WRC-X1800GS(ELECOM)の魅力は?メリット・デメリット解説
- WRC-X1800GS(ELECOM)の魅力ってなに…?
- 利用する際のメリット・デメリットは…?
このように感じていませんか?
WRC-X1800GS(ELECOM)は、WiFi6対応端末同士の接続で、より高速通信が可能になる「ギガビット」が対応しているルーターの1つです。
高速ネット回線を契約したのに、速度が速くないと感じる方が、「ギガビットに対応したルーター」を利用することが多いですが、種類によって端末の特徴が異なります。
料金も5,000円~10,000円が相場なので、購入する際は自分にピッタリなルーターを選びたいですよね。そこでこの記事では、ギガビットに対応している端末の1つである「WRC-X1800GS(ELECOM)」について詳しく解説していきます。
【この記事で分かること】
WRC-X1800GSの基本情報を確認
メーカー | エレコム(ELECOM) |
発売日「価格」 | 2021年4月「価格6,217円(価格.com)」 |
対応OS | ・Windows「Windows 10」 ・Mac「macOS Catalina 10.15・macOS Mojave 10.14・macOS High Sierra 10.13・macOS Sierra 10.12・OS X EI Capitan 10.11・OS X Yosemite 10.10」 ・IOS「10.0~14.2」 ・Android「4.4~11.0」 |
周波数及び無線LAN速度 | ・2.4GHz「574Mbps」 ・5GHz「1201Mbps」 |
接続環境 | ・戸建て「2階建て」 ・マンション「3LDK」 |
無線セキュリティ | ・WPA3 Parsonal(AES) ・WPA2 Parsonal(AES) ・WPA Parsonal(TKIP) |
接続台数「推奨」 | 26台 |
アンテナ | 内蔵アンテナ4本 |
サイズ | 約W36.0×132.0×164㎜(突起物・スタンド部は除く) |
重さ | 約300g |
WRC-X1800GSは、2021年4月下旬にエレコムが発売したルーターで、特徴は以下のことが挙げられます。
- 複数台数の接続に強い(テレワークやオンライン学習にピッタリ)
- 回線が混雑しにくい「IPv6」を使用している「基本はIPv4」
- 電波干渉に強い
- セキュリティWiFi搭載しているので、ウイルス感染や情報の盗難が盗まれる危険を軽減
- 内蔵アンテナなので突起物がなく、置き場にも困らない
- 「バンドステアリング」搭載で、自動で快適な「帯域」に変更してくれる
上記の特徴だけでも、かなり優秀なルーターと言えますよね。
料金も他のルーターに比べて安いというのも特徴です。
複数台数に強く回線が混雑しにくいルーターなので、戸建てよりも「マンションやアパートなどの集合住宅」で利用する方には回線速度を満足しやすくなっています。テレワークやオンラインでの学習が多い方は検討してみてくださいね。
WRC-X1800GSなどのWiFiルーターの選び方
契約後に速度が遅いうえ、評判が悪いルーターだと後悔してしまいますよね。WiFiルーター選びは、1年2年と長く利用していくものなのでかなり重要です。
そこで、WiFiルーターの選び方について以下で紹介していきます。
自宅やマンションなど居住環境に合わせて選ぶ
WiFiルーターの選び方として、「自宅やマンションなど居住環境に合わせて選ぶ」ようにしましょう。主に、戸建てで利用する場合と、マンションやアパートなどの集合住宅で利用する場合に分けられます。
戸建てで利用する場合は、家族で住んでいる方が多いですよね。その場合は、複数台接続しても問題ないようなルーターを選ぶ必要があります。この記事で紹介している「WRC-X1800GS」も複数台繋いでも問題ありません。
しかし、集合住宅で利用する場合は、家族で住む方よりも1人で住む方が多いですよね。そうすると複数台というよりも、インターネットの通信規格(IPv6やIPv4)をまず見ることが重要です。
同じエリアで利用する回線が多い場合、速度低下の影響も考えられるので、回線が混雑しにくい「IPv6」に対応しているルーターを選ぶようにしましょう。
最新のWiFi6規格の製品を選ぶ
WiFiルーターの選び方として、「最新のWiFi6規格の製品を選ぶ」ようにしましょう。WiFi6規格というものを知らない方に説明すると、2019年に登場した第6世代の最新WiFi規格になります。
1つ前のWiFiの規格「WiFi5」との大きな違いは通信速度です。
WiFi5 | 最大6.93Gbps |
WiFi6 | 最大9.6Gbps |
WiFiを利用している方は分かるかもしれませんが、WiFi6はWiFi5に比べて1.4倍高速化しています。理論値ではありますが、実際に利用する場合でも1Gbps~5Gbpsという高速通信で利用することが可能です。
WiFi5で実際に利用する場合の最大通信速度は、およそ2Gbpsと言われています。
他にもWiFi6の特徴としては以下のことが挙げられます。
- 複数台で利用していても、速度低下の影響を受けにくい
- 消費電力を抑制できる
- セキュリティ面で強化されている
このように、WiFi6はWiFi5よりも優れている部分が多くこれからWiFiルーターを利用する方は必ずWiFi6に対応したルーターがおすすめです。
接続可能台数で選ぶ
WiFiルーターの選び方として、「接続可能台数で選ぶ」ようにしましょう。WiFiルーターによって同時接続可能な台数は限られています。
家でWiFiを利用する機器は、「スマホ・タブレット・PC・ゲーム機・プリンター」が挙げられます。一人暮らしで利用する分では、あまり接続台数が多くなることはないかもしれませんが、家族で利用する場合は別です。
家族でWiFiを利用する機器は10台以上となるので、WiFiルーターの接続台数を気にしなくてはなりません。あらかじめ利用する台数を調べて、ルーターを選ぶように心がけましょう。
ちなみに、WRC-X1800GSの接続可能台数は「26台」が推奨になります。
WRC-X1800GSを含むELECOMルーターのメリット
WRC-X1800GSのルーターは、ELECOMを利用しています。そのELECOMルーターのメリットは以下のことが挙げられます。
上記のELECOMルーターのメリットについて詳しく解説していきます。
通信速度が安定している
ELECOMルーターのメリット1つ目は、「通信速度が安定している」という点です。というのも、ELECOMのルーターのほとんどが、「IPv6 IPoE接続」という通信方式になっています。
IPv6は、IPv4よりもコンピューターを識別されるためのIPアドレスの数が多く、IPv4の43億個に比べてIPv6は約340澗個です。IPv4は、インターネットの急な成長により最近では、足りなくなってきています。
しかし、IPv4は約340澗個もあるのでアドレスの数で困ることはなく、混雑することはないので、ELECOMで利用しているルーターは問題ないでしょう。
IPoE接続は、事業者側のネットワークを直接接続してIP通信するので、「PPPoE」の接続用のユーザー名とパスワードを必要となることが不要になります。
これらを踏まえて、「IPv6 IPoE接続」は現時点でも一番良い通信方式なのでELECOMのルーターは通信速度が安定していると言えるのです。
高機能なのに安くコスパが良い
ELECOMルーターのメリット2つ目は、「高機能なのに安くコスパが良い」という点です。同じ条件で、ギガビットに対応したルーターと料金比較してみます。
WRC-X1800GS(ELECOM) | 6,344円(Amazon) |
WXR-2353DHP2(バッファロー) | 43,500円(Amazon) |
WN-TX4266GR(アイ・オー・データ機器) | 7,530円(Amazon) |
WSR-2533DHPL2(バッファロー) | 6,200円(Amazon) |
PA-WG2600HS2(NEC) | 12,078円(Amazon) |
上記の比較表を見るとわかる通り、ギガビットに対応したルーターでは料金の違いが大きいことが分かります。その中でも、「WRC-X1800GS(ELECOM)」「WSR-2533DHPL2(バッファロー)」が一番安いです。
では、機能の違いとして一番高い「WXR-2353DHP2(バッファロー)」と「WRC-X1800GS(ELECOM)」ではどのくらい違うのか紹介します。
ルーター | WXR-2353DHP2(バッファロー) | WRC-X1800GS(ELECOM) |
対応OS | ・Windows「Windows 11・Windows 10・Windows 8・Windows 7」 ・Mac「macOS 11・macOS 12・macOS Catalina 10.15・macOS Mojave 10.14・macOS High Sierra 10.13・macOS Sierra 10.12 ・IOS「IOS5~15」 ・Android「2.2~12」 | ・Windows「Windows 10」 ・Mac「macOS Catalina 10.15・macOS Mojave 10.14・macOS High Sierra 10.13・macOS Sierra 10.12・OS X EI Capitan 10.11・OS X Yosemite 10.10」 ・IOS「10.0~14.2」 ・Android「4.4~11.0」 |
周波数及び無線LAN速度 | ・2.4GHz「800Mbps」 ・5GHz「1733Mbps」 | ・2.4GHz「574Mbps」 ・5GHz「1201Mbps」 |
セキュリティ | ・WPA2 Parsonal(AES) ・WPA/WPA2 mixed PSK(TKIP/AES mixed) ・WEP(128/64bit) ・Any接続拒否 ・プライバシーセキュレーター ・MACアクセス制限 | ・WPA3 Parsonal(AES) ・WPA2 Parsonal(AES) ・WPA Parsonal(TKIP) |
接続可能台数 | 3台 | 26台 |
上記の比較表を見るとわかる通り、対応OSと速度に関しては、バッファローのルーターの方が速いですが、接続可能台数に違いが出ています。
機能としても大きな違いがないので料金の安いELECOMのルーターはおすすめです。
WRC-X1800GSを含むELECOMルーターのデメリット
ELECOMルーターのメリットとは逆に、デメリットについては以下のことが挙げられます。
上記のELECOMルーターのデメリットについて詳しく解説していきます。
接続が切れやすいという声もあり
ELECOMルーターのデメリット1つ目は、「接続が切れやすいという声もある」という点です。このデメリットは、実際に利用している人の口コミで、詳しいルーターの名前はありませんでした。
すべてのELECOMルーターが悪いという話ではありません。IPv6の通信方式なので混雑しにくく通信回線が安定しているのがELECOMルーターの特徴でもあるのですが、中には接続が切れやすいという声があるのを覚えておきましょう。
もしELECOMルーターを購入後に接続が切れやすいと感じた場合、我慢せずにELECOMのサポートに問い合わせすることが大切です。
過去にセキュリティ問題を指摘されたことも
ELECOMルーターのデメリット2つ目は、「過去にセキュリティ問題を指摘されたこともある」という点です。過去に指摘された事例を挙げると、2021年11月にELECOM取り扱いの一部商品にてセキュリティ面での不具合が見つかりました。
セキュリティ面に関しては、今後出る商品もすべてが良いわけではないので、購入する際は頭に入れておいて購入するようにしましょう。
セキュリティ面でおすすめの会社は「バッファロー」が挙げられます。
WRC-X1800GSはこんな人におすすめ
WRC-X1800GSのWiFiルーターは、以下のような方におすすめになります。
上記のWRC-X1800GSのWiFiルーターをおすすめする人について詳しく解説していきます。
3LDK程度の家に住んでいる方
WRC-X1800GSのWiFiルーターは、「3LDK程度の家に住んでいる方」におすすめのルーターになります。理由としては、電波干渉に強い5Ghz帯の速度が速い点と、サイズがコンパクトなので置き場所に困らない点です。
3LDK程度の家に住んでいる方の家の中には、電波を干渉させるものが多くありますよね。特に電化製品。電化製品は、2.4Ghz帯を利用するのがほとんどなので、ルーターで2.4Ghzを利用すると干渉してしまいます。
そのため、利用する際は5Ghzが推奨で、WRC-X1800GSのWiFiルーターは理論値最大1201Mbpsと実際に利用した場合でも、1Gbps~2Gbpsで利用することが利用することが可能です。
- 渡辺勇太
WRC-X1800GSのWiFiルーターは、「バンドステアリング」搭載で、自動で快適な「帯域」に変更してくれますよ。
家族でたくさんの端末を快適に接続させたい方
WRC-X1800GSのWiFiルーターは、「家族でたくさんの端末を快適に接続させたい方」におすすめのルーターになります。理由としては、やはり複数台接続可能な台数が多い点と用する通信規格がIPv6 IPoE」という点です。
戸建てであれば、家族でWiFiを利用する台数が多くても、WRC-X1800GSのWiFiルーターの推奨は26台なのであまり問題ありません。
特に、推奨されている台数が26台なので、特別多くない限りは問題ないでしょう。
マンションやアパートなどの戸建てであれば、通信回線の混雑により速度低下が考えられますが、IPv6の通信規格なので通信速度に影響が少ないので、問題ありません。
最新機能の揃ったルーターを使いたい方
WRC-X1800GSのWiFiルーターは、「最新機能の揃ったルーターを使いたい方」におすすめのルーターになり、搭載されている機能は以下の通りです。
セキュリティーWiFi | ウイルス感染や情報の盗難が盗まれる危険を軽減 |
バンドステアリング機能 | 自動で快適な「帯域」に変更してくれる |
友達WiFi機能 | 自分のプライバシー守り、友達にWiFiを提供できる |
ルーターモード・アクセスポイントモード機能 | スライドスイッチで簡単に動作モードの切り替えが可能 |
ハイパワー内蔵アンテナ | コンパクトでスッキリした見た目ではあるが、速度は快適 |
らくらく引っ越し機能 | 面倒な設定がなく、スマホ・タブレット・PCと接続 |
WRC-X1800GSのWiFiルーターは、6つの機能を搭載しています。
最新の機能も搭載しているので、気になった方はチェックしてみてくださいね。
WRC-X1800GSが遅いなと感じた時の対処法
WRC-X1800GSを利用している際に、遅いなと感じた時の対処法として以下のことが挙げられます。
上記の遅いなと感じた時の対処法について詳しく解説していきます。
ハンドステアリング機能をONにしてみる
WRC-X1800GSが遅いなと感じた場合、対処法として「ハンドステアリング機能をON」にしてみましょう。ハンドステアリング機能は、自動で快適な「帯域」に変更してくれます。
どうしても自分で帯域を変更する場合は、遅い帯域を選んでしまっている場合があり、速度低下してしまっている場合があるので注意が必要です。
逆にハンドステアリング機能の切り替わりで、不安定になる場合もあるので注意して利用しましょう。
ルーターの周りを整理してみる
WRC-X1800GSが遅いなと感じた場合、対処法として「ルーターの周りを整理してみる」にしてみましょう。電波を利用するルーターなので、周辺に電化製品や物が置いてあると速度が不安定になってきてしまいます。
周辺には、干渉しない電化製品を置かないのはもちろんのこと、物や壁のそばに置くことも、電波を遮る原因になるので注意して設置場所を決めましょう。
というのも、多くの電化製品(電子レンジやBluetooth機器)は2.4Ghzの周波数を利用しているため、WRC-X1800GSが2.4GHzの周波数にしておくと、干渉してしまいます。
ルーター・端末を再起動してみる
WRC-X1800GSが遅いなと感じた場合、対処法として「ルーター・端末を再起動してみる」にしてみましょう。よく「ルーター・端末を再起動したら治った」という口コミを見かけます。
どうしてもルーターは、色々な機能を搭載していて、機能の原因で不安定になる場合があります。WiFiを利用する端末も、充電している時に使用していて熱がこもったなどの原因で速度低下の可能性が十分考えられるので、一度再起動してみましょう。
それでも治らない場合は、一度ELECOMのサポートに問い合わせてみましょう。
WRC-X1800GSに関するよくある質問
WRC-X1800GSに関するよくある質問は以下のことが挙げられます。
上記WRC-X1800GSに関するよくある質問について詳しく解説していきます。
WRC-X1800GSの説明書はどこからダウンロードできる?
WRC-X1800GSの説明書は「ELECOM」の公式ホームページでダウンロードすることが可能です。
流れは以下の通りです。
手元のスマートフォンでも見られるQRコードも載っているので確認してみてくださいね。
WRC-X1800GSのランプの色はどういう意味?
緑色 | ルーターモードで(起動中・動作中) |
赤色 | ・初期化中・設定保存中・ファームウェア更新中 ・電源が投入され、ブートしている状態 |
橙色 | AP(アクセスポイント)モードで(起動中・動作中) |
どうしても分からなくなった場合は、取扱説明書を確認してみてくださいね。
WRC-X1800GSはIPv6通信が可能?
まとめ:WRC-X1800GSは安心のコスパ良しのELECOMルーター
この記事では、
- WRC-X1800GSの基本情報を確認
- WRC-X1800GSなどのWiFiルーターの選び方
- WRC-X1800GSを含むELECOMルーターのメリット
- WRC-X1800GSを含むELECOMルーターのデメリット
- WRC-X1800GSはこんな人におすすめ
- WRC-X1800GSが遅いなと感じた時の対処法
- WRC-X1800GSに関するよくある質問
について紹介してきました。結論として、WRC-X1800GSは安心のコスパ良しのELECOMルーターになります。おさらいとして、WRC-X1800GSの特徴は以下の通りです。
- 複数台数の接続に強い(テレワークやオンライン学習にピッタリ)
- 回線が混雑しにくい「IPv6」を使用している「基本はIPv4」
- 電波干渉に強い
- セキュリティWiFi搭載しているので、ウイルス感染や情報の盗難が盗まれる危険を軽減
- 内蔵アンテナなので突起物がなく、置き場にも困らない
- 「バンドステアリング」搭載で、自動で快適な「帯域」に変更してくれる
通信回線が混雑しにくいIPv6を利用しているので、今利用している回線が遅いと感じている場合は是非検討してみてくださいね。