ポケット型WiFiの通信速度が遅い原因は?対処法やおすすめの乗り換え先も徹底解説
ポケット型WiFiの速度が遅い原因が知りたい。
ポケット型WiFiが遅くなる8つの原因と対処法を解説します!
本記事ではポケット型WiFiの通信速度が遅い原因や対処法などについて解説します。
ポケット型WiFiを使っている方の中には、通信速度が遅くて不満に感じている方もいます。
ポケット型WiFiは光回線のような固定回線と違って無線接続であるため、通信速度が周りの状況等によって不安定になってしまうこともあります。
通信速度に不満を感じた際にはそのままにすることなく、通信速度が遅い原因を調べてそれに合った対応やWiFiの乗り換えを検討する必要があります。
今回はポケット型WiFiを契約している方の中で通信速度に不満を感じている方向けに、ポケット型WiFiの通信速度が遅くなる原因や繋がらなくなる原因、それらの対処法を解説し、最悪の場合ポケット型WiFiを乗り換えることも想定して、乗り換え先としておすすめのプロバイダを紹介します。
この記事で分かること
- ポケット型WiFiの通信速度が遅くなってしまう原因とその対処法
- ポケット型WiFiが繋がらない原因とその対処法
- ポケット型WiFiのおすすめの乗り換え先
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通信速度(下り最大) | 150Mbps | 150Mbps | 150Mbps |
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ポケット型WiFiの通信速度が遅くなる8つの原因と対処法
ポケット型WiFiの通信速度が遅くなる原因は以下の8つが挙げられます。
原因1:ポケット型WiFiの不具合や故障
電波に関わる問題で通信速度が落ちている可能性もありますが、ポケット型WiFiの本体側に問題がある場合もあります。
機械であれば接触不良などによって正常な動作が働かないこともあり、軽度な接触不良であれば自分たちでもどうにか解決することは難しくありません。
すぐに自分たち対処できるものなら、余計に時間を割いて原因を調査する必要はないので、まずは本体側の接触不良を疑ってみてください。
対処法:プロバイダに問い合わせて交換してもらう
例えば、ポケット型WiFiの端末を落下させてしまったり、水に濡らしてしまったりして正常に機能が働いていない可能性も考えられます。
ポケット型WiFiを提供しているプロバイダの多くでは、オプションサービスで端末補償サービスの加入を勧めています。何気なく入っている方も多いと思われるので、契約したプロバイダに問い合わせてみてください。
そのオプションサービスに加入していれば、自然故障や水濡れ、紛失、盗難などが原因とする場合は、無償で端末を交換してくれます。
原因2:ポケット型WiFiの性能不足
ポケット型WiFiの故障などでなく、回線自体にも問題がない場合は、そもそも端末のスペックが自分のインターネットの使用用途に合っていない可能性が考えられます。
ポケット型WiFiの通信速度は、アップロードに関わる上りの速度が遅く、ダウンロードに関わる下りの速度が比較的速いのが特徴的です。
主にアップロードはPCで作業する用途に関わってくる部分であるため、ポケット型WiFiは基本的にスマホやタブレットに接続して使うために設計されています。PCに接続する場合はかなり不便だと感じるシーンも多いと思われます。
スマホの場合でも下りの通信速度が遅いと動画などの読み込みが遅くてイライラしたりします。下りの速度は端末によって異なり、最大通信速度500Mbpsも出せないものもあれば、1Gbpsくらい出せるものもあります。
初めてWiFiを使う方にありがちな考えが、最大通信速度が頻繁に出せるという考えです。
ダウンロードに関わる用途のほとんどは100Mbps~200Mbpsくらいが安定して出せれば、ストレスなくインターネットを楽しめるのですが、実際は最大通信速度の半分も出ないことの方が多いです。
対処法:ポケット型WiFiを最新機種に乗り換える
周りの環境に左右されることで本来出せるはずの通信速度がかなり落ちてしまうという前提を基に、ポケット型WiFiのどの端末を選ぶべきか決めていく必要があります。
まだポケット型WiFiの契約をしていない方なら端末の情報をよく確認して検討する余地もありますが、すでに契約を進めてしまった方は、契約しているプロバイダあるいは別のプロバイダに乗り換えて端末を最新機種のものに変えることをおすすめします。
原因3:提供エリア外に出てしまっている
ポケット型WiFiにはWiMAX回線、ソフトバンクやドコモなどの携帯キャリア回線などがあって、どの回線を使うかでインターネットの提供エリア範囲が異なります。
山間部やマンションの多い住宅街などはともかくそうでもない場所で通信があまり安定しないと感じる方は、その場所が自身が使っているポケット型WiFiの回線の提供エリア外である可能性を考えてみてください。
WiMAX回線はWiMAX 2+が生まれてから主要都市の99%以上のエリアで問題なくインターネットが使えるように提供エリアが拡大されましたが、それよりも携帯キャリアの回線の方が提供エリアが広くて通信速度が安定しやすいです。
対処法:提供エリアを確認してエリアに入る
WiMAX回線で思うように通信速度が安定しないなら携帯キャリア回線のポケット型WiFiに乗り換えるといった形も1つの手段ですが、一番手っ取り早いのは提供エリアを確認してその提供エリアの中に入れるように場所を移動することです。
乗り換えるとなると解約違約金などがかかってしまうため不便に感じてしまいますが、インターネットを使う場所を見直すだけでお金をかけずに問題を解決できるため、一度普段インターネットを使う場所が提供エリア内なのかを調べておいた方がいいです。
提供エリアは契約先のプロバイダの公式サイトで提供エリアを検索できるページが設けられている場合がほとんどであるため、そのページを積極的に使ってください。
もしインターネット上で提供エリア範囲が調べられない場合は、直接契約先のプロバイダに連絡して、インターネットを普段使っている場所の住所などを伝えて提供エリア範囲内か尋ねてみてください。
夜などで回線が混雑している
ポケット型WiFiを自宅で使っている方だと、夜になると通信速度が遅くなりやすいと感じた方も多いと思われます。
インターネットの回線は周りの環境に左右されやすいのですが、夜になると仕事や学校から帰って来る人が増え、それだけインターネットを自宅で使う人も日中に比べて増えます。
一か所にインターネット利用者が集中すると、それだけプロバイダが混雑して通信速度が遅くなってしまいます。
あるいは世界規模で夜のインターネット利用者が増えると、特定のサイトにアクセスが集中して通信速度が一気に遅くなりやすい傾向も見られます。
日中なら最大通信速度の3分の2くらいの速度が安定して出せる一方で、夜だと最大通信速度の半分も出せないことがあり、インターネットをスムーズに使えないとストレスを抱えてしまいます。
対処法:回線が落ち着くまで待つ
回線が混雑してインターネットがうまく使えない場合は、回線の混雑が落ち着くまでインターネットの利用を控えることが堅実です。
夜の18時~23時頃は仕事から帰ってきてインターネットを楽しんで寝る準備をする方が多いです。
夜のゴールデンタイムがどうしてもインターネット利用者が増えて回線が混雑しやすいですが、それ以外の時間帯になるとインターネットの利用者が減ってきて、回線が落ち着き始める頃になってきます。
ただ、学生の多いアパートなどだと時間帯関係なくインターネットの接続状況が悪い可能性もあるので、インターネットを使っていく中で回線が落ち着き始める時間帯を把握することが大事です。
また、具体的な通信速度は「スピードテスト」と検索すると専用のツールが表示されます。
このツールを使うと、自分の使っている回線の現在の通信速度を分析できます。
原因5:複数のデバイスを接続している
回線の混雑は夜のインターネット利用者の増加によるものだけではありません。
例えば、パソコンとスマホとタブレット全ての電源を起動して、同じポケット型WiFiのインターネット回線を接続する場合でも回線の混雑は起こり得ます。
最近ではテレワークの増加によって会社から支給されたパソコンを自宅で使用する機会が増えたことで、そのパソコンと仕事用のスマホを接続しつつ、私用で使っているスマホにも接続している方も少なくないと思われます。
対処法:使っていないデバイスを切断する
できる限り使っていないデバイスにはポケット型WiFiを接続しないようにすることをおすすめします。
複数のデバイスを接続したら回線速度が落ちるだけでなく、その性質上アプリなどの通知の関係で使っていなくても少量のデータ通信量も消費してしまいます。
ギガ放題プランなどを利用している方はともかく、普段通信量の上限を決めている方は、特にデータ通信量の無駄遣いを避けるという意味でも、面倒に感じるかもしれません。
原因6:電波干渉が発生している
知っている方は少なくないと思われますが、電波干渉を起こして通信速度が安定しないこともあります。
電波干渉とは電子レンジなどの無線電波を発生させる機械の電波がぶつかりあってお互いに影響を与える現象のことを意味しています。
Bluetoothでスマホとスピーカーを接続させていた際に、スマホとスピーカーの間に電子レンジがあって、電子レンジを動かしているとスピーカーから発せられる音が途切れ途切れになったりすることがあります。
それが電波干渉です。
そもそもなぜ電波干渉が発生してしまうのかというと、多くの電子機器が2.4Ghz帯を使用していて、同じ電波帯だと電波同士が干渉しやすいからです。
しかし、そこまで強く干渉し合うわけではないので、基本的にはたまに動画を見ていてカクつくことがあるくらいのトラブルしか出てきません。
対処法:5.0Ghzに変更するか電子レンジの使用中はWiFiを使わない
どうしても電波干渉が気になる方は、5.0Ghz帯を使用できる端末に変更するか、あるいは電子レンジの使用中はWiFiを使わないようにすると解消できます。
最近では2.4Ghzと5Ghzの両方のWiFiを同時に利用できる端末が開発されつつあるので、新規端末を使ってポケット型WiFiを契約するとなると、電波干渉によって感じてしまうストレスが軽減できます。
原因7:通信速度制限にかかっている
知らぬ間に通信速度制限に実はかかっていて、それにより通信速度が遅くなっていたということもあり得ます。
通信速度制限がかかるとメッセージやメールにその旨の連絡が来ますが、気づかないままインターネットを利用していて通信速度が遅いと感じると、本体の問題や電波の問題に目を向けてしまいがちです。
月が切り替わってすぐならともかく、月の半ば頃になって通信速度が遅いと感じるようになった場合は、データ通信量の消費による通信速度制限の可能性を疑ってみてください。
対処法:通信制限が解除されるまで待つ
通信速度制限にかかってしまったことがわかったら、通信制限が解除されるまで待つしかありません。使い放題のプランを選択している方はともかく、毎月決まったデータ通信量しか使えない方はよく考えてインターネットを使うように心掛けてください。
決められたデータ通信量の範囲内でインターネットを使いこなせないと、有料のデータ通信量追加オプションなどを利用してかえって使い放題のプランよりも高くなってしまうか、月が変わるまで通信速度制限によるストレスを抱えながらインターネットを使うことになります。
目先の料金だけでなく、ほんとうにこの料金プランは自分にあっているのかをよく吟味した上で、自分に合った料金プランを選択してください。
通信速度制限に関して1点注意があり、WiMAXのギガ放題プランは基本的にはデータ通信量使い放題のプランになっていますが、3日で10GB以上使うとその日の夜から朝型まで通信速度制限がかかる仕様となっています。
原因8:ルーターとデバイスの間に障害物がある
マンションだと通信速度が安定しない傾向にあります。
それは多くのマンションがコンクリートなどを用いて作られているからです。
鉄筋コンクリートは木材に比べて頑丈なので安全性は高いのですが、通信の面においては網目状の鉄筋で覆われていて電波状況が悪くなりやすい性質があります。
マンションに住む際は、木材を使用した物件よりも通信速度が安定しない可能性があることを理解した上で住まいを選択してください。
対処法:障害物を避けるかデバイスとの距離を近づける
障害物を避けるというのはなかなか難しいことですが、ポケット型WiFiの強みは端末を持ち歩いて提供エリアのどこでも使える点にあります。
障害物となる鉄筋コンクリートでWiFi端末と接続するデバイスが間を挟むことがないように、その場を離れるとしてもポケット型WiFiを持ち歩いて、WiFi端末とデバイスとの距離を近づけてインターネットを使えるようにした方がいいです。
もしこれから引っ越す予定でインターネットをポケット型WiFiにしようと考えている方は、先にポケット型WiFiを契約して、引っ越し先を選ぶために下見に行った際に、壁越しにインターネットが問題なく使える物件かどうかを確認した上で引っ越し先を決めるのも賢い物件選びの1つだと言えます。
すぐに作れる! パラボラアンテナの作り方
色んな対処法を試してみたけど、どうしても通信速度が安定しない方は自作のパラボラアンテナを作ることで通信速度を向上させられます。
材料はまな板スタンドとボウルだけで、まな板スタンドをボウルが入るように曲げて、そこにボウルを置き、ボウルよりも浅い角度でまな板スタンドの上にWiFi端末を固定します。
これで完成です。
通信局から来るWiFiの電波をボウルが一点に集めてWiFi端末に電波が集中することで通信速度の向上を実現しています。これで約3倍近く通信速度を上げられます。
さらに通信速度を上げようと思ったら、ボウルにアルミホイルを被せることで約4倍まで通信速度を上げられます。
どこの家庭にもあることからボウルを使って紹介しましたが、そうめんのザルのような受け皿の面積が広いものの方がより効果を発揮しやすいです。
どれも100円ショップですぐに買えるものばかりで、簡単に作れるので一度試してみてください。
ポケット型WiFiが繋がらなくなった時の原因
ポケット型WiFiが繋がらなくなる原因は以下の3つが挙げられます。
デバイスが機内モードになっている
ポケット型WiFiの端末そのものが完全に故障してしまったわけではない場合、インターネットが繋がりにくいことがあっても全く繋がらないといったことはあまり起こりません。
どちらかというと故障といったトラブルよりも私たちが注意していれば解決するものが多いです。
その原因の1つとして考えられるのが、デバイスが機内モードになっている可能性です。
WiFiに接続していても機内モードにしているとインターネットが使えません。機内モードになっていたら圏外と同じ扱いの状態となります。
もしWiFiに接続してもインターネットが使えないなと感じた場合は、誤って機内モードに設定されている可能性が高いです。
ポケット型WiFiのバッテリー切れ
ポケット型WiFiでインターネットが接続できないどころかポケット型WiFiの端末の電源さえもつかない場合は、故障してしまったかバッテリーの充電切れが考えられます。
まずは充電してみてそれでポケット型WiFiの端末が起動するならそのまま充電が完了するまで待ってから使用してください。もしそれで端末が起動しない場合はバッテリー切れではなく、端末あるいは充電器の故障や接触不良の可能性が考えられます。
接続台数が上限に達している
この可能性はあまり考えにくいですが、デバイスの接続台数が上限をオーバーしている可能性もあります。光回線がデバイスの複数接続が30台前後に対して、ポケット型WiFiは15台前後まで同時接続が可能です。
しかし、1人で使う分なら同時接続をするとしても3、4台程度までになることがほとんどなので、4、5人以上の家族で同時接続するようなことがない限りはこの可能性は低いです。
もし大人数でいくつもの端末を同時接続する機会がある方はこの可能性も視野に入れてみてください。
対処法を試しても改善されない場合はポケット型WiFiの乗り換えも検討しよう
WiFiが繋がりにくかったり、接続できない原因の多くは私たちが注意して使うことで解決できるものばかりですが、対処法を試してみても改善されないこともあります。
また、アルミホイルを使ったパラボラアンテナを使ってみたけど通信速度にあまり変化はなかった方も少なからずいると思われます。
そんな場合には思い切ってポケット型WiFiの乗り換えを検討することも選択肢の1つとして用意しておいた方がいいです。
ポケット型WiFiにはWiMAX回線とそれ以外を取り扱う携帯キャリア回線の2種類の回線がありますが、それぞれの違いを理解してどちらが自分に適しているのかを理解しておかないと乗り換えた後も失敗してしまいます。
そこで、WiMAXとそれ以外の回線の違いなどについて解説します。
通信速度にこだわりたい人は「WiMAX」がおすすめ
WiMAXは世界水準の無線通信規格の1つで、「Worldwide Interoperability for Microwave Access」の頭文字を取って名付けられました。
このWiMAX回線がバージョンアップしてWiMAX 2+が誕生し、年々通信速度も高速化していって、現在では1Gbpsをも超える高速通信が可能となりました。
正確には回線の速度が高まったというよりWiMAXの端末によって通信速度が異なり、最新機種であればあるほど再現可能な通信速度は速い傾向にあります。
直近4年で登場した5つのWiMAXの端末の通信速度を比較してみました。その表が以下のものです。
端末 | 最大通信速度 |
WX06 | 上り:75Mbps 下り:440Mbps |
W06 | 上り:75Mbps 下り:1.2Gbps |
WX05 | 上り:75Mbps 下り:440Mbps |
W05 | 上り:75Mbps 下り:758Mbps |
WX04 | 上り:75Mbps 下り:440Mbps |
ポケット型WiFiが基本的にスマホやタブレットでの使用を基に作られたものであるため、上りの通信速度はあまり速くはありませんが、下りの通信速度が端末によってかなり違うのがこの表からわかります。
W06やW05は他の端末と比べて最大通信速度が速くて、ここから周囲の環境によりある程度速度が落ちるとしても十分にストレスなくインターネットを楽しめます。
1つだけ注意すべきなのが、W06やW05は通信速度は他の端末より早くても、バッテリーの持続時間がやや短めで、他の端末が10時間以上連続通信が可能なところ、この2つの端末は約9時間までしか一度にバッテリーがもたないのでこまめな充電が必要となります。
よりWiMAXの通信速度の速さについて知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
WiMAX以外のポケット型WiFiなら「縛りなしWiFi」がおすすめ
ポケット型WiFiの市場のほとんどはWiMAXが占めているといっても過言ではありませんが、WiMAX以外でも優れたポケット型WiFiのプロバイダもあります。その中でおすすめなのが縛りなしWiFiです。
縛りなしWiFiはソフトバンクのキャリア回線を使用しており、WiMAX 2+よりも広い範囲で安定した通信が可能です。
縛りなしWiFiの最大の特徴は、その名の通り契約期間に縛りのないプランを設けて、簡単に乗り換えやすい環境を作っていることです。
具体的に縛りなしWiFiにどういったメリットがあるのか以下の表にまとめました。
プラン | 10GB:2,178円 30GB:3,278円 60GB:4,103円 90GB:4,818円 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
支払い総額(縛りなし、ギガプラン) | 55,572円/年 |
支払方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
最大通信速度(601HW) | 上り:37.5Mbps 下り:612Mbps |
料金プランは10GB・30GB・60GB・90GBの4種類で、全て契約の縛りはありません。
月の途中でデータ容量を使い切っても、追加でデータチャージができるので安心です。
肝心の通信速度ですが、ソフトバンクの提供するポケット型WiFiの端末はWiMAXほど速い通信速度を実現しているものはありません。
最も速い速度が出せるものが601WHで、最大通信速度の上りが37.5Mbps、下りが612Mbpsとなっています。
このくらいの速度だと周りの環境に左右されても下り100Mbps以上は出せる場合が多いので、そこまで通信速度の遅さに困ることもありません。
さらに、縛りなしWiFiではキャンペーンとして初月から5ヶ月間月額料金が安くなります。
通信速度よりも料金の安さや乗り換えのしやすさを優先したい方は縛りなしWiFiをおすすめします。
ポケット型WiFiが遅いと感じる時によくある疑問
ポケット型WiFiが遅いと感じた際には自分では原因がわからないことも多くて様々な疑問が寄せられます。
今回はその中から特に質問されることの多い以下の6つの質問について回答します。
ポケット型WiFiの電波干渉が発生する原因は?
ポケット型WiFiの電波は、同じ帯域の電波が衝突あるいは奪い合うことで互いに干渉してしまいます。
この原因は主に2パターン考えられ、複数のインターネット回線が同じ周波数上で帯域を奪い合っていることと電子レンジなどの家電の異なる電磁波がWiFiの電波に衝突してシステムを乱れさせていることが挙げられます。
この解決法としては、他のインターネット回線や家電などと違う帯域の電波にすることで他の電波の干渉を受けることなく共存できます。
家電は2.4Ghzの帯域の電磁波である場合が多いので、ポケット型WiFiの電波を5.0Ghzの帯域にすることをおすすめします。
容量を使い切ってないのに速度制限がかかることもある?
基本的には容量を使い切ることなく速度制限がかかることはありません。考えらえる可能性は2つで、1つは単に通信環境がよくないことによる速度低下です。
今回紹介した8つの速度低下の原因を疑ってみて、どういった原因によるものなのか目星が付いたら、それに合わせた対処法を実行してみてください。
それでも治らない場合は2つ目の可能性が考えられます。WiMAXのギガ放題を使用している方に限定されますが、もう1つの原因がギガ放題のプランの仕組みです。
WiMAXのギガ放題のプランは使い放題のプランとはしつつも本当に使い放題というわけではありません。
なぜなら、3日で10GB以上を使った場合はその夜から翌朝にかけて通信制限がかけられるためです。
一見容量のないプランで容量を使い切るという概念がないものかと思いきや、短期間で使いすぎると速度制限がかかるようになっているため、「無制限のはずなのになぜ通信が遅いんだ」と疑問に感じても仕方ありません。
ポケット型WiFiの近くにアルミホイルがあると電波が通らないの?
アルミホイルは電波を遮断すると言いますが、使い方によって電波を遮断できる場合とできない場合があります。
アルミホイルをしっかりと隙間なくポケット型WiFiに巻いておくと、ほぼ圏外と同じような通信速度になってしまうくらいに電波を遮断する効果があります。
しかし、アルミホイルが電波を吸収しているわけではないので、ポケット型WiFi端末の傍にアルミホイルが置いてあるからといって電波が通らなくなることはありません。
ルーターの不具合はどこに相談すれば良い?
ポケット型WiFiのルーター端末に不具合が生じていると感じたら、契約先のプロバイダにまずは連絡してください。
多くのプロバイダでは端末に対する補償サービスの加入を勧められるため、もし加入していたら端末を無償あるいは一部負担で交換してくれる場合があります。
完全に速度制限にかからないポケット型WiFiはある?
現在は、完全無制限で使えるポケット型WiFiはありません。しかし、かつては完全に速度制限にかかることのないポケット型WiFiがありました。
それが「どんなときもWiFi」で、携帯キャリアの大手3社であるドコモ、au、ソフトバンクの回線を利用できる「クラウドSIM」という技術を使ったサービスで、完全無制限のポケット型WiFiを実現しました。
CMの効果も相まって利用者は急激に増加したのですが、2020年2月頃になると回線を過剰に利用するユーザーが増えてきて、やがて回線がパンクしたことで通信障害が発生するようになり、速度制限がかかったかのように通信速度が遅いと訴えるユーザーが増えました。
ポケット型WiFiの速度を上げるにはどうしたらいい?
ポケット型WiFiの速度を上げるには、通信速度の低下を引き起こす原因を解決するか、別のアプローチの仕方で通信速度を上げていくかの2パターンが考えられます。
通信速度の低下は、今回紹介した8つの原因の中から、どの原因によって生じているものなのかを特定して、それに合った対処法を講じてみてください。
それでも難しい場合は、通信速度の低下を解決するというより通信速度を上げる方にフォーカスして、パラボラアンテナを自作するといったできる限り電波を端末に集めやすい方法を試してみてください。
まとめ:ポケット型WiFiが遅い場合は原因を見つけよう
ポケット型WiFiが遅いと感じたら、まずはポケット型WiFiが遅い原因を特定し、それに合った対処法を試してみてください。
パラボラアンテナを自作して通信速度を上げる方法もありますが、必ずしも成功するものではありません。通信速度が遅くなっている原因を知って改善した方が確実性が高いです。
通信速度の低下を改善する方法も通信速度を上げる方法もどちらも試してみて、改善の見込みがなかった場合は、契約したプロバイダに連絡してください。
契約時に端末の補償サービスに加入したり、自動的にそういったサービスを受けられるようになっているプロバイダがほとんどなので、すぐに端末の交換に対応してくれる場合が多いです。
ただ、その際はプロバイダによってお金がかかったり、端末交換の条件に当てはまる不具合の内容ではない可能性もあるので、よく確認した上でプロバイダに連絡した方がいいです。
端末交換も厳しいとなれば、思い切ってプロバイダを乗り換えるのも1つの有効な手段です。
契約期間中に解約すると解約違約金がかかるところも多いですが、中には乗り換え違約金負担をもらえるプロバイダがあったり、そもそも契約期間のないプロバイダもあったりするので、なるべく負担のない方法で乗り換えも検討してみてください。
ポケット型WiFiの乗り換えなら縛りなしWiFiがおすすめ
もしプロバイダの乗り換えを検討する際は、縛りなしWiFiをおすすめします。
縛りなしWiFiは契約期間がないプランを選択することで、もしWiFiを使ってて不満を感じたとしても余計なコストがかかることなく乗り換えができます。
さらに、月額料金が5ヶ月間割引になるキャンペーンも実施しているので、大容量の90GBプランが4,000円もかからずに利用できるので、かなりお得なポケット型WiFiです。
通信速度はWiMAXよりも劣ってしまいますが、それでも周囲の環境が電波に大きな影響を与えていない限りは、高画質で動画を視聴するのに必要な通信速度は維持できるので、縛りなしWiFiは通信量をあまり気にせず安い値段でインターネットを利用したい方にかなりおすすめです。