メッシュWiFiのメリットやデメリットは?自信をもっておすすめできる10個の端末
「メッシュWiFi」という名称を聞いたことはありますか?
よくあるポケット型WiFiの商品名ではなく、固定回線に関する用語です。
うまく活用すれば家の中のインターネット環境を大きく改善することができます。
しかしメッシュWiFiのルーターはメーカーごとに何種類もある上に、どれも比較的高額。
どうせ買うなら、いい商品を選びたいな。
そこでこの記事ではメッシュWiFiについて解説し、おすすめのルーター10選を紹介します。
・メッシュWiFiの基礎知識
・メッシュWiFiのメリットとデメリット
・メッシュWiFiルーターおすすめ10選
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2023年10月10日【更新】おすすめの光回線情報を更新しました
メッシュWiFiとは?中継機との違いも解説
そもそも、メッシュWiFiって何なの?
メッシュWiFiとは、メッシュ(網の目)のようにWiFiネットワークを張り巡らせることです。
国際団体である WiFi Alliance が定めた標準規格「WiFi EasyMesh」に基づいています。
もし家に光回線を引いているならば、メッシュWiFiをうまく活用することで、自宅のネット環境が快適になりますよ。
・メッシュWiFiの仕組みや接続方法
・メッシュWiFiが持つ機能
・メッシュWiFiとWiFi中継機との違い
メッシュWiFiの仕組みや接続方法
まずはメッシュWiFiの仕組みについて見ておきましょう。
家に引き込んできた回線と直接つながっているWiFiルーターを「親機(コントローラー)」と言います。
また、親機と接続されている各WiFiルーターを「子機(エージェント)」と言います。
メッシュWiFiは親機を中心に、複数の子機を設置し、ネットワークを広げることで成立していることが特徴です。
外から俯瞰で見ると、このメッシュWiFiの機器群が網の目を構成しているように見えることから「メッシュWiFi」という名称がつけられています。
親機から子機に対してはLANケーブルを使って有線接続したり、無線LAN接続したりします。
メッシュWiFiが持つ機能
メッシュWiFiのもつ機能を平たく言えば「子機を置くことで、電波の届く範囲を広げる」ということです。
WiFiルーター1台だけでは、カバーできる範囲に限りがあることを知っていますか?
たとえば2階建ての戸建住宅であれば、1階にルーターがあっても2階まで電波がうまく場所があるはずです。
WiFiの届く距離には限界がありますし、遮蔽物があると電波は弱くなってしまいます。
1階のリビングは高速WiFiが飛んでいても、2階の子供部屋には届かず、家庭内で不満の声が聞こえてくる。そんなご家庭も少なくありません。
ああ、そういう例はよくあるよね。
メッシュWiFiの機能を活用すれば、電波の届く範囲を広げることができるので、家の中でも場所を選ばず快適にインターネットを利用することができます。
メッシュWiFiとWiFi中継機との違い
メッシュWiFiって、WiFi中継機を使うのとは違うの?
はい。似ていますが少し違います。
従来の中継機では「親機」と「中継機」で、接続をその都度切り替える必要がありました。
- ・WiFi中継機: 親機と中継機が別々のネットワークを形成
- ・メッシュWiFi: 親機と子機が同一のネットワークを形成
たとえば中継機の場合、1階にいるときはスマホをWiFiルーター親機に繋ぐ必要があり、2階にいるときはスマホを中継機に繋ぐ必要がある、といったように切り替え作業が必要です。
しかしメッシュWiFiは、親機と子機で1つのネットワークを形成しているため、切り替える手間がかかりません。
また、WiFi中継機形式では通信処理をすべて親機が担っており、親機に対する負担が増えて速度が低下することがありました。
しかし、メッシュWiFi形式ならば子機も通信処理を行うことができるため、親機の負担が減るという点も違いとして挙げられます。
メッシュWiFiを導入するおすすめポイント3つ
家電量販店などに足を運んでみるとわかりますが、最近メッシュWiFi対応であることは大きなセールスポイントとなっています。
それだけメッシュWiFiにはメリットが大きいということですね。
じゃあ、メッシュWiFiのメリットって何なのかな?
大きく分けると以下の3つです。
・ポイント2.家の中ならどこでも安定した接続が可能
・ポイント3.設定や管理も簡単
ポイント1.家全体で一つのネットワークが構築できる
メッシュWiFi最大のメリットは、家全体で1つのネットワークが構築できること。
もう、なんと言ってもこれに尽きます。
理由は単純です。電波の届く範囲を広げることで、家の中で無線LAN接続がしづらくなる場所が少なくなるから。
また、WiFi中継機形式と違って、1つの大きなネットワークが作られるため、いちいちネットワークを切り替える必要もありません。
ポイント2.家の中ならどこでも安定した接続が可能
メッシュWiFiなら、家の中ならどこでも安定した接続が可能です。これもメリットに挙げられます。
親機に接続するか子機に接続するかを考える必要はありません。親機と子機で1つのネットワークを構成しています。
メッシュWiFiの機器同士が連携しており、その場その場で最も電波状況のいい機器と接続してくれるのは大きなメリット。
1つのWiFiに繋ぎっぱなしで、ストレスなく使えるのは嬉しいよね。
「1階では家のWiFiを使うけれど、2階ではスマホの電波を使って通信する」といったことを考える必要はありません。
あるいは「1階では親機に接続し、2階では中継機に接続する」といったことを考える必要もありません。
ポイント3.設定や管理も簡単
設定や管理が簡単というのもメリットです。
親機も子機も同じ設定を共有するため、1つの機器さえ設定してしまえばいいからです。
裏を返せば複雑な設定などはできませんが、専門的な知識がない人にとってはデメリットとはなり得ません。
また、管理や運用も簡単です。
というのも、一度でも環境を構築してしまえば、あとはメッシュWiFiの機器側でどの機器に接続すべきか判断してくれるため、ユーザーは何も考えなくてもいいからです。
メッシュWiFiを使う上での2つの注意点・デメリット
メッシュWiFiを使う上で知っておくべき注意点・デメリットを挙げておきます。
・注意点2.メインルーター単体よりも通信速度は低下してしまう
注意点1.ルーターを増やすだけ費用も掛かる
注意点1つ目は、ルーターを増やすとそれだけ費用がかかる点。
というのも、ルーター1台あたり平均10,000円程度かかるので、決して安価とは言えないからです。
買い増すだけ便利にはなりますが、その分だけ費用的な負担も増えてしまうことには注意が必要です。
また、原則として同じメーカーの機器で揃える必要があるという点にも注意してほしいです。メーカー間での互換性はありません。
こうしたことを考えると、ワンルームに住んでいる場合などは、WiFiルーター1台あればメッシュWiFiが必要ないことがわかります。
メッシュWiFiは大きな家に住んでいる人向けなんだね。
注意点2.メインルーター単体よりも通信速度は低下してしまう
注意点の2つ目は、メインルーター単体で使うよりも通信速度が低下してしまう点。
先述のとおり、メッシュWiFiの場合は、メインルーター(親機)だけでなく子機も通信処理を行います。
並列処理をするため、処理能力が分散してしまうことで、通信速度が低下してしまうというデメリットがあります。
さすがに実効速度は確保されるので、その点は安心してほしいです。
メッシュWiFiに向いている人の3つの特徴
メッシュWiFiにはどんな人に向いている?
ここまで見てきたメリットやデメリットを踏まえて考えてみます。
向いている人の特徴を先に3つ挙げておくと、以下のとおりです。
特徴2.大量の通信機器を使用している人
特徴3.スマートホームをコントロールしたい人
特徴1.一戸建てや大きなマンションに住んでいる人
メッシュWiFiが向いている人の特徴としてまず挙げておきたいのは、一戸建てや大きなマンションに住んでいる人です。
たとえば2階建てや3階建ての戸建住宅や、家族5人が暮らしている大きなマンションの場合は、WiFiルーター1台だけだとパワー不足を感じる場面が目立ちます。
WiFiルーター1台だけだと、そんなに繋がりにくいものなのかな?
はいその通りです。
マンションの隅の部屋では繋がりにくいこともよくありますし、一戸建てで親機のある部屋とは違うフロアにいると繋がりにくかったりします。
こういったご家庭でこそ、メッシュWiFiを活用してお家のWiFi環境を整えてみてほしいです。
特徴2.大量の通信機器を使用している人
大量の通信機器を使用している人にも、メッシュWiFiの活用を検討してみてほしいです。
家中に様々な通信機器がある場合、いちいちポケット型WiFiを持ち歩いたりするのは面倒ですよね。
せっかくプリンターを設置しても、その部屋にWiFiが繋がらなければ使い物になりません。
そういうときには、メッシュWiFiを活用して家中をくまなくWiFi環境に変貌させましょう。
快適な通信環境は、QOLを改善させてくれます。
家に多くの通信機器がある人には、メッシュWiFiが向いていると言えますよ。
特徴3.スマートホームをコントロールしたい人
スマートホームをコントロールしたい人にとっても、メッシュWiFiは向いていると言えます。
たとえば、メッシュWiFiのおすすめルーターの一角にも挙げられるGoogle Nest WiFiは、Google Homeとの連携が簡単にできます。
Google Nestはスマートスピーカーを兼ねているので、音楽を流してくれたり、天気を教えたりしてくれる。
スマート電球を採用しておけば、家の電気の点灯や消灯もコントロールしてくれる。
「ルーターを設置するついでに、家をスマートホーム化したい」といったニーズにも答えてくれる。
スマートホーム化したいなら、家中どこでもWiFiにつながってなきゃいけないもんね。
スマートホームをコントロールしたいのであれば、メッシュWiFiの採用を検討してみてほしいです。
メッシュWiFiのおすすめルーター10選
おまたせしました。それでは、メッシュWiFiのおすすめルーター10選をお伝えします。
できる限り多くのメーカーから選ぶよう心がけました。
・Google「Google Nest Wifi」GA00822-JP
・TP-Link「Deco X20 3P」AX1800
・ASUS「ZenWIFi AX Mini」ZenWiFi XD4/B
・I-O DATA「WN-DX1167GR」
・NEC「Aterm WG1200HP4」
・TP-Link「Deco X90」AX6600
・LINKSYS Velop 「MX5300」
・NETGEAR「Orbi WiFi6」RBK852
・エレコム WMC-DLGST2-W
バッファロー「AirStation connect」WTR-M2133HS/E2S
コスパに優れたメッシュWiFiルーターと言えば、真っ先に挙げられるものの1つです。
トライバンド(3本の電波)にも対応しており、4K動画などの大容量通信にも対応してくれます。
専用アプリを活用すれば、接続すべき場所であるかどうかも伝えてくれます。このように、初心者でも使いやすい点もおすすめポイントです。
Google「Google Nest Wifi」GA00822-JP
すでに触れた通りですが、スマートホーム化を目指すのであればGoogle Nest WiFiはかなり有力な選択肢です。
なるほど、1ユニットあたりの価格を見るとやや割高感は否めません。
しかし、子機にあたる拡張ポイントはスマートスピーカーを搭載しているなど、他のメッシュWiFiルーターにはないユニークな点も多くあり、値段相応のスペックです。
また、白くて丸いデザインはインテリアとしても優れていると言えます。
個人的には「WiFiルーター」らしからぬスタイリッシュ外見も好みです。
TP-Link「Deco X20 3P」AX1800
メッシュWiFiのおすすめルーターで外せないのは、TP-Link「Deco X20」です。
そもそもこのメッシュWiFi市場は、TP-Linkが牽引してきたと言っても過言ではありません。
WiFi 6対応、接続可能台数150台など、家のWiFiルーターとしてほしい要素は概ね揃っています。
それでいて、2パック20,000円程度で購入可能な安さは眼を見張るものがあります。
エントリーモデルとして購入するには最適と言えますよ。
ASUS「ZenWIFi AX Mini」ZenWiFi XD4/B
スタイリッシュな見た目という点で言えば、Google Nestにも劣らないのがこちら。ASUS「ZenWiFi AX mini」です。
台湾メーカーでありながら、商品名の由来が「禅」であることからもわかるとおり、余計なものを削ぎ落としたシリーズです。
ZenWiFi以外にもノートパソコンのZenbook、スマートフォンのZenfoneなども市場で人気を博しています。
ASUS製品、一度は使ったことがある人も多いのではないでしょうか?
スペック的にはやや控えめですが、ASUS製の他のシリーズのモデルとも接続可能、AmazonのAlexaとも連携が可能など、十分な機能を持っています。
I-O DATA「WN-DX1167GR」
パソコンの周辺機器等で有名な I-OデータのメッシュWiFi対応ルーターです。
WiFi 6には対応していない、最大通信速度が867Mbps、などやや控えめなスペックですが、親機と子機のセットで10,000円程度で入手可能です。
それぐらいの値段なら、メッシュWiFiを始めやすいよね。
LANポートが4つあるため、有線接続をたくさんできることもメリットと言えます。
NEC「Aterm WG1200HP4」
国内で長らくシェアを保ち続けているNEC製のルーターも挙げておきます。
Atermシリーズは様々な場所で使われているため、形状に見覚えがある人も多いのではないでしょうか?
馴染み深いルーターで、そのままメッシュWiFiに対応させられるというメリットがあります。
「家がNEC製のAtermを使っている」という場合には、そのままこちらのルーターに切り替えるのが楽ですよ。
TP-Link「Deco X90」AX6600
先ほど紹介したメッシュWiFiの大手メーカーTP-Linkのハイエンドモデルです。
WiFi 6対応、最大4.8Gbpsなど、10万円でもおかしくないようなスペックでありながら、実売価格は5万円を切っています。
「AIメッシュ」搭載で、機械が自動学習して最適な子機や回線を選択してくれます。
ハイエンドモデルがほしいなら、真っ先に検討すべき1台です。
LINKSYS Velop 「MX5300」
AirMacというAppleが販売していたWiFiルーターをご存知でしょうか?
AirMacはすでに販売が終了しているのですが、その後継として、Apple StoreではこちらのLINKSYS Velop「MX5300」が売られています。
いわばAppleの推奨するメッシュWiFiルーター。Appleユーザーにはおすすめしておきたいです。
真っ白な外観が、どことなくアップル製品っぽく見えるかもね。
NETGEAR「Orbi WiFi6」RBK852
定価は70,000円台とかなり高額ですが、こちらもおすすめの一角に挙げておきたいです。
同時接続でも速度が落ちにくい、有線LANポートが2.5Gbpsに対応、IPv6対応など、ハイエンドモデルに相応しいスペックにはなっています。
家庭内で、テレワークとオンライン授業を同時に複数名で消化する日常を送っているのであれば、こちらを選ぶことも検討してみてほしいです。
大人数で同時に大容量通信を行うなら、ハイエンドモデルを検討してみてくださいね。
エレコム WMC-DLGST2-W
バランス良く、中価格で中スペックを求めるならこちらもおすすめ。
それでありながら、子機とのペアリングは自動で行ってくれるため、初心者でも扱いやすいです。
また、壁掛けもできる点もメリットです。
というのも、WiFiルーターは遮蔽物のない高いところに設置したほうが効果を発揮しやすいから。無難な選択肢を選びたいならこちらが有力です。
メッシュWiFiに関するよくある質問
メッシュWiFi導入時に浮かびがちな疑問について答えておきます。
・メッシュWiFiは3階建てでも大丈夫?
・メッシュWiFiに有線接続するのは可能?
・メッシュWiFiにおすすめのWiFi回線は?
確かに、どれも気になるね。
メッシュWiFiのルーターはamazonでも買える?
はい。買えます。
Amazonでレビューを読みながら、自分に適したものを選ぶのも一案ですね。
メッシュWiFiは3階建てでも大丈夫?
はい。大丈夫です。
ただし、1階と2階と3階にそれぞれ設置する必要があることには注意してください。
多くのメッシュWiFiルーターは親機1台と子機1台の2台セットなので、それだけではルーターが足りない可能性が高いです。
3階建てでメッシュWiFiを導入するなら、3台は買っておいたほうがいいんだね。
メッシュWiFiに有線接続するのは可能?
はい。可能です。
親機も子機も有線LANポートがついていることがほとんどです。
ただしGoogle Nestなど、一部のメッシュWiFiルーター(特に子機)には有線LAN接続の手段がない場合があるので、商品を事前に確認する必要があります。
有線LANポートの数を購入前に確認しておきましょう。
まとめ:一戸建てや間取りの多いマンションもメッシュWiFiで快適に
以上、この記事ではメッシュWiFiについて解説してきました。
一戸建て、間取りの多いマンションなど、WiFiルーター1台だけでは電波が届かない範囲が家にありますか?
それならぜひ、メッシュWiFiを活用してみてくださいね。