IIJmioのギガプランは格安SIM業界最安レベル?サービス内容を徹底解剖
IIJmioって安いの?
ギガプランは、業界でもトップクラスの安さです。
格安スマホ(格安SIM)黎明期より、個人向けにサービス展開をしているIIJmio。
IIJmioは、業界随一の技術力に支えられたサービスクオリティーから多くのユーザーから定評を得ています。
さらに、IIJmioは、2021年2月にスタートした「ギガプラン」では、料金面からも他社よりも優位に立ち、従来のスマートフォンなどに詳しいパワーユーザーだけでなく、スマートフォン初心者の方々からも、支持を得ています。
今回ですが、IIJmioのギガプランについて、多くの方の疑問を砕いていきたいと思います。
【この記事でわかること】
- IIJmioのギガプランとは?
- IIJmioのギガプランでのメリット・デメリットについて
- IIJmioのギガプランの注意点とよくある質問
- IIJmioのギガプランへの申し込み方法
月額料金を安くしてスマホを利用したい方や、サポートを重視している方には、是非チェックしてみてほしいサービスになります。
詳しくは、IIJmioの公式サイトをご覧ください。
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IIJmioのギガプランとは?サービス内容を徹底解説
IIJmioのギガプランは、2021年2月より提供開始した料金プランです。
具体的な料金は以下の通りです。
データ容量 | 音声通話付き | SMS付き | データ通信のみ | eSIM(データ通信のみ) |
2GB | 850円 | 820円 | 740円 | 440円 |
4GB | 990円 | 970円 | 900円 | 660円 |
8GB | 1,500円 | 1,470円 | 1,400円 | 1,100円 |
15GB | 1,800円 | 1,780円 | 1,730円 | 1,430円 |
20GB | 2,000円 | 1,980円 | 1,950円 | 1,650円 |
ギガプランは、音声通話付きのプランでは、月2GBで月額850円の料金となっており、他社と比較しても、かなり安い部類に入ります。さらには、eSIMプランですと、月2GBで月額440円は、価格破壊と言っても過言ではない料金設定です。
全体的に、スマートフォンで動画などをあまり見ないライトユーザー、サブのスマートフォンでIIJmioを使うユーザー、iPhoneなどのDSDV端末で万が一の通信障害に備えたいユーザーにとって、これらの価格は魅力的です。
さらには、月20GBといった中容量のプランでも、音声通話付きですと、月額2,000円なのは安いと言えます。これに加えて、eSIMプランですと、月額1,650円は、かなり安いと言っても問題ないでしょう。
ただし、月50GBや無制限プランが設けられていないのは、IIJmioのネットワークでそれらのプランを提供してしまうと、NTTドコモやKDDI(au)・ソフトバンクの直契約ユーザーが利用できるプランと価格があまり変わらないことが考えられます。
どちらにしても、月2GB・4GB・8GB・15GB・20GBと選択できることから、IIJmioとしては、ギガプランは、ライトユーザーから、ミドルユーザーを意識していることが明らかです。
大容量のデータを使いたい方は、キャリアでの直契約がおすすめです。
2023年4月1日から、「4GB⇒5GB」「8GB⇒10GB」にデータ増量されます。
最安のプランだと月あたり850円で使える
ギガプランでは、最安のプランだと、月額850円で利用できます。データ容量は、月2GBです。
やはり、月額850円となると、携帯電話の利用料金としては、かなり安いレベルです。1,000円でお釣りが返ってくるため、節約志向が高い方にはベストです。
通話がメインだったり、スマートフォンでLINEなどの文字主体のSNSを利用したり、サブのスマートフォンで利用する場合には、IIJmioのギガプランは、非常に最適でしょう。
もちろん、月2GBのデータ超過後も、300kbpsでの通信ができますので、2GBを使い果たしても、完全に携帯電話が使えなくなることはありません。
当然ながら、データ容量を使い果たしても、音声通話は問題なくできますので、突然、通話ができなくなることは全くないです。
もしデータ容量を増量させたい場合は、チャージすることも可能なので、検討してみましょう。
300kbpsは、テキスト主体の利用なら問題ありません。
データ容量の繰り越しが可能
IIJmioのギガプランでは、当月中に使い切れなかったデータ容量は、翌月に繰越が可能です。
例として、月20GBのプランを選択していて、15GBしか使わなかった場合は、翌月に残りの5GBが繰越となり、翌月は、合計で25GB使えることとなります。
ただし、契約しているプランのデータ容量を使い果たして、データを追加購入(チャージ)し、それが余った場合は、繰越できませんので、注意して下さい。
なお、IIJmioでは、複数の回線でデータ容量をシェアできる機能もありますので、そちらを利用すれば、特定のグループで余ったデータ容量も、家族などの複数回線で来月もシェアできます。
IIJmioのデータ容量は、同一会員IDの別のユーザーにシェアすることもできますので、データ容量を無駄なく使いたい場合は、そちらも利用してみて下さい。
mineoのように、全くの第三者にデータ容量をプレゼントできません。
IIJmio光とセット利用で月額料金が660円値引きされる
IIJmioのインターネットイニシアティブ(IIJ)が別途提供する光回線サービス「IIJmioひかり」を契約すると、IIJmioの利用料金が毎月660円値引きされる割引施策も展開されています。
IIJmioの割引施策は、一つの会員IDのIIJmioひかりのサービスから、合計で月額660円だけ値引きされる形となります。
もし、単身赴任などで、同一の会員IDで、IIJmioひかりを複数回線以上契約していれば、IIJmioひかり1回線ずつ、それぞれ月額660円が値引きされます。
IIJmioひかりは、NTT東日本・西日本の光コラボレーションモデルを利用したサービスですので、既にフレッツ光やドコモ光、ソフトバンク光などを利用していれば、工事不要で乗り換えが可能です。IIJmioに乗り換えを考えている場合、IIJmioひかりに乗り換えるのも十分アリです。
ドコモ光、ソフトバンク光などからの乗り換えは、非常に簡単です。
IIJmioのギガプランは他社とどう違う?ひとめでわかる比較表
IIJmioのギガプランは、他社と比較してどうなのでしょうか?
今回ですが、IIJmioに加えて、「J:COMモバイル」、「mineo」、「楽天モバイル」と比較してみたいと思います。
なお、楽天モバイルですが、正確には自社で基地局などのネットワークを構築してサービス展開を行う事業者です。
事業者名 | IIJmio | J:COMモバイル | mineo | 楽天モバイル |
月額料金 | 月額850円〜 | 月額1,078円〜 | 月額1,298円〜 | 月額1,078円〜 |
データ容量 | 2GB・4GB・8GB・15GB・20GB | 1GB・5GB・10GB・20GB | 1GB・5GB・10GB・20GB | 3GB〜(段階制) |
セット割 | mio割 | なし | eo×mineoセット割 | 楽天ひかりUN-LIMITキャンペーン |
全体的に、IIJmioの安さが際立って見えます。J:COMモバイルなどと比較しても、利用できる容量を細かく選択できるのも大きな特徴です。さらに、IIJmioひかりとのセット割も利用できるという点からも良いですね。
一方、J:COMモバイルは、ケーブルテレビのJ:COMが展開する格安スマホですが、J:COMの固定インターネット回線とのセット割がないのは、残念です。それに加えて、ライトユーザーには使いづらいプランとなっています。
IIJmioに並んで人気のmineoですが、月額1,298円からと比較的高額な一方、第三者とデータ容量のやり取りが可能な「パケットギフト」というサービス、低速時のスピードを1.5Mbpsに増速できる「パケット放題 Plus」など、独自のサービスが展開されているため、人によっては、IIJmioよりも安く感じることもあります。
mineoでは、残念ながら、関西エリアのみの展開の固定回線「eo光」のみのセット割なため、関東在住者などは恩恵を受けられません。
楽天モバイルは、月額0円からの料金プランが廃止されたため、月3GBの月額1,078円からの段階制料金プランとなっています。
中でも、楽天モバイルでは、「楽天ひかりUN-LIMITキャンペーン」というキャンペーンで、楽天ひかりの料金が1年無料になる施策を実施してます。
IIJmioも良い格安スマホですが、他社も検討してみて下さい。
IIJmioのギガプランを利用するメリット5選
IIJmioのギガプランを利用するメリットとして、5つが挙げられます。
具体的には、月額料金の安さが業界トップクラスというメリット、NTTドコモもしくはKDDI(au)のネットワークを使えるため、通信対応エリアが広いというメリット、5G通信を使えるというメリット、オンラインサポートが充実しているというメリット、家族とデータシェアができるというメリットがあります。
IIJmioは、NTTドコモもしくはKDDI(au)のネットワークを使います。
月額料金の安さが業界トップクラス
IIJmioは、月額料金の安さが業界トップクラスというのは見逃せません。
具体的には、IIJmioでは、月2GBで月額850円という価格設定となっていますが、少なくとも、競合他社のmineoでは、月1GBで月額1,298円、OCNモバイルONEでは、月3GBで月額990円ですので、業界でも価格の安さが際立っていると言えます。
また、この料金は、IIJmioが回線を借りているNTTドコモやKDDI(au)との接続料が下がれば、さらに料金が値下げされる可能性もあります。
実際のところ、接続料の値下げから、何度も料金改定を実施した実績があることから、これよりも料金が値下げされるということも、期待して良いでしょう。
IIJmioはサービスイン以来、何度も値下げを繰り返しました。
通信対応エリアは広め
IIJmioでは、NTTドコモ・KDDI(au)のネットワークを借り受けて展開しているため、電波なども、NTTドコモ・KDDIと同じものを使っています。
そのため、繋がりやすさも、NTTドコモやKDDIの直契約ユーザーと同じですので、IIJmioにしたからといって、圏外が増えるということはありません。
もちろん、IIJmioとNTTドコモもしくはKDDIとの接続帯域には限りがありますので、混雑時には速度低下が発生するものの、特定のエリアにて、携帯電話が全く使えないということはあり得ません。
なお、ソフトバンクのネットワークには、IIJmioにおいて現時点では対応していません。自宅がソフトバンクの電波が入りやすいなどで、ソフトバンクネットワークで格安スマホを使いたい方は、mineoやワイモバイルなどを検討して下さい。
IIJmioをドコモ回線にすれば、登山などのアウトドアにも問題ありません。
5G通信を使える
IIJmioでは、5G通信が使えるのもメリットです。こちらは、5Gオプションに加入すれば、NTTドコモ・KDDI(au)のいずれのネットワークでも利用可能です。
一般的に、5Gでは通信速度が速くなるという認識がありますが、IIJmioでは、格安スマホの特性上、どうしても混雑時間帯には、5G接続でも通信速度が落ちてしまいます。
こちらは、NTTドコモもしくは、KDDIとの接続の帯域幅に依存するため、大手キャリアの直契約ユーザーと比較しても、どうしても難しい問題となります。
そのため、IIJmioが主催する、格安スマホなどの技術に興味がある方向けのイベントでは、「5Gオプションに加入するメリットは、端末の表示が5Gになるのみ」としており、極端に5Gには期待しないでほしいとのことです。
IIJmioで5Gには期待しないのがベターです。
オンラインサポートが充実している
IIJmioにあたっては、スマートフォン初心者などを対象にオンラインサポートを展開しています。
具体的には、チャットもしくはメールフォームでの受け付けとなりますが、IIJmioを展開するインターネットイニシアティブ(IIJ)は、技術力に定評があることから、スマートフォン初心者に対して、的確なアドバイスができると、評判を得ています。
中でも、月額550円で実施されている「スマホの操作サポート」サービスは、電話にて、スマートフォンに関する様々な悩みをサポートしてくれ、年中無休で対応を受け付けています。
そもそも、IIJmioの運営企業のインターネットイニシアティブ(IIJ)自体が、格安スマホのリーディングカンパニーということもあり、全体的にスマートフォン初心者から、パワーユーザーまで、スマートフォンを使うすべての方に、安心して格安スマホを使ってほしいという意向があります。
IIJmioは、スマホ初心者でも安心して使えるサービスです。
家族とデータシェアができる
IIJmioでは、家族とデータシェアができるのもメリットです。
家族と言っても、同一会員ID内での回線のみとなりますので、例えば、家族でそれぞれ会員IDをそれぞれ作り、支払いを分けている場合は、対象外となります。
同一会員IDのみでのデータシェアとなることから、IIJmioでは、中学生から高校生の子供を持つ家族の使用を想定しているようです。
しかし、IIJmioでは、契約後の名義変更ができません。ただし、MNPでのIIJmio契約時には、契約者と電話番号の名義が異なっても、名義変更が不要な仕組みになっていますので、こちらも利用して下さい。
残念ながら、家族とデータシェアをする場合には、請求が一括となってしまう点は仕方ないと言えますが、今後の改善を期待します。
IIJmioでは、契約後の名義変更ができないのは残念です。
IIJmioのギガプランのデメリット5選
IIJmioのギガプランのデメリットとして、昼間は通信速度が遅くなる傾向にあること、かけ放題を使うには専用のアプリが必要なこと、実店舗がないこと、クレジットカードしか使えないこと、家族割がないことが挙げられます。
いずれのデメリットも、格安スマホでは仕方ないと言える点などがあります。今後、改善されることもあるかもしれませんので、今後に期待です。
IIJmioでは、経費を削減することで、低価格を実現しています。
昼間は通信速度が遅くなる傾向にある
IIJmioは、NTTドコモもしくはKDDI(au)からネットワークを借り受けている都合上、混雑時間帯の昼間には通信速度が遅くなる傾向にあります。
これは、IIJmioがキャリアと接続している帯域幅に依存しており、帯域幅を広げるには、多額の費用がかかります。さらには、広げたとしても、高額な利用料金をユーザーに請求する必要があり、格安スマホのサービスとして成り立たないことが想定されます。
実際のところ、IIJmioでは、キャリアとの接続帯域を随時増強しているようですが、それでも、事業として採算が取れる程度までしか実施しませんので、混雑時間帯の昼間に快適に使えるレベルに持っていくことが難しいようです。
やはり、混雑時間帯の昼間に快適にインターネットを使いたいなら、NTTドコモなどの大手キャリアの直契約のプラン(ahamoなど)を利用することがベターです。
混雑時間帯に高速通信を利用したい場合は、大手キャリアに戻るのがベターです。
かけ放題を使うには専用のアプリが必要
IIJmioでは、かけ放題のサービスを利用するには、専用のアプリが必要です。
最近では、OCNモバイルONEなど、かけ放題サービスを展開する格安スマホ事業者もあり、中には、iPhoneやAndroidのOS純正の通話アプリから電話をしても、かけ放題が適用されるところもあります。
しかし、IIJmioでは、設備の都合上、かけ放題利用は、ユーザー側で、専用のプレフィックス番号(通話の接続先会社を変える番号)を通話時に入力する必要があることから、プレフィックス番号を自動で入力できる専用のアプリからの利用が必須です。
かけ放題利用にあたっては、今後、NTTドコモもしくはKDDI(au)との設備が改修されれば、専用の通話アプリを利用しなくても、かけ放題が利用できる可能性もあります。
設備の改修までには、専用アプリを使って下さい。
実店舗がない
IIJmioでは、IIJmioが主体となって展開する実店舗はありません。
ただし、IIJmioでは、全国のビックカメラやヨドバシカメラにて、他社と併用する形で、受付カウンターを展開しており、即日開通でIIJmioのサービスを対面にて申し込めます。
しかし、ヨドバシカメラなどの受付カウンターを除いて、店舗を設けないことで、全体的な実店舗の運営コストを抑えていることから、ギガプランの安さを実現しています。
やはり、実店舗がないことから、IIJmioの申し込みに不安を持つ方もいらっしゃると思いますが、IIJmioでは、電話でのサポートも受付けており、場合によっては、Twitterでの問い合わせも可能です。
なお、IIJmioの申し込みパッケージは、ヨドバシカメラ、ビックカメラだけでなく、全国のイオンでも取り扱いがなされています。
基本的に、店舗は新規契約のみの扱いと思って下さい。
クレジットカードしか使えない
IIJmioの支払い方法は、クレジットカードしか使えないというのも、デメリットの一つです。
IIJmioとして、口座振替での支払いの要望もあるようですが、クレジットカードでは、IIJmioの通信料金の未払いを極力防ぐこともできる上、本人確認が容易になることから、クレジットカード以外の支払い方法を設けない方針のようです。
クレジットカードに関して、デポジット(保証金)を設けることで審査を通りやすくする「Nexus Card」や「デポジット式ライフカード」でも、IIJmioが利用できるとのことです。
どちらにしても、クレジットカードがないとIIJmioは利用できませんが、場合によっては、デポジット型のクレジットカードでの利用も検討して下さい。
金融事故がある方でも、「Nexus Card」の審査は通るとされています。
家族割がない
そもそも、IIJmioにおいて、家族割の値引きをしない代わりに、ギガプランを大幅に安くすることで、エンドユーザーに非常に安価なサービス提供をしているはずです。
そのため、家族割という限定的な割引より、すべてのエンドユーザーを対象に、大幅なディスカウントを行うことによって、IIJmioでは、全体的な満足度を高める狙いがあると思います。
もちろん、他社では家族割が展開されているところもありますが、1人のみの利用だと、家族で利用するユーザーと、どうしても差別に繋がるところもあるかもしれません。
実際のところ、家族割もあるのがベターですが、IIJmioでは、業界のリーディングカンパニーとしては仕方ない一面もあると言えます。
家族割もベターですが、IIJmioでは、単身ユーザーの都合も考えています。
IIJmioの旧プランからギガプランに変更する方法は?
IIJmioの旧プランからギガプランに変更する方法は、IIJmioの会員ページから手続きとなります。
なお、ギガプランの変更にあたっては、毎月末日に申し込みができない一方、旧プランで利用していたSIMの機能(音声/SMS/データ/eSIM)を引き継ぐことが可能です。
変更では、SIMカードの再発行も不要ですので、プラン変更希望の前月の末日までに手続きをしておけば、ギガプランのプラン変更は当月より適用されます。
注意点などは、IIJmioの公式サイトに記載されていますので、そちらをしっかりと確認の上、申込むようにして下さい。
ただし、ビックカメラやヨドバシカメラといった即日開通窓口での手続きは行なえません。こちらは、新規契約のみの対応です。
どちらにしても、ギガプランに変えるとお得になるケースが大半です。
IIJmioのギガプランに変更する上での注意点
IIJmioのギガプランに変更する上での注意点は以下の通りです。
具体的には、プラン変更が完了するとキャンセルできないという点、プラン変更と同時にできないサービスがある点、異なるSIMカードに変更する場合は、SIMカードを再発行する必要がある点です。
ギガプランの変更にあたっては、旧プランでの全体的な料金よりも、ギガプランでは高くなってしまうケースもありますので、注意して下さい。
9割以上の方が、ギガプランに変えると安くなります。
プラン変更が完了するとキャンセルできない
ギガプランへのプラン変更が完了すると、キャンセルできない点には注意して下さい。
こちらは、IIJmioの設備側の都合からキャンセルできないと思われますが、ユーザー側でも、しっかりと考えた上でギガプランへのプラン変更を申込むようにして下さい。
なお、プラン変更にあたって疑問な点がある場合には、気兼ねなくIIJmioのサポートセンターに問い合わせることをおすすめします。場合によっては、Twitterでの問い合わせ受付も実施されていますので、IIJmioの公式Twitterにリプライを飛ばすのも良いでしょう。
しかし、ほとんどのユーザーにおいては、ギガプランに変更すると料金が安くなりますので、プラン変更に前向きになるのがベターです。
データ容量が足りない場合は、テータをチャージして利用するのも1つの手段になります。
こちらはシステムの都合もあります。
プラン変更と同時にできないサービスがある
IIJmioでギガプランにプラン変更をすると、同時に引き継ぎができないサービスがあります。
IIJmioが独自で展開している「みまもりパック」や「迷惑防止パック」といったスマートフォンが便利になるオプションでは、旧プランからの引き継ぎができません。
これらのオプションは、一度自動的に解約され、ギガプランの変更後、別途ユーザーで再度の申し込みが必須です。しかし、オプションによっては、再度契約することで2ヶ月の無料期間がありますので、お財布にも嬉しいです。
また、IIJmioがキャリアのネットワークと連携している「通話定額オプション」や「転送電話」などのオプションサービスは、ギガプランへプラン変更後も使えます。
再度のオプション加入で、2ヶ月無料になるのも嬉しいです。
異なるSIMカードに変更する場合はSIMカードを再発行する必要がある
IIJmioのギガプランへ変更するにあたって、「音声」SIMから、「データ」SIMへ変更したいときや、スマートフォンの買い替えで、SIMサイズがmicroSIMからnanoSIMになった場合には、SIMカードを再発行する必要があります。
異なるSIMカードに変更したい場合は、必ず、ギガプランの利用開始後に変更して下さい。
ただし、eSIMから物理SIM、物理SIMからeSIMへの変更はできない上、eSIMの契約を希望する場合は、新規でギガプランを申込む必要があります。
なお、旧プランで変更中にSIMカードがある場合には、ギガプランへ変更できませんので、ご注意下さい。
SIMカードのサイズ変更や再発行、SIMカードの追加は、BIC SIMでIIJmioを契約している方なら、ビックカメラの店舗カウンターでも受付可能で、即日でSIMカードを受け取れます。
こちらは、システムの都合上仕方ないと言えます。
IIJmioのギガプランに申し込むには?利用開始までの手順を簡単に解説
IIJmioのギガプランに申し込む方法について解説します。
全体像としては、まず、本人確認書類やMNPの予約番号、クレジットカードを用意します。その後、IIJmioの公式サイトから必要事項を入力してプランを選択後、申し込みします。そして、SIMカードの到着を待ち、到着後は、スマートフォンで簡単な設定をし、IIJmioのギガプランが使えるようになります。
MNPの予約番号は、事前に取っておきましょう。
手順①:本人確認書類、クレジットカード、MNP予約番号を準備
IIJmioのギガプランに申し込みをするにあたっては、本人確認書類とクレジットカード、MNPで乗り換える場合は、MNP予約番号を用意します。
本人確認書類は、運転免許証、マイナンバーカード、日本のパスポートなど、かなりの種類の身分証明書が利用できます。
クレジットカードは、Visa、MasterCard、AMEX、JCB、ダイナースといった日本のほとんどのクレジットカードが使えますが、VisaやMasterCardなどのネットワークで使えるデビットカードは使えません。
クレジットカードを持っていない方は、「楽天カード」といった審査が緩いクレジットカードを作るか、デポジット式で審査のハードルが大幅に下がっている「Nexus Card」や「デポジット式ライフカード」での申し込みも検討して下さい。
MNP予約番号は、NTTドコモ・KDDI(au)・ソフトバンク・楽天モバイルに加えて、格安スマホ各社で発行したものを用意して下さい。
デビットカードは使用できません。
手順②:IIJmioの公式サイトで申し込み
必要なものを用意したら、IIJmioの公式サイトで申し込みます。
申し込みにあたっては、契約プランを選択します。プランは、自分の利用したいデータ容量を選択し、「通話定額プラン」などのオプションを選びます。
そして、申込者の名前・住所・クレジットカード番号を入力します。
この際、スマートフォンなどの端末を購入する際も、公式サイトの申し込みページより、購入できますので、そちらも利用して下さい。
また、本人確認書類をアップロードする必要もありますので、Webページの案内に従って、運転免許証などの写真撮影をスマートフォンなどで行って、IIJmioのWebページでアップロードして下さい。
なお、本人確認書類が不鮮明な場合は、IIJmioより再度のアップロードが求められますので、必ず、全体がきれいに見える状態で、アップロードする必要があります。
本人確認書類の撮影は、スマートフォンで問題ありません。
手順③:審査完了後、SIMカードが自宅に到着
IIJmioの公式サイトで申し込み終了後、審査が行われます。
審査と言っても、IIJmioの格安端末を転売目的で購入した方を弾くためのものですので、ほとんどの方が問題ない内容です。そこまで気にする必要はありません。
審査終了後、「[IIJmio] ready to start」という件名のメールが送られて、SIMカードの発送に入ったことがわかります。
数日程度でSIMカードと、端末を購入した方は、端末も自宅に届きます。多くの場合、ヤマト運輸での発送となりますので、不在の場合は、ヤマト運輸へ連絡して下さい。
なお、SIMカードの受け取りは、契約時の住所のみの発送となりますので、友人宅や病院、勤務先に届けてもらうことはできません。
犯罪などの悪用防止で契約時の住所のみの配送となります。
手順④:スマートフォンにSIMを入れて、APN設定を行い利用開始
IIJmioからSIMカードが到着したら、利用したいスマートフォンでAPN設定を行います。
APN設定の方法については、IIJmioの公式サイトに掲載されている他、同封の説明書にも記載されています。
APN設定は、XiaomiやOPPOなどのSIMフリースマートフォンなら、設定情報がスマートフォンに入っていますので、設定画面からAPN設定画面を選び、「IIJmio」という項目を選べば、OKです。
NTTドコモ販売のスマートフォンでは、わかりづらいと思いますが、説明書などに沿って、自分でAPN情報を入力して下さい。
なお、このAPN設定は、一度行ってしまえば、IIJmioを解約しない限り有効です。
万が一、わからない点などがあれば、IIJmioのサポートセンターへ問い合わせて下さい。
APN設定は一度済んでしまえば、これ以降の設定は不要です。
IIJmioのギガプランに関するよくある質問は?
IIJmioのギガプランに関するよくある質問に回答します。
具体的に、「IIJmioはeSIM対応している?」という質問、「IIJmioではどんなキャンペーンが実施されている?」という質問、「IIJmioで過去に実施されていたキャンペーンは何がある?」という質問、「IIJmioでは初期費用は無料?」に回答します。
ギガプランは、シンプルな料金プランですが、わかりにくいこともあるかもしれません。
IIJmioはeSIM対応している?
IIJmioのeSIMは、2022年7月現在、日本通信やLinksmateで提供されているeSIMと異なり、独自の設備を使ったデータ通信専用のeSIMです。
IIJmioでは、音声通話の機能を持ったeSIMは、現状では発行していません。
今後、IIJmioでも、音声通話のeSIMは発行すると思われますが、現時点では、IIJmioから詳細な発表がなされていませんので、未知数と言えます。
IIJmioのeSIMをiPhoneで利用するにあたっては、他社の物理SIMカードと併用していて、iPhoneのiOSが古い場合、緊急機関への発信ができない事象がありますので、必ず、iOSのバージョンを最新にして下さい。
iPhoneで他社SIMと併用する場合は、iOSを最新にして下さい。
IIJmioではどんなキャンペーンが実施されている?
IIJmioでは、新規契約ユーザーを対象に、2022年7月現在、「夏のお得なトリプルキャンペーン」というキャンペーンを実施しています。
こちらのキャンペーンでは、6ヶ月間月額料金を300円値引く施策となっていて、IIJmioの太っ腹なキャンペーンと言えます。
また、人気のスマートフォンの端末代金を値引くキャンペーンも展開されていて、人気があるXiaomiの「Redmi Note 11」も、MNP契約で1,980円で購入可能となっています。
ただし、スマートフォンの値引きは、1契約者あたり1台ですので、同一名義で複数台の端末を値引きで購入することはできません。
それに加えて、転売目的での購入と判断された場合には、特典価格でスマートフォンを購入できませんので、そちらも注意して下さい。
特典価格でのスマホ販売は、一人1台のみです。
IIJmioで過去に実施されていたキャンペーンは何がある?
IIJmioで過去に実施されていたキャンペーンは、スマートフォン端末の販売価格の値引きの他、初期費用の割引が実施されていました。
スマートフォン端末の値引きにあたっては、過去にも、今現在と同じような価格で値引きがなされていましたが、いわゆる「転売ヤー」が複数回線でIIJmioを契約していたこともあり、2022年7年に展開されているキャンペーンでは、1人1台となっています。
さらには、月額料金の割引施策も展開されていて、MNP契約だけでなく、純新規ユーザーも割引を受けられました。
それに加えて、毎月使えるデータ容量の増量キャンペーンも展開されていたこともあり、IIJmioでは、常に何かしらのキャンペーンが行われてました。
IIJmioでは、常時キャンペーンを実施している印象です。
IIJmioでは初期費用は無料?
IIJmioでは、初期費用は無料ではありません。しかし、Amazonで販売されている、380円のエントリーパッケージを購入すれば、初期費用が免除になります。
エントリーパッケージを購入した場合、IIJmioの公式サイトにて、エントリーパッケージの番号を入力することで、自動的に初期費用が無料の扱いになります。
ただし、スマートフォンなどの端末の値引きキャンペーンには、エントリーパッケージの併用が不可能なため、こちらは注意してください。
さらには、エントリーパッケージは、ビックカメラやヨドバシカメラのカウンターに持ち込んで、即日開通の契約時には使えません。
なお、ビックカメラが取り扱っているIIJmioの「BIC SIM」では、キャンペーンで手数料が安くなっていることもありますので、そちらも検討してください。
SIMのみの契約なら、エントリーパッケージを買うことをおすすめします。
まとめ:IIJmioのギガプランは月額料金を安くで抑えたい人におすすめ
IIJmioのギガプランは、月額料金を安く抑えたい人におすすめです。他社と比較しても、IIJmioの運営会社のインターネットイニシアティブも東証プライム上場企業という安心感もあります。
やはり、ギガプランは、業界でも一二を争うほどの低価格な上、eSIMが使えたりと、スマートフォン初心者からパワーユーザーまで、すべてのユーザーにとって、便利な格安スマホサービスです。
もちろん、スマートフォン端末も1人1台ながらも、MNP契約なら、かなりの低価格で買えますので、こちらもご検討下さい。
万人にとって、IIJmioはおすすめな格安スマホです。