WiMAXを2台持ちした時の料金は? 2台持ちするメリットやおすすめプロバイダを解説
最近、WiMAXの評判が高くなっています。
「WiMAXをすでに1台持っているけど、外用と自宅用と2台ほしいなぁ」「WiMAXを2台持って、1台が速度制限かかったら、もう1台を使うようにすれば、容量を気にしなくていいんじゃないかしら?」といった声もあります。
WiMAXは高スペックで、下りの最大速度が最速1.0Gbpsを超えました。
高速インターネットの実現で、ユーザーの間では人気のようです。
すでにWiMAXを1台持っている人でも、もう1台をと考えている人も多いようです。
そこでこの記事では、WiMAXの2台目をお得に手に入れるにはどうしたらいいか? また本当にWiMAXの2台目って必要なの? といった疑問に詳しく解説していきます。
・WiMAXを2台持つことのメリット
・2台目のWiMAXをお得に契約する方法
・2台目のWiMAXをお得に契約できるプロバイダ
WiMAXを2台持ちする3つのメリット
・通信モードの使い分けができる
・プロバイダによっては2台めの料金が安くなる
自宅と外出用で使い分けられる
WiMAXを2台持ちするメリットの一つは、自宅と外出用で使い分けられることです。フレッツ光などの固定回線を家庭で契約すると、回線工事費にプラス月額の回線利用料金4,000円~6,000円かかってしまいます。
ところがWiMAXのモバイルルーターを使っているなら、もう1台自宅用にWiMAX設置型の端末機を増やして、自宅でのインターネット利用に使用するという方法があるのです。
たとえばBroad WiMAXの5G対応のギガ放題プラスプランに申し込むと、月額4,763円の利用料で済みます。
加えて端末代は0円で利用方法はコンセントに差し込むだけ、面倒な工事費用もかかりません。
対応エリアも4GLTEプラス5Gエリアと広くなっています。
家の固定回線もWiMAXを利用したい方にはおすすめです。
●詳しくはBroad WiMAXの公式サイトへ
通信モードの使い分けができる
2つ目のメリットは、WiMAXでは通信モードの使い分けができることです。
WiMAXには、通信エリアごとに対応可能な機種があるためです。
たとえばUQ WiMAXでは、auの4G LTE(800MHz)に対応した機種になると、高速ワイドエリアに対応することができます(利用料1,100円)。
UQ WiMAXの場合、このエリア内で、手動により端末機のホーム画面から「ハイスピードプラスエリア」へ移行することによって対応します。
また、WiMAXの2台持ちで3日間の通信速度制限を回避する方法もあります。
1台目が3日間の通信料10GBを超過したら、2台目を使用します。
そして2台目も10GBを超えたら1台目に戻す、これを交代で繰り返すという方法です。
このやり方だとGB数超過を気にせず使用することができます。
なおWiMAXの最新機種なら、auの5Gに対応していれば、2台目から3日間の上限が15Gになる機種もあります。
プロバイダによっては2台目の料金が安くなる
UQ WiMAXを利用している方に限り、2台目の月額料金が安くなるというサービスがあります。
「ファミ得パック」というオプションで、すでにWiMAXプランを契約している方は、家族が追加契約する場合に月額料金が4,062円から2,599円に割引されるというものです。
契約名義は同一人になります。
ただしこれは旧タイプのWiMAXの契約のみであり、最新機種のWiMAX2+の契約には適用されません。
またBroad WiMAXでは2020年4月から、公式サイトから2台または3台申し込んだ方を対象に5,000円のキャッシュバックキャンペーンを行っています。
適用条件は以下のとおりです。
- 公式サイトから月額最安プラン(ギガあるいはライト)を申し込む
- クレジットカード払い
- 安心サポート、およびMyBroadサポート加入
ただし、「当キャンペーンは予告なく変更・終了する場合がございます。あらかじめご了承ください」との記載があります。
ご利用なさりたい方は、お急ぎください。
2台目のWiMAXの料金をお得に契約する2つの方法
WiMAXの2台めを購入するとき、お得な方法が2つあります。
・1代目とは別のプロバイダと契約する
キャッシュバックキャンペーンなどで料金を抑えられるプロバイダを選ぶ
方法の一つとしては、プロバイダのキャッシュバックキャンペーンを利用することです。
例えば、「GMOとくとくBB」でWiMAXを公式サイトから契約すると、最大28,000円のキャッシュバックがあります。
これは端末発送月を含む11ヶ月目に、振込み指定口座確認の案内メールが送られてくるので、口座情報を登録して返信するというものです。
そうすると翌月末日(営業日)に指定の口座に金額が振り込まれます。
また「Broad WiMAX」では、初期費用を20,743円が割引されます。
これは即日割引なのでお得です。
条件は3つあり、
- 公式サイトから「月額最安プラン」を申し込む
- クレジットカード払いで申し込む
- 指定オプション「サービス安心サポートプラス」・「MyBroadサポート」に初回加入する。
どちらのキャンペーンもホームページには「予告なく終了する場合があります」と記載されているので、ご利用なさりたい方は、急がれることをおすすめします。
●WiMAXキャッシュバックの記事「WiMAXのおすすめ9社を徹底比較!」へ
1台目とは別のプロバイダで契約する
方法の2つ目としては2台目のWiMAXを購入する際は、1台目とは別のプロバイダと契約することです。
それはそのプロバイダの新規のキャンペーンを利用できるからです。
1台目と同じように安値で購入することが可能になります。
現在、WiMAXを契約できるプロバイダは、全国で20社以上あります。
どこもWiMAX2+通信回線を使用し、回線速度や対応エリアについてはほとんど同じです。
ですから、月額料金やオプションサービス、キャンペーン情報をよく見極めて自分に合ったプロバイダを選びましょう。
2台目のWiMAXにおすすめなプロバイダ4選
ここでは2台めのWiMAXを購入するときに、おすすめするプロバイダを4社選びました。
ZEUS WiMAX:キャッシュバックを利用すれば価格をかなり抑えられる
プラン | 月額 | 事務手数料 | 下り速度 | 速度制限 |
バリュープラン | 初月〜2ヶ月目:1,474円〜 3ヶ月目~:3,784円〜 | 3,300円 | 2.2Gbps | 無制限使い放題 |
フリープラン |
UQ WiMAX:WiMAXプロバイダで唯一複数台契約がお得になる
UQコミュニケーションズが提供するUQ WiMAXにおいては、唯一複数台契約がお得になります。上述したとおり、2台目の利用料金が安くなる「ファミ得パック」というサービスがあるためです。
ただし、旧WiMAXプランを利用中の場合に限られます。
UQ WiMAXの通常プランには、「ギガ放題プラン」「LTEプラン(7GB)」「ギガ放題プラスプラン」の3種類があります。
いずれも2年契約で、月額4,268円です。
その他に、別途機種代金、登録料(3,300円)およびユニバーサルサービス料等がかかります。
プラン | 月額 | 初期費用 | 下り速度 | 速度制限 |
ギガ放題プラン | 4,268円 | 3,300円以上 | 440Mbps | 前日までの直近3日間で10GB以上となった場合、翌日18時頃から翌々日2時頃にかけ1Mbps |
LTEプラン | ||||
ギガ放題プラスプラン | 直近3日間に15GB以上の場合、ネットワーク混雑時間帯に1Mbps |
GMOとくとくBB:最大28,000円のキャッシュバックキャンペーン
「GMOとくとくBB」では、WiMAXを公式サイトから契約すると、最大28,000円のキャッシュバックの特典がつきます。
これは契約後11ヶ月目に案内メールが送られてくるので、口座情報を登録して返信すると、翌月末日に指定口座に金額が振り込まれるというものです。
プランについては、ギガ放題プランと7GBプランの2種類があります。
ギガ放題プランは1-2か月は割引き料金で3,969円、3か月目以降は4,688円になります。
7GBプランは、1か月以降ずっと3,969円です。
いずれも契約初月は日割り計算の費用になり、入会費・端末代金・オプション料金はかからず、事務手数料のみ3,300円となります。
なお契約期間は3年間です。
プラン | 月額 | 事務手数料 | 下り速度 | 速度制限 |
ギガ放題プラン | 1-2か月 3,969円 3か月~4,688円 | 3,300円 | 440Mbps | 前日までの直近3日間で10GB以上となった場合、翌日にかけて制限 |
7GBプラン | 3,969円 |
カシモWiMAX:月額料金最安値クラス
「カシモWiMAX」は、月額料金最安値がキャッチフレーズです。
「ギガ放題プラン」と「ライトプラン(7GB)」の2種類があり、どちらも契約初月は割引き料金の1,518円、1か月目以降はずっと3,971円です。
端末代金・送料(最速翌日発送)・LTEオプション料金、いずれもかかりません。
ただし、初回事務手数料が3,300円になります。契約期間は3年間です。
プラン | 月額 | 事務手数料 | 下り速度 | 速度制限 |
ギガ放題プラン | 初月 1,518円 1ヶ月目~3,9,71円 | 3,300円 | 1237Mbps | 前日までの直近3日間で10GB以上となった場合、翌日18時頃から翌々日2時頃にかけて1Mbps |
ライトプラン |
2台持ちならWiMAX以外のポケット型WiFiもおすすめ
ここでは2台目を購入するなら、WiMAXではなくポケット型WiFiをおすすめしています。
その理由は3つあります。
・WiMAXよりも提供エリアが広い
・月額料金がWiMAXよりもお得
2台目にもポケット型WiFiがおすすめな3つの理由
契約期間の縛りがないプロバイダが選べる
WiMAXの2台目を検討中で、別のプロバイダを探している人に提案です。
2台目はポケット型WiFiにして契約期間の縛りがないプロバイダにしたらいかがでしょうか?
代表的なプロバイダ3社を以下にあげておきます。
WiFi | 容量 | 月額 | 初期費用 | 下り速度 | 速度制限 |
縛りなしWiFi | 60GB | 1~6か月目 3,025円 7ヶ月目~ 3,630円 | 0円 | 440Mbs~ 1.2Gbps | 前日までの直近3日間で10GB以上となった場合、翌日制限あり(WiMAX) |
どこよりもWiFi | 50GB | 3,480円 | 3,300円 | 150Mbps | 1か月あたり50(20)GBを超えた場合、月末まで128Kbps |
20GB | 2,380円 | ||||
ゼウスWiFi | 40GB | 2,980円 | 3,300円 | 150Mbps | 当月40GBを超えた場合、128kbps |
こうして見ると、料金的にも手ごろなことが分かります。
その上いつ解約してもよいのです。
違約金を取られる心配もありません。
ポケット型WiFiを安く手に入れたい、全国どこでも使いたいという人にはおすすめと言えます。
次のような口コミ・評判もあります。
WiMAXよりも提供エリアが広い
専門的に言うと、WiMAXと一般のポケット型WiFiでは、無線通信技術規格が異なっています。
WiMAXは短時間に大量のデータを高速通信することを目的としており、ポケット型WiFiは音声通信などを遅延なく安定して通信することを重視しています。
そのためWiMAXが利用する電波の周波数帯域は、2.5GHzと呼ばれるものです。
この電波の周波数は、他のポケット型WiFiが設定している700MHz~2GHzの周波数帯域と比べて高いものになります。
電波は、周波数が高ければ高いほど、「直進性が強く、遮蔽物に弱くなる」という特性があります。
そのためWiMAXは、建物内で電波が弱くなったり、圏外になったりすることが起きます。
ポケット型WiFiは低い周波数を使っているため、建物内でもエリアをカバーすることができます。
もしWiMAXがつながらなくなったときに、ポケット型WiFiを持っていれば良好な電波受信ができるというわけです。
そのためにも現在WiMAXを持っている方が、2台目を検討しているのであれば、ポケット型WiFiも候補に入れることをおすすめします。
月額料金がWiMAXよりもお得
2台目にポケット型WiFiをおすすめする3つ目の理由は、その月額料金の安さです。
中でも代表的なプロバイダ3社を選びましたので、WiMAXの利用料金と比べてみてください。
WiFi | 容量 | 月額 | 初期費用 | 契約期間 | 下り速度 | 速度制限 |
MONSTER MOBILE | 50GB | 2,640円 | 3,300円 | 1年 | 150Mbps | 容量を使い切った場合、速度制限が掛かり通信速度は下り最大256kbps |
MUGEN WiFi | 100GB | 3,718円 | 3,300円 | 2年 | 150Mbps | 大容量の通信を行う利用者に対し128Kbps |
hi-ho Let’s WiFi | 200GB | 1~11か月目3,278円 12か月目以降4,730円 | 0円 | 2年 | 150Mbps | 1日の通信量が7GB以上の場合、翌々日を最大128kbps |
※MONSTER MOBILEには最大6,000円のキャッシュバックキャンペーンあり
※MUGEN WiFiには10,000円のキャッシュバックキャンペーンあり
※hi-ho Let’s WiFiの月額・初期費用はキャンペーンによる(先着1,000台)
2台目に選ぶなら「縛りなしWiFi」がおすすめ
WiMAXをすでに持っていて、2台目を検討している人を対象にこれまで解説してきました。
こうして見てくると、提供エリアの対応、月額料金、契約期間なしのお手ごろないわゆる「縛りなしポケット型WiFi」がおすすめではないでしょうか。
上述した以外の縛りなしポケット型WiFiを以下に紹介しておきますので、どうぞ参考になさってください。
WiFi | 容量 | 月額 | 初期費用 | 通信速度 | 速度制限 |
クラウドWiFi | 100GB | 3,718円 | 4,378円 | 150Mbps | 大容量通信をされた場合、128Kbps |
NOZOMI WiFi | 100GB | 3,828円 | 0円 | 150Mbps~ 612Mbps | 大容量通信をされた場合、速度制限あり |
FUJI WiFi | 100GB | 4,895円 | 3,300円 | 150Mbps | 100GBを超えた場合、最大1Mbps |
WiMAXの2台持ちに関するよくある質問
ここまでの記事を読んだ方は、「では、本当のところWiMAXとポケット型WiFiのどちらが得なのだろう?」「でも、やっぱりWiMAXを購入したい」といった疑問や反発を持ったのではないでしょうか。
次の記事では、そんな質問にお答えしていきます。
2台持ちにはWiMAXとポケット型WiFiどちらがおすすめ?
結論から言うと、2台目にはポケット型WiFiをおすすめします。
まずポケット型WiFiの方がWiMAXよりも、月額料金が安いからです。
どちらともいくら使い放題と言っても、数日で容量を超えれば速度制限の縛りがあります。
また速度制限を回避するためにルーターを2台持つのであれば、2台ともWiMAXである必要はありません。
もう1台はポケット型WiFiで十分です。
そして2台持ったとしても、実際は必要なかったということもあり得るので、ここは契約期間のない「縛りなしポケット型WiFi」を契約することをおすすめします。
2台目のWiMAXをお得に契約する方法は?
WiMAXを2台続けて購入することで、多額の金額を割り引いてくれるプロバイダはほとんどないと言っていいでしょう。
残る手段は一つで、1台目とは違うプロバイダと2台目を新規に契約することです。
この記事でも紹介した「GMOとくとくBB」の28,000円キャッシュバックというキャンペーンはかなりお得ですね。
ただし、予告なくキャンペーンを終了する場合があるということなので、もし利用を考えているのなら、急がれることをおすすめします。
まとめ:WiMAXを2台持ちするならポケット型WiFiもアリ
この記事では、
- WiMAXを2台持つことのメリット
- WiMAXの2台目を購入するとしたら、どんな契約のしかたがお得か?
- WiMAXの2台目を購入する際のおすすめプロバイダ
- 実は2台目にはポケット型WiFiもおすすめである
- そもそもWiMAXとポケット型WiFiでは商品としての規格が違う
- その中でも特に契約期間の縛りがないポケット型WiFiがよい
- 2台目もWiMAXを希望するならお得な購入法は?
以上を解説してきました。
大事なことですが、WiMAXとポケット型WiFiは商品として違う規格品なのだということ。これは頭に入れておいていいことです。
そのために電波の感度の点において、ポケット型WiFiの方が勝っていること。ですので、2台目を契約するのであれば、ポケット型WiFiの方が総合的に優れているということが分かります。
どうしてもWiMAXにこだわりたいという方は別ですが、高いお金を払うよりも総合的に見て、いわゆる縛りなしポケット型WiFiで何ら遜色はないでしょう。