光回線の種類によるメリット・デメリットが違う|種類ごとの特徴は?
この記事は、光回線の種類ごとの特徴について、解説しています。
光回線も種類別に分けられるって、ホント?
はじめて聞いたよ。
どんなふうに分けられるの?
どんな違いがあるの?
誰か教えてくれないかな。
そうですね、光回線は4つの種類に分けられます。
それぞれの種類に特徴やメリット・デメリットがあります。
今回は、光回線を種類別に詳しく解説しています。
これから新たに光回線を契約しようと考えている方に、またすでに光回線を契約済みの方にも、役に立つ情報を載せていますので、ぜひ最後までお読みください。
● 光回線の種類
● 光回線の種類別メリット・デメリット
● 光回線の種類別おすすめな人・おすすめできない人
\当サイトおすすめの光回線 3選/
サービス名
| auひかり | ドコモ光 | NURO光 |
月額料金(税込) | マンション/4,180円~ 一戸建て/5,610円~ | マンション/4,400円~ 一戸建て/5,720円~ | 2年契約/5,700円 3年契約/5,200円 |
工事費用(税込) | マンション/33,000円 一戸建て/41,250円 (ネット+電話の申し込みで実質無料) | マンション/16,500円 一戸建て/19,800円 (現在は新規なら無料) | 44,000円 (36ヵ月で実質無料) |
初期費用(税込) | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
通信速度(下り最大) | 1Gbps | 1Gbps | 2Gbps |
詳細 | auひかりの詳細を見る | ドコモ光の詳細を見る | NURO光の詳細を見る |
光回線の種類別|おすすめ光回線一覧表
ここでは、おすすめの光回線を種類別にまとめてみました。下の表のとおりです。
プロバイダ | フレッツ光 (東日本) | ドコモ光 | ソフトバンク光 | ビッグローブ光 | So-net光 | |
月額料金 | 戸建て | 6,270円 | 5,720円 | 5,720円 | 5,478円 | 6,138円 |
マンション | 4,125円 | 4,400円 | 4,180円 | 4,378円 | 4,928円 | |
速度(実測平均値)(下り/上り) | 270.72Mbps 206.32Mbps | 267.68Mbps 207.85Mbps | 313.73Mbps 213.23Mbps | 256.01Mbps 206.17Mbps | 295.97Mbps 227.56Mbps | |
回線の種類 | フレッツ光 | 光コラボレーション | 光コラボレーション | 光コラボレーション | 光コラボレーション | |
工事費 | 19,800円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | |
提供エリア | 提供エリア | 提供エリア | 東日本 西日本 | 東日本 西日本 | 東日本 西日本 | |
事務手数料 | 880円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | |
契約期間 | 2年 | 2年 | 2年 | 2年/3年 | 3年 | |
契約解除料 ※2022年7月に見直しあり | 戸建て | 見直し前:10,450円 見直し後:4,950円 | 見直し前:14,300円 見直し後:5,500円 | 見直し前:10,450円 見直し後:5,720円 | 見直し前:11,900円 見直し後:4,230円 | 見直し前:20,000円 見直し後:4,580円 |
マンション | 1,650円 | 見直し前:8,800円 見直し後:4,180円 | 見直し前:10,450円 見直し後:4,180円 | 見直し前:11,900円 見直し後:3,360円 | 見直し前:20,000円 見直し後:3,480円 |
プロバイダ | fon光 | NURO光 | auひかり | eo光 | コミュファ光 | |
月額料金 | 戸建て | 4,378円 | 5,200円 | 5,610円 | 5,448円 | 5,215円 |
マンション | 2,090円~2,750円 | 4,050円 | 4,000円 | |||
速度(実測平均値)(下り/上り) | 1000Mbps 770Mbps (平均値が不明なため最大実測値) | 503.72Mbps 450.75Mbps | 407.44Mbps 356.76Mbps | 446.14Mbps 313.26Mbps | 562.8Mbps 358.87Mbps | |
回線の種類 | ダークファイバー系 | ダークファイバー系 | ダークファイバー系 | 電力系 | 電力系 | |
工事費 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | |
提供エリア | 提供エリア | 提供エリア | 提供エリア | 提供エリア | 戸建て マンション | |
事務手数料 | 3,300円 | 3,300 円 | 3,300円 | 3,300円 | 770円 | |
契約期間 | 3年 | 2年/3年 | 2年/3年 | 1年 | 2年 | |
契約解除料 | 戸建て | 見直し前:21,780円 見直し後:3,148円 | 見直し前:10,450円 見直し後: (3年契約)3,850円 (2年契約)3,740円 | 見直し前:16,500円 見直し後:4,730円 | 見直し前:13,200円 見直し後:5,110円 | 見直し前:5,500円~ 29,700円 見直し後:5,170円~27,500円 |
マンション | 見直し前:7,700円 見直し後:2,290円 | 見直し前:6,820円 見直し後:4,140円 |
契約解除料は、2022年7月1日の電気通信事業法改正によって月額料金以上の金額を課せなくなりました。
この記事では、改正前に契約した場合の解除料を見直し前、改正後に契約した場合を見直し後と記載しています。
光回線には4つの種類があるんだね。
どこがどう違うのかな?
光回線の種類にはどのようなものがある?
ここでは、光回線の種類にはどのようなものがあるか、以下の順で解説していきます。
● 光コラボレーション:フレッツ光と回線を共有し、プロバイダと一体型
● ダークファイバー系:NTTの予備回線を使い、高速通信が可能
● 電力会社系:電力会社の傘下の事業者が運営する独自回線
NTT系(フレッツ光):NTTが運営する光回線
フレッツ光は、NTT(東日本・西日本)が運営する光回線サービスです。NTTによって整備された光回線網がほぼ日本全国に張りめぐらされ、もっとも有名で質の高い光回線サービスと言えます。
そのためサポートサービスなども充実しており、全国でも高いシェアを誇っています。また提供エリアの広さも、日本でトップを占めています。
またフレッツ光は、オプションサービスも多数あり、通信が安定していることも、特徴の一つです。
もう一つの大きな特徴は、フレッツ光と契約すると、プロバイダを別に契約しなければならず、自分でプロバイダを選ばなければならないことです。プロバイダとは、自宅の光回線とインターネットを接続する事業者のことです。フレッツ光の場合は、プロバイダと別に契約しないと、インターネットを利用できません。
そのためユーザーは、2つの事業者と契約することになります。利用料の請求も別々に行われ、何か不具合などあり、問い合わせるときも、どちらの事業者を選べばいいのか迷ってしまうこともあります。
またフレッツ光は、キャッシュバックなどのキャンペーンも行っておらず、月額料金も高いクラスになっているのが難点と言われています。
光コラボレーション:フレッツ光と回線を共有し、プロバイダと一体型
光コラボレーションは、フレッツ光と回線を共有し、プロバイダも兼ねた事業者が運営する光回線サービスです。光コラボレーションは、回線事業者とプロバイダが一体型なので、窓口も一つになります。
光コラボレーションは、フレッツ光と回線を共有するため、通信も高速で安定しているというメリットがあります。またプロバイダによって、さまざまなキャッシュバックなどのキャンペーンがあり、お得に契約ができることも魅力の一つです。
現在、主な光コラボレーションには以下のプロバイダがあります。
● ソフトバンク光
● ビッグローブ光
● So-net光プラス
● @nifty光
● OCN光
ダークファイバー系:NTTの予備回線を使い、高速通信が可能
普段生活していく中で、“ダークファイバー系”という言葉は、あまり聞きなれませんよね。
ダークファイバーとは、未使用の光ファイバーを表す言葉です。未使用の光ファイバーは、光が通っていなく暗いので、ダーク(暗い)な光ファイバーという意味ですね。
ダークファイバー系の事業者は、フレッツ光と回線を共有していません。NTTのダークファイバーと呼ばれる予備回線を使い、自らもプロバイダとなって、独自のサービスを展開しています。このような回線を独自回線と呼びます。
独自回線のため、高速通信が可能で、回線が混雑することが少ないと言えます。代表的なプロバイダは「NURO光」と「fon光」です。独自回線のため、通信最大速度下り2Gbpsを実現しました。
「auひかり」も、ダークファイバーを使い、一部は自社のKDDI回線を利用しています。auひかりも独自回線なので、通信も安定し、混雑の少ない回線と言えます。
ただし、ダークファイバー系の光回線は、提供エリアが狭く、限られた地域になってしまうことが難点です。
電力会社系:電力会社の傘下の事業者が運営する独自回線
電力会社系とは、電力会社の傘下の事業者が自社の回線を使って運営する、プロバイダ一体型の光回線サービスです。この場合もフレッツ光回線を共有しないので、独自回線と呼ばれます。
そのためダークファイバー系の回線と同じく、高速で回線の混雑が少ないため、安定した通信が可能です。
電力系の主な光回線サービスは、以下のとおりです。
● コミュファ光
eo光は関西電力系、コミュファ光は中部電力系です。
デメリットは、ダークファイバー系と同じく、提供エリアが狭いことです。
eo光は関西方面で人気が高く、コミュファ光は中部地方で利用が多いですが、それ以外の地域になると、契約できません。自社回線を使っているためです。
ダークファイバー系も電力会社系も、回線の性能はいいんだけど、提供エリアが問題だね。
光回線の種類によってどのようなメリットがある?
ここでは、光回線の種類によってどのようなメリットがあるか、以下の順に解説していきます。
● 光コラボレーション:回線事業者とプロバイダが一体化していて便利
● ダークファイバー系:独自回線のため、高速で安定した通信が可能
● 電力会社系:利用人数が少ないため、回線が混雑しない
NTT系(フレッツ光):提供エリアが日本全国で、安定した回線を提供
フレッツ光のメリットは、提供エリアが日本全国と幅広く、安定した回線を多くの層に提供できることです。
フレッツ光は、光回線と言えばまずその名前を思い浮かべるほど有名で、全国の隅々まで回線が行き渡り、回線の品質も安定していて、幅広い層におすすめできます。
フレッツ光は、サポート体制も充実していて、大手ならではの安心感があります。オプションサービスもさまざまあり、ユーザーにとっては魅力のあるところです。
光コラボレーション:回線事業者とプロバイダが一体化していて便利
光コラボレーションのメリットは、回線事業者とプロバイダが一体化していて便利なことです。フレッツ光の回線を利用しているため、提供エリアが日本全国と幅広く、かつ安定した通信を利用できます。
また光コラボレーションは、利用料金もフレッツ光よりも安いプロバイダがほとんどで、中には高額のキャッシュバックキャンペーンを行っているところがあり、お得に契約できます。
オプションサービスもプロバイダによっては、スマートフォンとのセット割りを行っているところもあります。電話料金が割り引きされ、お得感が増します。
光コラボレーションは、回線事業者とプロバイダが一体化しているため、問い合わせる場合、窓口が一つなので便利です。
ダークファイバー系:独自回線のため、高速で安定した通信が可能
ダークファイバー系のメリットは、フレッツ光と回線を共有していない独自回線のため、高速で安定した通信が可能なことです。独自回線のため、回線が混雑することが少なく、高速通信を実現しました。
またダークファイバー系は、事業者独自のシステムを作ることができます。たとえばNURO光が採用している「G-PON」がその一例になります。G-PONは通信規格の一つで、フレッツ光や光コラボが採用している「GE-PON」より高速な通信が可能です。
ダークファイバー系は、そのためストレスなく、快適にインターネットを利用できます。
またダークファイバー系は、いずれのプロバイダもスマートフォンとのセット割りを行っているので、お得に契約できます。
また、月額料金の安さもメリットの1つです。
戸建てプランの月額料金の相場が、およそ5,500円前後に対して、ダークファイバー系の光回線であるNURO光では5,200円で使えます。
マンションプランでも、4,400円が相場に対して最安2,090円から使えるので、安いことがわかりますね。
さらに光コラボレーションと同じように問い合わせ窓口が一本化されているので、問い合わせが生じたときに便利です。
電力会社系:利用人数が少ないため、回線が混雑しない
電力会社系のメリットは、自社回線を使用しているため、提供エリアが地域限定となり、利用者人数がそれほど多くないことです。そのため回線が混雑しにくく、高速通信が可能になります。
いずれの電力会社系も、フレッツ光よりも速い通信速度を示しています。
またさまざまな割引き制度があるのも特徴です。たとえばeo光では、月額料金が割り引きされたり、他社から乗り換えの場合、解約手数料を立て替えてもらえたりします(上限あり)。auスマートフォンとのセット割もあります。
また電力系のメリットは、インターネットと住宅の電気契約をセットにすると割引されることです。親会社が電力会社だからです。
だいたいメリットは分かったぞ。
どの事業者にもいいところがあるね。
光回線の種類によってどのようなデメリットがある?
ここでは、光回線の種類によってどのようなデメリットがあるか、以下の順に解説していきます。
● 光コラボレーション:プロバイダによって通信速度が変わる
● ダークファイバー系:提供エリアが限られる
● 電力会社系:提供エリアが狭い
NTT系(フレッツ光):ユーザーがプロバイダを選ばなければならない
フレッツ光のデメリットは、ユーザーが自分でプロバイダを選ばなければならないことです。回線業者を選び、その上プロバイダも選ぶとなると、二重の手間になります。
また問い合わせの際も、窓口が2つあることになり、どちらに尋ねればよいか、迷う場合も出てきます。
またフレッツ光のもう一つのデメリットは、利用料金が高いことです。オプションサービスは豊富にあるもののキャッシュバックなどのキャンペーンは行われていません。
ユーザーにとって、お得感が薄いのもデメリットと言えます。
さらにもう一つのデメリットは、提供エリアが日本全国に及んでいるため、利用者人数が多く、回線の混雑が起きやすいことです。回線が混雑すれば、通信速度が低下します。特に夜間帯や休日などが、その可能性が高くなります。
光コラボレーション:プロバイダによって通信速度が変わる
光コラボレーションのデメリットは、プロバイダによって通信速度が変わるということです。たとえばIpv6に対応していないプロバイダは、通信速度が遅い可能性があります。高額なキャッシュバックにひかれて、光コラボレーションと契約するのもいいですが、その前にプロバイダの平均実測値を、インターネットなどで調べることをおすすめします。
また光コラボレーションのもう一つのデメリットは、フレッツ光と光回線を共有しているため、利用者人数が多く、回線の混雑により通信速度が低下する可能性があることです。フレッツ光と同じように、夜間や休日など同じ回線に利用者が集中し、混雑することが予想されます。
ダークファイバー系:提供エリアが限られる
ダークファイバー系のデメリットは、提供エリアが限られてしまうことです。まだ回線の敷設の進んでいない地域が多くあります。ダークファイバー系は、NTTの予備回線を使っています。この予備回線は、人口密集地域に多く設けられているので、提供エリア外になる地域が出てきてしまうのです。
せっかく高速通信に魅力を感じて、ダークファイバー系と契約しようと思っても、住んでいる地域が提供エリア外だったら、諦めざるを得ません。
また、解約時に回線撤去する場合、10,000円以上の高額な撤去工事費が発生します。特に、賃貸住宅に住んでいて、原状回復の必要がある場合は、撤去工事しなければいけません。
解約時に、撤去工事費として別途請求される可能性があるのがデメリットの1つと言えますね。
電力会社系:提供エリアが狭い
電力会社系のデメリットは、電力会社自社の独自回線を使っているため、提供エリアが狭くなってしまうことです。電力会社系は、日本全国に5社ありますが、いずれも西日本のみに提供エリアが限られてしまいます。
東日本に住んでいる方は、電力会社系の光回線を使えません。西日本の方は、自分の住んでいる地域に該当する電力会社があり、その電力会社と契約していれば、その電力会社系の光回線をお得に使用できます。電気料金が割り引きされるからです。
またeo光は、原因は特定されていませんが、通信障害が多く起きる、という報告があります。DoS攻撃を受けている、あるいはメンテナンスがひんぱんに行われているから、とも言われています。
うん、いいところもあれば、当然欠点もあるよね。
光回線の種類別解説|利用するのにおすすめな人は?
ここでは、「光回線の種類別解説|利用するのにおすすめな人」について、以下の順に解説していきます。
● リーズナブルな光回線を求める人は光コラボレーションがおすすめ
● 高速通信を求める人はダークファイバー系がおすすめ
● 提供エリア内で電力会社と契約している人は電力会社系がおすすめ
サービスの質を求める人はNTT系(フレッツ光)がおすすめ
月額料金の安さよりも、サービスの質を求める人は、フレッツ光がおすすめです。
フレッツ光は大手NTTの運営ですし、全国展開している光回線であるので、認知度も十分です。サポート体制なども充実しており、回線の品質も高く安定していて、サービスの質は申し分ないでしょう。
そのため料金が少々高くても、サービスの質を優先する人は、フレッツ光が合っていると言えます。
リーズナブルな光回線を求める人は光コラボレーションがおすすめ
少しでもリーズナブルな光回線を求める人は、光コラボレーションがおすすめです。
光コラボレーションの光回線はフレッツ光と共有ですが、プロバイダは自由に選べます。プロバイダの中には、高額なキャッシュバックキャンペーンを行っているところも多数あります。よく調べて契約すれば、実質月額料金を安く抑えることができます。
光コラボレーションの光回線はフレッツ光と共有なので、品質と安定性は保証されています。また問題が起こったときの窓口も一本化されているので、便利です。
そのため、月額料金を安く抑えたい人は、光コラボレーションの光回線が向いていると言えます。
高速通信を求める人はダークファイバー系がおすすめ
通信速度が高速な光回線を求める人は、ダークファイバー系がおすすめです。
ダークファイバー系は、フレッツ光とは別の光回線を使用するため、独自回線とも呼ばれます。そのためプロバイダ独自のシステムを作ることが可能です。
たとえば、NURO光やfon光は、最大通信速度(下り)が2Gbpsまで出る光回線を実現しました。
これはフレッツ光の最大通信速度の2倍です。また回線の混雑も少ないため、安定した通信が可能です。
またauひかりも、フレッツ光とは別の光回線を使用し、一部自社KDDIの回線を敷設しています。そのため通信速度も速く、回線の混雑が少ない安定した通信を実現しました。
そのため高速で安定性の高い光回線を求める人は、ダークファイバー系の光回線が向いています。
提供エリア内で電力会社と契約している人は電力会社系がおすすめ
住んでいる地域が電力会社系の提供エリア内にあり、プロバイダの親会社である電力会社と契約している人は電力会社系の光回線がおすすめです。
電力会社系の光回線は、自社の回線を使用しているため、独自回線と言えます。利用者数が少ないので、回線が混雑することが少なく、高速通信が可能です。
またプロバイダの親会社である電力会社と契約していれば、セット割で電気代が安く済みます。
そのため電力会社系の光回線の提供エリア内に住んでいて、その親会社の電力会社と契約している人は、電力会社系の光回線がおすすめです。
う~ん、これは迷っちゃうね。
光回線の種類別解説|利用するのにおすすめできない人は?
ここでは、「光回線の種類別解説|利用するのにおすすめできない人」について、以下の順に解説していきます。
● 高速通信を求める人は光コラボレーションをおすすめできない
● 大手運営会社がよい人、提供エリア外の人はダークファイバー系をおすすめできない
● 提供エリア外の人は電力会社系をおすすめできない
費用をリーズナブルに抑えたい人はNTT系(フレッツ光)をおすすめできない
光回線にかかる費用をリーズナブルに抑えたい人は、フレッツ光をおすすめできません。
フレッツ光(東日本)の月額料金は6,270円(戸建て)と今回取り上げた10社の中で、最も高額です。さらに工事費が別途19,800円と10社の中で、唯一実費がかかります。
またキャッシュバックのキャンペーンなども行っていません。
そのためフレッツ光は、できるだけ光回線にかかる費用を抑えたいと思っている人に向いていません。
高速通信を求める人は光コラボレーションをおすすめできない
光回線において、高速通信を求める人は、光コラボレーションをおすすめできません。
光コラボレーションのプロバイダは、いずれも最大通信速度(下り)が1Gbpsです。実測値は1Gbpsより落ちます。ダークファイバー系の中には、最大通信速度(下り)が2Gbpsのプロバイダもあります。当然、実測値も光コラボレーションよりは高くなります。
また実測値では、電力会社系の光回線も高い値を出しています。ダークファイバー系も電力会社系も、回線の混雑が少なく、通信がより安定しています。
そのため高速通信と通信の安定性を重視する人に、光コラボレーションは向いていません。
大手運営会社がよい人、提供エリア外の人はダークファイバー系をおすすめできない
大手運営会社がよい人、またはダークファイバー系の提供エリア外に住んでいる人は、ダークファイバー系をおすすめできません。
大手運営会社がよい人は、NTTのフレッツ光一択しかありません。
またダークファイバー系の提供エリア外に住んでいる人は、ダークファイバー系と契約できないので、おすすめすることはできません。
提供エリア外の人は電力会社系をおすすめできない
電力会社系の提供エリア外に住んでいる人は、当然ながら電力会社系をおすすめすることはできません。
電力会社系の光回線プロバイダは、日本全国に5社ありますが、いずれも提供エリアは西日本のみに集中しています。つまり東日本に住んでいる人は、電力会社系と契約できません。
また大手運営会社がよい人、電力会社系より高速通信を求める人にも、おすすめできません。
うん、ここを読むと、何となく自分に合っている光回線がしぼられてくるんじゃないか?
光回線の種類から完全比較|おすすめの光回線ランキング
ここでは、「光回線の種類から完全比較|おすすめの光回線ランキング」について、以下の順に解説していきます。
● NURO光:平均実測値503.72Mbps
● auひかり:プロバイダを選べて、費用最安値に
● softbank光(ソフトバンク光):スマートフォンとのセット割引でさらにお得に
Fon光:下り最大2Gbps、上り最大1Gbpsの高速通信
fon光は、フォン・ジャパン株式会社が運営するダークファイバー系光回線サービスです。NURO光と同じ回線を使用しているため、通信速度の理想値は下り最大2Gbps、上り最大1Gbpsの高速通信を実現しました。
平均実測値は記載がないので不明ですが、Twitterの口コミによると、実測最大値が下り1Gbpsと上り770Mbpsが出たという報告があります。
下り最大実測値が900Mbpsを超えるというのは、他の光回線サービスの中群を抜いています。また料金も4,378円と、他とくらべても格安なのが魅力です。
なおソフトバンクスマートフォンとのセット割も行っています。
NURO光:平均実測値503.72Mbps
NURO光は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が運営する、ダークファイバー系光回線サービスです。NURO光の平均実測値は、下り503.72Mbps、上り450.75Mbpsの高い値を示しています。
通信最大速度の理想値は下り最大2Gbps、上り最大1Gbpsです。また工事費実質0円なのと無線LAN付きのONUの無料レンタルを行っています。
新規加入者には月額料金が12か月980円になるか、最大43,000円のキャッシュバックキャンペーンを利用するか、どちらかを選べます。43,000円のキャッシュバックが適用されたとすると、2年契約として、月額料金が5,200円から3,545円に安くなります。
高速通信可能とリーズナブルな価格が魅力のダークファイバー系光回線と言えます。
auひかり:プロバイダを選べて、費用最安値に
auひかりは、KDDI株式会社が運営するダークファイバー系光回線サービスです。auひかりの通信速度の実測値は、下り407.44Mbps、上り356.76Mbpsとなっています。独自回線のため、高速で、回線の混雑も少ないため、安定したインターネット通信が期待できます。
auひかりは、自由にプロバイダを選べます。ちなみに「NEXT」というプロバイダと契約すると、最大65,000円のキャッシュバックがあります。このキャッシュバック率は他社プロバイダとくらべると、トップです。
65,000円のキャッシュバックが適用されると、2年契約として計算して、月額料金は5,610円(戸建て)から2,901円になります。2,901円は、他社プロバイダの中でも最安値です。
なお、auスマートフォンのセット割「auスマートバリュー」も行っています。
softbank光(ソフトバンク光):スマートフォンとのセット割引でさらにお得に
ソフトバンク光は、ソフトバンク株式会社が運営する光コラボレーションサービスです。通信速度の平均実測値は、上り313.73Mbps、下り213.23Mbpsとまずまずの速度が出ています。
ソフトバンク光の月額料金は5,720円(戸建て)、4,180円(マンション)です。ソフトバンクスマートフォンとのセット割引でさらにお得に利用できます。
ソフトバンクのスマートフォンとセット割で、通信料から永年毎月1,100円割り引きされる「おうち割光セット」というお得なオプションサービスです。このオプションは、離れて暮らす家族も対象になります(最大10台まで)。
またソフトバンク光は、他社プロバイダから乗り換える際に、違約金と工事費を満額返還するサービスを行っています。
う~ん、ダークファイバー系はやっぱり強いね。
光回線の種類に関するよくある質問は?
ここでは、光回線の種類に関するよくある質問について、以下の順に回答していきます。
NTT回線でおすすめのおすすめのプロバイダは?
NTT回線でおすすめのプロバイダは、GMOとくとくBBというプロバイダです。GMOとくとくBBの「GMOとくとくBB光」というプランがあります。
「GMOとくとくBB光」は、基本工事費・回線料・プロバイダ料が全部込みで、月額4,928円(戸建て)、3,883円(マンション)です。ケータイ+光回線のセット割を行っていますが、ケータイの機種は問いません。
またIPv6にも対応していて、実測値も公式ホームページで公開されています。それによると、下り348.51Mbps上り307.24Mbpsとなっています。
また設定済みのWiFiルーターを無料レンタルしています。
申し込みから利用開始まで、最短2週間だそうです。
NTT回線だと工事はどれほどかかる?
フレッツ光の開通工事は、標準の工事内容であれば、所要時間はおよそ1時間です。開通工事は土日祝日も指定できます(別途3,300円かかる)。申し込みから開通工事までの期間は、約1か月。工事費は、19,800円かかります。
NTT回線は通信障害が多いと聞いたけど大丈夫?
OCN光が通信障害が多いという口コミがあるようですが、実際調べてみると、回線が非常に混んでいたということがあります。
フレッツ光の回線を利用する人は、年々増加する傾向にあり、それに比例して回線が混雑する割合も高くなります。一番多いのが、速度が遅くなる現象です。これは夜間や休日にピークになるようです。
最近のフレッツ回線の大きな通信障害は、2021年10月14日夕方にNTTドコモで起きた通信障害があります。障害の規模はほぼ全国にわたり、完全復旧したのは翌15日の夜22時ころでした。
通話やインターネットがつながらない状態が続いたということです。原因はサーバーの設備工事の際、起こった不具合でした。
NTT回線に限り、通信障害が多いということはないでしょう。しかし、これだけの大規模な通信障害が起きたので、これから100%だいじょうぶかと問われて「はい」とは言えないでしょう。しかし、それは他社の回線にも言えることではないでしょうか。
うん、他の回線も同じことが言えるんじゃないかな。
まとめ:光回線の種類によって内容が違う|迷ったら実質速度が速いものがおすすめ
いかがでしたでしょうか。
ここまで光回線の種類について解説してきました。光回線も種類別に分けられるということが、お分かりいただけたのではないかと思います。
光回線の種類別に内容が違うといいうことも。
光回線もそれぞれにメリット・デメリットがあります。では何を基準にして、光回線を選んだらいいのでしょうか?
もし迷ったら、実質速度が速いものがおすすめです。
実質速度とは、実際に使っている時に測定した速度を表します。
各社最大通信速度が表記されていますが、理論上の速度なので、実際にはその速度は出ないに等しいです。
そのため、実際に出ている速度は、数値としてどのくらいなのかを調べると満足できる可能性が上がりますよ。
この記事では、各光回線の平均実測値を紹介しましたので、そちらも参考にしてみてください。
この記事がこれから新しく光回線を契約しようと考えている方に、またすでに光回線を契約済みの方にも、お役に立てれば、うれしいです。