生活をする上でなくてはならないと言っても過言ではない「インターネット回線」ですが、引っ越すことになった、出張で一時的に別の場所に住むことになったなど、生活環境が変われば新たに契約し直すケースがあります。
「インターネット回線を利用したい」と思っても、色々な会社や代理店、電気屋さんなどでたくさんの種類を提供しているので、何を選べばよいか分からないのではないでしょうか。
そこで、本記事では、インターネット回線に関する情報をまとめました。インターネット回線の種類はもちろんのこと、種類ごとのおすすめ会社や、インターネット回線を選ぶポイントも紹介します。
・インターネット回線の種類が分かる
・インターネット回線の選び方が分かる
・インターネット回線の種類ごとのおすすめ事業社が分かる
インターネット回線でおすすめなのはどのような回線?
光回線:大容量高速通信向け
ポケット型Wi-Fi:家でも外でも利用したい人向け
ホームルーター:工事が出来ない住居に住んでいる人向け
インターネット回線といっても、大きく分けると3種類の回線が存在します。3種類の回線とは、「光回線」「ポケット型Wi-Fi」「ホームルーター」です。
3種類の回線は、それぞれ特徴が異なり、それぞれの回線を選ぶメリットとデメリットが存在します。そこで、おすすめの会社を紹介する前に、それぞれの回線の特徴を紹介します。

光回線、ポケット型Wi-Fi、ホームルーターの違いを理解しましょう!
光回線:大容量高速通信向け
最初に紹介する回線は、光回線です。光回線とは、「光ファイバー」をつかったインターネット回線です。日本全国で張り巡らされている光ファイバーを自宅やマンションまで引っ張ります。
光回線の特徴は、他のポケット型Wi-Fiやホームルーターと異なり、「有線」回線で利用する点です。光回線のメリットは大きく2点あります。
1点目は通信速度です。ポケット型Wi-Fiやホームルーターに比べて、最大通信速度が速いという特徴があります。
また、「光ファイバー」の性質が電磁波などの影響が受けづらい性質があるため、他の回線インターネット回線よりも安定しているという特徴もあります。
一部のポケット型Wi-Fiでは、最大通信速度自体は光回線よりも上回っていることもありますが、実際の通信速度で考えると光回線は「速く」て「安定している」点がメリットです。
また、光回線の場合は、利用できるデータ容量に限りがありません。そのため、光回線は、大容量で高速通信したい場合に一番おすすめできるインターネット回線です。
光回線のデメリットは、利用開始までに時間がかかる点です。時間がかかる理由は、光ファイバーを自宅に引っ張るための工事が必要になるからです。光ファイバーの工事費は、基本的には有償です。
また、引っ越しなどが発生した場合は、引越し先で改めて契約する必要があります。そのため、引っ越しが頻繁に行われる場合などは、工事費などの諸経費がたくさん発生する可能性があります。
ポケット型Wi-Fi:家でも外でも利用したい人向け
ポケット型Wi-Fiは、持ち運び可能なポケット型Wi-Fiルーターを使ったインターネット回線です。そのため、自宅だけではなく、外出先でもインターネット回線が利用できます。
ポケット型Wi-Fiは「無線」で利用するインターネット回線です。具体的には、NTT Docomoやau、SoftBank、楽天といったキャリア回線や、WiMAX回線というポケット型Wi-Fi用の回線のいずれかの回線を利用します。
ポケット型Wi-Fiのメリットは、ポケット型Wi-Fi契約後、光回線よりも短い期間で利用開始できる点です。ほとんどの場合、ポケット型Wi-Fiルーターはレンタル利用で、ポケット型Wi-Fiの契約会社から送付されます。
その後、ポケット型Wi-Fiルーターが自宅に届けばすぐにインターネット利用が可能です。会社によっては、契約した当日にポケット型Wi-Fiルーターを送付し、翌日には届くというケースもめずらしくありません。
もう1つのメリットは、電波が届く場所であれば、どんな場所でもインターネット回線利用できる点です。ポケット型Wi-Fiをうまく活用することができれば、携帯電話のモバイルデータ通信の利用を抑えることができ、携帯電話料金を下げることができるかもしれません。
デメリットは、回線の繋がりやすさに左右される点です。ポケット型Wi-Fiルーターはキャリア回線やWiMAX回線を利用するので、回線が入らない場所ではもちろん使えません。場所によっては、回線自体は入るものの、電波が不安定というケースもあります。
もう1点が、インターネット回線のデータ利用量に制限がある点です。ポケット型Wi-Fiには、「データ無制限」と表記されている回線もあります。しかし、実際には○○GB以上利用した場合は通信速度が抑えられます、といった注意書きが記載されていることがほとんどです。
ホームルーター:工事が出来ない住居に住んでいる人向け
ホームルーターは、光回線とポケット型Wi-Fiの間の性質をもったインターネット回線です。ホームルーターの回線は、ポケット型Wi-Fiと同じく無線の回線です。ポケット型Wi-Fiルーターよりは少し大きめのホームルーターを自宅に設置します。
ホームルーターとポケット型Wi-Fiルーターの違いは、バッテリーが搭載されているかどうかです。ホームルーターにはバッテリーが搭載されておらず、コンセントを使って利用します。
通信速度については、光回線よりは通信速度が遅く、ポケット型Wi-Fiと同等もしくは速い特徴があります。安定性については、光回線よりも安定性は悪く、ポケット型Wi-Fiと比べた場合は設置場所が安定しているので、安定性は良いです。
ホームルーターのメリットは、契約後、契約会社からホームルーターが届けばすぐに利用できます。キャリアショップなどで契約し、その場でホームルーターを持ち帰ることができれば、契約当日に利用開始できる場合もあります。
ホームルーターで使えるデータ容量は、例えばデータ利用量が他のユーザーよりもはるかにたくさんのデータ量を使うといった制限がかかる場合があるのですが、基本的にはデータ容量の制限なく利用できます。
また、ホームルーターは、一度登録した場所以外で利用することができません。もしも別の場所で利用したい場合は、利用する場所の住所変更を行うといった手続きが必要です。
ホームルーターを選択するのであれば、例えば賃貸アパートで光回線の開通工事ができないなど、光回線工事ができない場所で利用したい場合がおすすめです。
インターネット回線でおすすめな回線は何を基準に選ぶべき?
高速大容量通信を行うかどうか
家の中以外の利用用途があるか
利用する環境が戸建てかマンションか
光回線、ポケット型Wi-Fi、ホームルーターの基本的な特徴を理解していただいた後は、インターネット回線の選び方を紹介します。
どんなインターネット回線かを選べばよいかは、あなたの環境で決まります。例えばあなたが持ち家を購入し、今後はずっと住み続ける、家族も増えるということであれば、光回線がおすすめです。
一方で、一人暮らしで自宅ではあまりインターネット回線を利用しないが、出先などでも使う可能性があるのであれば、ポケット型Wi-Fiがおすすめになります。
そのなかでも、ポイントを3点紹介します。

インターネット回線の選び方を教えてください!

インターネット回線は、あなたが住んでいる場所と利用用途から選ぶことがおすすめ!
高速大容量通信を行うかどうか
1つ目のポイントは、高速大容量通信を行うかどうかです。高速大容量通信とは、例えば動画や写真といった大容量として挙げられやすいものをインターネット利用で行うかどうかです。
特に動画の場合、YouTubeなどの動画投稿サイトに加えてNETFLIXやAbemaTV、Amazon Prime Videoなど動画配信サイトも増えています。HD画質で1時間の動画を見た場合、最大3GBのデータ容量を消費します。
1日で3GB消費とはいかなくても、1ヶ月で5GB以上利用するのであれば、ポケット型Wi-Fi以外の光回線やホームルーターがおすすめです。
家の中以外の利用用途があるか
インターネット回線を外に持ち出す可能性がある場合は、ポケット型Wi-Fiがおすすめです。ただし、スマートフォンを利用している場合、テザリングという方法を使うことで対応できる場合があります。
テザリングとは、お手元にあるスマートフォンをポケット型Wi-Fiルーターのように利用する方法です。メリットとしてはスマートフォンで利用するので、ポケット型Wi-Fiを別途契約する必要がない点です。
デメリットはスマートフォンのデータ容量を消費してしまうため、大容量プランでなければ通信速度制限にかかる可能性がある点です。そのため、基本的にはインターネット回線を外に持ち出すことはなく、たまに利用する
くらいであればテザリングでも問題ありません。
しかし、日常的に家の中以外でインターネット回線を利用する場合は、ポケット型Wi-Fiを契約していた方が金銭的にもデータ容量的にもストレスなく利用できます。
利用する環境が戸建てかマンションか
最後のポイントは、利用する環境です。利用する環境が戸建てかマンションかで変わります。戸建ての場合は当然ながら光回線が一番おすすめです。しかし、マンションで利用する場合は気をつけるポイントがあります。
マンションでホームルーターもしくはポケット型Wi-Fiを利用する場合は、特に注意点はありません。光ファイバーの開通工事などがないので、問題なく利用可能です。
しかし、マンションで光回線を利用したい場合は、光回線の開通工事ができない場合があります。条件はいくつかありますが、光回線の開通工事ができない場合は、ホームルーターかポケット型Wi-Fiを選択せざるを得ません。
もう1つの問題が、マンションタイプの光回線です。マンションタイプの光回線は、マンションに住んでいる人全員で1つの光回線を利用します。そのため、周りの住人が利用するインターネット回線のデータ容量が多かった場合、快適に利用できない場合があります。
マンションタイプの光回線の場合、環境的に問題なく利用できるかどうかは、実際に利用してみないと分からないので、実際に利用してみて、使い勝手が悪い場合はホームルーターなどを検討することをおすすめします。
インターネット回線のおすすめ比較表
最初に、今回紹介するインターネット回線の比較表を紹介します。
名前 | 回線タイプ | 月額料金 | 最大通信速度 | 初期費用 | キャンペーン | 契約期間 |
NURO光 | 光回線 | 5,200円※NURO光G2Tプラン | 下り最大2Gbps | 契約事務手数料3,300円 工事費実質無料 | 月額料金1年間ずっと980円 | 3年更新 |
Softbank光 | 光回線 | 5,720円 | 下り最大1Gbps | 契約事務手数料3,300円 工事費実質無料 | 他社からのりかえた場合の違約金・撤去工事費を満額還元 | 2年更新 |
au光 | 光回線 | 5,610円※ずっとギガ得プラン | 下り最大1Gbps | 事務手数料3,300円 工事費41,250円※割引あり | auスマートバリュー | 3年更新 |
BIGLOBE光 | 光回線 | 5,478円 | 下り最大1Gbps | 契約事務手数料3,300円 工事費実質無料 | キャッシュバック | 3年更新 |
Docomo光(ドコモ光)光回線 | 光回線回線 | 5,720円※1ギガ タイプA | 下り最大1Gbps | 契約事務手数料3,300円 工事費19,800円 | ドコモ光セット割 | 2年契約 |
ドコモ home 5G | ホームルーター | 4,950円 | 下り最大4.2Gbps※5G地域 | 契約事務手数料3,300円 端末代金実質無料 | なし | なし |
So-net光(ソネット光) | 光回線 | 6,138円 | 下り最大1Gbps | 契約事務手数料3,300円 工事費実質無料 | 60,000円キャッシュバックキャンペーン | 3年更新 |
eo光 | 光回線 | 5,448円※1ギガコース | 下り最大1Gbps | 契約事務手数料3,300円 工事費実質無料 | eo光暮らしスタート割 | 2年※2年以降は解約手数料なし |
@nifty光 | 光回線 | 5,720円※3年プランの場合 | 下り最大1Gbps | 契約事務手数料2,200円 工事費実質無料 | 最大30,000円キャッシュバック | 3年更新 |
モバコレエアー | ホームルーター | 5,368円 | 下り最大612Mbps | 契約事務手数料3,300円 端末代金実質無料 | モバレコAir限定月額キャッシュバック | なし |
ヨドバシWiMAX | ポケット型Wi-Fi | 4,268円 | 下り最大2.7Gbps※端末によって異なる | 契約事務手数料3,300円 端末代金21,780円 | auプラスエリアオプション無料 | 3年更新 |
GMOとくとくBB | ポケット型Wi-Fi | 4,708円 | 下り最大2.7Gbps※端末によって異なる | 契約事務手数料3,300円 端末代金0円 | 2年間月額1,144円割引 | 3年更新 |
Broad WiMAX | ポケット型Wi-Fi | 4,708円※ギガ放題プラスDX(3年)の場合 | 下り最大2.7Gbps※端末によって異なる | 契約事務手数料3,300円 端末代金21,780円 | 初期費用0円のWEB割キャンペーン | 3年更新 |
インターネット回線でおすすめの速度の速い回線は?
はじめに、通信速度が速い回線を紹介します。インターネット回線においては、通信速度が速い方が利用しやすいという特徴があります。その中でも、インターネット回線を使ったゲームを行う場合や大容量のデータを扱う場合に特に影響を受けやすい特徴があります。

インターネット回線の速度って重要ですか?

インターネット回線は、安定して速い回線を選ぶことをおすすめします!
Fon光:下り平均速度は約500Mbps
画像引用:fon光
最初に紹介したい回線は、fon光です。fon光の最大のポイントは、通信速度が下り最大2Gbpsと、NURO光と同等の通信速度で利用できる点です。ただし、インターネット回線はいつでも最大速度で利用できず、利用状況に応じて通信速度が変わります。
fon光の平均通信速度は500Mbps程度です。一般的な光回線の平均通信速度は150Mbps~200Mbps程度のため、fon光で利用する場合は、他の光回線で利用可能な速度の倍以上の速度で利用可能です。
fon光の通信速度が速い理由は、NURO光と同じ回線を利用しているからです。そのため、通信速度以外にも、通信エリアや平均通信速度はNURO光と同等です。
その上で、fon光の場合はNURO光よりも基本料金が安いので、長期間利用するのであれば、NURO光よりもおすすめです。
NURO光:下り平均速度は約505Mbps
画像引用:NURO光
次に紹介する回線は、NURO光です。NURO光の回線のみ、下り最大2Gbpsの回線が利用できます。NURO光の平均通信速度はfon光とほぼ同じ程度ですが、NURO光の方が約505Mbpsと、少しだけ速いのが特徴です。
その上で、NURO光を利用する場合、契約してから1年間までは、月額料金が980円と破格の料金で利用できます。そのため、引っ越す可能性はあるものの、短期間での引っ越しはほとんどなく、3年間は利用できるのであればNURO光がおすすめです。
しかし、NURO光とfon光には弱点があります。NURO光の回線は、他の回線とは異なり、日本の中でも一部の場所でしか利用できません。そのため、NURO光(fon光)を利用する場合は、あなたが住む場所が通信エリアかどうかを必ず確認する必要があります。

SoftBank光(ソフトバンク光)下り平均速度は約311Mbps
画像引用:SoftBank光
Softbank光は、光コラボレーションモデルというNTT回線を利用した光回線を提供しています。光コラボレーションとは、NTT回線を別の会社が間に入り、独自サービスを提供した光回線のことです。
Softbank光の場合は、フレッツ光というNTT回線を契約するよりも安い料金で利用できます。また、SoftBankスマホやY!mobileスマホを利用している場合はスマホ料金が割引されるなどのサービスを提供しています。
通信速度は平均すると311Mbpsと、NURO光よりは遅いものの、問題なく利用できる速度です。そのため、特にSoftbankスマホやY!mobileスマホを利用しているのであれば、スマホ料金も安くなるのでおすすめです。
インターネット回線でおすすめの戸建て向け回線は?
BIGLOBE光(ビッグローブ光):高額キャッシュバックが受けられる
docomo光(ドコモ光):docomoユーザーなら更にお得
ドコモ home 5G:5G回線が利用できる場所であれば通信速度は光回線以上
次に、戸建て向け回線でおすすめしたいインターネット回線を紹介します。紹介する回線はすべて光回線のため、通信速度的にも150~200Mbpsと問題ありません。

戸建ての場合は工事ができるので光回線がおすすめです!
au光:auスマホとのセット割りが可能
画像引用:au光
au光のポイントは、auスマホやUQ mobileとセットで契約することで、「auスマートバリュー」という割引により、スマホ料金がやすくなります。契約プランによっても異なりますが、1台あたり、毎月550円~1,100円が割引になります。
ただし、auスマートバリューを利用する場合は、光回線+光電話(月額550円)で申込む必要があります。
もう1点のポイントはau光が独自の光回線という点です。そのため、光コラボで対応している光回線よりもユーザー数が少ないため、場所によっては回線が安定しています。
au光の弱点は、光コラボでないため、残念ながら日本国内でも一部のエリアでは利用できません。中部地方の静岡、愛知、岐阜、三重と、関西地方の大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山と、沖縄が利用できませんので注意が必要です。

BIGLOBE光(ビッグローブ光):高額キャッシュバックが受けられる
画像引用:BIGLOBE光
BIGLOBE光は光コラボで提供しているため、日本国内のほぼすべての場所で利用可能です。また、光コラボのため、通信速度は安定しています。
BIGLOBE光のおすすめポイントは、40,000円のキャッシュバックキャンペーンです。また、工事費も実質無料のため、実質的な料金面では、戸建ての中でも最安クラスです。
また、auスマホやUQ mobileを利用しているユーザーがBIGLOBE光とBIGLOBE光電話を契約した場合は、auスマートバリューを適用することも可能です。
docomo光(ドコモ光):docomoユーザーなら更にお得
画像引用:docomo光
docomo光はSoftbank光やBIGLOBE光と同様に、光コラボで提供している光回線のため、回線品質は問題ありません。
docomo光は、その名の通りNTT Docomoが提供している光回線のため、NTT docomoのスマホを利用している場合はドコモ光セット割という割引により、スマホ料金が割引になります。
割引料金は、1台あたり最大1,100円で、主回線から三親等以内の家族であれば誰でも、20回線まで家族として登録できるため、最大で携帯料金が毎月22,000円引きになります。
ドコモ光セット割は、auスマートバリューとは異なり、光電話の契約は不要です。そのため、NTT docomoのスマートフォンを利用している場合はdocomo光がおすすめです。
ドコモ home 5G:5G回線が利用できる場所であれば通信速度は光回線以上
画像引用:ドコモhome5G
ドコモ home 5Gは、最新の5G回線を利用したホームルーターです。5G回線が利用できる場所であれば、通信速度が最大4.2Gbpsと他のインターネット回線を圧倒しています。
しかしながら、2021年12月時点ではほとんどの場所で5G回線が利用できないため、実際には4G回線で利用することがほとんどです。ドコモ home 5Gは、4G回線でも1.7Gbpsの通信速度で利用できるので、通信速度的には他のインターネット回線と比べてひけを取りません。
戸建ての場合は光回線を引くケースが多いものの、もしも5G回線が利用できるのであれば、通信速度が光回線以上のドコモ home 5Gも検討してみてはいかがでしょうか。
インターネット回線でおすすめのマンション回線は?
光回線には、戸建て回線とマンション回線という2種類の回線が提供されています。戸建て回線は、文字通り戸建てごとに光ファイバーを引くため、回線を専有できます。
マンション回線は、マンションに光ファイバーを引き、マンションで利用する住人で分け合う利用方法です。そのため、戸建て回線よりも料金が安いのが特徴です。

マンションタイプの光回線の評判はどうですか?

問題ないと思うけど、もしも回線を専有したいならホームルーターも検討しよう!
So-net光(ソネット光):実質料金なら最安水準
画像引用:So-net光
契約プラン | 月額料金 | 最大通信速度 | 初期費用 | キャンペーン | 契約期間 |
マンションプラン | 4,928円 | 下り最大1Gbps | 契約事務手数料3,300円 工事費実質無料 | 60,000円キャッシュバックキャンペーン | 3年更新 |
So-net光の最大の特徴は、60,000円キャッシュバックです。そのため、3年間利用した場合の実質料金は、4,928円-1,666円=3,262円と、他のマンションタイプの光回線料金と比べた場合、日本最安水準の価格で利用できます。
また、So-net光とSo-net光電話に契約した場合は、auスマートバリューが適用できます。auスマホもしくはUQ Mobileのスマホを利用している場合は、So-net光電話に加入した方がお得です。
So-net光は光コラボで提供している回線のため、ほぼ日本全国で利用可能です。
eo光:関西エリアならほぼ一択
画像引用:eo光
次に紹介するのは、eo光です。eo光は、関西地区で展開されている光回線です。まずはeo光マンションタイプの基本スペックを紹介します。
契約プラン | 月額料金 | 最大通信速度 | 初期費用 | キャンペーン | 契約期間 |
マンションプラン | 3,436円※VDSL方式、モデム買取プラン | 下り最大100Mbps | 17,914円※契約事務手数料、標準工事費、VDSLモデム代 | eo光暮らしスタート割 | 2年※2年以降は解約手数料なし |
eo光の特徴は、安さです。先程紹介したSo-net光は、3年間の料金では実質一番安い料金です。しかし、eo光は3年以降も3,436円で利用できるため、長く使えば長く使うほどお得に利用できる光回線です。
ただし、eo光の提供エリアは大阪、兵庫、京都、和歌山、奈良、滋賀、福井の関西エリアに限られます。そのため、関西エリア以外の方は他の回線を選択しましょう。
@nifty光:新規でも乗り換えでもお得に使える
画像引用:@nifty光
@nifty光もおすすめしたい光回線です。@nifty光マンションタイプの基本スペックは以下の通りです。
契約プラン | 月額料金 | 最大通信速度 | 初期費用 | キャンペーン | 契約期間 |
マンションプラン | 4,378円※3年プランの場合 | 下り最大1Gbps | 契約事務手数料2,200円 工事費実質無料 | 最大30,000円キャッシュバック | 3年更新 |
@nifty光のマンションタイプは、新規契約時と他の光コラボ利用時の乗り換え時でキャンペーン内容が異なります。新規契約の場合は、キャッシュバックが最大30,000円に対し、乗り換え時はキャッシュバックが最大27,000円です。
ただし、他の光コラボから乗り換えた場合は、初期費用や工事費がかからないことに加えて、3年契約で契約した場合、契約してから3年間は、毎月の基本料金から110円割引(合計3,960円割引)されるため、実質的な割引額は新規契約とほとんど変わりません。
また、@nifty光と@nifty光電話を組み合わせた場合、auスマートバリューも適用可能です。auスマホやUQ mobileスマホを利用している場合は、光電話もセットで契約することをおすすめします。
モバレコAir:割引やキャンペーンを併用することで初期投資を抑えられる
画像引用:モバレコAir
モバレコエアーとは、株式会社グッド・ラックとSoftBank Airのコラボ商品です。SoftBank Airではなくモバレコエアーをおすすめする理由は、SoftBank Airと同じ製品でありながら、SoftBank Airよりも安い料金で利用できるサービスです。
通信速度は他のインターネット回線と比べてしまうと遅いものの、普通に利用するのであれば問題ない速度で利用できます。また、最大26,580円のキャッシュバックも実施しているので、SoftBank Airを利用したいのであればモバレコエアーを契約することをおすすめします。
インターネット回線でおすすめの外でも使える回線は?
ヨドバシWiMAX:ヨドバシカメラのキャンペーン利用でよりお得に
GMOとくとくBB:最短即日発送、早ければ翌日には利用可能
Broad WiMAX:Broad WiMAX:5Gに対応でサクサク動く
最後は、外でも使えるインターネット回線のおすすめを紹介します。外で利用できるインターネット回線はポケット型Wi-Fiのため、ポケット型Wi-Fiの中でもおすすめの回線を紹介します。
今回紹介する3つの回線は、すべてWiMAXの5G回線です。そのため、通信エリアや通信環境は3社ともに共通となります。WiMAXを紹介する理由は、WiMAX以外の回線と比べて通信速度が速く、最大の通信速度が光回線と同等の速度だからです。

ポケット型Wi-FiはWiMAX回線が安定です!
ヨドバシWiMAX:ヨドバシカメラのキャンペーン利用でよりお得に
画像引用:ヨドバシWiMAX
まず紹介するポケット型Wi-Fiサービスは、ヨドバシWiMAXです。ヨドバシWiMAXの特徴は、他の2社にくらべて基本料金が安い点です。
とくに3年以上利用する場合は他の2社に比べても安く利用できるため、ポケット型Wi-Fiを3年以上利用するのであれば、ヨドバシWiMAXが一番のおすすめです。
GMOとくとくBB:最短即日発送、早ければ翌日には利用可能
画像引用:GMOとくとくBB
GMOとくとくBBのモバイルWiMAXの特徴は、契約した日にポケット型Wi-Fiルーターを発送してくれる点です。そのため、早ければ翌日からポケット型Wi-Fiが利用できます。
料金面では、契約から2年間の間は4,158円、それ以降は4,708円で利用可能です。また、端末代も0円のため、3年間だけ利用するのであれば、ヨドバシWiMAXとほぼ同じ料金で利用可能です。
GMOとくとくBBのWiMAXプランでは、auスマートバリューが適用できます。WiMAXには光電話がないので、WiMAXを利用するだけで適用可能です。
Broad WiMAX:Broad WiMAX:5Gに対応でサクサク動く
画像引用:Broad WiMAX
Broad WiMAX回線は、GMOとくとくBBと特徴が似ています。Broad WiMAXもWiMAX5Gが利用できるため、インターネット回線がサクサク利用できます。
Broad WiMAX回線が他のWiMAXと違う点は、支払い方法に口座振替があることです。ただし、口座振替を利用した場合は、初期費用0円のWEB割キャンペーンが適用されないため、注意が必要です。
Broad WiMAXでも、auスマートバリューが適用できます。そのため、auスマホやUQ mobileを利用している場合は積極的に活用しましょう。
インターネット回線のおすすめに関するよくある質問は?
自宅に工事が不要なおすすめ回線はある?
自宅でインターネット回線を楽しむだけだったらどの回線がおすすめ?
ゲームをする上で最強の回線は?
次に、インターネット回線に関するよくある質問をまとめました。

いろいろおすすめを紹介されたけど、まだ疑問があります!

疑問があるのは当然ですので、ぜひまとめた内容で解消してください!
自宅に工事が不要なおすすめ回線はある?
自宅に工事が不要なおすすめ回線は、ホームルーターもしくはポケット型Wi-Fiです。インターネット回線を自宅のみで利用する場合はホームルーターを、自宅の外でもインターネット回線を利用したい場合はポケット型Wi-Fiがおすすめです。
ただし、ホームルーターは、2021年12月現在では「ドコモのホームルーターhome 5G」か「ソフトバンクエアー」の2種類しかありません。WiMAXには、ホームルータータイプのルーターも提供しているものの、ホームルーターを選ぶのであれば、ドコモ、ソフトバンクから選択しましょう。
自宅でインターネット回線を楽しむだけだったらどの回線がおすすめ?
自宅でインターネットを楽しむのであれば、光回線もしくはホームルーターがおすすめです。工事ができないマンションタイプであればホームルーターを、工事が可能であれば光回線を選択することをおすすめします。
ゲームをする上で最強の回線は?
ゲームをする場合は、通信速度や通信環境が良い方が快適に利用できます。そのため、光回線が最強の回線です。光回線の中でも、通信速度が速いfon光やNURO光、Softbank光が最強です。
インターネット回線のおすすめは速度を重視しているものを選ぼう
インターネット回線の種類、選び方、おすすめ回線を紹介しました。最後になりますが、光回線やポケット型Wi-Fiルーターは、いろいろな会社や代理店が提供しているため、料金面では優劣つけがたい部分もあります。
そういった場合は、通信速度が速い、もしくは通信速度が安定しているインターネット回線を選ぶことをおすすめします。通信速度が速い方が、通信速度が遅いよりもストレスなく利用できます。
そのため、同じような料金で同じようなスペックの回線から選ぶ場合は、通信速度が速い方を選ぶことで、契約後の失敗を減らすことが可能です。
本記事を参考に、あなたに合ったインターネット回線が選択できれば幸いです。
