
光回線にはいくつか事業者があって、中にはauひかりの契約を検討している方もいると思われます。 しかし、auひかりの契約をしたくても、提供エリアの対象外に住んでいる方だと、契約してもインターネットが使えません。 事前に、提供エリアがどこなのかを知っておく必要があります。

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auひかりの提供エリアをタイプ別に解説
まずauひかりには以下の3つの契約タイプが用意されています。
ホームタイプ(1ギガプラン)の提供エリア
ホームタイプ(1ギガプラン)の提供エリアは以下の通りです。
一方で、ホームタイプ(1ギガプラン)の提供エリアとされていない地域は以下の通りです。
auひかりは全国区に展開している光回線サービスですが、関西地方を中心に契約できないエリアがいくつかあります。 これにはauひかりの特殊な回線事情が絡んでいます。 関西エリアにはeo光という関西電力が提供している関西限定の光回線サービスがあります。 auひかりを提供しているKDDIは関西電力と業務提携を結んでいて、競合することがないようにeo光とうまく住み分けをする必要がありました。 そのため、関西ではeo光の契約を促すために、auひかりは関西では提供しない方針となりました。 ちなみに、eo光の詳細については以下の記事でまとめています。 気になる方はチェックしてみてください。 https://shibarinashi-wifi.jp/media/?p=15578&preview_id=15578&preview_nonce=a3f1d98d1c&_thumbnail_id=-1&preview=true ※引用先の入稿完了次第正しいリンクの添付をお願いいたします。 また、auひかりでは2つの回線が使用されていて、1つがフレッツ光の回線で、もう1つがKDDI独自の回線です。 たいていの地域ではフレッツ光が使われていますが、関東地方についてはKDDIの独自の回線が使用されています。 そのため、この2つの回線で実際に出せる通信速度に多少の差が出てしまうことがあります。

ホームタイプ(5ギガ・10ギガプラン)の提供エリア
一方で、ホームタイプ(5ギガ・10ギガプラン)の提供エリアは以下の通りです。
1ギガプランなら利用できるエリアが広かったのですが、5ギガや10ギガの速さのプランになってくると、利用できるエリアはかなり限定されてしまいます。 最大通信速度5Gbpsや10Gbpsの速度が出せる回線のエリアの拡大は現在進行形で進められている状況です。 これは他の光回線サービスでも同じことが言えます。 そのため、上記の都道府県に住んでいる方は、別の光回線サービスで契約できる事業者がないか探してみてください。 また、上記の都道府県に住んでいる方であっても、場所によってはエリア対象外となっている可能性もあります。

マンションタイプの提供エリア
auひかりは関西エリアなどでは契約できないと解説しましたが、マンションタイプの場合は、全国どこでも契約できます。 契約できないエリアがあるのは戸建て契約の場合だけです。 ただ、マンションタイプを契約する際には、マンションの共用部に光回線のケーブルが引かれている必要があります。 マンションに住んだことのある方だと、入居時に光回線についての説明を受けたことがある方もいると思われます。 マンションの光回線は指定された回線の中から選ぶ形になっています。 auひかりが契約したい場合は、マンションの共用部にauひかりのケーブルが引かれていないと利用できません。 もしauひかりのケーブルが引かれていないけど、auひかりを契約したい場合は大家さんや管理会社に掛け合う必要があります。 とはいえ、正式に導入を決定するためには、マンションの総会などに議題を出して一定数以上の賛成票が必要です。 そこまでかなりの手間と時間がかかってしまうため、無理してまでauひかりを引くのは現実的ではありません。 なるべくすでにケーブルが引かれている光回線の中から契約するようにしましょう。

auひかりホームタイプの提供エリアの確認方法

住居タイプと郵便番号を入力する
auひかりの提供エリアは公式サイトを通じてチェックすることができます。 まずは「auひかり 提供エリア」と検索して、auひかり公式の提供エリアの検索サイトを開きます。 そこで「一戸建て」にチェックマークを入れてください。 その次に、郵便番号を入力していきます。 郵便番号などは端末上でデータを保存しておいて、毎回入力せずにそのまま表示させられるようにする方法があります。 しかし、セキュリティ対策の一環として初めの3桁の数字と後ろの4桁の数字の間ハイフンがすでに入力されています。

番地を入力する
「エリアを確認する」を押すと画面が切り替わり、住所の下に番地を選択する画面が表示されます。 自分の住んでいる番地を選択してください。

エリア判定を行う
エリア判定が行われて、画面が切り替わったら、その地域で契約可能なプランの一覧が表示されます。 その中から契約したいものがあれば、そのまま契約の申し込みまで進めることが可能です。 もし契約できるプランがなければ、「現在提供しておりません」と表記された画面になります。 ただ、代わりとして提携先のインターネットサービスが確認できるボタンが表示されます。 そこでネットと電話を同時に申込むと、auスマートバリューでauのスマホ料金の割引を適用させられます。

auひかりマンションタイプの提供エリアの確認方法

住居タイプと郵便番号を入力する
auひかりのマンションタイプの提供エリアの確認は、戸建てタイプの確認方法とほとんど同じ操作でチェックできます。 先ほどと同じ操作でauひかりの提供エリア検索のサイトで、住居タイプと郵便番号を入力していきます。

マンション名を選択する
マンションタイプの場合は、その後にauひかりが契約できるマンションの一覧が表示されます。 その中に自分が住んでいるマンションか引っ越す予定のマンションがあれば、auひかりが契約できます。 もし検索結果の一覧にauひかりがなければ、「お住まいのマンションが見つからないお客さまへ」のタブを開いてみてください。 タブを開くと、戸建てタイプと同じように提携先のインターネットサービスが確認できるボタンが表示されます。 気になる方はそちらをチェックしてみてください。

エリア判定を行う
エリア判定が行われて、画面が切り替わると、そのマンションで契約できるプランが表示されます。 auひかりはマンションプランを中心にかなりの数のプランが用意されていて、初めて契約する方だとその違いがわかりづらいです。 エリア検索機能では、利用する予定のマンションでauひかりが契約できるかどうかを知ることができます。 しかし、それだけでなく利用するマンションではどの契約プランが利用できるのか知りたい場合にもエリア検索機能は有効です。

auひかりの提供エリアに関するよくある質問
auひかりの提供エリアは他の光回線サービスと比べてやや複雑です。 そのため、インターネット上でauひかりの提供エリアについての質問がいくつか飛び交っています。

auひかりの提供エリアが確認できる地図はある?
auひかりではマップで提供エリアを確認する方法はありません。 インターネット回線のサービスを提供しているところの中には、提供エリアがマップになって確認できるところもあります。 マップで見る方法だと、どのエリアで使えてどのエリアでは使えないのかが簡単に見やすいです。 ただ、具体的に自分の住んでいる場所で利用可能かチェックするとなると、マップをアップさせて地図上で探し当てる必要があって使いづらいです。 一方で、マップ検索ではなく郵便番号などを打ち込んで検索する場合は、自分の住む具体的な地域で利用できるかどうかを調べやすいです。 代わりにざっとした利用可能なエリアを把握したい場合には、検索機能で調べる方法はあまり向いていません。

提供エリア内でも申し込みができない場合があるのはなぜ?
auひかりの提供エリア内でも申し込みができないこともあります。

引き込み可能な電柱がない
戸建ての場合だと、自宅を建てた場所の近くに引き込み可能な電柱が設置されていない可能性があります。 たとえば、電柱があっても間に道路を挟んでいたり、自宅が無電柱地区にあったりすると引き込みができません。 都会に住んでいる方なら特に気にする必要はないでしょう。 しかし、田舎の地区に住んでいる方は、気軽に回線の契約ができるからといってよく確認しないまま契約を進めると失敗することもあります。

新築で番地登録が済んでいない
戸建ての場合は、番地が決まっていてそれが光回線事業者側で登録されていれば契約可能です。 しかし、新築でまだ番地が確定していない場合は、提供エリア内に自宅があったとしても申し込みができません。 また、新築の番地が確定したとしても、登録した内容が光回線事業者側に反映されるのに時間がかかってしまうこともあります。

マンション内の光回線の設備環境に空きがない
マンション内にケーブルが引き込まれていれば、基本的に契約できます。 しかし、稀にマンション内にある光回線の設備の空きポートが足りていないために、これ以上契約ができない場合があります。 誰かが引っ越して解約するまでは、その回線は契約できません。 誰かが引っ越すまで待つか、別の光回線を契約するなどして対応してみましょう。 場合によっては、ポート数を増設してもらうことで契約できることもあります。

マンションが高層階、あるいは配管や分電盤が使えない
マンションの構造次第では、マンションタイプの光回線設備が導入されていない場合、ファミリータイプの契約になります。 そういった構造のマンションだと、電柱から直接光ケーブルを引き込むことになり、その作業が難しいケースがあります。 たとえば、マンションの部屋の高層階に住んでいたり、物件が古くて配管や分電盤が使えなかったりすると、工事不可になりやすいです。 事前に、工事を始めて様子を見てみないとわからないと伝えられることもあります。 しかし、工事当日になって導入できないと伝えられることも珍しくありません。

大家さんや管理会社の工事許可が下りていない
先ほどマンションにauひかりのケーブルが引かれていない場合は、大家さんや管理会社に掛け合う必要があると説明しました。 それだけでなく、ケーブルが引かれている回線であっても、回線工事をする際には大家さんや管理会社への許可が必要です。 物件によっては初めから自由に契約してくださいと大家さんから説明を受けることがあります。 しかし、中にはきちんと許可を取ってからでないと回線工事を認めてくれないところも多いです。

引越し先がエリア外だった場合も違約金は出る?
新しい物件に引っ越す場合に、そのままauひかりを使いたいと思っても、引っ越し先がエリア対象であることも少なくありません。 その場合、残念ながら解約による違約金が発生してしまいます。 引っ越しによって途中解約となる場合でも、引っ越し先でauひかりが利用できるなら違約金はかからないと発表しています。

更新期間 | 違約金 | |
ずっとギガ得プラン(戸建て) | 37、38カ月目 | 16,500円 |
ギガ得プラン(戸建て) | 25、26カ月目 | 10,450円 |
お得プラン(マンション) | 25、26カ月目 | 7,700円 |
提供エリア内でもマンションに設備がない場合は申し込めない?
auひかりの提供エリア内でも、マンションに必要な設備が整っていなければ申し込みはできません。 マンションは一般的にマンションの共用部分に設置されている装置が必要です。 電柱から引き込んだケーブルをその装置に引き込んで、その装置から各部屋にケーブルを引き込むことでマンションプランが利用できます。 しかし、マンションの共用部分に設置される装置がない場合は、マンションプランでの契約はできません。 そして、その装置は勝手に導入することはできず、KDDI側も勝手に設置してくれることはありません。 その点も含めて、マンションでの提供エリア検索で表示されるマンションが決まっています。

判定結果の「ホーム(s)」って何?
エリア検索をした際に、判定結果が「ホーム(s)」と表示されることがあります。 これはNTTのフレッツ光回線を利用しているエリアであることを指しています。 逆に、「ホーム」と書かれていればKDDIの独自の回線を使っているエリアということを意味しています。 回線が変わると料金が変わるのだろうかと感じる方もいるかもしれませんが、特にそういったことはありません。 エリアごとに使える回線が異なる仕組みになっているだけで、料金面が変わることはないです。 ただ、回線が変わると通信速度の速さが少し変わります。

auひかりの提供エリアは今後拡大される?
auひかりの提供エリアはまだまだ拡大されると考えられます。 ただ、auひかりの提携関係にある会社の契約先を奪うわけにはいかないため、そのエリアに拡大されることはないと考えていいでしょう。 たとえば、先ほど紹介した関西電力が元になっているeo光がその例としてあげられます。 eo光のサービスが続く限りはauひかりの戸建てのプランが関西エリアで使えるようになることはないでしょう。 それでもマンションプランならauひかりの契約ができます。 また、沖縄には「auひかり ちゅら」というサービスがあり、沖縄セルラー電話株式会社がサービスを提供しています。 ここも名前からわかるようにauひかりと協力的な関係にあるため、エリア拡大されることはないでしょう。 ただ、それ以外の静岡や愛知などのエリアは拡大する可能性があります。

auひかりが提供エリア外だった場合、他におすすめの光回線はある?
auひかりが提供エリアになかった場合、エリア拡大をのんびり拡大するのを待っていられない方もいるでしょう。 その場合は、fon光の契約をおすすめします。 fon光は通信速度の速さで有名なNURO光から回線設備を借りる形でサービスを提供しています。 そのため、NURO光で契約するよりも安い月額料金でサービスを提供できていて、月額料金の安さを求める方におすすめです。 fon光のサービス内容を以下の表にまとめました。
![]() | |
運営会社 | フォン・ジャパン株式会社 |
サービス開始年 | 2020年 |
月額料金 | 4,378円 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
最大通信速度 | 上り:1Gbps 下り:2Gbps |
契約年数 | 2年 |
支払方法 | ・クレジットカード払い ・口座振替 |
fon光はフォン・ジャパン株式会社が運営していて、他にも格安ポケット型Wi-Fiで有名な縛りなしWi-Fiなどのサービスを提供しています。 NURO光の月額料金は5,000円以上かかるプランがほとんどですが、fon光では4,000円台で利用できます。 代わりにキャンペーンはあまり手厚くないのがfon光の特徴です。 キャンペーンはお得になる反面リスクもあるため、キャンペーンより月額料金の安さを求める方に向いています。 通信速度についてはNURO光のものをそのまま使っているため、最大通信速度はNURO光と変わらないです。 つまり、fon光は安い月額料金で高速通信を楽しめる光回線サービスといえます。

その点を理解した上で契約を検討してみてください。
まとめ:auひかりは提供エリアを確認した上で申し込もう
auひかりは他の全国区で展開している光回線サービスと比べてやや特殊です。 KDDIが電力会社と協力的になっていて、提携関係にある会社が提供する光回線サービスと顧客の奪い合いにならないようにエリアが設定されています。 そのため、関西エリアや沖縄などについてはエリア拡大も見込めないと思われます。 戸建てプランの契約を検討している方は、auひかりの利用可能エリアをよく調べて契約先を検討してみてください。 ただ、マンションプランであればどこでも契約できる仕組みになっています。 そのため、マンションでの契約を検討している方は安心してauひかりを契約してみてください。