光ファイバーとは?仕組みや原理・賃貸での契約方法を解説
光ファイバーの仕組みってどうなってるんだろう?
今回は、光ファイバーの仕組みやメリット・デメリット、おすすめの光回線プロバイダについてわかりやすく解説していきます。
初めて光回線を利用する方にとって、どういった光回線を利用すればいいか迷ってしまうものです。
その光回線の根幹には光ファイバーがあって、その仕組みや技術について理解しておくと、光回線の選びやすくなります。
知識がなくてももちろん選べますが、仕組みや技術について知っていると、考え方や選び方の選択肢がひろがるでしょう。
この記事で分かること
- 光ファイバーの仕組み
- 光ファイバーのメリットやデメリット
- おすすめの光回線プロバイダ
\当サイトおすすめの光回線 3選/
サービス名 | auひかり | ドコモ光 | NURO光 |
月額料金(税込) | マンション/4,180円~ 一戸建て/5,610円~ | マンション/4,400円~ 一戸建て/5,720円~ | 2年契約/5,700円 3年契約/5,200円 |
工事費用(税込) | マンション/33,000円 一戸建て/41,250円 (ネット+電話の申し込みで実質無料) | マンション/16,500円 一戸建て/19,800円 (現在は新規なら無料) | 44,000円 (36ヵ月で実質無料) |
初期費用(税込) | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
通信速度(下り最大) | 1Gbps | 1Gbps | 2Gbps |
詳細 | auひかりの詳細を見る | ドコモ光の詳細を見る | NURO光の詳細を見る |
ドコモ光、NURO光以外の選択肢として、auひかりもおすすめです。
安定している高速通信で同時接続も可能、さらに、auひかりなら次世代通信規格IPv6も標準装備されています。
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光ファイバーとは?仕組みや原理を分かりやすく解説
光ファイバーは他の通信方法よりも高速通信が可能なものとして知られています。
中学校の理科では、光ファイバーは「光の全反射」の応用例として登場します。
それだけ高速通信が可能な光ファイバーの仕組みはどういったものなのかを解説していきます。
光ファイバーの仕組み
出典:TDK株式会社公式サイト
まず、光ファイバーの仕組みの概要を解説していきます。光ファイバーといえば、安定性が高く、高性能な回線でおなじみですよね。
光ファイバーは、光の減衰を押さえて離れたところまで導く線のことです。
ちなみに、光ファイバーの「ファイバー」は、繊維を表す言葉です。光ファイバーはガラス繊維を使われている線ですね。
光ファイバーによる通信システムは、端末から電気信号を光信号に変える変換機を通って、そこから中継器に繋ぐ形でデジタルデータが送られる仕組みとなっています。
ここで紹介する変換機は「ONU(光回線終端装置)」とも言われます。これがないとインターネットができません。
端末から変換機の間には電気信号が通っていて、変換機で光信号に変えられて、中継器に光信号が送られるという流れです。
かつて電話を発明したアレキサンダー・グラハム・ベルは、音声による空気の動きによって鏡を振動させて、光の強弱を作り、それを電気に変換させることで、スピーカーを鳴らす実験を成功させました。
光の強弱が生まれるということは、光が大なり小なり点滅しているというふうに言え、今度はこの光の点滅で情報を伝えるというアイデアの実用化に踏み切りました。
そこで課題として挙げられたものの1つが光の減衰で、光ファイバーはそれを解決するために発明されました。
光ファイバーは中心の透明なコアと屈折率の異なるクラッドの二層構造となっていて、角度の大きい入射角の光はコアを反射せずにクラッドを透過して、角度の小さい入射角の光はコア内で全反射してコアの中を伝わるようになっています。
全反射は理科の実験でも習いましたね
これによって光の減衰を抑えています。
まとめると、まず、情報を乗せた電気信号が変換機で光信号に変換されます。
変換された光信号は光ファイバー線に伝送され、中継器を通り、光ファイバーに乗った光信号を変換機で今度は電気信号に変換されます。
光信号と電気信号を交互に変換することで、高速かつ安定性の高い長距離にも対応する伝送が可能になるのです。
光回線のほか、身近なものでいえば、クリスマスツリーに使われることもある技術です。
マンションタイプのVDSLについて
光ファイバーの仕組みと併せて各配線方式の違いについても解説します。
マンションの場合、建物によって対応している配線方式が異なりますよ。
最初にマンションタイプのVDSLについてですが、これはマンションで最も多く導入されている配線方式で、通信速度は最大100Mbpsになります。既存の電話回線を使った配線方式ですね。
速度は他の2つの配線方式に比べると、速度が低速になりがちな代わりに月額料金は比較的安めですよ。
なお、VDSLの配線方式は、まれに通信速度が1Mbpsを下回ってしまうことがあります。
このような場合は、大家さんに相談して配線方式を変更してもらえることがあるので気になる方は相談してみるといいかもしれません。
宅内LANについて
宅内LANは主に戸建てや集合住宅に使われる配線方式になります。
宅内LANの配線方式には細かく分けると4つありますが、特に電柱から回線を引くやり方と棟内共有スペース内の配線方法が主流です。
光配線方式について
光配線方式は、宅内LANで紹介した配線方式と少し似ています。
電柱から棟内に回線を敷くまでは同じなのですが、光配線方式は1部屋ずつに光ファイバーケーブルを敷いて繋げる配線です。
違いとしては、光配線方式の場合、1室ごとに光ファイバーケーブルを敷くため、通信環境が安定しやすいです。
通信速度の安定性を求めるなら、光回線方式で接続することが望ましいですね。
光ファイバーが他の通信方法よりも高速な理由
光ファイバーが他の通信方法よりも高速なのは、光の点滅が電気の変調よりも高速であり、さらに光通信の方が電気的なノイズの影響を受けにくいためです。
コンピュータは0と1の2進数で情報を理解していて、電気信号も光信号も2進数で情報の伝達が行われています。
しかし、光信号の方がその情報の伝達スピードが速いために、光回線の方が大容量のデータ送信が素早く行われます。
また、電気的なノイズはこの情報の伝達を鈍らせる可能性があり、光通信はこの影響が少ないので、それだけ安定してデータ送信が行いやすいです。
そして、光ファイバーには「伝送損失が少ない」という強みがあります。
伝送損失とは、信号が回線を流れる際に、光ファイバー線に含まれている不純物によって吸収されたり、外部に散らばったりしてしまうことで減衰してしまう現象のことです。
光ファイバー以外には、後述する電話線を利用したADSL回線があります。ADSLの場合はNTT基地局から距離があればあるほど通信の安定性が損なわれてしまいがちでした。
その点、光ファイバーでは伝送損失が少ない回線なので、NTT基地局から距離があっても安定性が高い通信の実現が可能になります。
それが光ファイバーが他の通信方法よりも高速だと言われる理由です。
光ファイバーを利用する方法
光ファイバー回線を利用するためには、光ファイバーを用いた光回線のサービスを提供している事業者と契約して、光ファイバー回線の引き込み工事を行うことで利用できます。
先に外の電線から部屋の外壁に光ファイバーケーブルを引き込みます。
その後、室内に引き込んだ光ファイバーケーブルをONUと呼ばれる光信号変換器に接続すれば工事は完了します。
外での引き込み作業が工事の1回目、中の接続作業が工事の2回目という形で回線工事が行われることが多いです。
事業者と契約するだけで光ファイバー回線の使用はできず、開通工事が必須なので認識しておきましょう。
光ファイバーとADSLの違いは回線の種類
光回線の他にADSLという回線もありますが、この2つの大きな違いは回線の種類です。
ADSLは電話線を利用してインターネット接続を行えるようにする回線で、固定電話に繋がっている電話線にADSLモデムという機器を繋げることでインターネットが利用できる仕組みになっています。
しかし、ADSLは固定電話が必要で固定電話の設置や維持費用はかなり高いです。
一方で、光ファイバーはインターネットを利用するための専用の線で、光ファイバーケーブルが光コンセントに引き込まれ、それをWiFiルーターに繋ぐことでインターネットが利用できる仕組みになっています。
さらに光電話も同時に契約すると、そのままルーターを介して接続でき、月額料金も500円程度で利用できるのでかなりお得です。
ADSLは固定電話ありきなので料金が高くなりますが、光回線はインターネット回線のオプションとして電話機能が付けられるので、その分コストカットがしやすいです。
ちなみに、2023年1月末あるいは2024年3月末にはADSLのサービス提供が終了することが予定されています。
光ファイバーで通信を行うメリット
光ファイバーを用いている光回線で通信を行うメリットとして、以下のものが挙げられます。
メリット1.月額料金固定でインターネットが使い放題
光回線はデータの通信制限がありません。
スマホやポケット型WiFiを契約すると、使い放題の料金プランであっても何らかの条件で通信制限がかかってしまいます。
しかし、光回線はいくら動画を視聴しているとしても、周囲の環境である程度速度が落ちることはあっても、極端に読み込みができないほど速度制限がかけられることはありません。
メリット2.通信速度が速い
光回線の一番の特徴は通信速度の速さです。
固定回線というだけで、スマホのキャリア通信やWiFiなどの無線接続と比べると、電波の干渉が起きたりしない分安定した通信速度が出やすいです。
それに加えて、光ファイバーを使っているかどうかでデータの処理の速さが圧倒的に違ってくるので、それだけ光回線の通信速度は他のものと比べて圧倒的に速いです。
また、光回線では通信速度の速さはもちろん、応答速度のレスポンスも良好という特徴があります。
オンラインゲームのような安定性重視なコンテンツを利用する場合でもおすすめできますよ。
高性能かつ、安定性が高いインターネット回線を選ぶなら、光回線一択ですね。
メリット3.料金が安い
インターネットの通信速度の水準が上がってきている割には、光回線の業界全体の料金相場は比較的安いです。
その理由の1つとして、従来使っていた銅線よりも光ファイバーケーブルの方が安価に手に入るというのが挙げられます。
実際、通信速度に大きな差がある割には、スマホなどの無線通信機器と光回線の料金はだいたい同じくらいの料金相場になっています。
どちらにもそれぞれの強みというのはありますが、純粋な通信速度だけを比べると、光回線の方が安くてお得に感じられます。
光ファイバーで通信を行うデメリット
一方で、光ファイバーを用いている光回線で通信を行うデメリットとして、以下のものが挙げられます。
デメリット1.ケーブルの届く範囲内でしか通信が行えない
光ファイバーは決して持ち歩けるようなものではありません。
そのため、自宅の範囲内でしかインターネット通信を行うことができません。
外出の機会が多いような方だと、光回線を契約してもそれを十分に使う機会がなくて、無駄に料金を払ってしまうということもあります。
デメリット2.ケーブルが壊れやすい
光ファイバーのケーブルは銅線よりも軽くて安い一方でもろくて壊れやすいです。
ガラス繊維でできているので、非常に繊細な線になりますよ。
間違っても光ファイバーケーブルを強くねじったり曲げたりしないように注意してください。
ちなみに、光ファイバーケーブルは自分で用意すれば自由に交換できます。
ONUのケーブルをすべて抜いて、光コンセントから光ファイバーケーブルを外し、ONUのふたを外します。
そして、光ファイバーを固定具、光コネクタ部から外して、新しいファイバーと交換します。
あとは元の状態に戻せば光ファイバーケーブルの交換は完了です。
デメリット3.工事が必要
光ファイバーケーブルを繋げるために、自宅の回線工事が必要です。
その時点ですぐにインターネットが使えないという時点でやや不便ですが、それだけでなくこの回線工事の日程調整などでプロバイダとトラブルが起きることも多いです。
実際、開通までに2ヶ月かかることも珍しくありません。
それに対して、スマホやポケット型WiFiなどの無線通信機器はそういった工事が必要なくすぐ利用開始できます。
すぐにインターネット環境がどうしても必要だという方は、光回線の工事期間中にポケット型WiFiをレンタルするなどして対応していくしかありません。
マンション・アパートなどの賃貸で光ファイバーを利用する方法
自宅で利用する場合ならともかく、マンションやアパートなどの賃貸で光ファイバーを用いた光回線を利用する場合は、注意しなければならないことがあります。
具体的には以下の手順で光回線の導入を進めていきます。
マンション・アパートなどの賃貸で光ファイバーを利用する方法
1.賃貸物件が光ファイバー「完備」「対応」「未対応」なのか
2.プロバイダを選ぶ
3.プロバイダの公式サイトから契約申し込みを行う
4.工事日程を調節して、回線工事をしてもらう
手順1.賃貸物件が光ファイバー「完備」「対応」「未対応」なのか
自宅で利用する場合でも、賃貸物件で利用する場合でも、基本的な利用の手順はさほど変わりません。
しかし、賃貸物件の場合は光ファイバーが対応しているかどうかというのをチェックしてからでないと、あとで利用できない物件ということが発覚するということも起こり得ます。
また、光ファイバー自体は問題なくても、物件によっては特定のプロバイダの中からしか契約回線を選べないところもあります。
手順2.プロバイダを選ぶ
光ファイバーの対応状況、プロバイダの申込可能な選択肢が明らかになったら、具体的にどのプロバイダにするか決めていきます。
純粋に月額料金の安いところを選ぶという選び方もあれば、お得なキャンペーンを利用するという選び方、サポートの対応の評判がいいところを選ぶという選び方など、色々な基準でのプロバイダの選び方があります。
各プロバイダによって、料金からサービス内容までさまざまです。
また、マンションの場合、建物自体が対応していないプロバイダも存在するので、必ず対応しているか事前に確認しておきましょう。
自分に合わないプロバイダを選んでしまうと利用を開始し始めてから苦労して、契約するとなっても契約期間が設けられているところが多いので、違約金がネックとなって解約しづらくなってしまいます。
手順3.プロバイダの公式サイトから契約申し込みを行う
どのプロバイダで契約するか決まったら、プロバイダの公式サイトを開いて、契約申し込みバナーをクリックして、必要事項を入力して申し込みを行います。
電話や店舗での申し込みができるところもありますが、電話が繋がりにくかったり、営業時間が決まっていたりするので、都合がつかなくてすぐに申し込みができないとなると不便です。
しかし、Webからの申し込みなら時間に関係なくいつでも申し込みができるので、忙しい方にとってかなり便利です。
パソコン以外にもスマホやタブレットからでも申し込みが可能です。
画面の指示に従って、必要事項を入力・選択するだけなので、簡単に申し込めますよ。
申し込みの際には、個人情報や顔写真付きの身分証確認、契約内容、クレジットカード情報の入力が必要となります。
手順4.工事日程を調節して、回線工事をしてもらう
申し込みが完了したら、工事日程調節の連絡が入ります。
そこで工事日程を決めて、多くても2度の回線工事を経て光回線が利用できるようになります。
新型コロナウイルスの影響で、電話の繋がりにくさや工事開始のタイミングが遅いということもあって、スムーズに開通まで繋げられないことが多いです。
少なくとも2ヶ月くらいの余裕をもって契約の申し込みをすることをおすすめします。
また、3月や4月の繁忙期はかなり回線工事の申し込みが混雑してしまうので、可能であればこの時期を避けて申し込みをしましょう。
初めての光ファイバーにおすすめの光回線プロバイダ3選
光ファイバーの特徴などについて触れてきましたが、初めて光ファイバーを用いた光回線の契約を申し込む方にとっては、どのプロバイダがいいか判断するのは難しいところです。
そこで、初めて光回線のプロバイダを選ぶ方に以下の3つのプロバイダをおすすめします。
おすすめの光回線プロバイダ
fon光:シンプルで安い料金プラン
出典:fon光公式サイト
fon光はNURO光から回線を借りる形でサービスを提供しているプロバイダです。
自分たちで通信設備を用意していない分安い料金でNURO光の高速通信技術を提供することに成功しています。
fon光の具体的な特徴は以下の通りです。
fon光 | |
月額料金 | 4,378円 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
最大通信速度 | 上り:1Gbps 下り:2Gbps |
契約年数 | 初年度3年(以降2年更新) |
キャンペーン | ・おうち割 |
fon光はシンプルな料金プランで、月額料金4,378円で下り最大通信速度2Gbpsの高速通信を楽しめます。
光回線の料金は5,000円以上かかることが多いので、それを考えるとかなりコスパのいいプロバイダだと言えます。
また、初めて光回線を契約する方にとって、料金プランが複雑だとどれを選べばいいのかわからないと感じる方も多いと思われます。
しかし、fon光は1つのシンプルな料金プランになっているので、どれにするか困ることなくすぐに契約を進めやすいです。
ドコモ光:キャリアならではの安心感
出典:ドコモ光公式サイト
ドコモ光は、NTTドコモがサービス提供しているプロバイダです。ドコモスマホと唯一のスマホセット割が適用できるプロバイダなので、ドコモスマホユーザーなら特におすすめできますよ。
ドコモ光 | |
月額料金 | 1ギガ タイプA:5,720円(戸建て)4,400円(マンション) 1ギガ タイプB:5,940円(戸建て)4,620円(マンション) |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
最大通信速度 | 上り:1Gbps 上り:1Gbps |
契約年数 | 2年 |
キャンペーン | ・ドコモ光新規工事料無料 ・最大90,000円キャッシュバック ・dポイントプレゼント(2,000ポイント) |
ドコモ光では、自分で好きなプロバイダを選べます。他社では特定のプロバイダが決まっていますが、ドコモ光の場合は23社のプロバイダに対応しています。
最大通信速度は1Gbpsと、他社と大差ありません。
光回線の契約はドコモ光で、通信サービスの契約は各プロバイダでするイメージですね。
ドコモ光は、フレッツ光の光コラボレーション回線の1つ。NTTの回線を使っているので、回線は高性能ですよ。
光回線を使うためには開通工事が必要ですが、ドコモ光ではキャンペーンで基本工事料が無料です。よくあるのが「実質無料」キャンペーンですが、ドコモ光の場合は「完全無料」です。
工事費は10,000~20,000円程度発生するので、痛い出費ですよね。それがキャンペーンで無料になるので、初期費用を抑えられますよ。
また、ドコモ光ではテレビ映像サービスが充実しています。アンテナ不要でテレビや衛星放送を視聴できるので、テレビ番組をよく見る方にもおすすめできますよ。
光回線を接続して、さまざまなサービスを受けたいならおすすめできる光回線の1つです。
NURO光:高速通信かつ大規模なキャッシュバック
出典:nuro光公式サイト
NURO光は最も通信速度の速さに優れているプロバイダとして知られていて、さらにキャッシュバックの金額の高さもかなり高額で、人気の高い光回線のプロバイダの1つです。
NURO光の具体的な特徴は以下の通りです。
NURO光 | |
月額料金 | NURO 光 2ギガ:5,200円 NURO 光 2ギガ:5,700円 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
最大通信速度 | 上り:1Gbps 下り:2Gbps |
契約年数 | 3年/2年 |
キャンペーン | ・43,000円キャッシュバック ・違約金最大20,000円補填 ・月額料金1年間980円 ・工事費実質無料 |
NURO光はそれぞれ、契約期間が3年・2年のプランがあります。
月額料金は自社で通信設備を持っている分fon光よりも少し高くて、契約期間が長い3年プランの方が安い仕組みとなっています。
また、NURO光は新規契約者に対して43,000円という高額なキャッシュバックキャンペーンを実施していて、fon光にも言えることですが、工事費も実質無料なので、かなりお得に光回線を導入することが可能です。
キャッシュバックと併用はできませんが、月額料金が1年間980円となる特典もあるので、月額料金の安さを重視するなら、月額料金値引きを選ぶと良いでしょう。
月額料金だけでみるとfon光が優れていますが、こういったキャンペーンを適用した場合に算出される総額料金を考えるとNURO光も負けていません。
他のプロバイダと料金面で比較するなら、総額料金で比較するのがベストです。
他にも、乗り換えでNURO光を契約する場合でも、最大20,000円まで違約金を補填してもらえるので、NURO光への乗り換えもしやすいです。
ここでは契約者の多いメインの2つのプランを紹介しましたが、他にも契約期間なしのプランや下り最大通信速度10Gbpsのプランもあります。
SoftBank光:SoftBankのスマホを利用しているとお得
SoftBank光はSoftBankグループが提供しているプロバイダで、SoftBankのスマホと相性のいいプロバイダです。
SoftBank光の具体的な特徴は以下の通りです。
SoftBank光 | |
月額料金 | ・ファミリーギガスピード、ファミリーハイスピード、 ファミリー:5,170円(5年)、5,720円(2年) ・ファミリーライト:4,290円~6,160円(2年) |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
最大通信速度 | 上り:1Gbps 下り:1Gbps |
契約年数 | 5年/2年 |
キャンペーン | ・おうち割光セット ・工事費最大26,400円キャッシュバック(他社乗り換え) ・あんしん乗り換えキャンペーン ・オプションサービス初月無料 |
SoftBank光はNURO光ほど速くはありませんが、それでも上下最大通信速度1Gbpsで、5,000円程度の料金プランに設定されています。
契約年数5年と2年のタイプに分かれていて、契約年数が長い方が月額料金が安いです。
他のプロバイダでも言えることですが、その代わり長い間契約期間に縛られることになり、途中で解約してしまうと違約金が発生してしまう点に注意が必要です。
SoftBank光はSoftBankやワイモバイルのスマホを利用している方におすすめで、「おうち割光セット」により家族最大10人までスマホ料金が550円から1,100円まで割引されます。
ただ、みんなSoftBankやワイモバイルのスマホを契約している必要があります。
他にも、他社乗り換えの場合に工事費のキャッシュバックをしてくれたり、違約金を負担してくれるなどのキャンペーンも実施しています。
Softbank光はお得なキャンペーンをかなりの数展開しています。
光ファイバーに関するよくある質問
光ファイバーという名前は聞いたことがあるけどあまり詳しくは知らないという方も少なくないと思われます。
実際、インターネット上では光ファイバーに関する質問がいくつも飛び交っています。
そこで今回は、光ファイバーの質問の中でよく見られる以下の質問について回答していきます。
光ファイバーに関するよくある質問
光ファイバーと光回線は同じ?
光ファイバーと光回線はまるで別物というわけではありません。
光ファイバーはガラスやプラスチックなどを使ったコアとクラッドの二層構造の仕組みのケーブルのことで、光回線はこのケーブルを巡らせたもののことを指しています。
つまり、光回線に光ファイバーが使われているという解釈が正しいです。
光ファイバー導入済み賃貸とは?
光ファイバー導入済み賃貸はその名の通り光ファイバーが通っているマンションやアパートの賃貸物件のことを指しています。
前提として、これが通ってない物件では光回線は使えません。
とはいえ、余程築年数が古いか家賃が安い物件でない限りは、光ファイバーが通っていない物件は少ないです。
ただ、光ファイバー導入済みだからといってすぐにインターネットが使えるというわけではない点に注意が必要です。
光ファイバー導入済みの意味
あくまでも光ファイバー導入済みというのは、その物件の共用部まで光ファイバーが引き込まれているということを意味しています。
専有部まで光ファイバーが引き込まれているわけではありません。
自分の部屋で光回線を使おうと思ったら、共用部で分岐させて専有部まで引き込む必要があります。
その作業をしてくれるのが専門の業者で、光回線のサービス提供元が手配した業者が自宅に来て開通工事を行います。
物件によってどの事業者の光ファイバーが通っているのかというのも異なります。
光回線を申し込む際は、光ファイバーが通っている事業者の中からどこにするか選ぶ必要がある点を覚えておいてください。
光ファイバーのケーブルでおすすめはある?
建物に引き込む光ファイバーは私たちでどうこうしていじれるものではありません。
ですが、宅内の光ファイバーケーブルが短いという部分に関しては、好きな延長用の光ファイバーケーブルを買って接続させるということはできます。
そこで、以下の3つのおすすめの延長用の光ファイバーケーブルを紹介します。
おすすめの延長用光ファイバーケーブル
・光ファイバー 延長 ケーブル SC-SC 延長アダプタ付 (3m)
・uxcell SC-LCファイバーケーブル PVC製 イエロー シングルモード9/125ミクロン 3m長さ 2ペア入り
・OM3 マルチモード デュプレックス LC/LC 10Gb 40Gb 光ファイバーケーブル 50/125μm 10m
1つずつみていきます。
光ファイバー 延長 ケーブル SC-SC 延長アダプタ付 (3m)
一般の電気量販店では販売されてない光ファイバーケーブルで希少な商品です。
それでもAmazonで365円というかなりの安さで販売していて、延長用の光ファイバーケーブルの中で最も人気が高いです。
3mの長さなので、使っていて極端に短いと感じたり、逆に長いと感じることもないことから、初めて延長用の光ファイバーケーブルを買うという方におすすめできます。
ちなみに、光ケーブルにはシングルモードとマルチモードというものがあって、光回線と一致する方を選ばないとインターネットに接続できない点に注意しましょう。
この商品はシングルモード用の商品です。
uxcell SC-LCファイバーケーブル PVC製 イエロー シングルモード9/125ミクロン 3m長さ 2ペア入り
品質を重視した光ファイバーケーブルで、データセンターや施設、教育、その他企業などで使いやすいように特別に設計されている商品です。
2ペア入りでAmazonで2,030円で、OS1ファイバーというものが使われています。
また、LC/SCデュプレックスコネクタが使われていて、コネクタを分離させて使い分けたい場合にも取り外しが可能で使い勝手がいいです。
OM3 マルチモード デュプレックス LC/LC 10Gb 40Gb 光ファイバーケーブル 50/125μm 10m
頑丈な作りになっている光ファイバーケーブルで、長距離の伝送が可能な高品質の商品です。
Amazonで1,650円で販売されています。
長さ10mとなっているので、長めの延長用光ファイバーケーブルが欲しいという方におすすめの商品ですが、他にも1mから最大30mまで8種類の長さのものが販売されています。
光ファイバーのプロバイダって何?
インターネット契約を行う際にプロバイダという言葉を耳にしたことがある方も多いと思われます。
プロバイダは回線をインターネットと繋げる役割を担っている事業者のことです。
そのため、インターネットを提供している回線事業者とプロバイダはそれぞれ異なる場合が多いです。
光回線などの固定回線の場合は、契約の申し込みを受け付けているのが回線事業者で、そこでの契約が完了した後にプロバイダにも別途契約を申し込まなければなりません。
同じ回線でもプロバイダごとに特徴が異なるので、快適かつお得にインターネットが利用できるかどうかはプロバイダの選び方でもある程度変わってきます。
最近では、光コラボレーションといって回線サービスとプロバイダが一本化されたサービスが登場してきています。
光ファイバー対応済み賃貸でやることは?
光ファイバー対応済み賃貸で光回線を契約する前には、どの光回線が使えるのかをチェックしておきましょう。
これを確認していなくて、あとで使えない光回線を契約しようとしていたということが判明してしまうこともあります。
確認方法としては、契約する予定の光回線のWebページから郵便番号を入力して検索する方法と直接マンションの管理会社に問い合わせる方法があります。
すでに住んでいる物件で契約を検討する場合ならともかく、新しい物件に引っ越してから契約する予定だった光回線が使えないとなると、別の物件に引っ越しておけばよかったと後悔してしまいます。
また、共用部に光ファイバーが通っていても光回線を使いたい場合は、専有部まで光ファイバーが通っていなければ必ず開通工事が必要です。
光回線と5Gはどっちが速い?
理論上の数値だと、5Gの方が速いです。下り速度が20Gbpsと、どの光回線よりも速いことがわかりますね。
とはいえ、5Gはあくまでモバイル用のネットワーク通信技術です。そのため、光回線とは違う特徴がありますよ。
簡単に、光回線と5Gの違いをまとめました。
・料金:光回線の方が安め
・携帯性:光回線は不可、5Gはモバイルのため可能
・エリア:光回線の方が対応エリアは広い
・安定性:有線接続ができることから、光回線の方が上
・通信制限:光回線は基本的になし、5Gはかかる場合がある
それぞれ一長一短ですが、料金の安さや対応エリアの広さなどは光回線に軍配が上がります。
一方で、携帯性や導入のしやすさは5Gの方が上ですね。
得意なことが変わるので、インターネットを使う目的に応じてどっちを使うか検討してください。
光ファイバーの導入にはエアコンダクトが必要って本当?
エアコン用の通気口として、壁に空いている穴を指すエアコンダクト。
状況によって、光ファイバーの導入にエアコンダクトが必要な場合がありますが、必ずしも必要ではありません。
光ファイバーの工事の時に、エアコンダクトを使うケースは「電話線の配管を使えない」時です。
優先順位として、まず電話線の配管を使って、光ファイバーを室内に引き込みますが、状況によっては使えない場合があります。
そんな時に次の引き込み方法として、エアコンダクトが使われます。
配管近くに障害物があったり、配管が詰まってしまったりする場合でも対応できるので、一見デメリットが無さそうですが、いくつかデメリットはあります。
・エアコンを取り換える時に、光ファイバー線が邪魔になる
・エアコンがない部屋にONUを設置できない
エアコンがある部屋に光ファイバーを引き込むイメージなので、導入後にエアコンを取り換える時に、光ファイバー線が邪魔になる可能性があります。
場合によっては、一度光ファイバー線を外してからエアコンを設置し、再度線を通す必要がある点に注意が必要です。
いくつかデメリットはありますが、穴に通すだけなので大掛かりな工事にはなりません。
場合によっては、エアコンダクト経由での引き込みになることを認識しておきましょう。
光ファイバーではなくポケット型WiFiのおすすめはある?
光ファイバーを使った光回線は高速通信で安定感がありますが、外で持ち運んで使うといったことができないものとなっています。
そのデメリットを解消するのが場所を問わずインターネットが使えるポケット型WiFiです。
中には、やっぱりポケット型WiFiの方が使いやすくて便利かもしれないと思った方もいると思われます。
そのポケット型WiFiの中でも、契約期間に縛りのないプランがあって料金の安い縛りなしWiFiはかなりおすすめです。
縛りなしWiFiの料金プランや通信速度などの基本情報は以下の表の通りです。
縛りなしWiFi | |
月額料金 | ・10GB=2,178円 ・30GB=3,278円 ・60GB=4,103円 ・90GB=4,818円 |
初期費用 | 3,300円(事務手数料) |
端末費用 | 0円 |
総額料金 (1年/2年) | 26,136円/52,272円 |
最大通信速度 | ・下り速度=150Mbps ・上り速度=50Mbps |
キャンペーン | データなし |
支払方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
ポケット型WiFiの料金相場は4,000円程度ですが、縛りなしWiFiの縛りなしプランのほとんどが4,000円以下の料金で利用できます。
契約期間に縛りがないと、いつ解約しても自由で契約違反ではないので違約金が請求されることがありません。
そのため、自由にいつでも別のプロバイダに乗り換えられます。
そういった契約プランの選択肢が多いので、多くの人のニーズに応えやすいのも縛りなしWiFiの大きな魅力の1つです。
ただ、ソフトバンクの回線の端末ではなく、WiMAXの回線の端末で契約すると利用できるプランが限られてしまう点に注意してください。
まとめ:光ファイバーを契約して快適にネットを楽しもう
光ファイバーは中心の透明なコアと屈折率の異なるクラッドの二層構造を採用して光の点滅を高速化させ、さらに電気的なノイズの影響を最小限に抑える形で開発されました。
それによって従来よりも高速通信が可能となり、この光ファイバーを利用した固定回線が「光回線」と呼ばれるようになりました。
以前までは電話回線を利用したADSLが使われていましたが、最近は光回線が主流となっていて、近いうちに完全に光回線に移行する形となることが予定されています。
ただ、この光ファイバーは物件によってどこの光回線のものが引き込まれているのかが異なっているので、契約の申し込みをする際は、どこの光回線が利用できるか確認する必要があります。
また、工事する場合には必ず大家さんや管理会社の許可が必要だということを忘れないようにしましょう。
光ファイバーを用いた光回線を契約して、快適なインターネットライフを楽しんでみてください。