格安SIMに乗り換えるとiPhoneを安くで使える|おすすめはどこ?
日本では利用率が約20%を達し、今後も利用者が増えることが伺える”格安SIM”
本記事に目を通していただいている方の中にも
「スマホ代を抑えたい」
「格安SIMに乗り換えたい」
「格安スマホの機能はどうなの」
とお考えの方が多いのではないでしょうか?
そのような方のために当記事では、格安SIMの初歩的な内容からサービスの全貌を網羅的に解説しております。また、格安SIMへの乗り換え申し込み方法なども詳しく解説しておりますので、最後まで目を通していただけると幸いです。
ぜひ、現在利用しているスマホ代を大幅に削減し、お財布に優しい格安SIMを手にしましょう。
・格安SIMの基礎情報
・格安SIMのメリット/デメリット
・格安SIMの注意点
・格安SIMのおすすめキャリア
\当サイトおすすめの格安SIM 3選/
格安SIMとは|iPhoneでも使えるサービスなの?
大前提として格安SIMは
といったスマホを利用することが可能です。
しかし、これだけでは格安SIMの実態を理解することは難しいと思うので、次の内容をもとに格安SIMへの理解を深めていきましょう。
・大手キャリアの通信回線を利用している
格安SIMを提供している会社は”MVNO”
大手キャリアと言われるdocomo・au・SoftBankなどの通信回線の一部を利用することで通信サービスを安く提供している事業者をMVNOと呼びます。
2001年に第1号のMVNOが登場して以来、現在では多くのMVNOが通信サービスを提供しているのです。
大手キャリアの通信設備を借りて運営している
「格安SIMを提供している会社は”MVNO”」で軽くお伝えしましたが、格安SIMは大手キャリアの通信設備を借りて通信サービスを私たちに提供しています。
大手キャリアの通信回線を利用することで、余計な設備費・人件費を大幅に削減することができるのです。
その結果、格安でスマホを利用することが可能になっています。
薬の”ジェネリック”で例えるとわかりやすいでしょうか?
安く薬を購入できるジェネリックは、成分や効能の優劣で安くなっているわけではありません。
既にある薬の使用権を他社から提供してもらうことで、研究費などを抑えることができ、その結果安く薬を購入することができるのです。
格安SIMでiPhoneを利用するメリット3選
格安SIMでiPhoneを利用うえでのメリットは大きく次の3つです。
毎月の月額料金が安くなる
格安SIMの最大のメリットと言っても過言ではないのが、毎月の月額料金が安くなるということです。
大手キャリアでは
・電話かけ放題
などといった基本料金と機種代金を合わせると、月々10,000円を余裕で超えてしまいます。
わたしもスマホ代が月々12,000円近く発生していたのでこれではまずいと思い、”楽天モバイル”へと乗り換えました。
その結果、月々の支払いが4,000円前後でどんなに使っても7,000円で済んでいる状態です。
このことから、格安SIMに乗り換えると年間で数万円ほど節約できることがわかります。
浮いたお金は貯蓄や趣味などに回せるので、生活の質がグッと上がること間違い無いしです。
使用中の端末でもそのまま使える
格安SIMは現在利用しているスマホをそのまま利用することが可能です。
端末ごと乗り換えると初期設定など手間のかかることが多いですが、端末をそのまま引き継ぐことで面倒な手続きを省くことができます。
また、すでに機種代を払い終えているスマホでそのまま利用することで、新たな機種代が発生しないため、月々かかる固定費を大幅に抑えることができます。
ですので
「月額料金を少しでも抑えたい」
とお考えであれば、端末を新たに購入せず、そのまま利用し続けることをおすすめします。
大手キャリアと違い契約期間に縛りがないことが多い
格安SIMは大手キャリアとは違い契約期間の縛りがないキャリアが多いことが特徴です。
大手キャリアのプランは2年契約が一般的で、契約更新月に満たない場合は
・機種代の残高支払い
などといった費用が必要になります。
しかし、格安SIMのキャリアの中には、縛り期間はもちろん無いうえに解約金などもないところもあります。
ですので、初めての格安SIMの利用で失敗したと感じても、すぐ他社に乗り換えることが可能なのでリスクが低いです。
補足として、同じ格安SIMのキャリアであっても利用する回線によっては縛り期間はないにしろ、解約金が発生する場合があります。
参考までにQTモバイルをご紹介しますので、次の表をご覧下さい。
回線名 | 解約金 |
docomo回線 | 〜13,200円 |
au回線 | 0円 |
以上のことから、利用する回線によって多少プランがことなるので注意が必要です。
格安SIMでiPhoneを利用するデメリットは?注意点を4つ紹介
大手キャリアよりも月々のスマホ代を抑えることができる魅力的な格安SIMですが、当然デメリットもあります。
格安SIMを利用する上でのデメリットは次の4つがあげられます。
大手キャリアと比べると通信速度が遅い
格安SIMは、大手キャリアよりもお手頃な価格でスマホを利用できる一方で、通信速度は大手キャリアよりも遅いというデメリットがあります。
参考までに次の大手キャリアとそのサブブランドの通信速度の比較表をご覧下さい。
大手キャリア | 平均通信速度(下り) | サブブランド | 平均通信速度(下り) |
docomo | 186.4Mbps | ahamo | 112.8Mbps |
au | 103.3Mbps | UQモバイル | 64.5Mbps |
SoftBank | 99.2Mbps | Ymobile | 66.9Mbps |
表をご覧のとおり、大手キャリアのサブブランドであっても、本家の通信速度に並ぶことができないのが現状です。
また、大手キャリアのサブブランドでもないminemoやlinemoなどといった格安SIMはさらに速度が遅い可能性があります。
電波が繋がりにくい時間帯がある
「大手キャリアと比べると通信速度が遅い」で格安SIMは通信速度が大手キャリアよりも遅いとお伝えしましたが、時間帯によっても電波が繋がりにくいといったデメリットがあります。
とくに多くの人がスマホを利用する昼間や夜間、さらに休日などは回線が混雑しやすいので、電波が繋がりにくいです。
お昼のワイモバイル♪
おい!リンクスメイト(ドコモの格安SIMだし)が昼間は速度制限かかるだろうからと思ってサブブランドだし早いやろと思った等このていたらくっぷり!!
キェーェーェー!!(発狂 pic.twitter.com/6yHNL9km6R
— 社畜生 (@iamsalary0531) May 10, 2022
クレジットカードが有れば、格安SIMのスマホを使えるので、毎月のスマホ料金が3000円未満に抑えられる。
日々の努力なしに固定費が安くなるのは有り難い。
平日の昼間の時間帯に繋がりにくくなるけど、Wi-Fiと合わせて使えばどうにかなる
。— ルナ@帰ってきたオス味 (@dalelove2020) May 10, 2022
格安simでもこの時間帯は全然行ける昼間は厳しいけど
— あちゃん (@narita0915) May 1, 2022
SNS上の口コミをみても、”昼間は繋がりにくい”といった内容が多く見受けられました。
また、”大手キャリアのサブブランドであっても電波が安定しない”といった口コミも見受けられることから、格安SIMを利用する上で電波の不安定さは仕方ないことだということがわかります。
とはいえ、通信速度を重視される方はポケット型WiFiを併用することで電波の不安定さを解消することができるのでおすすめです。
キャリアメールが使えない
・電波が安定しない
といったデメリットのほかに”キャリアメールが利用できない”といった点もデメリットに含まれます。
今まで大手キャリアのメールアドレスを使用していた方は、格安SIMに乗り換えると利用することができなくなるため、新しいアドレスを設定しないといけません。
しかし、iPhoneにはアップル独自のメールアドレス(◯◯@icloud.com)があるため、キャリアメールが利用できなくてもそこまで困る可能性は低いです。
また、gmailであれば複数のアドレスを登録することが可能なので、仕事用・プライベート用などでメールアドレスを使い分けることが可能なので、キャリアメールの必要性はそこまで高くないといえます。
iPhoneによっては対応してない場合がある
格安SIMのキャリアによっては、iPhoneの機種によって対応していないところもあります。
iPhone10以降に販売されているiPhone11・12・13には基本的に対応しているキャリアが多いです。
しかし、iPhone10よりも以前に販売されているiPhoneに関しては対応していないキャリアもあるので、確認もせず契約をしてしまうと大変面倒なことになるので注意が必要です。
格安SIMでiPhoneを利用するなら?選ぶときのポイントを3つ紹介
格安SIMをiPhoneでの利用をお考えであれば、次の3つのポイントを参考に契約することをおすすめします。
毎月使えるデータ容量に対する月額料金から選ぶ
格安SIMのキャリアによっては毎月使えるデータ容量に対する月額料金が異なります。
ですので、ご自身が日頃どのくらいデータを消費しているかを把握し、より最適なプランを選択することがおすすめです。
月々の基本料金が変わらない”定額制”から、使った分だけ支払えば良い”従量制”など、キャリアによって様々になります。
私の利用している楽天モバイルの料金プランは1つしかなく非常にシンプルで、利用した分の通信量しか発生しません。
それに加え、ポケット型WiFiも利用しているので月々消費するデータ容量は3GB未満です。
このように容量の少ないプランを選択することで基本料金を抑え、ポケット型WiFiを活用することで、快適にネットを利用することができます。
キャンペーン内容の充実度から選ぶ
したがって、キャンペーン内容の充実度で格安シムを選ぶこともおすすめです。
あらゆるキャンペーンを駆使することで、スマホ代を最大限に抑え、お得に利用することができます。
キャンペーンのなかには
・通信量が1年間無料
・乗り換え割引
などといった内容のものがあります。
キャンペーンの重要性を知っているのと知らないのでは、年間で数万円ちかく損をしてしまう恐れがあるので、キャンペーンの内容の確認は非常に重要です。
通信回線の種類から選ぶ
格安SIMを選ぶには、通信回線の種類から選ぶのも1つの手になります。
通信回線には
・4G
・5G
・WiMAX
などといったものがありますが、回線によって通信速度の速さや安定性などが異なるため注意が必要です。
また、docomo・au・SoftBankの回線に違いによっても対応しているエリアに違いがあるので、ご自宅のエリアにはどの回線が対応しているのか、確認することをおすすめします。
格安SIMでiPhoneを利用したい|おすすめキャリアをジャンルに分けて3つ紹介
iPhoneで格安SIMを利用したい方にぜひ検討していただきたいキャリアが次の3つです。
各キャリアをご紹介する前に次の一覧表をご覧下さい。
※1:最大1.5Mbpsでネットや動画で見放題のオプション
※2:公衆WiFiも安全に利用できるオプション
※3:手元にiPhoneがなくてもApple Watchで音声通話・データ通信が可能なオプション
【月額料金がお得】mineo
mineoは何といっても格安SIMの中でも最安級のキャリアになります。
データ通信のみであれば1GBを880円から利用することができ、音声通話と合わせても1,298円からスマホを利用することが可能です。
料金の詳細は次の表をご覧下さい。
データ量 | データ通信のみ | データ容量+音声通話 |
1GB | 880円 | 1,298円 |
5GB | 1,265円 | 1,518円 |
10GB | 1,705円 | 1,958円 |
20GB | 1,925円 | 2,178円 |
上の表を見ていただくと、最も高いプランでも2,178円から利用できることがわかります。
大手キャリアの場合にかかる料金が年間約120,000円だとするとminemoは年間約26,000円台で利用することができるので、年間約100,000円近く節約することが可能です。
浮いたお金で軽い旅行などもいけるので、minemoはかなりお得感の強い格安SIMになります。
【キャンペーンが豊富】UQモバイル
キャンペーン内容は随時更新されており、現在では新規契約の場合、最大5,000円相当のauPAYが還元されています。
UQモバイルは豊富なキャンペーンに加え、auのサブブランドということもあり
・回線の安定性
ともに格安SIMの中では申し分のないキャリアです。
私はずっとUQモバイルだよ。
3GBで、1600円くらい。通話は会社のケータイ(おい)またはLINE電話なのでZERO。
速度速くておすすめだけど、普通に使ってるとすぐなくなるよ。ほぼWiFiなので3GBで足りるけども。— ま ち こ®2y (@march_aqua_2019) May 13, 2022
SNS上でも”通信速度が速い”といった口コミを多く見受けることができます。
【データ容量が無制限】楽天モバイル
大手キャリアの無制限プランと比較しても圧倒的に安いプランで、どんなにデータを消費しても3,278円を超えることはありません。
なお、楽天モバイルは2022年7月1日よりプランが新しくなり、1GBまで0円といった料金プランが廃止されました。
実際に私も楽天モバイルを利用して2年ほど経ちますが、大手キャリアほどではないものの速度は比較的安定しているのでYouTubeも快適に視聴することができます。
楽天モバイルの特徴として、楽天カードでの支払いを設定すると、機種代を最大で48回払いにまで引き伸ばすことが可能になります。
その際にも利息が発生しないので
「スマホを当分変える予定はない」
といった方は48回払いを設定し、月額料金を抑えながらスマホを利用することがおすすめです。
大手キャリアから格安SIMに乗り換える方法
現在お使いのキャリアからスムーズに格安SIMに乗り換える手順は次の4つです。
手順①:SIMロックを解除する
現在お持ちのiPhoneをそのまま利用するにはSIMロックを解除する必要があります。
SIMロックを解除するには、現在契約しているキャリアへ問い合わせることになりますが、
・Web
どちらでも手続きが可能です。
無事手続きを終えると、他社のSIMを挿入する準備は完了になります。
手順②:MNP番号を取得する
MNP番号は、現在のスマホの電話番号をそのまま引き継ぎたい方に必要な手続きになります。
こちらはWebサイトでの手続きが行えますが、MNP番号には有効期限がありますので、期限内に手続きを終えるよう注意が必要です。
手順③:新しいキャリアのSIMを準備
SIMロックの解除・MNP番号の取得を終えたら、新たに契約した格安SIMをスマホに挿入しましょう。
挿入する際はSIMに傷をつけないように慎重に扱い、挿入する向きを間違えないように注意が必要です。
SIMの挿入する向きを間違えると正常にスマホが起動しません。
手順④:APNの設定
スマホを利用するには必ずAPN設定を忘れず行う必要があります。
iPhoneとアンドロイドでは設定方法が異なるので、ここではiPhoneの設定方法について解説します。
手順2:WiFiに接続
手順3:APNプロファイルをダウンロード
以上がAPN設定のおおまかな流れになります。
APNのプロファイルダウンロードは格安SIMの公式ページで確認することが可能です。
格安SIMのiPhoneに関するよくある質問は?
iPhoneで格安SIMを利用する上で、よくある質問が次のとおりです。
格安SIM会社の中にiphoneを無料で貰えるキャンペーンはある?
格安SIMのキャリアの中でiPhoneを無料でもらえるキャンペーンはありません。
しかしながら、”実質1円”のキャンペーンを行なっている格安SIMはキャリア存在します。
実質1円キャンペーンの対象機種はiPhoneSEやiPhone8などといった旧世代が多く、機種の種類はそこまで多くはありません。
ですので、最新機種を利用したい方にはおすすめできません。
1円スマホキャンペーンってなに?
1円スマホキャンペーンとは、新規乗り換えを前提としたキャンペーンのことを指します。
この1円スマホキャンペーンは格安SIMのキャリアによって異なる条件なのが注意点です。
参考までに、1円でスマホが購入できる格安SIMキャリアをご紹介します。
・OCNモバイルONE
・Ymobile
格安SIMの中でお得なキャンペーンを実施しているキャリアはどこ?
格安SIMのキャリアの中で、リアルタイムでお得なキャンペーンをおこなっているのは”楽天モバイル”です。
楽天モバイルでは最新のiPhone13に乗り換えると最大で”30,000円相当の楽天ポイント”が還元されます。
また、楽天ポイントは楽天市場で利用できるほか、スマホの支払いでも利用することができます。
その結果、実質料金を抑えながらスマホを利用することが可能です。
格安SIMはiPhoneでも利用できる|大手キャリアから乗り換えてみよう
今回この記事を通して、格安SIMはiPhoneでも利用できるとおわかりいただけたのではないでしょうか?
日本では3大キャリアといわれる
・au
・SoftBank
などが浸透しており、この3つのいずれかを利用することが当たり前になっている傾向にあります。
しかしながら、格安SIMでは大手キャリアよりも月額料金を抑え、なおかつキャンペーンを利用することでiPhoneを安く手に入れることが可能です。
通信速度を心配される方も中にはいらっしゃいますが、大手キャリアのサブブランドの格安SIMは比較的に安定しているので、そちらの検討をおすすめします。
ホームルーターやポケット型WiFiを活用することで快適なネット環境を整えることが可能ですので、格安SIMとあわせてWiFiの検討してみるといかがでしょうか。