LANケーブルでノイズ対策におすすめなのは?選び方も解説
lanケーブルを購入しようと思っているけど、レパートリーが多すぎて何を買えばいいかわからない。
このような悩みを持たれている方は大変多いです。
確かに、lanケーブルにはレパートリーが多く、自分に合ったものを選ぶのが困難です。
ただ、間違ったものを購入してしまうと快適にインターネットを利用することが難しくなります。
結論からお伝えすると、現在ご契約中のインターネットの速度とlanケーブルの規格を照らし合わせることで、ノイズ対策はもちろん、快適なインターネットを利用することができます。
・LANケーブルの種類は?ノイズ対策におすすめなのはどれ?
・LANケーブルのノイズ対策におすすめな選び方
・LANケーブルでノイズ対策におすすめ商品3選
・LANケーブル以外で出来るおすすめノイズ対策
・LANケーブルのノイズ対策におすすめについてよくある質問
・まとめ:自分の環境に合ったLANケーブルを選んで、ノイズ対策をしよう
ELECOM LD-OCTT | ELECOM LD-TWST | SANWA SUPPLY KB-T7A | |
規格 | CAT.8対応 | CAT.7対応 | CAT.7A対応 |
価格 | 1m ¥4,268 | 0.5m ¥1,650 1m ¥1,980 2m ¥2,530 3m ¥2,948 5m ¥4,070 10m ¥6,732 15m ¥9,515 20m ¥12,100 | 0.2m ¥2,420 0.4m ¥2,530 0.6m ¥2,640 1m ¥2,970 2m ¥3,850 3m ¥4,840 10m ¥11,880 15m ¥16,500 20m ¥20,680 30m ¥30,580 |
LANケーブルの種類は?ノイズ対策におすすめなのはどれ?
lanケーブルのレパートリーが多すぎて自分に合っているものがどれかわからない。
こんな悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
間違った規格や種類を購入してしまうと、ノイズの影響でインターネットを快適に利用できない場合があります。
おすすめなlanケーブルを紹介しているので、購入する際にお役立てください。
・規格はCAT.5からCAT.8まである
・LANケーブルには3種類の形状がある
・LANケーブルの中身は単線のものとより線のものがある
規格はCAT.5からCAT.8まである
lanケーブルの規格にはCAT.5からCAT.8まであり、それぞれの規格によって対応できる通信速度や伝送帯域が違います。
そのため選ぶ際は、ご利用情況に応じた規格を選ぶことが大変重要です。
理由としては、互換性の合うlanケーブルを使用することで最大のパフォーマンスが発揮されるからです。
LANケーブルには3種類の形状がある
lanケーブルは3種類あり、種類ごとに形状や特徴が異なるので説明していきます。
種類 | 特徴 |
スタンダードタイプ | ・ケーブルの線が太い ・ノイズに強い |
フラットタイプ | ・家電製品からの影響を受けやすい ・ノイズに弱い |
スリムタイプ | ・家電製品からの影響を受けやすい ・ノイズに弱い |
スタンダードタイプは形状が太いので、家電製品の影響を受けづらい特徴があります。デメリットは線が邪魔になることです。
ただ、ノイズに強いので多くの方がスタンダードタイプのlanケーブルを選びます。
フラットタイプとスリムタイプは、線が細く邪魔になりづらいのですが、家電製品の影響を受けづらいのがデメリットです。
LANケーブルの中身は単線のものとより線のものがある
lanケーブルの中身には
・単線
・より線
の2種類があります。
そもそもlanケーブルの作りは、8本の導線で作られています。
単線とより線はその1本1本の作り方に違いがあります。
どちらを選べば良いのかは、lanケーブルの長さによって変わってくるので詳しく解説していきます。
単線
1芯が1本の導線なので、安定感があります。
線自体は硬いので、取り回しが悪いのも特徴です。
より線
1芯が7本で作られているのでノイズに強く、線自体は柔らかいので、取り回しが良いのが特徴です。
LANケーブルのノイズ対策におすすめな選び方
インターネットを利用していると、接続状態が悪くなったり、速度が出ないなんてことはよくあります。
その原因の1つにノイズが邪魔をして、思うように通信ができていない可能性があります。
そのような時は、ノイズ対策ができるlanケーブルを選びましょう。
下記でおすすめを紹介しています。
購入の際、参考にされてみてください。
・形状はスタンダードタイプのLANケーブルを選ぶ
・LANケーブルが余らないような長さのものを選ぶ
通信速度に合わせてLANケーブルの規格を選ぶ
規格はご利用環境に応じたものを選んでいくことが大切です。
合っていない規格を利用していると、インターネットを思い通りに使えないこともあります。
規格はCAT.5からCAT.8まで存在します。
現在、インターネットの通信速度は1Gbpsが主流になってきています。高速光回線の場合だと
5Gbps,10Gbpsまであります。
高速インターネットを契約したからといって、lanケーブルが規格外のものを使ってしまうと通信速度のパフォーマンスが十分に発揮されないのです。
では通信速度ごとに選ぶべきlanケーブルの規格を紹介していきます。
規格 | 通信速度 | 伝送速度 |
CAT.5 | 100Mbps | 100MHz |
CAT.5e | 1Gbps | 100MHz |
CAT.6 | 1Gbps | 250MHz |
CAT.6A | 10Gbps | 500MHz |
CAT.7 | 10Gbps | 600MHz |
CAT.7A | 10Gbps | 1000MHz |
CAT.8 | 40Gbps | 2000MHz |
この表を照らし合わせるだけで、ご自身の情況に合ったlanケーブルを見つけることができます。
例えば通信速度が10Gbpsなのにlanケーブルの規格がCAT.5だと、安定した通信はできづらいということになります。
現在利用中の回線や機器を確認してご自身に合った規格を選びましょう。
形状はスタンダードタイプのLANケーブルを選ぶ
先ほど、lanケーブルの形状は3種類あるとお伝えしましたが、購入する際はスタンダードタイプを選びましょう。
ケーブルが太いので、ノイズを受けにくいのが特徴です。
LANケーブルが余らないような長さのものを選ぶ
lanケーブルをクルッとまとめて収納している方も多いのではないでしょうか?
LANケーブルをまとめてても通信は問題ないのかね?
このような悩みを持たれている方も多いと思います。
結論、問題はないです。
ただできることなら、余らないようにすることで、通信の妨げがより少なくなります。
長さはきちんと測ってから接続するようにしましょう。
LANケーブルでノイズ対策におすすめ商品3選
lanケーブルを購入する際に、確認しておきたいのはノイズ対策ができているのかです。
ここを抑えておくだけで通信の悩みは減少していくので、覚えておきましょう。
おすすめのlanケーブルを紹介していきます。
ELECOM LD-OCTT | ELECOM LD-TWST | SANWA SUPPLY KB-T7A | |
規格 | CAT.8対応 | CAT.7対応 | CAT.7A対応 |
形状 | スタンダード | スタンダード | スタンダード |
ケーブルの長さ | 1m〜10m | 0.5m〜20m | 0.2m〜30m |
価格 | 1m ¥4,268 | 0.5m ¥1,650 1m ¥1,980 2m ¥2,530 3m ¥2,948 5m ¥4,070 10m ¥6,732 15m ¥9,515 20m ¥12,100 | 0.2m ¥2,420 0.4m ¥2,530 0.6m ¥2,640 1m ¥2,970 2m ¥3,850 3m ¥4,840 10m ¥11,880 15m ¥16,500 20m ¥20,680 30m ¥30,580 |
おすすめポイント | 次世代の高速インターネット 40Gbpsに対応 | 1000回の屈曲審査に合格しているので「ツメが折れない」 | 10Gbpsと 伝送帯域1000MHzに対応 |
・ELECOM LD-TWST:耐久性抜群
・SANWA SUPPLY KB-T7A:安定感抜群
ELECOM LD-OCTT:次世代の高速インターネットにも対応
エレコムはパソコン関係のアイテムを多く展開している会社なので、聞き馴染みがある方も多いはずです。
LD-OCTTは次世代の高速インターネットである40Gbpsにも対応しているので、高速かつ、安定した通信が実現できます。
また2重シールド構造になっており、ノイズへの対策、耐久性も申し分ないです。
エレコム特有のツメ折れ防止カバーもついているので、長く使っていけるアイテムになっています。
ELECOM LD-TWST:耐久性抜群
CAT7対応のスタンダードタイプです。
1000回の屈曲審査に合格しているため、かなり高い耐久性を誇っています。
ツメ折れによって起きるケーブルの突発的な脱落も防ぐことができるので、非常に安心です。
従来のケーブルと比べると、遮蔽に優れており、ノイズへの対策はもちろん、電磁妨害への対策も優れています。
SANWA SUPPLY KB-T7A:安定感抜群
こちらはSANWA SUPPLYが販売しているlanケーブルになります。
サンワサプライもパソコン関係のアイテムを展開しています。国内のメーカーなので安心です。
CAT.7Aで通信速度も10Gbpsまで可能となっております。
そのため大容量のデータをやり取りする方や、オンラインゲームをよくされる方に推奨しています。
また2重シールド構造になっているので、ノイズ対策もでき、不自由がなくなります。
LANケーブル以外で出来るおすすめノイズ対策
もうすでにlanケーブルを買っているんだが、ケーブル以外で出来るノイズ対策はないかね?
もしも、ノイズ対策で悩まれている方がいましたら、今からお伝えするおすすめの方法をぜひ実践してみてください。
・契約している光回線を見直す
LANケーブルの近くに家電を置かない
lanケーブルでノイズが起こってしまう1番の原因は、近くに家電製品を置いてしまっていることです。
理由は、電波干渉を起こしてしまうからです。
家電製品の多くは、電磁波を発して動いているので、lanケーブルの近くに置いていると干渉を起こしてしまいます。それが原因で通信ができなくなることがあるので、覚えておきましょう。
契約している光回線を見直す
そもそも、契約している光回線が原因で通信が思うようにできていない可能性があります。
光回線が原因の場合は
・プランを見直す
・会社を変える
上記の対策をとると良いです。
プランが昔のままになっている場合は、最新のプランに変更をすることで速度や繋がりの悪さが治る可能性があります。
また、最新のプランを選んでいるけど、ルーターが古くて十分なパフォーマンスを発揮できていないことも考えられます。その際は契約している会社に直接確認してみましょう。
それでも治らない場合は、別の会社に乗り換えをしましょう。
高速通信を実現させたい方は、IPv6に対応している会社を選ぶと良いでしょう。
IPv6は高速通信が可能で、遅延が起きにくいです。
IPv6で契約できた場合は、ルーターもIPv6に対応しているものを購入しましょう。契約する会社によっては、ルーターの無料貸し出しをおこなっています。
LANケーブルのノイズ対策におすすめについてよくある質問
・LANケーブルを挿す向きは関係ある?
・最高の規格のものを買っておけば大丈夫?
今使ってるLANケーブルの規格はどうやって調べることができる?
結論、lanケーブル自体に印字されています。
ただ、規格が印字されていない場合もあるので、その際の見方を表で分かりやすく説明していきます。
※ほとんどのlanケーブルではCAT.5などと印字あり
規格 | 印字表記 |
CAT.5 | ANSI/TIA/EIA-568-B.1 |
CAT.5e | ANSI/TIA/EIA-568-B.2 |
CAT.6 | ANSI/TIA/EIA-568-B.2-1 |
CAT.6A | ANSI/TIA-568-B.2-10 |
CAT.7 | ISO/IEC 11801 |
CAT.7A | ISO/IEC 11801 |
CAT.8 | ANSI/TIA-568.C-2-1 |
このような表記になっているので、確認したい場合はこちらの表を参考にしてください。
LANケーブルを挿す向きは関係ある?
lanケーブルは挿す向きがあります。
パソコンなどに差し込む場合は、カチっと音が鳴る方向が正解です。
最高の規格のものを買っておけば大丈夫?
lanケーブルは最新のものを揃えておけば大丈夫!
これは間違いです。
このように勘違いされている方も、多くいらっしゃいます。
これまで説明してきたように、今のご利用情況によって選ぶべきlanケーブルが変わってきます。
通信のパフォーマンスを最大限発揮させるためにも、環境に合った規格を選びましょう。
まとめ:自分の環境に合ったLANケーブルを選んで、ノイズ対策をしよう
lanケーブルには種類がたくさんあり、選ぶのが困難です。
ただ、間違ったケーブルを選んでしまうと、ノイズの影響でうまく通信ができないこともあります。
ご自身の情況に合ったlanケーブルを選ぶことで、快適なインターネットをお楽しみいただけます。