日目:1GB | 3日目:50GB | 4日目:0.5GB | 3日合計:51.5GB(規制あり) |
3日目:50GB | 4日目:0.5GB | 5日目:0.8GB | 3日合計:51.3GB(規制あり) |
4日目:0.5GB | 5日目:0.8GB | 6日目:5GB | 3日合計:6.3GB(規制なし) |
3日で10GBを超えないようにする方法
データ上限に達した場合の規制がそれ程きつくないのは前述しましたが、それでも規制にはかかりたくないところ。
規制になるべくかからないように出来る対策を紹介していきます。
定期的にデータ通信量をチェックする
データ上限に達しないようにするなら、まずは定期的にデータ通信量をチェックしましょう。
データ利用量を確認するには2つの方法があります。
- 「my UQ WiMAX」にログインして調べる。
- 利用しているモバイルルーターで設定してカウンターをチェックする
my UQ WiMAXはユーザー専用の照会サイトです。
- my UQ WiMAXにログイン
- 料金案内をクリック
- 通信量照会をクリック
- 月間通信量照会か、過去3日間分の通信量照会を選択
- 通信量が表示されます。
モバイルルーター本体から調べる方法(Speed WiFi NEXT WX06の場合)
- 電源オンにする
- 設定を押す
- データ通信料設定を押す
- 表示機能を押す
- 3日か1か月を選択する
モバイルルーターに設定すると、表面のホーム画面上に期間のデータ利用量が表示されるようになります。
すぐにデータ利用量がチェックできるので便利ですね。
極力ハイスピードプラスエリアを使わない
WiMAXには2つの通信モードがあります。
「WiMAX2+モード」と、auのLTE回線を利用した「ハイスピードプラスエリアモード」です。
WiMAXが整備した通信エリアと、親会社のauが整備した通信エリアは違います。
auの回線エリアの方が広範囲で、地方や山間部に行けば行くほど使えるエリアに差が出ます。
WiMAXで整備しきれていないエリアをサポートする為に、通信を切り替えて使えます。
しかし、注意するべきポイントは「ハイスピードプラスエリア」の方がデータ利用量の上限が厳しい点です。
ハイスピードプラスエリアは月間7GBで通信制限の対象になります。
さらに、通信制限は最大128Kbpsでほとんど使い物にならなくなります。
最悪なのはハイスピードプラスエリアでかかった規制は、WiMAX2+モードにも適用されてしまうこと。
道づれになってしまうわけですね。
はっきり言って、山間部や地方に行かなければWiMAXモードでつながらないということはありません。
ハイスピードプラスエリアモードを利用するのはより気を使いますし、厳しい通信制限のリスクがあるので極力使わないことをおすすめします。
フリーWiFiがあるエリアではWiFiを切り替える
契約しているWiMAX以外のWiFi環境を利用すれば、もちろんWiMAXのデータ利用量にカウントされません。
自宅の固定回線や、カフェやコンビニなどで提供されているフリーWiFiがあればそちらを利用しましょう。
紹介したようにZOOMでのWeb会議や、オンラインゲームの利用には固定回線を推奨します。
利用出来る固定回線を確保しておくのも大事なポイントです。
3日で10GBの通信制限に関するよくある質問
速度制限はいつ解除されるの?
WiMAXでかかる速度制限は2種類あると前述しました。
それぞれ解除されるタイミングが変わります。
WiMAX2+モードの3日で10GBの通信制限 | 制限は上限に達した日の翌日18:00~26:00 |
ハイスピードプラスエリアモードの通信制限 | 翌月1日の午前0時 |
3日で10GBの制限は、翌日の18:00~26:00の間と規制がかかる時間も少なくて済みます。
しかし、ハイスピードプラスエリアモードで制限がかかった場合は、翌月の1日までは制限が解除されません。
速度は128Kbpsと使い物にならないうえに、データの追加オプションも存在しないのです。
翌月まで我慢するしかないのが実際です。
とにかく、ハイスピードプラスエリアモードでの通信制限には注意してください。
速度制限が解除されない場合はどうしたらいい?
速度制限が解除されないと感じたら、もう一度3日で10GBの制限の仕組みをチェックしてください。
1日でも大量通信があった場合は、少なくともそれ以降3日間は制限が続きます。
1日目:1.5GB | 2日目:1GB | 3日目:50GB | 3日合計:52.5GB(規制あり) |
2日目:1GB | 3日目:50GB | 4日目:0.5GB | 3日合計:51.5GB(規制あり) |
3日目:50GB | 4日目:0.5GB | 5日目:0.8GB | 3日合計:51.3GB(規制あり) |
4日目:0.5GB | 5日目:0.8GB | 6日目:5GB | 3日合計:6.3GB(規制なし) |
WiMAX2+モードの制限はゆるいとは言え、連日続くのはストレスになりますので極力1日での大量データ消費は避けましょう。
WiMAXの速度は速い?テレワークでも使える?
WiMAX2+モードの最大速度は理論値で最大440Mbpsですが、実際はそこまでの速度は出ません。
さらに、通信速度は環境や時間帯によって大きく変化しますので、一概にWiMAX2+モードの通信がテレワークに利用できるかどうかを判断するのは難しいでしょう。
しかし、テレワークなどのリアルタイムで遅延の少ない通信が求められる場面で重要なのは安定感です。
WiMAXでは通信のすべてを無線で行います。
テレワークに最もおすすめなのは、自宅などに光回線を設置して固定回線を使うことです。
安定感ではこれに勝るものはありません。
WiMAXは解説してきた通り、通信制限もあってデータ量も気にしながらの利用になってしまいますので、テレワークが利用の中心であれば必ず固定回線を選択しましょう。
WiMAX以外に無制限のモバイルルーターはないの?
現在モバイルルーターの分野で完全無制限のものは存在しません。
数年前までクラウドWiFiには無制限のものがありましたが、人気が出て利用者が多くなるとサーバーに負荷がかかり利用不可に。
それからクラウドWiFiにも通信制限がかかるようになりました。
外出先でどうしても無制限でモバイルルータ―を利用したいということであれば、NTTドコモの大容量プラン「5Gギガホプレミア」の一択です。
モバイルルーターではありませんが、テザリングが利用出来るのでモバイルルーター替わりに利用出来ます。
ポイントはテザリングもデータ無制限なこと。
auとソフトバンクもデータ無制限の大容量プランを展開していますが、テザリングに関しては月30GBの制限がかかります。
どうしても通信量を気にせず無制限で使いたいという場合は、ドコモの大容量プランしかありません。
ただ、月額料金は7,315円(税込み)と高額です。
家族割、ドコモ光セット割、dカードお支払割など各種割引をすべて適用しても4,929円(税込み)です。
金額の高さが気になるようなら、楽天モバイルをおすすめします。
月額料金は使った分だけの従量制プランです。
上限は3,278円(税込み)でそれ以上はいくらデータを使っても料金はあがりません。
しかし楽天モバイルにもデータ制限があります。制限は1日で10GB以上データ利用があった時です。
こちらも最大1Mbpsに速度制限されます。
3日で10GBと比べてより多くデータ利用出来るので安心です。
まとめ:よほど使う人でなければ3日で10GBは十分な容量
使うケース別に3日で10GBがどれくらいのものなのか、お分かりいただけたでしょうか。
ほとんどのケースは3日で10GBなら十分な通信容量です。
ケースの中で最も注意していただきたいのは、Web会議などのテレワークに利用する場合。
通信速度に加えて、通信の安定性という面でもWiMAXはおすすめ出来ません。
消費データ量も3日で10GBを気にしながら使うようになってしまいますので、自分の利用スタイルをよく検討して契約して下さいね。