固定回線とはそもそも何なの?固定回線は本当に必要なのかを徹底解説
「ポケット型WiFiやスマホがあるから固定回線なんていらない」と思っている人も多いでしょう。
しかし固定回線があれば、生活が更に充実します。
この記事では、固定回線のメリットとデメリット、固定回線がおすすめな人などを紹介します。
固定回線を契約するか悩んでいる人は参考にしてください。
・固定回線のメリットとデメリット
・固定回線がおすすめな人の特徴
・固定回線を引けない場合の対処法
固定回線とはそもそもなんなの?今更聞けない基礎情報
固定回線とは、屋内でのみ使用できるインターネットの回線のことです。
固定回線は電柱から自宅まで、物理的にケーブルを接続するインターネット回線で、ポケット型WiFiやルーターよりも、通信速度が早く安く使えるのが特徴です。物理的にケーブルを接続するので、通信環境が安定しやすくなります。
安定して使えるインターネット回線で、家族など複数人で生活する人はポケット型WiFiやルーターよりも、固定回線の方がおすすめです。
固定回線のメリットとは|利点と特徴
ポケット型WiFiやスマホが普及している現在「固定回線を使う意味ってあるの?」など、疑問を持つ人もいるでしょう。
ポケット型WiFiではなく、固定回線のメリットは多く使用することで生活がより快適になります。ここでは、固定回線のメリットを4つ紹介します。
通信環境が安定してストレスなく使える
固定回線は通信環境が安定しているので、ストレスを抱えることなく使用できるのが大きな強みです。
固定回線はケーブルで物理的に接続するインターネット回線です。安定感が高いのが特徴で、通信環境にストレスを感じることなく使用できます。
インターネットの回線にWiFiを契約している人も多いでしょう。WiFiは無線なので物理的にケーブルを引っ張らなくても使えますが、有線接続の固定回線と比較するとインターネット通信の安定感は劣ります。
通信環境が安定していないと、通信に遅延が起こるなどストレスの要因にもなります。
安定性が高い固定回線を使うと、通信の遅延も起こりにくいのでストレスなく快適にインターネットを使用できるでしょう。
高速大容量通信が無制限に可能になる
固定回線は物理的に接続されているため、ルーターなどと比較しても安定性が高く、容量の多いデータでも制限なく使用できます。容量の多いデータのやり取りが多いテレワークや家族と生活している場合、通信速度が遅く容量が少ないと、仕事や生活に支障をきたす可能性があります。
固定回線でありば、高速大容量通信が無制限なので仕事と生活どちらにも、問題なく利用できるでしょう。
テレワークや家族で生活している人など、複数人でネットを使う場合ルーターやWiFiだと、通信速度が遅くなる可能性もあります。そのような人たちは固定回線を使いましょう。
スマホとセットにした場合割引が受けれる場合がある
スマホとセットで契約した場合、割引が受けられる可能性があります。
多くの人が、固定回線の契約で気になるのが利用料金です。少しでも安く利用できた方が嬉しいですよね。
固定回線を契約する際、スマホと固定回線のセット割引が適用される場合があり、固定回線をよりお得に使用できます。特に注目なのが格安スマホと固定回線のセット割りです。元々安くスマホを使える格安スマホのプランに加えて、固定回線を同時に契約することによって、インターネット回線をよりお得に使用できます。
スマホとセットで契約できるプランは現在増えてきています。インターネット回線を少しでも安く使いたい人は、スマホとセットで固定回線の契約をおすすめします。
複数台端末を接続しても安定して使える
固定回線は複数台端末を接続しても、安定してインターネットを使用できます。
インターネット回線を利用していて「複数台接続すると通信が遅延する」という悩みを抱えたことはありませんか?
一人暮らしはまだしも、家族と一緒に暮らしている場合、自分だけではなくパートナーや子供も端末を使用することも多いでしょう。例えばWiFiやルーターなどは、持ち運びも楽で気軽に利用できますが複数台端末を接続すると接続が悪くなり、通信速度が遅くなる可能性があります。
固定回線は、複数台端末を接続しても安定して使用でき、通信速度が遅延することも少ないです。
家族など複数人で生活している人は、WiFiやルーターより固定回線を選びましょう。
固定回線のデメリットとは|検討前の注意点
固定回線のメリットを理解していただけたところで、続いては固定回線のデメリットです。
メリットだけではなく、デメリットも理解しておくことで、自分にあった回線を選べます。インターネットの回線選びは、気軽に交換できないので、事前にメリットとデメリットを理解しておく必要があります。
ここでは、固定回線のデメリットを3つ紹介します。
回線開通には工事がほぼ必須
固定回線は有線接続なので、物理的にケーブルを接続しなくてはいけません。そのため、回線開通の工事がほぼ必須であり1週間から2週間ほど工事を行います。しかし、住んでいる場所によって工事ができず、固定回線を使用できない可能性があります。
賃貸だと、入居時にWiFiが完備されていることが考えられます。その場合、新しく自分の部屋だけ回線開通の工事を行うのは困難でしょう。
また戸建でも、家から電柱までの距離が遠すぎるなど、物理的にケーブルを接続できない時は、固定回線の使用は難しいです。
固定回線を使うには、ほとんどの場合必要になるので自分の住んでいる家が工事可能か事前に確認しましょう。
引越しの際の移設手続きが面倒
固定回線を引越し先でも使う場合、移設手続きが大変に感じることもあります。
移設手続きでは、契約会社に連絡し新しい住所や工事の日程調整などを行いますが、新しい家が工事可能かなど確認しなくてはいけません。家によっては、工事ができず固定回線を継続できない可能性もあるので、工事の日程調整をする前の確認が必須です。
また、引越しに伴い利用料金の変動や移設工事費用やがかかる場合があります。契約会社によっては利用料金の変動もなく、移設工事費用がかからない場合もあるので、契約会社に連絡した際に各種料金について確認しましょう。
利用中の固定回線から乗り換える予定がない人は、引越し後できるだけ早く利用できるように、余裕を持って移設手続きを行いましょう。
自宅内でしか利用することができない
固定回線は自宅内でしか利用できず、持ち運べないのがデメリットです。
ポケット型WiFiやルーターは、気軽に持ち運べるので外出先でもインターネット回線を快適に利用できます。しかし、固定回線は工事によってケーブルを物理的に接続しているので、外出先に持ち運べないので自宅内でしか利用できません。
外出先でもインターネット回線が必要な人にとっては、自宅内でしか使えないのはかなり不便に感じるところでしょう。
自宅で過ごす時間が少ない人は、固定回線ではなく気軽に持ち運べるポケット型WiFiやルーターの方が、生活スタイルに合っています。
固定回線はテレワークやインドアな人など、自宅で過ごす時間が長い人にとっては最適です。
固定回線がおすすめな人とは?
固定回線がおすすめな人の特徴を紹介します。
人によっては固定回線をおすすめできない場合もあります。おすすめな人の特徴を知っていることで自分にあった回線を判断できるでしょう。
ここでは固定回線がおすすめな人の特徴を3つ紹介します。
自宅でデータ量を気にせず通信を行いたい人
固定回線は自宅でインターネットを使う機会が多く、データ量を気にしたくない人に最適です。
固定回線は無制限に大容量通信できます。テレワークや生活で容量の大きいデータを扱う人にとっては、無制限に大容量通信できると、容量のことを気にせず仕事により打ち込めるでしょう。
ポケット型WiFiなど月額の容量が決まっているインターネット回線は、容量の大きいデータのやり取りをしていると、いずれ容量の上限に達してしまいます。容量が上限に達すると、通信速度が遅延し快適にインターネットを利用できなくなります。
通信速度の遅延は、テレワークなどに悪影響を及ぼすのでできるだけ避けたいですよね。
データ量を気にせず通信したい人は、固定回線を使いましょう。
動画やゲームを快適に楽しみたい人
自宅で動画やゲームを快適に楽しみたい人は、固定回線がおすすめです。
自宅で動画やゲームを趣味として楽しんでいる人は多いのではないでしょうか。毎月何GBと容量に制限があるポケット型WiFiなどは、容量がすぐに限界を迎えてしまいます。
容量が限界に達すると、通信が遅延し低画質になり、画面が動かなくなります。このような状態は、動画やゲームに悪影響を与えるので、快適に楽しめなくなるでしょう。
固定回線は制限なくインターネットを使用できるので、いつでも快適に動画やゲームができます。
高速大容量通信が無制限で利用できる固定回線を契約し、いつでも動画やゲームを楽しめるようにしましょう。
自宅での同時接続台数が多い人
家族など複数人で生活をしている、同時接続台数が多い人に固定回線はおすすめです。
固定回線は端末を複数台接続していても、得に問題なく安定して使用できます。WiFiやルーターは種類によって、複数台接続すると通信速度が遅延する可能性があります。遅延すると、同居している全員の端末に悪影響が生じます。
一人暮らしの人であれば、WiFiやルーターでも十分に感じるでしょう。しかし、家族など複数人で生活していると、端末台数に加えて使用量も増えるため、WiFiやルーターでは快適にインターネットを利用できない可能性があります。
家族も端末を接続する人は、同時接続台数が多くても安定して使える固定回線の契約がおすすめです。
固定回線がおすすめできない人とは?
固定回線がおすすめできない人の特徴を紹介します。
固定回線をおすすめできない人は、生活スタイルや自宅の環境によって決まります。
ここでは、3点の特徴を紹介します。
屋外でもWiFi環境を使いたい人
固定回線は自宅でしか利用できません。屋外で仕事をする際、カフェなどでパソコンを使う人は、WiFiを持ち運べた方が便利でしょう。自宅内でしか使えない固定回線は、WiFi環境を屋外でも使いたい人には向いていません。
自宅で過ごす時間が短い人や、屋外でパソコンを使う人は、気軽に外に持ち運べるポケット型WiFiなどがおすすめです。
固定回線は、無制限で大容量通信できるので、自宅で過ごす時間が長い人や動画やゲームが趣味の人にとっては必要不可欠ですが、屋外で過ごす時間が多い人には向いていません。自分の生活を確認し本当に固定回線が必要か考えましょう。
自宅で固定回線を開設する工事できない人
2つ目の特徴は、自宅で固定回線を開設する故事ができない人です。
固定回線を使用するには、回線開通の工事が必要になります。どんな家でも回線開通の工事ができるわけではなく、家の場所や環境によっては工事できないので、固定回線を契約できない可能性があります。
例えば、入居しているマンションで既にWiFiが完備されている、自宅が電柱から遠くてケーブルが届かないなどの場合、回線開通の条件に当てはまりません。
固定回線を契約したいのにできないなど、トラブルが起きないように入居前の確認が大切です。
住んでいる家で回線開通の工事が可能か、マンションの大家さんなどに確認しましょう。
頻繁に引っ越しを行う人
業種や家族の都合によって、引っ越しを頻繁にしないといけない人もいるでしょう。
回線開通の工事は引っ越し先でも必要です。契約会社によっては、引っ越し先での工事費用を請求されることもあります。頻繁に引っ越さないといけない人は、毎度回線開通の工事をしないといけない上に、工事費用の請求される可能性もあるので、コスト面で損をする可能性が高いです。
頻繁に引っ越しをする人は、WiFiやルーターの使用がおすすめです。WiFiやルーターは工事が必要がなく、持ち運びも簡単です。気軽にインターネット回線を使えるので、頻繁に引っ越しをする人は、WiFiやルーターを契約し、引っ越し先でも使えるようにしましょう。
固定回線が引けない場合|工事ができないときの対処法とは
固定回線が引けない場合、工事ができないときの対処法を紹介します。
人によっては、固定回線が引けない場合もあるので対処法を理解していると、他の方法でインターネットを快適に使用できるでしょう。
ここでは、3つの対処法を紹介します。
WiMAXなどのポケット型WiFiの導入を比較検討する
1つ目がWiMAXなど、ポケット型WiFiの導入するための比較検討です。
ポケット型WiFiは「ポケット型WiFiルーター」と呼ばれる、気軽に持ち運べるインターネット回線です。ポケット型WiFiは、機能性が高く屋外にも持ち運べる上に、通信速度も早いのでオンライン会議はもちろん、YouTubeなどの動画視聴もできます。
屋外にも公共のWiFiや、カフェが無料で提供しているWiFiもありますが、セキュリティ面を考えるとポケット型WiFiをおすすめです。
ポケット型WiFiは自分専用のインターネット回線になります。公共のWiFiのようなセキュリティ面のリスクを気にすることなく安全に使用できるでしょう。
固定回線を引けない人は、屋外に持ち運べて安全に使用できるポケット型WiFiの導入を検討してみましょう。
ホームルーターを設置してみる
ホームルーターはソフトバンクが販売しています。ソフトバンクが販売している「SoftBankAir」は、使用量が無制限で工事も必要なくコンセントに差し込むだけで、簡単にインターネット回線を使用できるのが特徴です。通信速度も速いのでゲームや動画が趣味な人にもおすすめのホームルーターです。
また、ホームルーターは引っ越し先でも気軽に使用できるのもメリットです。例えば「SoftBankAir」を契約している人は、引っ越先の住所をソフトバンクに連絡する必要があります。
ソフトバンクに連絡して、引っ越し先にも回線が通っていれば問題なく使用できます。
工事する必要もなく、コンセントに差し込むだけ使えるので固定回線を使えない場合、ホームルーターの設置を検討しましょう。
スマホのテザリング機能を活用する
テザリング機能とは、スマホ本体をモバイルWiFiルーターとして利用する機能です。テザリングを利用するには、携帯を購入時にテザリングを使える契約内容にする必要があります。
テザリング機能は、場所問わずインターネット回線を使えるようになるメリットがありますが、容量に限度があるのがネックでしょう。毎月の使用容量を超えるとテザリングしても通信速度が遅くなるので、快適には使えなくなります。
ゲームや動画が趣味で、インターネット回線を頻繁に使う人には、容量が足りなくなる可能性があります。インターネット回線を頻繁に使わない人は、充分に容量が足りるでしょう。
固定回線に関するよくある質問とは?
ここでは固定回線に関するよくある質問に順番に回答していきます。
固定回線の契約を検討している人は参考にしてください。
固定回線が引けない場合のおすすめのポケット型WiFiは?
Broad WiMAXは業界最安級のポケット型WiFiです。下り最大2.7Gpsの高速回線で、ゲームや動画視聴も遅延なく快適に楽しめます。
月額料金1,067円〜で工事する必要もなく、屋外でも高速回線を利用できます。
全国主要都市の実人口99%をカバーしているので、地下鉄や空港など場所を問わず様々な場所で利用できます。利用エリアは公式HPからご確認ください。
プロバイダ名 | Broad WiMAX |
運営会社 | 株式会社 LinkLIFE |
キャンペーン | 12月1日〜終了未定 |
最大通信速度 | 2.7Gbps |
データ容量 | 制限なし |
月額料金 | 1,067円〜 |
初期費用 | 無料 |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
契約期間 | 2~3年間 |
契約解除料金 | 10450円〜20900円 |
固定回線が引けない場合のおすすめのホームルーターは?
おすすめホームルーターはWiMAX speed WiFi HOME 5G L12です。
WiMAX speed WiFi HOME 5G L12の通信速度は2.7Gpsで、高速通信を可能にしています。工事不要で、電源を入れるだけで使用できるため、誰もが簡単に使えます。
容量は15GBから無制限まで選べるので、自分がどれくらい通信料を使うかによって決めましょう。
プロバイダ名 | WiMAX speed WiFi HOME 5G L12 |
運営会社 | KDDI |
キャンペーン | 終了 |
最大通信速度 | 2.7Gps |
データ容量 | 15GB~無制限 |
月額料金 | 4818円 |
初期費用 | 21912円〜25212円 |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
契約期間 | 2年 |
契約解除料金 | 9500円 |
固定回線のおすすめはある?
fon光は下り最大2Gbps〜上り最大1Gbpsで、高速通信を可能にしておりつながりやすさも申し分ありません。
キャンペーンなどは行っていませんが、業界最安級の金額なのでお得にインターネット回線を利用できます。
プロバイダ名 | fon光 |
運営会社 | フォン・ジャパン株式会社 |
キャンペーン | なし |
最大通信速度 | 下り最大2Gbps〜上り最大1Gbps |
データ容量 | 無制限 |
月額料金 | 4378円 |
初期費用 | 3300円 |
支払い方法 | クレジットカード 口座振替 |
契約期間 | 2年 |
契約解除料金 | 21780円+工事の残債額 |
固定回線は用途をしっかりと考えてライフスタイルに合ったものを選ぼう
いかがでしたでしょうか?
ここまで固定回線のメリットとデメリット、固定回線がおすすめな人などを紹介しました。
固定回線は用途や自分のライフスタイルにあったものを選ぶ必要があります。固定回線の契約が難しい場合、ポケット型WiFiやホームルーターを利用しましょう。
自分のライフスタイルを確認して自分にあったインターネット回線を選びましょう。