エレコムルーターは高性能?はじめて無線LANを扱う人におすすめルーターも紹介
エレコムルーターは、コスパが良く通信が安定しやすいのでおすすめのルーターです。
光回線を利用している方の多くは、有線接続だけでなく、自宅でWiFiを利用するために、ルーターを購入しています。
特にルーターの中でも、エレコムはコスパのよさで人気が高く、エレコムルーターの導入を検討している方も少なくありません。
しかし、エレコムルーターがどのくらい性能が高いのか気になるというコメントがインターネット上でいくつも見られています。
そこで今回は、エレコムルーターの導入を検討している方に向けて、エレコムルーターの特徴やおすすめ機種などについて解説していきます。
- エレコムルーターの特徴
- エレコムルーターのメリット・デメリット
- エレコムルーターのおすすめ機種
\当サイトおすすめの光回線 3選/
サービス名 | auひかり | ドコモ光 | NURO光 |
月額料金(税込) | マンション/4,180円~ 一戸建て/5,610円~ | マンション/4,400円~ 一戸建て/5,720円~ | 2年契約/5,700円 3年契約/5,200円 |
初期費用(税込) | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
通信速度(実測値) | 平均ダウンロード速度: 473.72Mbps 平均アップロード速度: 448.48Mbps | 平均ダウンロード速度: 275.78Mbps 平均アップロード速度: 237.52Mbps | 平均ダウンロード速度: 571.99Mbps 平均アップロード速度: 518.25Mbps |
詳細 | auひかりの詳細を見る | ドコモ光の詳細を見る | NURO光の詳細を見る |
総合評価 | |
料金の安さ | |
通信速度 | |
キャンペーンの充実度 | |
スマホセット割 |
使用者数ランキング(全97プロバイダ) | 4位/97プロバイダ(81人/1000人) |
ユーザー総合評価(100点満点) | 64.9点 |
通信速度(100点満点) | 71.1点 |
月額料金(100点満点) | 57.6点 |
キャンペーン・キャッシュバック(100点満点) | 56.4点 |
初期導入(100点満点) | 72.5点 |
サポート(100点満点) | 66.8点 |
月額料金 | ¥4,510 |
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エレコムルーターの特徴は?運営会社と評判・口コミを解説
まずはエレコムルーターにはどういった特徴があるのかについて簡単にみていきます。
エレコムルーターの特徴と合わせて、口コミ・評判についてもみていきます。
運営会社は「エレコム株式会社」
エレコムルーターは、エレコム株式会社が提供しているルーターのことです。 エレコムの会社概要について以下の表にまとめました。
会社名 | エレコム株式会社 |
本社 | 大阪市中央区伏見町4丁目1番1号 明治安田生命大阪御堂筋ビル9F |
設立 | 昭和61年(1986年)5月 |
事業内容 | パソコン、デジタル機器の関連製品の開発、製造、販売 |
資本金 | 125億77百万円(2022年時点) |
エレコムは大阪に本社を構える日本のメーカーで、パソコン・デジタル機器の関連品を取り扱っています。親機・中継機ルーターはもちろん、マウスやキーボード、HDD、ケーブルなどの商品も提供しています。
ルーターに限った話について触れると、エレコムのルーターは「IPv6 IPoE接続」という通信方式にほとんどすべてのルーターが対応している点が特徴的です。 IPv6は新たなインターネットの接続方式のことです。
従来の通信方式よりもネットワーク上に介在できるIPアドレスの数が多く、安定した高速通信が利用できるメリットがある通信方式となっています。 ASUSといった海外製メーカーのルーターだと、日本のIPv6という通信方式に対応していない機種が多いです。
そのため、混雑した通信環境の中でインターネットを利用することとなり、通信速度の遅さにいらだちを感じてしまうケースが見られています。
IPv6に対応している機種の多いエレコムなら快適な通信環境でインターネットが楽しめるため、エレコムのルーターは安定した通信環境を求める方におすすめです。
エレコムルーターの評判と口コミ
エレコムルーターの評判について、以下のような意見が見られました。
ちょっと某elecom社のWiFiルーターの動作がちょっと怪しくなってきたので、下の子の誕生日プレゼント(Switch 版スマブラ)と一緒に購入。最初、ネットつうまく繋がらなかったので、設定を少しいじって何とか繋げました。 速いかも! pic.twitter.com/Tud5APMU57
— 鳥原波@君死に推し、乙和十冠弐寺er (@nammi_tori) March 6, 2022
少し前に買ったエレコムのルーターが良く切断するので怒ってバッファローに切り替える。 有線で繋いでいてPC起動と共に切れてるのでどうしようもないですな。 ルーター再起動再設定で直りはするが面倒で仕方ない。 エレコムのルーターは評判良くないらしいがこの辺が駄目なところか。
— yoshikacha (@yoshikacha) July 10, 2021
エレコムルーターを実際利用した方の口コミ情報を見てみると、通信速度の速さを評価する意見が多く見られました。
インターネットに関してあまり知識がない方からすると、IPv6の通信方式に対応しているかどうかわからないという方も多いです。そうなると、IPv6に対応していない機種と対応している機種が混在しているメーカーのルーターを選ぶと失敗するリスクが高くなってしまいます。
しかし、初めからエレコムのルーターにしておけば、ほとんどの機種がIPv6接続に対応しているため、初期設定さえすれば快適な通信環境が利用できるようになります。
一方で、ルーターの接続が切れてしまうというよくない口コミ情報も見られました。
接続している間は比較的速い通信速度が維持しやすいものの、接続が切れやすいという点でやや安定感に欠けます。
あまりにも接続が切れてしまうようなルーターを購入しないためにも、エレコムのルーターを選ぶ際には、実際に利用しているユーザーの口コミ情報などをチェックしておいたほうがよさそうです。
エレコムルーターを導入するメリットとデメリット
エレコムルーターの特徴や口コミなどを簡単に見ていきました。
その内容を踏まえてエレコムルーターのメリットとデメリットについてまとめていきます。
エレコムルーターを導入するメリット
エレコムルーターを導入するメリットとして以下のものがあげられます。
- 通信速度が安定しやすい
- コスパがよい
エレコムルーターは大半の機器がIPv6の通信方式に対応しているため、通信速度が安定しやすいです。口コミ情報を見ても、通信速度の安定感について触れている意見が多く見られました。
ただ、通信速度が安定しやすいのであって、元々の通信速度が速いかどうかは使っている回線に左右される部分が大きいです。
高速な光回線を使い、その上で使っているルーターの出せる通信速度の速さによってWiFi接続時の通信速度が決まってきます。 その点を履き違えないように注意してください。
また、エレコムルーターはコスパのよさも評価されています。
他社の製品だと30,000円程度かかってしまうようなスペックの高いルーターが、エレコムならほとんど同じスペックの高さで18,000円ほどで購入可能です。 そこまでハイスペックなルーターでなくても、ある程度性能の高いルーターが10,000円以内で購入できます。
そのため、コスパを重視するならエレコムルーターを選ぶのが望ましいです。
実際、「WiFiルーター コスパ」で検索するとエレコムの製品が多くヒットします。
エレコムルーターを導入するデメリット
一方で、エレコムルーターを導入するデメリットとして以下のものがあげられます。
- 接続が切れやすい
- 過去にセキュリティの脆弱性が指摘されたことがある
エレコムルーターは接続が切れやすいという点が実際に利用しているユーザーからの口コミ情報で見られました。
通信速度そのものはIPv6通信方式で安定しやすいとしても、そもそもインターネットの接続が切れやすいのでは、IPv6の特徴も意味がなくなります。
具体的にどの製品でどういった環境で利用して接続が切れやすかったのか書かれていなかったのですが、どの端末でも接続が切れやすいというわけではないです。
もしエレコムルーターを購入して接続が切れやすいと感じたら、一度エレコムのサポートに連絡してみてください。そして、別のエレコムルーターの使用を試してみましょう。
また、エレコムルーターは過去にセキュリティの脆弱性が指摘されたことがあります。
直近だと2021年11月に一部のルーター商品にセキュリティ面での脆弱性があることが報告されました。その時はファームウェアを最新版に更新すれば対処できるということで、わざわざ中継ルーターを回収するといったことはありませんでした。
今後も購入した後にルーターに脆弱性が見つかり、アップデートなどでの対応を求められる可能性もあります。そのことを把握した上でエレコムルーターの購入を視野に入れておいてください。
セキュリティの脆弱性は個人情報の漏洩につながるため、放置せずにすぐに対応してください。
エレコムルーターを選ぶときのポイントは?失敗しないためにはコレをチェック
エレコムルーターにはメリットもあればデメリットもあることを説明しました。しかし、先ほど紹介したデメリット以外にもルーター選びで注意しておくことがいくつかあります。
失敗しないためのエレコムルーター選びのポイントとして以下の項目があげられます。
通信規格
WiFiルーターを選ぶ際には、まずは通信規格をチェックしておきましょう。
アメリカには電気工学・電子工学技術のさまざまな基準を決めているIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)という学会があります。そこでは、WiFiなどの無線LANの通信規格を決めており、その通信規格のことを「IEEE802シリーズ」と称しています。
IEEE802シリーズには主に、「11n」、「11ac」、「11a」、「11g」、「11b」WiFi 5というものがあります。最近になって新しいWiFi 6という新しい世代の通信規格が登場し、その規格は「11ax」と表記されています。
これらの規格の性能を以下の表にまとめました。
周波数帯 | 電波干渉 | 最大通信速度 | 普及率 | |
IEEE802.11b | 2.4GHz | 多い | 11Mbps | ◎ |
IEEE802.11g | 2.4GHz | 多い | 54Mbps | ◎ |
IEEE802.11n | 2.4GHz/5GHz | 多い(2.4GHz利用時) | 600Mbps | 〇 |
IEEE802.11a | 5GHz | 少ない | 54Mbps | △ |
IEEE802.11ac | 5GHz | 少ない | 6.9Gbps | △ |
IEEE802.11ax | 2.4GHz/5GHz | 多い(2.4GHz利用時) | 9.6Gbps | △ |
かつては11bなどの通信規格が主流となっていますが、最近では11nや11acという規格が主流となりつつあります。これは光回線の普及による通信速度の高速化が要因となっています。
仮に最大通信速度1Gbpsが出せる光回線を使っていても、11bの通信規格しか対応していないルーターだと11Mbpsまでしか通信速度が出せません。光回線による通信の高速化に合わせて速い通信速度にも対応できる規格が新たに開発されているという流れになっています。
また、最近では一部の光回線で最大通信速度10Gbpsのプランも登場しており、その通信速度に合わせるために11axが開発されました。 ここ数年で発売されている中継ルーターであれば、どれも11ac、11nなどに対応していますが、念のためルーターの通信規格はチェックしておいてください。
11axは11acと比べて通信速度が速くてかつ2つの周波数帯が使えるという大きなメリットがあります。
最大通信速度
先ほど軽く触れましたが、通信規格の最大通信速度にも目を向けましょう。
新しい規格のものであるほど最大通信速度が速い傾向にあり、快適にインターネットが楽しみやすくなります。通信速度の目安としては、11nの最大通信速度600Mbpsはそれなりに画質のよい10分程度の動画が1秒で読み込める速度になっています。
ただ、最大通信速度はあくまでも理論値であり、実際にインターネットを利用する際は理論値の数分の一程度の速度しか出せません。WiFiなどの無線接続機器だと、周囲の環境の影響を受けやすくてかなり通信速度が下がりやすいです。
サービス提供者側は基本的に最大通信速度しか伝えてくれませんが、そのままの通信速度の速さが出るわけではないことをしっかり頭に入れて光回線やルーターを選定してください。
オーバースペックなものにすると料金が高くなってしまいます。しかし、それでもルーター選びに失敗したくないという方は、最大通信速度が速い商品を選ぶのが無難です。
最大通信速度の速いものを選んでおけば、通信速度が落ちてもある程度の通信速度の速さでインターネットが利用できます。
電波強度
あまり意識していない方も多いですが、電波強度もチェックしたほうがよいです。
WiFiルーターは商品によってアンテナの構造やアンテナの本数が異なります。
アンテナの構造については、アンテナがルーターの外部についているタイプと内部に内蔵されているタイプがあります。アンテナが外部についているタイプだと、アンテナの向きを変えれば電波を飛ばす向きが変えられ、アンテナが内蔵されているタイプだと、子供やペットがついアンテナを壊してしまうというトラブルを防止することが可能です。
アンテナの本数については、アンテナの本数が多いほど電波強度が強く、通信速度が安定しやすい傾向にあります。通常のWiFiルーターとゲーミング向けWiFiルーターはスペック自体は同じですが、ゲーミング向けWiFiルーターのほうがアンテナの本数が多いです。
ゲーミング向けWiFiルーターはアンテナの本数が多い分通信速度が安定しやすく、ゲーム中のインターネット通信のトラブルが防止しやすい仕組みとなっています。
より強い通信速度の安定感を求める方は、かなりコストがかかってしまいますが、ゲーミング向けWiFiルーターがおすすめです。
搭載機能の充実度
WiFiルーターの搭載機能の充実度もチェックしておいたほうがよいです。
たとえば、ビームフォーミング機能やMU-MIMO機能といったルーターによって付与されている場合とそうでない場合がある機能もあります。
ビームフォーミング機能は、特定の方向に電波を送信したり、逆に特定の方向からの電波を受信したりする機能のことです。 基本的に電波は空間全体に広がっており、あちこち行き来しています。
しかし、ビームフォーミング機能を使えば電波を特定の方向に集めることができ、より通信速度が安定しやすくなります。 特にスマホなどをWiFiを使って利用する場合、ビームフォーミング機能があると通信が安定しづらいスマホでも安定した通信速度で利用することが可能です。
また、MU-MIMO機能は送信側と受信側の両方のアンテナを利用して通信を行う機能のことです。 本来なら片方のアンテナしか利用しませんが、MI-MIMO機能を使えば利用するアンテナの数が増えます。
先ほど触れましたが、アンテナの本数は通信速度の安定性に直結するため、アンテナの本数を増やすことで通信速度が安定しやすくなります。
他にもルーター特有の機能がいくつかあるため、気になる方はチェックしてみてください。
セキュリティ
WiFiルーターを選ぶ際には、セキュリティ面に注視しておくことも大事です。
先ほど触れましたが、WiFiルーターのセキュリティを気にせず選んでしまうと、セキュリティの脆弱性によるトラブルに巻き込まれてしまいます。なるべくトラブルに巻き込まれないように、セキュリティの強さも気にしておきましょう。
たとえば、セキュリティ規格WPA3に対応したモデルや強固なセキュリティソフトが一定期間利用出来るものを選ぶとよいです。 ただ、セキュリティーソフトの利用権がセットになっているWiFiルーターはコストがかかりやすい傾向にあるため、その点を考慮した上でセキュリティ面について考えてみてください。
不正なプログラムに感染させ、自身のルーターが企業などに攻撃するためのハードウェアになって意図せず加害者にさせられる危険性もあります。
人気のエレコムルーター5選-おすすめの無線LANはコレだ-
先ほど、エレコムルーターの選び方について触れていきました。その内容を踏まえ、エレコムの人気のルーターをピックアップして紹介していきます。
おすすめのエレコムルーターとして以下の5つがあげられます。
これらのエレコムルーターの価格や通信規格などについて以下の表にまとめました。
WRC-X1800GS-B | WRC-X3000GSA | WRC-2533GST2 | WRC-1167GST2 | WRC-X3200GST3-B | |
参考価格 (Amazon) | 6,218円 | 23,840円 | 6,973円 | 4,580円 | 11,962円 |
通信規格 | 802.11n, 802.11ax, 802.11a, 802.11ac, 802.11g | 802.11n, 802.11ax, 802.11a, 802.11ac, 802.11g, 802.11b | 802.11n, 802.11a, 802.11ac, 802.11g, 802.11b | 802.11n, 802.11a, 802.11ac, 802.11g, 802.11b | 802.11n, 802.11ax, 802.11a, 802.11ac, 802.11g, 802.11b |
最大通信速度 | 5GHz:1,201Mbps 2.4GHz:574Mbps | 5GHz:2,402Mbps 2.4GHz:574Mbps | 5GHz:1,733Mbps 2.4GHz:800Mbps | 5GHz:867Mbps 2.4GHz:300Mbps | 5GHz:2,402Mbps 2.4GHz:800Mbps |
最大接続台数 | 26台まで | 30台まで | 24台まで | 16台まで | 36台まで |
周波数 | 2.4GHz / 5GHz | 2.4GHz / 5GHz | 2.4GHz / 5GHz | 2.4GHz / 5GHz | 2.4GHz / 5GHz |
特徴 | WiFi 6(11ax) 1201+574Mbps WiFi ギガビットルーター | WiFi 6(11ax) 2402+574Mbps WiFi ギガビットルーター | 11ac 1733+800Mbps 無線LANギガビットルーター | 11ac 867+300Mbps 無線LANギガビットルーター | WiFi 6(11ax) 2402+800Mbps WiFi ギガビットルーター |
こちらのスペック内容を基に、それぞれのエレコムルーターの特徴についてまとめていきます。
WRC-X1800GS-B:シンプルかつコンパクトなルーター
WRC-X1800GS-Bは、シンプルかつコンパクトで使いやすいルーターモデルです。
他のモデルと比べて小型で、縦置きや壁掛けのどちらでも設置しやすい形となっています。デスクの横に置いてあっても違和感のないサイズ感です。
そのため、できるだけ場所を取りたくないという方におすすめのモデルになります。WRC-X1800GS-Bは中継器なので、親機の「WMC-X1800GST-B」をセットに利用することで、より広範囲にネットワークを広げられます。
また、IPv6の通信方式に対応しており、WiFi6に対応しています。WRC-X1800GS-Bなら安定して速い通信速度でインターネットを利用することが可能です。
さらに、ビームフォーミングZという通常のビームフォーミングよりも効力の強い機能が搭載されています。ビームフォーミングZなら3階までの距離にあるスマホの電波を受信して位置を特定し、その位置に照準を合わせてWiFi電波を送ってくれます。
ビームフォーミングZの機能を活かすなら、一人暮らしの方以外に家族で共有して利用するという方にもおすすめです。
ビームフォーミングをONにするかどうかで実行スループットに2倍もの差が生まれることが検証されています。
WRC-X1800GS-Bは、WiFiを自動設定できる「wps」に対応しています。
WRC-X3000GSA:超高速通信が楽しめるルーター
WRC-X3000GSAは超高速通信が楽しめるルーターモデルです。
2.4GHz接続時の最大通信速度は574Mbpsとそこまで速くありませんが、5GHz接続時だと最大通信速度が2,402Mbpsとなります。そのため、最大通信速度10Gbpsの光回線のプランとも組み合わせやすいです。
また、IPv6の通信方式やアンテナ内蔵型に対応しているだけでなく、OFDMAという機能を利用することもできます。OFDMAは一度に複数の端末に同時にデータが送れる機能のことで、従来の11acの通信規格より効率のよい通信が可能なモデルとなっています。
たとえば、従来はパソコンとスマホで同じ配信を再生した場合、それぞれの端末でズレが生じています。これは端末ごとでデータを送るタイミングにズレが生じているからです。
一方で、OFDMAだと一度に複数の端末にデータを送っているため、どちらの端末もほとんど同じタイミングで配信が進んでいきます。
WRC-X3000GSAは通信速度の速さを求める方におすすめです。
WRC-X3000GSAは2023年8月現在、在庫不足で中古商品しかなく、かつ値段がかなり高騰している点に注意が必要です。
WRC-X3000GSAは、WiFiを自動設定できる「wps」に対応しています。
WRC-2533GST2:セキュリティ性の高いルーター
WRC-2533GST2はセキュリティ性の高いルーターモデルです。
トレンドマイクロセキュリティが標準搭載されており、特徴として、悪質なネットワーク犯罪から個人情報などを守ることができます。実際、日本マーケティングリサーチの調査によると、WRC-2533GST2はセキュリティが安心なWiFiルーターとして最も支持されています。
また、こどもネットタイマーという機能も搭載されており、子供のインターネットの利用のし過ぎを防止することも可能です。同調査で子供が安心して使えるWiFiルーターとして最も支持されていました。
それ以外の点は、11axの最新規格が使えないという点以外はWRC-X1800GS-Bとほぼ変わらないかあるいはそれ以上の性能を誇っています。それで10,000円以内で購入できるため、かなりコスパのよいルーターモデルと言えます。
定価は11,638円となっているため、料金の安いうちに購入しておいたほうがよいです。
WRC-2533GST2は、WiFiを自動設定できる「wps」に対応しています。
WRC-1167GST2:広い範囲で使いやすいルーター
WRC-1167GST2は広い範囲で使いやすいルーターモデルです。
戸建てだと3階建て、マンションだと4LDKという広い範囲に電波を飛ばすことのできるモデルとなっています。そのため、家族と一緒に使いたいという方にとってかなり使い勝手がよいです。
それ以外の機能については、WRC-1167GST2はWRC-2533GST2のスペックを落として料金を安くしたモデルであるため、WRC-1167GST2とほとんど変わりません。通信速度の速さを求めるならWRC-1167GST2、料金の安さを求めるならWRC-2533GST2といった選び方が望ましいです。
オンラインゲームをプレイするならともかく、動画を快適に視聴する程度の通信速度なら、RC-2533GST2で十分です。
WRC-1167GST2は、WiFiを自動設定できる「wps」に対応しています。
WRC-X3200GST3-B:通信の優先を切り替えられるルーター
WRC-X3200GST3-Bは通信の優先を切り替えられるルーターモデルです。
WRC-X3200GST3-BにはらくらくQoSという機能が搭載されています。らくらくQoSは優先したい通信サービスを事前に設定しておくことで、そこで設定した通信を優先的に行うように調節してくれます。もしビジネス関連の通信を優先させたいなら、事前にその設定を済ませておくことで、ビジネス関連の通信が制御しやすくなります。
この機能は簡単に優先する通信の内容を切り替えることができ、途中でビジネス関連の通信からゲーム優先の設定に変更することも可能です。インターネットの利用用途に合わせて自由に設定しましょう。
また、WRC-X3200GST3-Bは、WRC-1167GST2やWRC-2533GST2よりもハイスペックなモデルです。機能面はそこまで大きく変わりませんが、通信速度の速さや同時接続可能台数の多さがかなり評価されています。
そして、その分料金が他のものと比べるとやや高い設定になっています。何かしら目的があってスペックの高いルーターを導入したいという場合にWRC-X3200GST3-Bを視野に入れてみてください。
WRC-X3200GST3-Bは、先ほど紹介したOFDMAやMU-MIMOといった機能も搭載されています。
エレコムルーターが繋がらないときの対処法は?
もしエレコムルーターを購入し、接続しても繋がらないというときは、以下の方法を試してみてください。
WiFiルーターや接続端末の電源を入れ直す
WiFiルーターやルーターと一緒に接続するONUといった機器の電源を入れ直すことで接続できるようになる場合があります。
PCでも似たようなことが言えますが、接触不良によって正常に機能していないことがあります。そういった場合は、再起動すれば接触不良が直ることが多いです。
PCとは違ってWiFiルーターやONUの再起動は、電源ケーブルを一度抜いて再度挿せば再起動がかけられます。すぐにできる作業なので、WiFiルーターの接続状況が悪いと感じたら、まずは再起動するところから始めてみてください。
その他、ルーターにはリセット機能があるので、一度、リセットしてみるのもおすすめですね。ランプの色や点滅等で状態が分かるので、是非チェックしてみてくださいね。
たいていの機器はまずは再起動から試してみて、直らなければ接触不良以外の原因を疑っていくとよいです。
WiFiルーターの接続数を減らしてみる
デバイスを接続しすぎているために、WiFiルーターの通信が遅いという可能性もあります。そのため、WiFiルーターに複数のデバイスを接続している場合は、デバイスの接続数を減らしてみることをおすすめします。
特に最近は自宅でテレワークをしたり、オンライン授業をしたりすることもあり、1人でいくつものデバイスをWiFiに接続していることも珍しくありません。また、WiFiを接続することでより楽しめるゲームも増えてきています。
もし通信速度の遅さを感じたら、接続しているデバイスの中で使っていないデバイスの接続を一時的に解除しましょう。
基本的に2、3人程度でWiFiルーターを共有して利用しているくらいなら、回線が混雑することはあまりありません。
WiFiルーターの設置場所を変えてみる
WiFiルーターの設置場所が悪いために、うまくWiFiの電波が拾えていないということもあります。そういった場合は、WiFiルーターの設置場所を変えてみることで解決することがあります。
電波は周囲の環境などに影響を受けやすく、家の壁の素材や大型の家具などが電波の障害になりやすい傾向にあります。WiFiルーターを設置している場所の周囲にそういったものがある場合は、見通しのよい場所に置き場所を変えてみましょう。
どうしても電波の受信状況が悪い場合は、使っているWiFiルーターをビームフォーミング機能付きのものに替えることをおすすめします。
特に電子レンジのそばにWiFiルーターを置かないように注意してください。
エレコムルーターに関するよくある質問は?
ルーターにはさまざまな端末やメーカーがあり、それぞれ特徴や接続の設定方法などが異なります。
そのため、エレコムルーターを使っているユーザーが、インターネット利用時にトラブルが発生した際に、エレコムだとどうすればいいのかと疑問に感じている方もいます。
実際、インターネット上にエレコムルーターについての質問が投稿されていることが多いです。
そこで今回は、それらの質問の中から特に質問されることの多かった以下の質問について回答していきます。
エレコムルーターの設定ができないときの対策は?
エレコムルーターのWiFi設定をしようとすると、設定時の管理画面が表示されないというトラブルが起こることがあります。
もしエレコムルーターWiFiの設定時の管理画面が表示されない場合は、まずは動作モードが「ルーター」になっていること、ルーターとONU機器が接続されていることを確認してください。それからブラウザで管理画面を表示させます。
上記の確認ができたらブラウザを開き、「192.168.2.1」で検索します。するとログイン画面が表示されるため、エレコムルーターのユーザー名とパスワードを入力しましょう。
そこで管理画面が表示されたら、あとは通常通りの手順で接続設定を行えば、インターネットの接続が可能です。
ユーザー名は「admin」で、パスワードはルーターのセットアップシートに記載されています。
ランプの色や点滅などで分からない点があれば、取り扱い説明書(マニュアル)を確認してみましょう。
エレコムルーターの電波が不安定なときの対処法は?
エレコムルーターの電波が不安定なときは、先ほど触れたように、ルーターの位置を変えてみてください。もし電波の流れによる問題だった場合は、それで解決します。
もしそれで解決しなかった場合は、電波の問題というより接触不良により正常にWiFiルーターが機能していない可能性が考えられます。
その場合は一旦コンセントを抜いてWiFiルーターやONUの再起動、LANポートの差し込みを確認をしましょう。
これらの方法を試して解決しなかった場合は、ファームウェアを最新版にアップデートしていないことが原因としてあげられます。気になる方はファームウェアを更新してください。
それでも解決しなかった場合は、エレコムに直接問い合わせましょう。初期化する場合は、十分注意してから行いましょう。
エレコムルーターの寿命はどれぐらいが目安?
エレコムのWiFiルーターの寿命に明確な基準はありません。
ただ、WiFiルーターは購入した時の通信規格にしか対応していないため、だんだんと新型の製品より通信速度の遅さを感じることがあります。特に接続するデバイスの数が増えてくるとそれを実感しやすくなります。
そのため、新しい通信規格が登場したら、新しいWiFiルーターを購入したほうがよいです。
また、スマホやタブレットを買い替えた際にもWiFiルーターを替えたほうがよいと言われています。スマホやタブレットは最新機種であれば、最新のWiFiの通信規格に対応する形となります。
せっかくスマホやタブレットを最新のものにしたのに、その性能が十分に発揮できないということにならないように、スマホやタブレットを買い替えたらWiFiルーターも一緒に買い替えましょう。
単純に不具合が生じるようになったら寿命が来ている可能性があるため、その際に買い替えても問題ありません。
まとめ:通信回線に詳しくない人に「エレコムルーター」はおすすめ
エレコムルーターは主にIPv6の通信規格に対応している商品が多く、コスパがよい点がメリットとしてあげられます。そのため、初心者の方が購入してもあまり失敗したと感じにくい商品が多いです。
もしWiFiルーターの購入を考えている方で、初めてWiFiルーターを購入するという方は、エレコムのWiFiルーターがおすすめです。
ただ、エレコムルーターはときどきインターネット接続が切れてしまうことがあるという口コミ情報が見られています。その点を理解した上でエレコムルーターの購入を検討してみてください。