WiMAXのギガ放題プランとは?プロバイダの比較や値段を詳しく解説
本記事ではWiMAXのギガ放題の概要やメリット、デメリットを解説し、WiMAXのサービスを提供するプロバイダを比較していきます。
WiMAXのギガ放題は何がお得なんだろう?
ポケット型WiFi業界の中で最も人気が高いのがWiMAXで、WiMAXのサービスを提供するプロバイダでは使い放題のギガプランがメインプランとして打ち出されていることが多いです。
そのギガプランは単に使い放題のプランというだけではないため、その性質をよく理解してから契約しないと損してしまう可能性があります。
ギガ放題プランの概要やメリット、デメリットを解説して、ギガ放題プラン最大の注意点である通信制限を深く掘り下げます。
その後、WiMAXを提供するのプロバイダを比較して、その中でおすすめのGMOとくとくBBと縛りなしWiFiの詳細を解説していきます。
この記事で分かること
・ギガ放題プランの概要やメリット、デメリット
・ギガ放題プランの通信制限の仕組み
・GMOとくとくBBや縛りなしWiFiの特徴
\当サイトおすすめのプロバイダ 3選/
サービス名
| 5G CONNECT | GMOとくとくBB | Broad WiMAX |
月額料金(税込) | 4,500円 | ・初月~2ヶ月目:1,474円 ・3ヶ月目~35ヶ月目:3,784円 | ・初月:1,397円 ・2ヶ月目~:3,883円 |
端末代金 | なし | 550円/月(36回) | 一括払い:21,780円(税込) 分割払い:605円(税込)×36回 |
契約期間 | なし | なし | なし |
詳細 | 5G CONNECTの詳細を見る | GMOとくとくBBの詳細を見る | Broad WiMAXの詳細を見る |
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WiMAXのギガ放題プランとは?完全無制限で使えるの?
WiMAXのギガ放題プランは、WiMAXを提供するプロバイダが用意しているプランの1つで、通信量が使い放題のプランのことを指しています。
通信量が使い放題と言われるとかなり魅力的に感じますが、実際のところは完全無制限というわけではありません。
WiMAXのギガ放題プランは3日で10GB以上消費してしまうと、インターネット回線が混雑しやすい18時から翌2時頃までにかけて一時的に通信制限がかけられます。
その後、通信制限が解除されてまた3日で10GB以上を消費してしまわない限りは、通信制限がかかることなくインターネットが利用できます。
この通信制限を回避する裏ワザがないのか気になる方がいると思われますが、公共のフリーWiFiや自宅の光回線などをうまく活用するしか方法がありません。
WiMAXには「ハイスピードプラスエリアモード」という機能があって、WiMAXの回線では通信の提供エリアになっていない場所で、auの4GLTE回線に切り替えることで通信を安定させられる場合があります。
ギガ放題プランか月7GBまで使えるライトプランかどうかに関係なく、このLTE回線は月7GBまで使用できます。
実は、WiMAXの契約を検討する方で、ハイスピードプラスエリアモードを活用すれば通信制限を回避できると勘違いしている方が多いです。
通信制限の要件となる10GBは、ハイスピードプラスエリアモードで使用した通信量も含まれるということを頭の中に入れて、WiMAXのプロバイダを検討してみてください。
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WiMAXのギガ放題プランを契約する3つのメリット
WiMAXのギガ放題プランは完全無制限というわけではありませんが、十分にギガ放題プランで契約するだけのメリットがあります。
そのメリットが以下の3つです。
ギガ放題プランを契約するメリット
・月間データ容量が無制限で使える
・LTEや4Gのポケット型WiFiより通信速度が早い
・キャンペーンが充実しているプロバイダが多い
1つずつ見ていきます。
月間データ容量が無制限で使える
通信制限がかかるなら使い放題の意味がないんじゃないの?
通信制限があるとはいっても、ギガ放題ということに変わりはなく、通信量無制限でインターネットを利用できます。
使い放題のプランだと何かと便利で使い勝手がいいことが多いです。
なぜ初めから月の通信量が決まっているプランより無制限で使えるプランの方が便利なのかというと、比較的安定して本来の通信速度でインターネットを楽しめるからです。
WiMAXのライトプランで契約した場合に、月が変わってから2週間程度で7GBを消費してしまったと仮定します。
そうなると、次の月になるまでずっと速度制限がかかった状態が続き、大事な場面でまともにインターネットが使えないリスクが高くなります。
しかし、ギガ放題プランで契約していれば、もし通信制限がかかったとしても一晩経てばすぐに元の通信速度に戻ります。
速度制限がかかる期間を分散させられるので、トラブルの発生リスクが抑えられる分、無制限で通信量が使えるのは、ギガ放題プランの大きな強みとなります。
LTEや4Gのポケット型WiFiより通信速度が速い
大きく分けてポケット型WiFiの回線はWiMAXとLTEの2種類あります。
そして、WiMAXはLTEよりも通信速度が速い傾向にあります。
まずこの2つの回線の違いについて説明すると、WiMAXは「Worldwide Interoperability for Microwave Access」を略した独自の無線通信規格です。
一方で、LTEは「Long Term evolution」を略した大手キャリアで使われている回線のことを指しています。
WiMAXはキャリア回線と性質が異なるので、WiMAXとLTEとで得意とする要素の違いがはっきりとしています。
WiMAXがLTEよりも通信速度が速い傾向にあるのは、WiMAXで使っている電波がLTEよりも高周波数であるためです。
LTEでは800Mhzから2Ghz程度の周波数帯が利用されています。
一方で、WiMAX2+の回線は2.5GhzとLTEよりも高い周波数帯が利用されていて、高周波数の電波の方が高速通信が実現しやすいです。
LTEはWiMAXに通信速度では劣ってしまいますが、通信の安定感や提供エリアの広さなどはWiMAXよりもしっかりしています。
それぞれの性質の違いを理解して、自分に合う回線を利用するようにしてください。
キャンペーンが充実しているプロバイダが多い
LTE回線を提供しているプロバイダよりもWiMAXを提供するプロバイダの方が圧倒的にキャンペーンが充実しています。
月額料金を大幅に割引したり、数万円クラスのキャッシュバックを行ったり、プロバイダの解約違約金を負担したりといったキャンペーンが充実しています。
なぜWiMAXのプロバイダが大々的なキャンペーンを実施できるのかというと、WiMAXを提供するプロバイダのほとんどは店舗での契約ではなく、Web上でのサービスに限定しているからです。
店舗を構えて運営すると、店舗を建てるところから店舗を維持するための費用はかなり高額なものとなります。
WiMAXのプロバイダの多くは、そこでかかる費用を削減することで、その分をキャンペーンに充てることができています。
キャンペーンが充実すると契約数が伸びやすくなり、業績が良くなればさらにより良いキャンペーンを打ち出して、さらに契約数を伸ばすといったプラスの循環を作り出せます。
ただ、キャンペーンの中には適応してもらうための条件があったり、キャンペーンがある代わりに月額料金が高くなっているといったプロバイダも少なくありません。
上手く活用できればお得に契約できますが、考えなしに飛びついてしまうとかえって損してしまうリスクもあります。
キャンペーンを実施しているWiMAXのプロバイダを検討する際には、どのように立ち回ればお得に契約できるかをイメージして、自分にとって無理なく使えるプロバイダかどうか判断してから契約に進んでください。
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完全無制限ではない! WiMAXのギガ放題プランを契約する3つのデメリット
ギガ放題プランのデメリットは何があるの?
WiMAXのギガ放題プランのデメリットとしては主に以下の3つが挙げられます。
・3日で10GBの通信制限がある
・提供エリアが限られている
・契約期間の縛りがあるプロバイダが大半
3日で10GBの通信制限がある
WiMAXのギガ放題プランの最大のデメリットは、やはり3日で10GBの通信制限がかかってしまう点にあります。
この通信制限の問題を知らないまま契約すると大きな痛手となってしまうので、WiMAXのプロバイダを選択肢に入れる際は、よく調べてから検討するようにしてください。
また、10GBはどのくらいなのか目的別の通信量の目安がわかると、よりインターネットが扱いやすくなるため、以下の表にまとめました。
通信量の目安 | |
LINE | トーク:約500万通 通話:約500時間 ビデオ通話:約32時間 |
Webページ閲覧 | 約30,000回 |
YouTube | 360p:40時間 720p(HD画質):13時間 |
ビデオ会議 | 約240時間 |
LINEやWebページの閲覧、ビデオ会議だとデータ通信量の消費は少なく、それだけが目的ならギガ放題プランよりもライトプランで契約した方がお得になる場合もあります。
しかし、YouTubeのような動画視聴をするとなると、画質がそこまでよくないならともかく、HD画質で動画を視聴するとなると10GBはたった半日程度で消費しきってしまいます。
ギガ放題だからといって一気にまとめて高画質で動画を視聴してしまうと、あっという間に10GBに到達してしまうため、動画視聴をメインで契約する場合は、10GBに到達してしまわないか頻繁に確認しながら使うようにした方がいいです。
※2022年8月現在では、WiMAXのメインプランはWiMAX+5G『ギガ放題プラスホームルータープラン/モバイルルータープラン』となっています。
このプランであれば、3日間の通信制限が撤廃されているので完全無制限でWiMAXを利用することができます。
プロバイダによっては契約期間も無しにしているところもあり、より気軽にはじめることができるようになっています。
WiMAX+5Gの詳細は下記のページを参考にしてください。
提供エリアが限られている
WiMAXの回線はかつては人口の90%程度の範囲までしか通信提供エリアが拡大されていませんでした。
やがてWiMAX2+に回線が切り替わって、主要都市の99%以上まで通信提供エリアが拡大され、今でも通信提供エリアの拡大は続いています。
ただ、WiMAXにはハイスピードプラスエリアモード機能が搭載されているため、この機能でauのLTE回線を使用すれば、WiMAXの回線では網羅できていない範囲でも通信が可能となります。
このハイスピードプラスエリアモードを利用するためには1,105円を支払う必要があり、1回支払えばその月の間はハイスピードプラスエリアモードがいつでも利用可能です。
どうしても通信提供エリアが狭くて使いにくいと感じた際には、ハイスピードプラスエリアモードの利用も検討してみてください。
中には、キャンペーンとしてLTEオプションが無料で使えるプロバイダもあるので、ハイスピードプラスエリアモードを無料でいつでも使えるプロバイダを検討してみてもよいと思われます。
WiMAXでは5Gのサービス提供も始まっています。
その5Gの回線だとデフォルトでこれまでのWiMAX2+の通信提供エリアとauのLTE回線の通信提供エリアの両方が使えるようになっているので、5Gのプランも検討してみてください。
契約期間の縛りがあるプロバイダが大半
WiMAXのプロバイダの大半は契約期間に縛りがあります。
中には1年程度で契約期間が終わるものがありますが、WiMAXはだいたい3年契約のところが多いです。
契約期間が設けられていると、以下のような問題を抱えることとなります。
・解約違約金がかかる
・我慢して月額料金を払ってしまう
・解約手続きを忘れてしまう
契約期間が設けられているプロバイダと契約を締結するということは、決められた年数の間サービスを使い続けることを承諾することを意味しています。
それにもかかわらず、契約期間の途中で解約してしまったらそれは契約違反となり、当然罰則を受けなければなりません。
その時発生するのが解約違約金で、契約期間の長さや解約したタイミングによって概ね5,000円から30,000円前後の解約違約金を請求されます。
プロバイダによっては解約違約金を負担してくれるところもありますが、そういったことを知らない人が我慢してしまいがちです。
基本的に契約期間の満了月があって、その月の間に解約手続きをすれば解約違約金を支払うことなく解約できますが、満了月を逃してしまうと、自動更新でまた契約がスタートしてしまいます。
自動更新で切り替わることは知っている人がいますが、たまに満了月を勘違いして解約に失敗するパターンも見られています。
失敗しないプロバイダの選び方ができるのが理想ですが、もし失敗してしまった時は解約違約金を負担してくれるプロバイダに乗り換える、あるいは満了月が近づいてきたと思ったら一度サポートセンターに満了月を確認するようにしてください。
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ギガ放題プランが通信制限にかかるとどうなる?
ギガ放題が通信制限になると、どんな影響があるの?
ギガ放題プランが通信制限にかかった場合にどうなるのか、またどのくらい使いにくくなってしまうのかについて解説します。
通信速度は1Mbpsに制限される
ギガ放題プランで3日で10GBを使い切ってしまった場合に速度制限がかけられますが、その時には通信速度が1Mbpsまで落とされてしまいます。
1Mbpsがどのくらいの遅さなのかについてですが、ブラウザの画像の多くないページやアクセスが集中していないページであれば比較的すんなりと表示されます。
YouTubeの動画は360pくらいの画質になってくると再生に時間がかかったり、読み込みがやや遅くなったりしてきます。
LINEやTwitterは読み込みに時間がかかることはありますが、基本的にストレスになるほどの読み込みの遅さはなくテキストは見られるでしょう。
画像や動画となるとやや読み込みが遅くなってしまいます。
インターネットの利用する人の増える時間帯や混雑した場所、電波の悪い場所などとなると、まともにテキストも読み込めないくらい遅くなってしまう場合もあります。
通信制限がかからないようにするためにも、3日で10GBを超えないようによく確認する必要があります。
ちなみに、3日間でどのくらい通信量を使っているのかはWiMAXの端末の通信量カウンター機能でチェック可能です。
時々、その通信量カウンターの数字が想像よりも高いことがあって、ただ通信量を使いすぎていただけならともかく、それ以外に外的要因で問題が発生している可能性もあり得ます。
例えば、他人にWiFi接続のパスワードを盗まれて使われていたり、端末本体の不具合で正しい数値が表示されていないこともあります。
もし違和感を感じたら、一度契約したプロバイダのサポートセンターまで問い合わせてみてください。
速度制限が来る時間帯は翌日18:00~26:00
通常は通信量がオーバーした時点で速度制限がかかってしまいますが、WiMAXのギガ放題は速度制限が確定してすぐ通信速度が遅くなるわけではありません。
速度制限が確定してから、その翌日の18時から翌朝の2時頃まで速度制限がかかります。
この約8時間は仕事帰りのサラリーマンや学校帰りの学生などがインターネットを使い始めるため、通信がかなり混雑しやすくなる時間帯となります。
その時間帯に速度制限をかけることで回線がパンクしてしまわないように調節し、なるべく速度制限のかかっていないユーザーが快適にインターネットを使える状況を作れるようにしています。
ここでよく聞かれるのが、3日目までで10GBを超えて4日目の通信制限がかかるまでの時間は、いくらインターネットを使っても問題ないのかということです。
結論からいうと、4日目の速度制限のかかる時間帯までの通信量は次の10GBの制限に含まれ、もっと言えば2日目から計算されています。
分かりやすく説明すると、1日目から3日目の間に10.2GB使用したとして、この速度制限は4日目の18時から5日目の2時にかけて行われます。
次に、2日目から4日目の速度制限がかかる前の時間までにまた10.2GB使用したら、この速度制限は5日目の18時から5日目の2時に行われます。
3日分計算して速度制限を経て、速度制限が終わってから次の10GBの計算が始まるわけではなく、基本的に1日目から3日目、2日目から4日目といったスライド式で計算されていることを覚えておいてください。
速度制限が解除されるタイミング
速度制限がかかってどのタイミングで解除されるのかというと、明確な時間帯は公式から発表されていません。
ギガ放題プランなら速度制限がかかるのが18時から翌2時の間です。
翌2時を越えたらすぐに速度制限が解除されることもあれば、想定よりも遅い時間まで通信状況が混雑していれば解除されるタイミングがそれよりも遅くなる可能性があります。
通信制限がかかってしまっている間は思うようにインターネットが使えないので、その日は早めに寝て起きてからインターネットを使うようにするのが無難です。
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WiMAXのギガ放題プラン料金比較表
ギガ放題にするとして、どのプロバイダにすればいいんだろう?
WiMAXのギガ放題プランを契約することが決まったら、次に大事になるのはプロバイダ選びです。
今回はGMOとくとくBBとカシモWiMAX、Broad WiMAX、UQ WiMAX、縛りなしWiFiの5つのプロバイダを比較しておすすめのプロバイダを詳しく紹介していきます。
料金プラン | 3年間の総額料金 | |
GMOとくとくBB | ギガ放題プラン 1~2ヶ月目:3,969円 3~36ヶ月目:4,688円 ライトプラン 1~36ヶ月目:3,969円 | 170,630円 |
カシモWiMAX | ギガ放題プラン 初月:1,518円 1~36ヶ月目:3,971円 ライトプラン 初月:1,518円 1~36ヶ月目:3,289円 | 147,774円 |
Broad WiMAX | 1,067円〜 | 141,520円 |
UQ WiMAX | ギガ放題プラン 1~36ヶ月目:4,268円 | 173,448円 |
縛りなしWiFi (WiMAXプラン) | 縛りなしプラン:4,730円 1年縛っちゃうプラン:4,378円 3年縛っちゃうプラン:3,960円 | 173,580円 |
料金プランとギガ放題プランを適応した場合の3年間の総額料金をまとめました。
料金プランについては初め1、2ヶ月の間は月額料金が安く、そこから月額料金が高くなるプロバイダが多い傾向が見られます。
月額料金そのものの金額の安さはカシモWiMAXが目立っていて、Broad WiMAXも比較的2年目までは安いのですが、3年目に入ってからの料金が高いです。
それでも、3年間の総額料金を比較するとBroad WiMAXの方が安いです。
しかし、GMOとくとくBBの3年間の実質料金が実は最も安いです。
なぜならGMOとくとくBBは大々的なキャッシュバックキャンペーンを実施していて、約30,000円のキャッシュバックがもらえるからです。
GMOとくとくBBのキャッシュバックは、契約から11ヶ月目に申請メールが届き、そのメールから手続きを済ませて12ヶ月目にようやく受け取れる仕組みとなっています。
かなり時間が空いてしまうために、受け取れないまま損してしまう人が結構います。
GMOとくとくBBで契約する際は、きちんとキャッシュバックを受け取れるようにメールをよく確認してください。
また、解約違約金という視点で見てみると、縛りなしWiFiのWiMAXプランは月額料金が高いですが、この5つのプロバイダの中で、唯一解約違約金の負担なくプロバイダの乗り換えができます。
3年間満足してインターネットが使えたら問題ありませんが、もし不満を感じて解約したいと思っても解約違約金があると我慢して、無駄なコストを支払い続けることになってしまいます。
そういう意味では縛りなしWiFiは不満を感じればいつでも損切りできるため、リスクを抑えてWiMAXを楽しみたい方にはうってつけのプロバイダです。
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WiMAXのギガ放題プランを契約するなら「GMOとくとくBB」か「縛りなしWiFi」がおすすめ
WiMAXのギガ放題プランを比較してみましたが、この中で選ぶとすればGMOとくとくBBか縛りなしWiFiがおすすめです。
この2つのプロバイダの詳しい特徴について解説していきます。
GMOとくとくBB:高額キャッシュバックが魅力的
GMOとくとくBBは高額なキャッシュバックが特徴的なWiMAXのプロバイダです。
料金プランや総額料金を振り返りつつ、実施しているキャンペーンや契約期間などについて以下の表にまとめました。
GMOとくとくBB | |
月額料金 | ギガ放題プラン 1~2ヶ月目:3,969円 3~36ヶ月目:4,688円 ライトプラン 1~36ヶ月目:3,969円 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
3年間の総額料金 | 170,630円 |
キャンペーン等 | ・キャッシュバック ・端末無料 ・20日以内のキャンセル可 |
契約期間 | 3年 |
取扱機種 | ・モバイルルーター:W06、WX06 ・ホームルーター:WiMAX HOME 02 |
WiMAXの月額料金の相場が概ね4,000円~5,000円程度だと言われていて、GMOとくとくBBの月額料金はだいたい相場くらいの値段となっています。
端末無料のキャンペーンが実施されているため、初期費用は事務手数料の3,300円のみです。
ギガ放題プランを契約の満了を迎える3年間使い続けたと仮定して、月額料金と初期費用を合算すると、3年間の総額料金は170,630円となっています。
月額換算すると約4,740円となり、少し高く感じてしまうかもしれないラインです。
しかし、GMOとくとくBBはキャッシュバックキャンペーンにより約30,000円の現金がもらえるため、しっかりうけとれば3年間の総額料金が他のWiMAXのプロバイダよりもずっと安くなります。
GMOとくとくBBを検討する際は、ちゃんと申請手続きを忘れずにできるかどうかよく考えた上で契約を検討してみてください。
このキャッシュバックの金額は時期によって月ごとに若干変動します。
そのため、特に急いで契約を進めなければならないというわけではないなら、キャッシュバックの金額が高い時期に契約するのがおすすめです。
また、GMOとくとくBBは契約から20日以内であれば、初期費用の事務手数料とそれまでの日割り計算した月額料金だけ払って解約することもできます。
このクーリングオフが使えるWiMAXのプロバイダは少ないので、これもGMOとくとくBBの強みとなっていて、お試し感覚で契約したい人にもおすすめのプロバイダです。
縛りなしWiFi:ギガ放題プランを契約期間の縛りなしで契約可能
※2022年8月現在では、縛りなしWiFiはWiMAX端末の取り扱いを終了しています。
現在提供されている端末はクラウドSIMを採用した機種であり、料金プランなども新しい内容に変更されています。
回線名 | 縛りなしWiFi |
月額料金 | 10GB:1,890円 30GB:2,680円 60GB:3,480円 90GB:3,980円 ※はじめておトクキャンペーン適用時 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
3年間の総額料金 | 10GB:68,040円 30GB:96,480円 60GB:125,280円 90GB:143,280円 ※はじめておトクキャンペーン適用時 |
キャンペーン等 | はじめておトクキャンペーン(月額料金値引き) 1万円キャッシュバック |
契約期間 | なし |
取扱機種 | H01、U3 |
最大通信速度 | 下り:150Mbps 上り:50Mbps |
クラウドSIMとは、日本国内利用では3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の回線が利用できるSIMです。
通信するエリアから自動判別で回線が選択されて通信をするSIMであり、繋がりやすく幅広いエリアで使える端末です。
その反面、通信速度は最大下り150MbpsとWiMAXに比べると遅くなってしまいます。
2022年8月現在は、2種類のキャンペーンを実施しており、すべて適用すると実質月額1,057円から利用できるポケット型WiFiです。
通信速度にこだわりがなく、繋がりやすくて月額が安いポケット型WiFiを探している方には特におすすめの回線です。
以下の内容は、縛りなしWiFi旧プランとなっているので現在では取り扱いがありません。参考情報として利用してください。
縛りなしWiFiはギガ放題プランを契約期間の縛りなしで契約できる点が特徴的なプロバイダです。
WiMAXのプロバイダというわけではありませんが、縛りなしWiFiではWiMAXの回線を利用できます。
料金プランや総額料金を振り返りつつ、実施しているキャンペーンや契約期間などについて以下の表にまとめました。
縛りなしWiFi | |
月額料金 | <縛りなしプラン> ・スタンダードプラン:月額3,366円(40GB/月) ・メガプラン:月額3,575円(50GB/月) ・ギガプラン:月額3,630円(60GB/月) ・100ギガプラン:月額3,960円(100GB/月) ・WiMAXプラン:月額4,730円(100GB/月) <1年縛っちゃうプラン> ・スタンダードプラン:月額3,190円(40GB/月) ・メガプラン:月額3,278円(50GB/月) ・ギガプラン:月額3,300円(60GB/月) ・100ギガプラン:月額3,630円(100GB/月) ・WiMAXプラン:月額4,378円(100GB/月) <3年縛っちゃうプラン> ・スタンダードプラン:月額2,926円(40GB/月) ・メガプラン:月額3,025円(50GB/月) ・ギガプラン:月額3,080円(60GB/月) ・100ギガプラン:月額3,410円(100GB/月) ・WiMAXプラン:月額3,960円(100GB/月) |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
3年間の総額料金 | 173,580円 |
キャンペーン等 | 端末無料 |
契約期間 | なし/1年/3年 |
取扱機種 | W06(WiMAX)/601HW(SoftBank) |
縛りなしWiFiは契約期間の縛りのないプランがあるだけでなく、そのプランを安い料金で利用できる点に注目が集まっています。
しかし、縛りなしWiFiはWiMAXだけでなくソフトバンク回線を取り扱っていて、ソフトバンク回線をメインとしています。
実際、ソフトバンク回線で契約するなら、スタンダードプランから100ギガプランまでいくつもの選択肢の中から契約プランを選べますが、WiMAX回線で契約するならWiMAXプランを選択するしかありません。
WiMAXプランはソフトバンク回線を使ったプランよりも高くなってしまいます。
それでも、端末代金はかからず、縛りなしのWiMAXプランの3年間の総額料金は173,580円、月額換算すると約4,821円と比較的良心的な値段で収まります。
そのため、WiMAX回線を使いたいけど、料金の安さよりリスクヘッジできて安定して使えるプロバイダで契約したい方には縛りなしWiFiの縛りなしプランはおすすめです。
また、ソフトバンク回線で使われる601HWの端末は下りの最大通信速度が612Mbpsですが、WiMAX回線だと最大通信速度1.2Gbpsが出せるW06なので、WiMAXプランの方が高速通信でインターネットを楽しめます。
ただ、ソフトバンク回線だと月額料金が安いため契約期間を縛るのも悪くない選択肢ですが、WiMAX回線だと基本的に契約期間に縛りがない点でしか他のWiMAXのプロバイダと差別化が図れません。
契約期間を縛るプランにしてしまうと唯一の旨みがなくなってしまうため、WiMAX回線で縛りなしWiFiを契約する際は、できるだけ縛りなしプランで契約することをおすすめします。
WiMAXギガ放題プランの気になる口コミ・評判
WiMAXのギガ放題は、通信制限自体はあれど通常のプランよりその負担は軽いなどのメリットがあれば、提供エリアの範囲がやや狭いなどのデメリットもある契約プランです。
そんな一長一短な部分のあるWiMAXのギガ放題プランを実際に使っている人はどんな評価をしているのか、ギガ放題プランの通信速度とデータ容量の2つの視点の口コミ・評判をまとめていきます。
ギガ放題プランの通信速度に関する口コミ・評判
まずはギガ放題プランの通信速度に関する口コミ情報をまとめていきます。
Speed WiFi NEXT W06の測定結果
プロバイダ: Broad WiMAX
Ping値: 69.0ms
ダウンロード速度: 194.29Mbps(かなり速い)
アップロード速度: 5.73Mbps(遅い)https://t.co/bb6xwHInhN #みんなのネット回線速度
ダウンロード190越えって光より速いんですけど?— てっちゃん (@jV3IET0n2ume4BK) February 12, 2021
通信速度はかなり速いんだね。
「ギガ放題プラン」3日間で合計10GB使うと、翌日の夜だけ1Mbps前後の速度制限
「7GB通常プラン」月合計7GBを使うと月末まで128kbpsの速度制限
どっちも1Mbps出ると思ってた
契約変更したの又直しとくか
はー月末までネット使えない・・・— 谷口 (@ok1oleitLihtcee) June 10, 2018
インターネット上でネット回線の通信速度の実効値を乗せて投稿している方をよく見かけますが、WiMAXで最速の通信速度が出せるW06を使っている方の測定値を見ると、下りが200Mbps近くという結果が出ていました。
200Mbpsもあればオンラインゲームもカクつかずに楽しめるので、通常時に通信速度に困ることはあまりないと言えます。
通信制限がかかった場合には、ギガ放題プランは1Mbpsまで通信速度が落ちてしまいます。
その一方で、ライトプランは128kbpsまで通信速度が落ちてしまい、ギガ放題プランよりも速度制限がかかった時の負担が大きくなります。
もしギガ放題プランかライトプランか迷っている方は、その点も参考にしてどちらで契約するか考えてみてください。
ギガ放題プランのデータ容量に関する口コミ・評判
まずはギガ放題プランのデータ容量に関する口コミ情報をまとめていきます。
100人ぐらいの
オンライン会議には使えてます。
18時までに終われば問題なし。
昼間は速度制限が無いので
上手く使えばWiMAXは安いし、
外でも使えるから学校や図書館でも使える。
スマホ用のポケット型WiFiにもなるから使い方次第で節約になりMAX。— ベアッカサン (@rx178179180z) April 19, 2021
オンライン会議でも使えるのは嬉しいね。
急に通信速度が110kbpsになって異常事態、、、
調べたらwimaxのモードが「ハイスピードプラスエリア」になってた。。。
どこで切り替わったのか、、、月間7GB制限に引っ掛かってしまい、来月1日まで終日0.1Mbpsとか、、
最悪、、、
— 製造系情シスの中の人 (@Josys_hiro) May 23, 2021
ギガ放題は使い放題のプランではあるものの、3日で10GB以上使うと速度制限がかかってしまいます。
しかし、うまく調節しながら使っていけば通信制限に困ることなく使えます。
通信制限がかかった後でも、速度制限がかかるのが一晩だけなので、その間だけインターネットを使わない代わりに日中使うといった時間のコントロールができればストレスなくギガ放題プランが楽しめます。
だだ、いつの間にかハイスピードプラスエリアモードに切り替わっていて、気づかずに使って7GB分をあっという間に消費してしまい、速度制限が翌月頭までかけられてしまうということも起こる可能性がある点に注意が必要です。
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WiMAXギガ放題プランに関するよくある質問
WiMAXのギガ放題プランは、使い放題のプランではありつつも速度制限がかけられたり、他にも多くのプロバイダがギガ放題プランを実施していたりして、それに関連するような質問がインターネット上で数多く飛び交っています。
その中から頻繁に見かける以下の3つの質問について回答していきます。
WiMAXギガ放題プランに関するよくある質問
・完全無制限で使えるプロバイダはないの?
・ギガ放題の月額最安プランは?
・ギガ放題プランの通信速度は快適?
完全無制限で使えるプロバイダはないの?
WiMAXのギガ放題プランを完全無制限で使えるプロバイダは存在しません。
これはWiMAXのギガ放題プランだけでなく、他のポケット型WiFiやスマホなどのインターネットサービスでもほとんど見られません。
なんで便利なのに完全無制限のプランがないんだろう?
基本的に回線のパンクを避けるため、クラウドSIMサービス以外のところにまで完全無制限で提供するプランを撤廃する流れが出来て、WiMAXも完全無制限のプランは作らないようにしています。
通信制限を解除するような裏ワザもないので、WiMAXのギガ放題プランを使う中でできることは、なるべく通信制限にかかることなく満足してインターネットを使うように工夫することだけです。
その工夫の仕方としては、外出先の公共のフリーWiFiに接続するといったようなことが挙げられます。
ブラウザ検索やアプリを使用する分には不自由なく使っても問題ありませんが、動画視聴をするとなると消費する通信量が多くなるため、ギガ放題プランでも速度制限がかかる可能性が出てきます。
自分のインターネットの使用目的を理解した上で、ある程度は節約意識を持ってデータ通信量を使うように心掛けてください。
ギガ放題の月額最安プランは?
ギガ放題プランを実施しているWiMAXのプロバイダの中で、最も月額料金が安いのはカシモWiMAXです。
初月だけ無料になったり、初めの1,2か月や1年のうちは月額料金が安いプロバイダが多いです。
しかし、2年目や3年目に入ってくると月額料金が4,000円を超えてくるプロバイダが多く見られます。
そんな中、カシモWiMAXはギガ放題プランでもずっと変わらず月額料金が4,000円を下回っています。
カシモWiMAXの料金の特徴を以下の表に簡単にまとめてみました。
カシモWiMAX | |
月額料金 | ギガ放題プラン 初月:1,518円 1~36ヶ月目:3,971円 ライトプラン 初月:1,518円 1~36ヶ月目:3,289円 |
3年間の総額料金 | 147,774円 |
キャンペーン | ・月額料金割引 ・端末無料 ・LTEオプション無料 |
カシモWiMAXのギガ放題プランは、初月が1,518円でそれ以降は3,971円で4,000円以下の料金で固定されています。
これはキャンペーンとしてずっと割引料金が適応されているために実現できている料金設定です。
他にも端末料金が無料であることから、3年間の総額料金が147,774円、月額換算すると約4,104円と比較的安い料金でずっとWiMAXが使い続けられます。
もし月額料金の安さに惹かれてカシモWiMAXで契約する場合は、できれば月の頭に契約することをおすすめします。
なぜなら、カシモWiMAXは初月の料金が固定で、月の早い段階から使い始めた方がその分お得になるからです。
その月の第1週目、遅くとも第2週目に契約を開始するとお得に利用できます。
仮に月初めの1日から開始したとすると、概ね1日あたり50.6円でWiMAXが使える計算になります。
少しでもお得にWiMAXが使えるように、カシモWiMAXを契約する際は契約のタイミングを意識するようにしてください。
ギガ放題プランの通信速度は快適?
WiMAXの通信速度はプランではなく、選択した端末によって変わってきます。
そのため、ギガ放題プランでもライトプランでも通信速度は変わりません。
ちなみにWiMAXの端末ごとの通信速度は以下の通りです。
WX06 | W06 | WX05 | W05 | WX04 | |
下り最大 通信速度 | 440Mbps | 1.2Gbps | 440Mbps | 758Mbps | 440Mbps |
W06の端末が下りの最大通信速度が1.2Gbpsで光回線に匹敵するほどの通信速度を実現しています。
W05の端末も758Mbpsと比較的速いですが、現在は多くのプロバイダで契約できるのがW06とWX06のみとなっています。
WX06は440Mbpsとなっていて、やや不安の残る通信速度なので、快適な通信速度を求めるならW06がおすすめです。
ただ、在庫状況によっては必ずしもW06で契約を進められるとは限りません。
快適な通信速度がどうしても必要な場合は、W06の端末の在庫が復活するまで待つ、あるいはW06よりも速い5Gに対応したプランを選択して、下り最大通信速度2.2Gbpsの「Galaxy 5G Mobile WiFi」で契約した方がいいです。
また、W06で契約したとしても、ギガ放題プランの速度制限によって快適な通信が維持できなくなったり、端末の不具合で速度制限が解除されなかったりすることもあります。
WiMAXの端末の接続を切ったり、端末本体を再起動させてみたりして直りそうになかったら、契約したプロバイダのサポートセンターに問い合わせてみてください。
5G対応容量無制限で月額1,474円~の当サイトおすすめのWiMAXを見る
まとめ:WiMAXを契約するならギガ放題プランがおすすめ
WiMAXの契約を検討している方はギガ放題プランでの契約をおすすめします。
その理由は以下の3つが挙げられます。
ギガ放題プランがおすすめの理由
・キャンペーンの受け取り条件としてギガ放題プランの契約を勧められることがある
・ギガ放題プランの通信制限時の速度が1Mbps
・ギガ放題プランの通信制限解除が早い
WiMAXのプロバイダではキャンペーンが充実していて、そのキャンペーンの受け取り条件としてギガ放題プランの契約を勧められることがあります。
また、ギガ放題プランは使い放題のプランではあるものの、3日で10GB以上使ってしまうと通信制限がかけられてしまいます。
ライトプランも通信量が7GBを越えてしまうと通信制限がかかってしまうのですが、ライトプランの通信制限時の速度が128kbpsであるのに対して、ギガ放題プランの通信制限時の速度は1Mbpsです。
加えて、ライトプランは通信制限がかかると月をまたぐまで通信制限が解除されないため、我慢しなければならない期間が長くなるリスクがあります。
一方で、ギガ放題プランの場合は通信制限がかかってから約8時間後には一度通信制限が解除される仕組みとなっていて、通信制限に対する負担がライトプランよりも軽いです。
ギガ放題プランを選ぶことが決まれば、次はプロバイダ選びの段階に入ります。
自分に合ったプロバイダを比較検討して探していくのが一番良いですが、どうしても判断ができない方もいると思われます。
そういった方の中で、ちゃんとキャッシュバックを受け取れてお得に契約できる自信のある方はGMOとくとくBB、なるべくリスクは抑えて契約したい方は縛りなしWiFiがおすすめです。