WiMAXの通常プランは7GBで速度制限がかかる!制限解除の裏ワザや解除されない理由も解説
WiMAXの通常プランは7GBしか使えないの?
この記事では、WiMAXの速度制限について解説しています。
WiMAXの通常プランを利用している方から、こんな悩みを聞きました。
「今のプランは7GBが上限なんですよね。でも、7GBってすぐ使っちゃうんですよ。そうすると月末まで通信速度が遅くて遅くて……とても使えません。翌月の1日にリセットされるんですけど、その勢いでまた使いすぎちゃって……同じことの繰り返し。どうすればGB数を抑えられるんですかね?」
そうですね、WiMAXを利用している方、特に通常プランを使っている方には、確かに速度制限は頭の痛い問題ですよね。
できれば速度制限にかからずに使いたいですよね。
「どうすればWiMAXのデータ使用量を、月間7GB以内に抑えられるの?」
今回はそんな疑問に詳しく解説していきます。
WiMAXの通常プランだけでなく、ギガ放題プランについても、その速度制限の仕組みやGB容量の節約法など、幅広く紹介していきます。
これからWiMAXを契約しようと考えている方も、現在WiMAXを利用中の方にも、役に立つ情報を載せていますので、ぜひ最後までお読みください。
● WiMAXの速度制限には3種類ある
● 7GB・10GBのデータ通信量でできること
● 速度制限後にできること
● WiMAXの速度制限を回避する方法
\当サイトおすすめのプロバイダ 3選/
サービス名
| 5G CONNECT | GMOとくとくBB | Broad WiMAX |
月額料金(税込) | 4,500円 | ・初月~2ヶ月目:1,474円 ・3ヶ月目~35ヶ月目:3,784円 | ・初月:1,397円 ・2ヶ月目~:3,883円 |
端末代金 | なし | 550円/月(36回) | 一括払い:21,780円(税込) 分割払い:605円(税込)×36回 |
契約期間 | なし | なし | なし |
詳細 | 5G CONNECTの詳細を見る | GMOとくとくBBの詳細を見る | Broad WiMAXの詳細を見る |
WiMAXの速度制限は3種類
WiMAXの速度制限には3種類あります。
● ギガ放題プランは10GBで速度制限になる
● ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE)は1ヶ月7GB以上の利用で速度制限
どのWiMAXプロバイダを契約しても、速度制限のルールは同じです。
プロバイダによって、速度制限がない、速度制限にかかりやすい、かかりにくいなどの違いは一切ありません。
WiMAX通常プランは1ヶ月7GB以上の利用で速度制限
WiMAX通常プランは、1ヶ月7GB以上の利用で速度制限がかかってしまいます。
月間データ容量は7GBまでなので、1ヶ月に7GB以上の通信量を使うと速度制限がかかります。速度制限の期間はその月の月末までです。翌月1日にならないと速度制限は解除されません。
速度制限後の通信速度は128Kbps
速度制限後の通信速度は128Kbpsです。ふだんは最大1237Mbpsある通信速度も、128Kbpsまで制限されてしまいます。
この128Kbpsという通信速度は、例をあげればスマートフォンやポケット型WiFiで速度制限がかかった場合の速度と同じくらいです。動画はもちろん、インターネット検索さえもスムーズにいかないほどの速度となります。
通信制限にかかるとまともに使えなくなってしまうね。
ギガ放題プランは10GBで速度制限になる
ギガ放題プランは10GBで速度制限になります。
ギガ放題プランは、名前の通り月間のデータ使用容量は無制限です。しかし完全に無制限というわけではなく、やはり速度制限があります。
3日で10GB以上使用すると、速度制限がかかります。期間は通常プランより短く、翌日18時から翌々日の2時までの約8時間と設定されています。
なおこの時間を過ぎても、速度制限が解除されない場合があります。そのことについては後述します。
速度制限後の通信速度は1Mbps
速度制限後の通信速度は1Mbpsです。通常プランより速度制限が緩いのが特徴です。
この速度だと、たとえばYoutubeなら通常画質であれば視聴することができます。
ギガ放題プランであれば通信制限後でも使えるのか。
ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE)は1ヶ月7GB以上の利用で速度制限
ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE)は、1ヶ月7GB以上の利用で速度制限がかかります。
ハイスピードプラスエリアモードとは、端末機をこのモードに設定すると、通常よりも高速通信と通信エリアの拡大が可能になるオプションサービスです。このオプションは、ギガ放題プラン・通常プランで共通して設定されています。
このモードでは、プランに関係なく通信量を7GB以上使うと速度制限がかかるので注意しましょう。
速度制限後の通信速度は128Kbps
ハイスピードプラスエリアモードの速度制限後の通信速度は128Kbpsです。
制限内容は、通常プランと同じくその月の月末まで最大速度128Kbpsまで制限されます。。もちろん、ギガ放題プランも同じ条件で速度制限されます。
ギガ放題プランであっても、通常プランと同様の速度制限がかかってしまうことに注意しましょう。
7GB・10GBのデータ通信量でできること
ここでは、7GB・10GBのデータ通信量でできることをまとめました。
● ギガ放題プランの10GBでできること
WiMAX通常プラン・ハイスピードプラスエリアモード(au4GLTE)の7GBでできること
WiMAX通常プラン・ハイスピードプラスエリアモードの7GBでできることは、下の表のとおりです。
項目 | 1日(約230MB) | 1か月(7GB) | |
メール | 4.7万通 | 143万通 | |
LINE通話 | 8時間 | 241時間 | |
YouTub視聴 | 超高画質 | 10分 | 5時間 |
高画質 | 20分 | 10時間 | |
標準画質 | 1.1時間 | 33時間 | |
低画質 | 1.9時間 | 58時間 | |
ブラウザ閲覧 | 1,012ページ | 30,366ページ |
結構色々できるんだね。
これは、一つの項目に対する1か月の数や時間数です。実際はこれらのいろいろな作業をしながら、GB容量を使っていくので、事情は複雑になり、この数字はあくまでも目安にしかなりません。
この表から動画閲覧が、一番データ容量が高いことが分かります。急にデータ使用量が増えた場合は、動画閲覧を控えた方がよいです。YuoTubeであれば、低画質を選択して視聴してください。
ちなみにスマートフォン利用者の通信量について調べると、平均値は7.56GBです。ただしおよそ6割の利用者が月間通信量3GB以下で利用しています。
これを大学生に絞って調べると、4~5GBがおよそ3割と一番多くなっています。
ギガ放題プランの10GBでできること
ギガ放題プランの10GBでできることは、下の表のとおりです。
項目 | 1日(約3.3GB) | 3日(10GB) | |
メール | 67.4万通 | 204.3万通 | |
LINE通話 | 113.6時間 | 334時間 | |
YouTub視聴 | 超高画質 | 2.4時間 | 7時間 |
高画質 | 4.7時間 | 14時間 | |
標準画質 | 15.6時間 | 47時間 | |
低画質 | 27.3時間 | 83時間 | |
ブラウザ閲覧 | 14,315ページ | 43,380ページ |
ギガ放題プランの場合、3日で10GB以上使用すると、通信制限がかかります。翌日18時から翌々日の2時までの約8時間と設定されています。その間に3日間の10GB超え使用をリセット(合計が10GB以下に)しなければ、速度制限は解除されません。
あと次のような作業はしないでください。
● 動画つきのテレビ会議
● 10GBを超えるファイルのダウンロード
速度制限後にできること
ここでは、WiMAXの速度制限後にできることについて解説しています。
● 1Mbpsでできること
128kbpsでできること
128kbpsでできることは、かなり限られてしまいます。
128kbpsというのはスマートフォンの通信制限と同じです。経験した人なら分かると思いますが、LINEやメールくらいならそれほど気にせずに利用できます。
しかし、少し画像の多いサイトを表示するまでに時間がかかるなど、インターネットがかなりつながりにくくなります。動画をストレスなく見るのは、ほとんど無理です。
通常プランで速度制限がかかると、すぐに解除する方法はありません。その月はずっと128kbpsのままです。スマートフォンのように追加料金を支払えば、GB数を増やせるというサービスもありません。
たとえば、docomoでは通信制限がかかったときに1GBごと容量を追加する方法と、制限にかからずに使い続けるため、データ量を使い切った時点で自動的にGB容量を追加できる方法があります。
この場合は、速度制限がかかっても制限解除後と同じ速い速度で通信ができます。auにも通信制限の際、同様のオプションサービスがあります。
またスマートフォンの機種によっては、通信制限後も200kbps程度の速度が出るため、動画も低画質のものなら視聴できることもあるそうです。
ちなみにスマートフォンでは「通信制限」、WiMAXでは「速度制限」という言葉が多く使われますが、同じ意味で正しくは「通信速度制限」と言います。
128kbpsはほとんど何もできないんだね。
1Mbpsでできること
1Mbpsでできることは、例をあげると以下のとおりです(条件つき)。
● YouTubeの視聴(標準画質)
● 一般的なサイトの閲覧
● メールの送受信
● LINEのトーク利用、etc.
1Mbpsの速度があれば、日常困らない程度の作業はできるといった感じです。
WiMAXの速度制限が解除されるタイミング
ここでは、WiMAXの速度制限が解除されるタイミングについて解説しています。
● ギガ放題プランの速度制限が解除されるタイミング
月間7GBの速度制限が解除されるタイミング
月間7GBの速度制限が解除されるタイミングは、翌月1日です。速度制限は該当月の月末まで続きます。これは、WiMAXハイスピードプラスエリアの速度制限についても同様です。
月の初めの通信量の使いすぎに注意しましょう。
ギガ放題プランの速度制限が解除されるタイミング
ギガ放題プランの速度制限が解除されるタイミングは、3日間で10GBを超えた翌日18時から制限がかかり、翌々日の午前2時に解除されます。
18時~午前2時までの約8時間というのは、ちょうどインターネット通信が混み合う時間帯に当たります。混雑回避のための速度制限と言われています。
ただし3日間の通信量の合計が10GBをリセットしない(下回らない)限り、速度制限が続きます。この点は注意してください。
また速度制限が解除される午前2時以前から、インターネットを継続して利用している場合、最大午前6時頃まで制限が解除されないことがあります。
通信量は下回っているのにおかしいな……と感じるときは、通信接続を一度切断するか、端末機を再起動してリセットしてみてください。この方法により、速度制限の解除が可能です。
プランによって解除のタイミングが違うんだね。
WiMAXの速度制限を回避する方法
ここでは、WiMAXの速度制限を回避する方法について解説しています。
● 常に通信量をチェックする
● 端末機を最新機器にする
● 固定回線と使い分ける
● au WiFi SPOTを利用する
● 携帯電話のテザリング機能を使う
通信量が多くかかる作業をしない
上述の表でも紹介したように、通信量が多くかかる作業をしないことです。たとえば、動画なら低画質で見るなど工夫をしてください。
また、次のような使用は避けてください。
● 動画つきのテレビ会議
● 10GBを超えるファイルのダウンロード
常に通信量をチェックする
常に通信量をチェックしましょう。ほとんどのWiMAXの端末機には、通信量カウンター機能があります。
その通信量カウンターを設定すれば、端末機の画面で現在のデータ通信量を確認できます。表示形式も1ヶ月と3日間のいずれかを選択すること可能です。そのため、「ギガ放題プラン」にも「通常プラン」のどちらにも対応することができます。
データ容量のかかる動画視聴やオンラインゲームをするときなどは、この通信量カウンターを常に確認しながら利用するようにしましょう。
端末機を最新機器にする
端末機を最新機器に替えてみましょう。なぜなら最新端末機種の中には、ハイスピードプラスエリアモードの速度制限を自動で切り替える機種があるからです。
具体的には、2020年1月に発売されたWiMAXのモバイルルーターWX06、ホームルーターHOME02があります。これらには、通信モードの自動切り替え機能が搭載されています。
最初にハイスピードプラスエリアモードの上限データ通信量を設定しておきます。するとハイスピードプラスエリアモードで通信容量が上限に達したとき、自動で通常のハイスピードモードへ通信モードが切り替わるというものです。
自動でモードが切り替わるので、モードの戻し忘れがなくそのままで速度制限回避につながります。
最新機種にはそんなメリットもあるんだね。
固定回線と使い分ける
固定回線と使い分けましょう。
自宅に固定回線を設置している方は、家では光回線などを、外出先ではWiMAXを使うようにすることです。インターネットのヘビーユーザーの方に特におすすめします。
au WiFi SPOTを利用する
au WiFi SPOTを利用してみましょう。
設定の手順は以下のとおりです。必ずau WiFi SPOTのエリア内で行ってください。
2. 「WiFiスポット接続」をONにする
3. au WiFi SPOTのアクセスポイントを接続する
4. 「au_WiFi2」のSSIDを選択する
5. 利用開始
au WiFi SPOTは、喫茶店や駅など、全国20万以上のスポットでインターネットに接続できるサービスです。
au WiFi spotはWiMAX 2+サービスを契約中の方なら、無料で利用できます。
携帯電話のテザリング機能を使う
携帯電話のテザリング機能を使うという手もあります。
テザリング機能とは、WiFiがない場所でも通信できるスマートフォンを、WiFiルーターの代わりとし、パソコンやタブレットなど他の機器でもインターネットが利用できるようになる機能のことです。
簡単に言うと、スマートフォンのデータ通信を利用して、他の端末機ををインターネットに接続することです。
WiMAXの7GB・10GB速度制限に関する質問
ここでは、WiMAXの7GB・10GB速度制限に関する質問について回答しています。
Q 通常プランで7GB以上使うと料金は高くなる?
Q wimaxの速度制限が解除されない場合は?
Q 速度制限がない大容量のポケット型WiFiは?
WiMAXの速度制限を解除できる裏ワザはある?
①au WiFi SPOTを利用する、②携帯電話のテザリング機能を使う、でしょうか。
【au WiFi SPOTを利用する】
2. 「WiFiスポット接続」をONにする
3. au WiFi SPOTのアクセスポイントを接続する
4. 「au_WiFi2」のSSIDを選択する
5. 利用開始
【携帯電話のテザリング機能を使う】
この機能を使います。
通常プランで7GB以上使うと料金は高くなる?
通常プランで7GB以上使っても、料金は高くなりません。
最初に契約した通常プランの月額料金のままです。ただしその月の月末まで、通信速度が128kbpsに制限されます。
128kbpsという速度では、満足にインターネットが利用できない状態になります。こまめに通信量をチェックし、データ容量の使いすぎに注意しましょう。
ギガ放題プランの場合は、3日で10GBを超えると、1Mbpsに速度制限されます。
ほとんどのWiMAXの端末機には、通信量カウンター機能があります。その通信料カウンターを設定すれば、端末機の画面で現在のデータ通信量を確認できます。通信容量を超えると、「データ通信量が超過しました」と表示されます。
ただしハイスピードプラスエリアモードを選択して、通信を行うと別にオプション料がかかります。
wimaxの速度制限が解除されない場合は?
通信量は下回っているのにおかしい……wimaxの速度制限が解除されない場合、以下のことを試してみてください。
● 端末機を再起動してリセットする
速度制限が解除される午前2時以前から、インターネットを継続して利用している場合、最大午前6時頃まで制限が解除されないことがあります。
ただし3日間の通信料の合計が10GBを下回らない限り、速度制限は続きます。
速度制限がない大容量のポケット型WiFiは?
速度制限がない大容量のポケット型WiFiなら、「縛りなしWiFi」がおすすめです。
これは月のデータ容量が10GB〜90GBまで使えて、容量が超えた場合は当日速度制限がかかるだけです。
月額料金は2,178円〜4,818円(事務手数料3,300円)です。また契約期間の縛りがないため、好きなときに契約でき、好きなときに解約できます。もちろん、違約金も発生しません。
端末機(0円)も最新機種ですし、速度も感度も申し分ありません。
もしWiMAXの通常プランの速度制限にお悩みでしたら、検討することもおすすめです。
まとめ:WiMAXの速度制限はプランによって異なる
この記事では、
● 7GB・10GBのデータ通信量でできること
● 速度制限後にできること
● WiMAXの速度制限が解除されるタイミング
● WiMAXの速度制限を回避する方法
● WiMAXの7GB・10GB速度制限に関する質問
以上を解説してきました。
WiMAXの速度制限はプランによって、以下のように異なります。
● ギガ放題プラン:3日で10GBを超えると、翌日18時から翌々日の2時まで1Mbps
WiMAXを利用している方にとって、速度制限は悩みの種ですよね。
特に通常プラン7GBを使っている方には、切実な問題でしょう。
ただ今回調べて分かったのは、ギガ放題プランを使っている方は、そんなに頻繁に3日で10GB超えになることはないようです。仮に速度制限がかかったとしても、期間が短いですし。
通常プランを利用している方であまりにも多く速度制限がかかってしまうなら、思い切ってギガ放題プランに乗り換えるのも一つの方法です。
よく考えてくださいね。
この記事を読んで、WiMAXの速度制限について理解ができ、自分に合ったWiMAXを選べたり、選び直したりできれば幸いです。
※今回のWiMAXの通常プラン情報は、2022年8月現在よりは古い情報です。
現在のWiMAXは、5Gなども対応しているなど、日々新しいサービスを展開しています。