ポケット型WiFiの解約方法は?13社にわけて徹底解剖
本記事では、ポケット型WiFiの違約金について紹介します。
「ポケット型WiFiを使っているけどほかのWiFiに変えたい」
「ポケット型WiFiの解約方法がよくわからない」
「解約するときにかかる費用っていくらかかるの?」
ポケット型WiFiの解約を考えている方のなかには、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
解約するときの手続きって、契約するときの何倍もややこしいですよね。
そんな方々のために、この記事では主要ポケット型WiFiそれぞれの解約方法をはじめ、解約時の注意点などをまとめました。
解約する月を間違えると、高額な解約金が発生しかねないポケット型WiFi。
この記事を読んで損をしない解約と、お得な乗り換え先のWiFiを選びましょう。
【この記事でわかること】
各ポケット型WiFiの解約方法と違約金
ポケット型WiFiのお得な解約方法
ポケット型WiFi解約後のおすすめ乗り換え先
※本記事で価格は全て税込み表記です。
【徹底検証】ポケット型WiFi各社の解約方法と違約金を解説
ポケット型WiFiの解約方法はプロバイダ会社によって異なります。
Webからの解約申請で完結する場合もあれば、ショップ店頭でしか解約できないことも。
まずは主要なポケット型WiFi、全12社それぞれの解約方法と違約金について解説します。
『auのポケット型WiFi』の解約方法
auのモバイルルーターの解約申請は店頭のみ。
auショップ・austyle・トヨタau取り扱い店にて解約できます。
電話やWeb上では手続きできないので注意しましょう。
スムーズな解約のためには、平日休日問わず来店予約が必要です。
予約なしでも解約できないことはありませんが、来店予約がないと行ったその日に解約できない場合があります。
【返却物】
なし
【解約手続きで必要なもの】
・印鑑
・本人確認書類
・端末
【違約金について】
解約申請 | 違約金 |
2年未満 | 10,450円 |
更新月 | 0円 |
上記以降更新月以外 | 10,450円 |
上記の違約金情報は2019年12月25日に新規受付終了した、「2年契約」での違約金です。
2019年12月25日以前に契約していた場合は新プラン「2年契約N」に切り替えることで、違約金10,450円ではなく1,100円で契約解除できるようになっています。
2019年12月26日以降に契約された方は「2年契約N」での違約金が適用されます。
「2年契約N」の解約金は1,100円です。
『Y!Mobileのポケット型WiFi』の解約方法
Y!Mobileのポケット型WiFiの場合は、WebもしくはY!Mobileショップにて解約申請できます。
おすすめは予約が不要で待ち時間なくすぐ解約できる、Web解約です。
利用規約に同意しMy Y!Mobileにログイン後、手続きを進められます。
受付は9:00~20:00となっているので、時間に注意しましょう。
不安な点がある場合は、時間がかかってしまいますが丁寧に案内してくれるY!Mobileショップでの解約となります。
ショップによって営業時間は異なるので、事前に確認して来店しましょう。
【返却物】
なし
【解約手続きで必要なもの】
・ログインIDとパスワード(Web上での解約)
・印鑑(ショップでの解約)
・本人確認書類(ショップでの解約)
・端末(ショップでの解約)
【違約金について】
契約種別 | 契約期間 | 違約金 |
さんねん | 3年 | 更新月以外:10,450円 |
3年ごと2ヶ月間の更新月:0円 | ||
バリューセット | 3年 | 3年間の契約月数に応じて、42,460円~11,660円 |
バリューセットライト | 3年 | 3年間の契約月数に応じて、28,545円~11,220円 |
引用:Pocket WiFiプラン2|その他の料金・割引|料金|Y!mobile – 格安SIM・スマホはワイモバ
こちらの違約金・プランは2019年9月30日までに契約された方が対象です。現在は受付終了しています。
2019年9月30日以前に契約していた方は下記の新プランに切り替えることで違約金の免除を受けることができます。
2019年10月1日以降に契約された方は「Pocket WiFiプラン2 ベーシック」という、契約期間の縛りがないプランです。
「Pocket WiFiプラン2 ベーシック」は違約金が発生しません。
『縛られないWiFi』の解約方法
縛られないWiFiの解約はWEB上とサービス提供元のお問合せ窓口で行えます。
端末に同梱されているヤマト運輸の返送用伝票を記入し、レンタル品を梱包する
翌3日までに届くよう、最寄りの郵便ポストへ投函する
【返却物】
端末
【解約手続きで必要なもの】
ご契約ID
端末製造番号
【違約金について】
縛られないコース:無料
1年おトクコース:12ヶ月以内は5,500円、13ヶ月目以降は無料
縛れないWiFiの「縛られないコース」は、いつ解約しても解約金は無料です。しかし、1年おトクコースの場合、12ヶ月以内の解約では解約金が発生するので注意しましょう。
『docomoのポケット型WiFi』の解約方法
docomoのモバイルルーターの解約は、Webもしくはドコモショップ店頭にて申請できます。
Webでの解約申請は24時間受付可能です。
ドコモショップ店頭で解約する場合、auの店頭解約と同様に来店予約をすることをおすすめします。
ほかのショップ同様、店舗によって営業時間も異なるため事前に確認していきましょう。
【返却物】
・なし
【解約手続きで必要なもの】
・dアカウント
・本人確認書類
・SIM
【違約金について】
docomoスマホと同じ
docomoはモバイルルーター専用プランを設けておらず、スマホと同様のプランとなっています。
ギガホ2・ギガライト2を定期契約ありで契約している場合、更新月以外での解約は1,100円の違約金が発生します。
『NEXT mobile』の解約方法
NEXT mobileの解約は、専用の申請フォームもしくは電話にて申請できます。
当月末までに解約したい場合は、当月20日までに電話で申請が必要です。
電話での申し込みは11:00~18:00の間となっています。
21日以降の解約申請はシステム上、翌月解約となるので1か月分余分に支払わなくてはならないことも。
解約日には十分注意して申請しましょう。
【返却物】
・端末
返却期限を過ぎると端末損害金として44000円がかかってしまうので、必ず期限までに返却しましょう。
【解約手続きで必要なもの】
・ログインIDとパスワード
【違約金について】
プラン名 | 違約金 |
NEXTmobile プラン29 NEXTmobile プラン38 | 0~26ヶ月目:32,450円 27ヶ月目:0円 28ヶ月目以降更新月以外:10,450円 28ヶ月目以降2年ごとの更新月:0円 |
上記以外 | 0~12ヶ月目:20,900円 13~24ヶ月目:15,400円 25ヶ月目:0円 26ヶ月目以降更新月以外:10,450円 2年ごとの更新月:0円 |
『GMOとくとくBB WiMAX2+』の解約方法
GMOとくとくBB WiMAX2+の解約は、BBnavi会員ページから申請可能です。
更新月での解約と更新月以外での解約では、手順が異なります。
更新月での解約はその他手続きから解約手続きを、更新月以外での解約はとくとくBBの退会からの解約手続きです。
当月に解約するには、その月の20日までに解約申請を行う必要があります。
【返却物】
なし
ただし不要の場合、端末を送ることで破棄できます。
【解約手続きで必要なもの】
・ログインIDとパスワード
【違約金について】
解約申請 | 違約金 |
24ヶ月以内 | 27,280円 |
25ヶ月目以降 | 10,450円 |
引用:【公式】GMO とくとくBB|WiMAX(ワイマックス)キャッシュバックキャンペーン
『JPWiMAX』の解約方法
JPWiMAXの解約は、電話もしくは問い合わせフォームから申請可能です。
申請後、JPWiMAXから折り返しの連絡があり手続きを行えます。
【返却物】
・24か月以内の解約の場合、端末の返却が必要
※24か月を超えると利用者の所有物となるので返却不要となります。
【違約金について】
解約申請 | 違約金 |
1年未満 | 33,000円 |
1年以上3年未満 | 27,500円 |
更新月 | 0円 |
上記以降更新月以外 | 10,450円 |
引用:【公式】JPWiMAX | WiMAX(ワイマックス)業界初のキャンペーン
『BIGLOBE WiMAX 2+』の解約方法
BIGLOBE WiMAX2+の解約の申請方法は、電話のみとなっています。
365日申請可能ですが受付時間は9:00~18:00、当日付の解約は16:30までです。
【返却物】
なし
【違約金について】
プラン名 | 契約期間 | 違約金 | |
ギガ放題(1年) | 1年 | 契約期間内の解約:1,100円 1年以上は0円 | |
Flat ツープラス Flat ツープラス ギガ放題 Flat ツープラス auスマホ割(2年) Flat ツープラス ギガ放題 auスマホ割(2年) | 2年 | 0~12ヶ月目:20,900円 13~23ヶ月目:15,400円 25ヶ月目以降更新月以外:10,450円 2年ごとの更新月:0円 | |
Flat ツープラス(3年) Flat ツープラス ギガ放題(3年) Flat ツープラス auスマホ割(3年) Flat ツープラス ギガ放題 auスマホ割(3年) | 3年 | 0~12ヶ月目:20,900円 13~24ヶ月目:15,400円 25~35ヶ月目:10,450円 37ヶ月目以降更新月以外:10,450円 3年ごとの更新月:0円 | |
Flat ツープラス auスマホ割(4年) | 4年 | 0~12ヶ月目:20,900円 13~24ヶ月目:15,400円 25~47ヶ月目:10,450円 49ヶ月目以降更新月以外:10,450円 4年ごとの更新月:0円 | |
引用:「BIGLOBE WiMAX 2+」解約手続き:BIGLOBE会員サポート
『Mugen WiFi』の解約方法
Mugen WiFiの解約は、問い合わせフォームから申請可能です。
Mugen WiFiより折り返しの連絡が入り、そちらで手続きできます。
【返却物】
・24か月以内の解約だと、端末返却が必要になります。
返却しない場合、違約金として1760円/月が契約月残数分必要です。
24か月以降の返却は必要ありません。
【違約金について】
解約申請 | 違約金 |
1年未満 | 9,900円 |
1~2年未満 | 5,500円 |
2年目以降 | 0円 |
引用:【Mugen WiFi】月額3,293円!業界最安級のWiFiルーター
『どこよりもWiFi』の解約方法
どこよりもWiFiの解約は専用フォームから申請できます。
しばりなしプランは解約申請した翌月末、しばりありプランは解約申請した月が解約月です。
端末の返却期間もプランによって異なるので、注意しましょう。
【返却物】
・端末
・ケーブル
・マニュアル
・箱
・20GBもしくは50GBプラン(JT101端末)を契約している場合、SIMカード
【違約金について】
プラン | 違約金 |
しばりなし | 0円 |
しばりあり | 10,450円(更新月は無料) |
『UQ WiMAX』の解約方法
UQ WiMAXをWebで申し込まれた方の解約申請は、電話のみとなっています。
Webや店頭での申請はできません。
家電量販店などで申し込まれた方は、店頭解約や別の問い合わせセンターからの解約となる場合があります。
その場合、Webでの解約申請が行えない可能性もあるので一度契約した屋号に問い合わせてみることをおすすめします。
【返却物】
なし
【違約金について】
プラン名 | 契約期間 | 違約金 |
Flat ツープラス(2年) Flat ツープラス ギガ放題(2年) | 2年 | 0~12ヶ月目:20,900円 13~24ヶ月目:15,400円 26ヶ月目以降更新月以外:10,450円 2年ごとの更新月:0円 |
Flat ツープラス(3年) Flat ツープラス ギガ放題(3年) | 3年 | 0~12ヶ月目:20,900円 13~24ヶ月目:15,400円 25~36ヶ月目:10,450円 38ヶ月目以降更新月以外:10,450円 3年ごとの更新月:0円 |
Flat ツープラス auスマホ割(4年) | 4年 | 0~12ヶ月目:20,900円 13~24ヶ月目:15,400円 25~48ヶ月目:10,450円 50ヶ月目以降更新月以外:10,450円 4年ごとの更新月:0円 |
引用:UQ Flatツープラス(4年/3年/2年)│超速モバイルネット WifiサービスはUQ WiMAX【公式】
上記のプランは2019年9月30日に新規受付終了しています。
2019年10月以降に契約された方はプラン・解約金改定が入り、解約金は1100円です。
『ZEUS WiFi』の解約方法
ZEUS WiFiの解約は、ZEUS WiFiのマイページから申請可能です。
解約の際は、申請した月の月末まで利用できます。
【返却物】
・端末
・箱
・USBケーブル
・取り扱い説明書
返却期限を過ぎた場合、また返却物に欠損・欠品があるときは損害金として19800円が発生します。
【違約金について】
解約時期 | 違約金 |
30日以内 | 0円 |
31日目~23ヶ月目 | 10,450円 |
24ヶ月目~25ヶ月目 | 0円 |
2年目以降更新月以外 | 10,450円 |
2年ごとの更新月 | 0円 |
引用:料金プラン| 月額の料金が安いモバイルWiFi|【公式】ZEUS WiFi
『縛りなしWiFi』の解約方法
縛りなしWiFiの解約は、問い合わせフォームから申請可能です。
申請後、折り返し連絡が入るので内容を確認し解約手続きを進められます。
縛りなしプランの場合、解約申請をした月の翌月末、縛っちゃうプランの場合20日までの解約で当月・21日~月末の解約で翌月末が解約月です。
【返却物】
・端末
・USBケーブル
・SIMカード
・オプションで借りていたらモバイルバッテリー
【違約金について】
プラン名 | 違約金 |
縛りなしプラン | 0円 |
3年縛っちゃうプラン | 12ヶ月未満:33,000円 12~35ヶ月:27,500円 3年ごとの更新月:0円 以降:10,450円 |
1年縛っちゃうプラン | 更新月:0円 更新月以外:5,500円 |
ポケット型WiFiをお得に解約する方法
ポケット型WiFiを契約するとき、解約する月や乗り換え先によってはお得に解約できます。
- 違約金がかからない「更新月」を狙う
違約金負担がある乗換先を選ぶ
違約金がかからない「更新月」を狙う
ポケット型WiFiを解約する際、更新月に解約すれば違約金がかからずに解約できます。
契約期間の縛りがある場合、契約満了月もしくは満了月を含む3か月間のことを更新月といいます。
この更新月での解約は違約金が発生しません。
プロバイダ会社によって異なりますが、更新月の期間は1か月~3か月程度です。
更新月を過ぎると、次の契約期間に自動更新されます。
更新されると、次の更新月までさらに数年かかってしまうので注意しましょう。
違約金負担がある乗換先を選ぶ
現在使っているポケット型WiFiから、別会社のモバイルルーターもしくは固定回線などに乗り換える際、違約金を負担してくれるプロバイダ会社があります。
人によっては違約金のほか、端末残債などあわせて数万円かかってしまう解約費用。
その全額もしくは一部をポイントなどでキャッシュバック、乗り換え先の月額料金から同額分を割り引くかたちで負担してくれます。
会社によっては最大10万円程負担してくれるところも。
ただし解約金負担のサポートを受けるためには、以下の点に注意しなくてはなりません。
- ・解約時にかかる費用は一度、利用者が全額支払わなければならない
- ・解約証明書の提出が必須
- ・同グループ内での費用負担はできない場合がある
- ・負担額には上限がある
例えばY!Mobileのポケット型WiFiからSoftBank光に乗り換える場合、同じSoftBankグループのため解約金負担は受けられません。
ポケット型WiFiを解約する際の注意点
ポケット型WiFiを解約する際、気を付けなければならない点は大きく分けて3つあります。
- ・更新月以外での解約
- ・解約月の月額料金
- ・端末残債
どれもお金が関わってくることなので、解約前にしっかりと確認することが必要です。
契約更新月以外での解約は違約金がかかる
契約期間の縛りがある場合どのプロバイダ会社でも、更新月以外での解約は違約金が発生します。
解約時期やプロバイダ会社によってことなりますが、違約金の額は安くて1000円、高いと20000円前後。
しかし契約期間の縛りがない場合、最低利用期間を過ぎれば違約金は発生しません。
利用期間が1か月以上であれば、いつ解約しても解約金は発生しません。
解約月の料金は日割りされない場合が多い
ポケット型WiFiを解約する場合、たとえ月途中の解約であっても解約月の料金は満額かかることがほとんどです。
端末代の残債があると一括で支払わないと行けない
端末を分割で購入している場合、残りの分割分を一括で支払わなくてはなりません。
ここで確認していただきたいのが、「何分割で購入したのか」。
よくあるのが端末の分割は36分割、契約期間は24か月のパターン。
25か月目の更新月で解約しても、11回分の端末残債が残っているのでこれを一括で支払う必要があります。
逆に端末残債がなくなった37か月目で解約しても、今度は契約期間中なので違約金が発生します。
解約金も分割金もない状態で解約するなら、48か月後。
プロバイダによっては端末の分割だけ残すこともできますが、必ず確認を取りましょう。
解約後に残った端末はどうすればいい?
端末を購入しているかレンタルしているかによって対応が異なります。
購入している場合、所有権は利用者に属するため返却義務はありません。
別プロバイダでモバイルルーターを再契約したいときは、端末に新たなSIMを挿せば再利用もできます。
使わないのであればフリマアプリなどで売却するのも可能です。
レンタルしているのであれば、期限までに返却しましょう。
期限を過ぎると延滞金がかかってしまうので、注意が必要です。
【失敗しない】乗り換え先のWiFiの選び方
モバイルルーターの解約後、別のWiFiの導入も検討しますよね。
モバイルルーターのほか、検討候補に入れたいのが固定回線とホームルーター。
WiFiの利用の仕方や重視するポイントによっては、モバイルルーターよりもお得に便利に使える場合もあります。
月に使う通信量はどのくらいか
あなたが月に使う通信量は動画視聴やオンラインゲームを楽しむために多いでしょうか、それともメールのやり取りやWeb閲覧など少ないでしょうか。
通信量が多いのであれば、固定回線がおすすめです。
無制限プランをうたっているモバイルルーターは、月60GBや100GBといったほぼ無制限で使えるだけで完全無制限というわけではありません。
また3日で10GB以上の利用で、通信速度の制限を設けているところがほとんどです。
しかし、固定回線は完全無制限で使えます。
※1日30GB以上利用すると制限が入る固定回線もあります(auひかりなど)。
逆に今の通信量で十分間に合っている、という方であればホームルーターがおすすめです。
固定回線と比較すると速度は出にくいですが、工事不要で端末が手元に届いたらすぐに利用でき、Softbank Airであれば無制限で利用もできます。
ちなみに接続したい台数も考慮するとさらに選びやすいです。
最近のホームルーターでも、20~60台同時接続可能ですが台数が多くければ多いほど速度が出にくくなります。
スマホやPCのほか、ゲーム機・スマートテレビなども繋ぎたい方は固定回線のほうがより安定して使えるでしょう。
スマホやPCだけという方であれば、ホームルーターでも大丈夫です。
回線工事に対応しているか
通信量や回線の安定性・速度は固定回線が抜きん出ていますが、配線工事が必須です。
しかし、どの住宅タイプ・物件でもかならずしも工事ができるわけではありません。
集合住宅では、そもそも配線設備がないと工事は不可能です。
集合住宅に戸建てタイプ(電線から直接引き込み)を入れることもできますが、壁に穴を開けなければならない場合もあるため、オーナー許可が必要になります。
工事ができない場合、もしくは頻繁に引っ越しを行うため工事したくない場合はホームルーターがおすすめです。
ホームルーターは工事不要でコンセントに挿せばすぐに利用できます。
例えば引っ越しが多い方で、ホームルーターを利用しており次の引っ越し先でもエリアが対応していれば、コンセントの抜き差しだけで利用開始できます。
重視するポイントは通信速度or料金の安さ
WiFiを使う上で、あなたがもっとも重視するポイントは次のどちらでしょうか。
- 1通信速度が安定した、通信の品質自体を重視したい
- 2初期費用やランニングコストなどを抑え、なるべく安く利用したい
重視するポイントによって、おすすめの乗り換え先も異なります。
1を重視したい方であれば、固定回線がおすすめです。
WiFiを利用する上で、モバイルルーター・ホームルーター・固定回線の3つの選択肢があります。
その中でもっとも安定した通信速度で利用できるのが、固定回線です。
ケーブルで保護されているため、基地局からルーターまで無線通信のほか2つと異なり劣化しにくく、速度が安定しやすいからです。
オンラインゲームや高画質での動画視聴、FX取引など行いたい方などは、固定回線での安定した通信でないと作業に影響が出てしまうこともあります。
2を重視したい方であれば、ホームルーターです。
固定回線は通信の安定が魅力ですが、回線工事の費用や別途WiFiルーターの購入など、何かと費用がかさんでしまいます。
工事不要で、本体さえあればWiFiが使えるホームルーターであれば、大幅に費用を抑えて利用可能です。
引っ越しの度に、再工事する必要がないので手間も省けます。
固定回線もホームルーターも一長一短。
重視するポイントを見極めたうえで選んでいきましょう。
WiFiがそこまで必要でない人は「テザリング」で済ませるのもアリ
「たまにPCが使えればいい」「家ではほとんど使わないし、外出先でも少しだけ使えればいい」
このようにWiFiをそこまで必要としないのであれば、「テザリング」という方法もあります。
テザリングとは、通信会社と回線契約があるデータ通信端末を、ルーターのように利用しほかの端末をWiFiに接続できる方法です。
スマホをモバイルルーターのように(親機として)使うイメージだと分かりやすいと思います。
契約している通信会社によって異なりますが、テザリング料は月0~550円。
WiFiを利用するなかでは、格安で利用可能です。
ただしテザリング利用中に親機となるスマホは、WiFiに接続できません。
また、契約しているプランと通信量によっては通信費が高くなることも。
テザリングを選ぶときは、ご自身の利用通信量を理解したうえで選びましょう。
ポケット型WiFi解約後におすすめな固定回線3選
ポケット型WiFiを解約後、通信速度が安定したWiFiを使いたいのであれば固定回線がおすすめですが、種類がたくさんあって迷ってしまいますよね。
そこで今回は、おすすめの固定回線を3つ紹介します。
3つそれぞれの解約金補填についてもまとめました。
NURO光:高速回線でオンラインゲームもサクサク
SONYコミュニケーションズが提供する、SONY独自の固定回線です。
NTT・KDDIよりも速い規格で2Gbpsから利用できます。
独自回線のため、転用事業者変更はできませんが、Softbankスマホとのセット割を受けることが可能です。
月額料金 | 5,217円〜 |
初期費用 | 47,000円(キャンペーンで現在無料) |
最大通信速度 | 下り最大 20Gbps/ 上り最大 20Gbps |
データ容量 | 制限なし |
縛りなど | 2年更新 |
フレッツ光のほか、多くの通信事業者と提携しているNTT回線とは異なり、NURO回線はNURO光でしか利用していません。
利用者数の差によって、NTT回線と比較するとNURO光のほうが混雑しにくいです。
NTT・KDDIよりも速い通信規格を採用しており、速度が劣化しにくいONUと高速通信対応ルーターを提供することによって高速通信が実現しています。
解約金補填は「NURO光 のりかえ特典」と呼ばれるもので、最大6万円まで補填されるほか工事費実質無料・設定サポートも無料です。
SoftBank光:SoftBankユーザーにおすすめなマンション可能モデル
SoftBankが提供する固定回線で、NTTフレッツの光コラボです。
SoftBank・Y!Mobileのスマホユーザーであれば、「おうち割光セット」を受けられます。
格安キャリアでもあるY!Mobileでも受けられる点が、他社の光セット割と異なる点です。
「あんしん乗り換えキャンペーン」と呼ばれる解約金負担を行っており、最大10万円まで対応してくれます。
月額料金 | 4,180円〜 |
初期費用 | 3,300円〜26,400円 |
最大通信速度 | 超高速プランの場合、最大10Gbps |
データ容量 | 制限なし |
縛りなど | 2年更新 |
フレッツ光が利用できるエリアがSoftBank光の対応エリアなので、戸建て・集合住宅とともに幅広い場所で利用できます。
戸建てタイプであれば、最大10Gbpsの回線を利用できます。
また、現在フレッツ光もしくは他社光コラボを利用中の方は工事不要でSoftbank光に乗り換え可能です。
auひかり:auスマホと合わせればお得に利用可能
auひかりはKDDI独自の固定回線です。
auのスマホユーザーであれば、auひかりのセット割引「auスマートバリュー」が受けられるので、お得に利用できます。
「auひかり新スタートサポート」という解約費用補填のサービスも執り行っており、条件にあえば最大3万円まで補填可能です。
月額料金 | 4,730円〜 |
初期費用 | 3,000円(事務手数料) |
最大通信速度 | 最大10Gbps |
データ容量 | 制限なし |
縛りなど | 縛りなし〜3年更新 |
戸建てタイプは10Gbps、集合住宅は1Gbpsの最大通信速度を誇ります。
フレッツ光のほか、多くの通信事業者と提携しているNTT回線とは異なり、KDDI回線はauひかりでしか利用されていません。
そのため膨大な利用者数から混雑しやすいNTT回線に対し、回線を独占できるauひかりは混雑しにくく通信速度も安定しやすい特徴があります。
また高速通信(5・10Gbps)対応エリアもNTTより広く、高速通信対応ルーターもレンタルできます。
auひかりとしての対応エリアは、戸建てタイプは地域が限られますが集合タイプは設備対応であれば利用可能です。
なにかと不安な回線工事も、「お任せアドバイザー」があるから安心。
お任せアドバイザーでは、専任アドバイザーが工事の不明点や工事日の調整の相談に乗ってくれ、工事の立ち合いも行ってくれます。
戸建てのみ・申し込み必要のサービスですが、無料で利用できますのでauひかりを使う場合、是非利用してみてください。
プロバイダは開通後のサポートや、持てるメールアドレスの数が異なる最大6社から選択できます。
ポケット型WiFi解約後におすすめなホームルーター2選
ホームルーターを契約するなら、SoftBank AirかWiMAXです。
どちらも見た目はほとんど変わりませんが、通信速度やデータ容量に大きな違いあります。
SoftBank Air:大容量で通信量重視ならこのモデル
SoftBankが提供するホームルーターです。
SoftBank・Y!Mobileのスマホユーザーであれば、「おうち割光セット」を受けられます。
SoftBank光と同様に、解約金補填のサービス「あんしん乗り換えキャンペーン」として最大10万円まで補填可能です。
月額料金 | 5,368円〜 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
最大通信速度 | 下り最大962Mbps |
データ容量 | 制限なし |
縛りなど | 2年縛り |
対応エリアが広く、データ容量に制限がない点が特徴です。
モバイルルーターやホームルーターにありがちな「3日で10GB制限」もありません。
自宅で通信量を気にせず利用できます。
SoftBankの公式サイトほか、提携プロバイダにて契約可能です。
同時接続台数はAirターミナル2/3/4が64台、Airターミナルが32台と、モバイルルーターの2倍以上も接続できます。
データ無制限・膨大な同時接続台数だからこそ、一人でも家族でもストレスなくWiFiを使えるはずです。
WiMAX:固定回線並の速さを実現した速度重視モデル
UQコミュニケーションズが提供するホームルーターです。
auのスマホを利用していれば、「auスマートバリュー mine」を組めます。
実質月額料金 | 4,268円〜 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
最大通信速度 | 最大1.2Gbps |
データ容量 | 直近3日間で10GB以上で制限あり |
縛りなど | 3年縛り |
通信速度は最大1.2Gbpsと、固定回線並みの高速通信が特徴です。
ただし、3日で10GB以上利用すると制限が入るので使いすぎには注意しましょう。
同時接続台数はSoftbank Airと比較すると劣りますが、それでも最大20台もの接続が可能です。
UQ WiMAXの公式サイトほか、Broad WiMAXなど代理店にて契約できます。
ポケット型WiFiは解約時期やキャッシュバックでお得に解約可能
ポケット型WiFiを解約するにも、かなりの労力や費用がかかってしまいますが解約時期やキャッシュバックによってお得に解約可能です。
ポケット型WiFi以外にも、固定回線やホームルーター、スマホを解約する際には更新月というお得に辞められる期間があります。
契約期間の縛りが終わりそうな場合は、更新月を狙って解約しましょう。
すぐ辞めたくても更新月がまだまだ先という場合でも、乗り換え先のキャンペーンを受ければ実質費用をかなり抑えた状態で解約できます。
お得に解約して、さらに快適なWiFi生活を送ってくださいね。