格安SIMでiPhoneへの乗り換えは簡単にできる?利用のメリットと注意点
格安SIMでiPhoneへの乗り換えは難しいと聞いたが、実際はどうなっているんだろう。
スマホを格安の月額料金で利用できる「格安SIM」。SoftBankやドコモ、auの3大キャリアスマホと比べると、非常に安く利用できます。しかし、格安SIMでiPhoneに乗り換えるのが難しいと聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、iPhoneが利用できる格安SIMや格安SIMを利用するメリット・デメリット、乗り換えの手順などを紹介します。
iPhoneを格安SIMで利用することを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
・格安SIMでiPhoneに乗り換えることのメリット・デメリット
・おすすめの格安SIM
・iPhoneで格安SIMを利用する方法
サービス名 | ahamo | LINEMO | 楽天モバイル |
月額料金(税込) | 2,970円~ | 990円~ | 1,078円~ |
通信プラン | 20GB/100GB | 3GB/20GB | 3GB/20GB/無制限 |
最大通信速度 | 4.1Gbps | 3.0Gbps | 2.8Gbps |
詳細 | ahamoの詳細を見る | LINEMOの詳細を見る | 楽天モバイルの詳細を見る |
格安SIMを使うなら、LINEMOはいかがでしょうか。
何より安い値段で実施ているキャンペーンも豊富なので、魅力的な格安SIMです。
詳しくはぜひLINEMOの公式サイトを見てください。
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iPhoneが利用できる格安SIMはどこがおすすめ?一目でわかる比較表
月額料金 | 通信速度 | データ容量 | 端末費用 | かけ放題の有無 | キャンペーン | |
UQモバイル | くりこしプランS+5G:1,628円(税込) くりこしプランM+5G:2,728円(税込) くりこしプランL+5G:3,828円(税込) | 62Mbps | くりこしプランS+5G:3GB/月 くりこしプランM+5G:15GB/月 くりこしプランL+5G:25GB/月 | iPhone SE(第3世代):65,335円(税込)〜 iPhone 12:94,485円(税込)〜 | あり | ・UQ応援割 ・自宅セット割 ・最大10,000円キャッシュバック |
Y!mobile | シンプルS:2,178円(税込) シンプルM:3,278円(税込) シンプルL:4,158円(税込) | 838Mbps | シンプルS:3GB シンプルM:15GB シンプルL:25GB | iPhone SE(第3世代):67,680円〜 iPhone 12:95,040円〜 | あり | ・下取りプログラム ・お買い得ラインナップ ・SIMスターターキット ・おうち割 ・家族割引サービス ・おうちの電話 |
OCNモバイルONE | 500MB:550円(税込) 1GB:770円(税込) 3GB:990円(税込) 6GB:1,320円(税込) 10GB:1,760円(税込) | 962Mbps | ・500MB ・1GB ・3GB ・6GB ・10GB | iPhone12:91,960円(税込)〜 iPhone12 mini:77,110円(税込)〜 iPhone SE(第2世代):49,940円(税込)〜 | あり | ・人気のスマホSALE ・OCNアプリリリースキャンペーン ・買い替え応援プログラム |
mineo | 1GB:880円(税込)〜 5GB:1,265(税込)〜 10GB:1,705(税込)〜 20GB:1,925(税込)〜 | 150Mbps | ・1GB ・5GB ・10GB ・20GB | iPhone12:95,568円(税込)〜 iPhone12 mini:64,790円(税込)〜 iPhone11:70,224円(税込)〜 iPhone SE(第2世代):57,024円(税込)〜 | あり | ・月額料金割引キャンペーン ・端末価格割引キャンペーン ・日経電子版 最大2ヶ月無料キャンペーン ・パケット放題 Plus最大2ヶ月無料キャンペん ・かけ放題キャンペーン ・iPhone 12 端末保証 最大2カ月無料キャンぺーン ・安心バックアップ最大5カ月無料キャンペーン ・U-NEXT ポイントプレゼントキャンペーン ・eo×mineo セット割キャンペーン |
イオンモバイル | 音声プラン:858円(税込)〜 シェアプラン:1,518円(税込)〜 データプラン:528円(税込)〜 | 1,288Mbps | ・1GB ・4GB | iPhone XS:63,580円(税込) | あり | ・春得キャンペーン ・エントリーパッケージご契約特典 ・イオンモバイル紹介トク ・イオンスマホ→イオンモバイル乗り換えキャンペーン |
目的別:iPhoneが利用できるおすすめの格安SIM
上部の比較表から見たサービスを目的に分けておすすめの人を紹介します。
現在実際しているキャンペーンの内容もあるので、ぜひ参考にしてください。
・Y!mobile:家族みんなで乗り換えるとさらに安くなる
・OCNモバイルONE:通信速度の速さに定評あり
・mineo:一日中インターネットを利用する人におすすめ
・イオンモバイル:月毎にデータ容量を変更できる
UQモバイル:電話をする機会が多い人におすすめ
iPhone SE(第3世代)やiPhone12など、最新の機種を取り揃えている「UQモバイル」。UQモバイルのプランは以下の3種類があります。
・くりこしプランM
・くりこしプランL
データ容量は3GBから利用可能で、くりこしプランLの場合は月に25GBも使用可能です。また、余ったデータ容量は翌月にくりこしすることも可能なため、データ容量を無駄にすることもありません。
さらに、通話オプションも以下の3種類があります。
・10分かけ放題:短時間の電話をすることが多い人向け
・定額プラン:ときどき長電話をする人向け
UQモバイルは電話をする機会が多い人におすすめの格安SIMです。
現在UQモバイルが行っているキャンペーンは?
①UQmobileオンラインショップ限定キャンペーン(iPhone12、iPhone12 mini 新規特典)
オンラインショップでiPhone12、もしくはiPhone12 miniを選択し、くりこしプラン+5Gで新規契約を行った方に5,000円のauPAY残高をプレゼントするキャンペーンを実施中です。
終了時期なども設定されていないため、いつでも恩恵を受けられるのがメリット。とくに必要なオプションなどもありません。
②SIMのみ購入&くりこしプラン +5G契約でau PAY残高へ還元
オンラインショップでSIMのみ購入とくりこしプラン+5Gを契約すると、最大で13,000円のauPAY残高を還元するキャンペーンです。SIMカードのみであれば10,000円、SIMカードをeSIMで契約すれば更に+3,000円分の残高が付与されますので、こちらも積極的に活用すると良いでしょう。
Y!mobile:家族みんなで乗り換えるとさらに安くなる
最新のiPhone SE(第3世代)からiPhone6sまで、iPhoneだけでも多くの種類を取り扱う「Y!mobile」。Y!mobileには以下の3種類のプランがあります。
・シンプルMプラン
・シンプルLプラン
通常は2,178円(税込)からの月額料金となっていますが、家族でY!mobileを利用する場合、2回線目以降は月額料金から毎月1,188円割り引かれ、最安で990円(税込)/月で利用できます。
また、余ったデータ容量の一部は翌月にくりこし可能であるため、無駄にすることもありません。
家族みんなで格安SIMに乗り換えるという人にY!mobileがおすすめです。
現在Y!mobileが行っているキャンペーンは?
①キャリア決済で最大5,000円相当PayPayポイントプレゼント
9/5まで限定で、キャリア決済を利用すると最大で5,000円相当のPayPayポイントを付与するキャンペーンが実施されています。100円以上で200円相当、10,000円以上で2,000円相当、50,000円以上で5,000ポイントの付与となっており、使えば使うほど還元率が下がってしまうのが難点。すでにキャリア決済を利用している方は10,000円以上の利用で抽選で200名に5,000円相当プレゼントとなっています。
OCNモバイルONE:通信速度の速さに定評あり
中古のiPhoneも取り扱っており、最安1円(税込)で購入できる「OCNモバイルONE」。OCNモバイルONEには以下の4つのプランがあります。
・1GBプラン
・3GBプラン
・6GBプラン
・10GBプラン
通信速度が速く、かつ安定した回線を安く利用したい人におすすめです。
現在OCNモバイルONEが行っているキャンペーンは?
①OCN会員でABEMAプレミアムを新規申込時、実質5ヶ月無料
OCN会員限定でABEMAプレミアムを申し込むと、実質5ヶ月間無料になるキャンペーンを実施中です。MUSICカウントフリーの契約が必要ですが、こちらは無料で申し込めるため、そこまで敷居は高くありません。ただ、後日月学費用のキャッシュバックを行うため、月々の請求が発生してしまう点は注意しましょう。
②訪問ポイント獲得で最大10GBプレゼント
OCNモバイルONEのデータ容量最大10GBを抽選で180名にプレゼントするキャンペーンが実施中。OCN IDとdアカウントが必要になります。dアカウントはドコモの契約がなくても作成できるため、忘れずに連携しておくようにしましょう。
mineo:一日中インターネットを利用する人におすすめ
webまたは一部店舗でiPhoneを購入できる「mineo」。他社に比べると取り扱っている種類は多くないですが、他社から乗り換えで一括購入すると安く購入することができます。
mineoは以下の4つからコースを選べます。
・5GBコース
・10GBコース
・20GBコース
一日中スマホでインターネットを利用することが多い人におすすめです。
現在mineoが行っているキャンペーンは?
①マイそく月額基本料金割引キャンペーン
新規契約、または変更後のmineo通信サービスの利用を開始すると翌月から6ヶ月間の間、マイそくデュアルタイプの月額基本料金を330円割引するキャンペーンが実施されています。こちらはとくに必要なオプションなどはなく、マイそくデュアルタイプを申し込みさえすればすぐに適用されるため、使いやすいキャンペーンといえるでしょう。
②かけ放題割引キャンペーン
通常10分かけ放題で550円、無制限かけ放題で1,210円のかけ放題オプションですが、1年間それぞれ10分の場合は110円、無制限の場合は220円の割引がされるキャンペーンです。とくに無制限の場合、大手キャリアの格安SIMプランが1,100円前後でかけ放題オプションを設定している中、それを下回るコスパで1年間使用できるのは大きなメリット。通話が多い方はチェックすると良いでしょう。
イオンモバイル:月毎にデータ容量を変更できる
取り扱うiPhoneはiPhone XSとiPhone8のみの「イオンモバイル」。イオンモバイルは以下の3つのプランから選べます。
・シェアプラン
・データプラン
イオンモバイルはデータの利用量が月毎に変動する人におすすめです。
現在イオンモバイルが行っているキャンペーンは?
①納得!夏得!キャンペーン2022
イオンモバイルにMNPで乗り換え+指定スマホ購入+イオンカードでの支払いを選択することにより、最大で10,000円分のWAONポイントをプレゼントするキャンペーンです。他のキャリアからの乗り換えというのが若干敷居は高めなものの、WAONポイントを利用できる施設は非常に多いため、有用なキャンペーンといえるでしょう。
iPhoneで格安SIMを利用するメリットは?
安い月額料金でiPhoneを使うことができる
格安SIMは安い月額料金でiPhoneを使えるようになります。格安SIMでiPhoneを利用すると、SoftBankやdocomo、auといった3大キャリアのスマホと比べても非常に安く利用可能。
5GBプランを3大キャリアで契約した場合、月々5,000円〜7,000円ほどかかりますが、格安SIMの場合は1,500〜2,000円ほどで利用することができます。
格安SIMでiPhoneを利用すると3大キャリアに比べて、月々3,000〜5,000円ほど安く利用できるようになります。
最新機種のiPhoneを安く使うことができる
格安SIMを利用することで、最新機種のiPhoneを安く使うことができるようになります。通常は契約と同時にセットで購入することがほとんどです。しかし、iPhoneはApple Storeが一番安く購入できるのですが、セットで購入すると少し高価で購入することになる場合も。
しかし、格安SIMを利用する場合、iPhoneをセットで購入する必要がありません。
Apple Storeやその他ショップで安く購入したiPhoneを使用できるため、最新機種のiPhoneを安く使うことができます。
中古の型落ちiPhoneでも利用することができる
格安SIMを利用することで、中古の型落ちiPhoneでも利用することが可能になります。中古の端末は当然新品の端末より安く購入できるためお得に利用できます。また、家族内でお下がりで端末を再利用するという使い方も可能に。
最新機種であることにこだわりがある人、他人が使ったものを使うことに抵抗がある人にはおすすめできません。
最新機種であることにこだわりがない人は、中古の型落ちiPhoneでお得に利用することをおすすめします。
iphoneで格安SIMを利用するメリットの口コミを調査
Androidにかえました✨
使いこなせるか不安なので、しばらくiPhoneと2台持ち。
格安SIMのおかげで安く試せる😊— しゃーもん@本を片手に電車旅 (@ph3shamon3) August 15, 2022
SIMフリー版iPhoneなら格安SIMで契約なしでテザリングができる!https://t.co/oydujGICh1
— レモン (@Lemon_Sim_Pii) August 17, 2022
やはり月の通信費用を抑えられるというのが最大のメリットです。大手キャリアのiPhoneに比べて大きく通信費用を節約できるという声が大半でした。
また、ネットでの契約が中心になるため、わざわざ店舗に出向く必要がないという点も評価されています。
iPhoneで格安SIMを使うのはここがデメリット
あまりに昔のiPhoneではできない
iPhoneで格安SIMを使う場合、あまりに昔のiPhoneではできないというデメリットがあります。格安SIMは対応しているiPhoneと対応していないiPhoneがあり、あまりに昔のiPhoneである場合、動作対象外になる可能性があります。iPhone6以前は対応していない可能性が高いため注意が必要です。
また、昔のiPhoneはバッテリーの持ちが悪かったり、不具合が起こったりすることもあります。
iPhoneで格安SIMを使う際は、あまりに昔の機種は極力避けることをおすすめします。
店舗でのサポートを受けることはできない
iPhoneを格安SIMで使う場合、店舗でのサポートを受けることができません。格安SIMが格安であることの理由に実店舗がないことが挙げられます。月額料金を安く利用できるというメリットがありますが、サポートに関してはデメリットになることも。
iPhoneを格安SIMで使用している中で不明点やトラブルが発生した場合は、電話かメール、チャットなどで問い合わせる必要があります。
トラブルの発生が懸念点としてある場合は、遠隔操作サポートのオプションがある格安SIM会社もあるため、加入することをおすすめします。
最新機種を分割払いで利用できない場合もある
iPhoneを格安SIMで使う場合、最新機種を分割払いできない可能性も。最新機種のiPhoneを分割払いで購入することを希望した場合、「分割審査」が実施されます。分割審査とは、ローンをしっかり返済できるかどうかを審査するもので、これまでのローン返却状況が主に見られます。
分割審査が通らなかった場合、分割払いは利用できず、一括払いをすることに。
分割払いを検討している人は、自身のこれまでのローン返却状況を確認した上で問い合わせるようにしましょう。
iphoneで格安SIMを利用するデメリットの口コミを調査
爺ちゃんの家で格安SIMのiPhone開いたらSIMなしって出た
端末悪いのかSIMが悪いのか…— ふぁとぅー㌠ (@FAT53H44) August 14, 2022
iPhone格安SIMにしたいけど
原神快適にやりたいから通信の事考えると変えるの出来ない😅
何回か良い方ないかな
#家計簿 pic.twitter.com/6RUhfkSvGB— やまなし (@yamanasi_kenji) August 7, 2022
接続の不安定さや通信速度に対する不安の口コミが目立ちました。
ちょっと前までiPhoneとAndroidどっち買ったらいいのかな?って聞かれることが多かった
最近はiPhoneなんて高すぎて買えない、金の無駄でしょって言ってる人が増えた
20代の若い子は全員格安SIM使ってる
大手キャリアは使う必要ないと思うが金銭的にiPhone除外せざるえないって悲しい— 村上 (@applepai51) August 13, 2022
また、少数ながらもiPhone自体が高く、購入自体が憚られるという声もいくつか聞かれました。
格安SIMでもiPhoneを分割購入となると月額ももちろん上がってしまいます。料金シミュレーションなどを活用し、必ず月の支払いイメージを作るようにしましょう。
iPhoneで格安SIMを使う際の注意点|利用の際はここを確認
・タブレットとのシェアプランが使えなくなる
・今まで使っていたアドレスなどが使えなくなる場合がある
・設定する際にはWiFi接続が必須になる
・OSアップデートに不具合が出る可能性がある
Apple Watchのセルラーモデルは使えなくなる
iPhoneを格安SIMで使用すると、Apple Watchのセルラーモデルが使えなくなります。Apple WatchのセルラーモデルでLTE通信をするためには、SoftBank、docomo、auといった3大キャリアのどれかと別途契約する必要があります。Apple Watchのみを契約することはできないため、Apple Watchのセルラーモデルが使用不可に。
また、Apple WatchにはSIMの情報を本体に埋め込むeSIMという機能があります。eSIMは格安SIMにもありますが、Apple Watchには対応していないため使用できません。
Apple Watchのセルラーモデルを使用するには、3大キャリアのどれかでスマホを契約する必要があるため、注意しましょう。
タブレットとのシェアプランが使えなくなる
iPhoneを格安SIMで使用すると、格安SIM会社によってはタブレットとのシェアプランが使えなくなります。シェアプランが利用できると、1契約で複数台の端末を利用できます。1契約であるため、複数の契約をするより料金もお得に。
しかし、格安SIM会社によっては、1台ごとに契約する必要があり、シェアプランは使用できなくなります。
一方で、複数の契約が必要になりますが、1名義でいくつか契約ができるため、タブレットをLTE通信で使用したい場合は、別途契約しましょう。
今まで使っていたアドレスなどが使えなくなる場合がある
格安SIMに乗り換えると、今まで使っていたアドレスなどが使えなくなる場合があります。これまでSoftBankやdocomo、auといった3大キャリアのスマホを使用していた場合、「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp」、「@softbank.ne.jp」というキャリアメールのアドレスが付与されていました。しかし、格安SIMに乗り換えることで、これらのキャリアメールのアドレスが使用できなくなります。
3大キャリアから格安SIMに乗り換える際は、GmailはYahooメールなどのフリーアドレスを使用することになります。
これまでキャリアメールのアドレスをメインで使用していた人は、乗り換える前にアドレスを作成しておくことがおすすめです。
設定する際にはWiFi接続が必須になる
iPhoneを格安SIMで使用するには、設定する際にWiFi接続が必須になります。iPhoneを格安SIMで使用する場合、最初にAPN(Access Point Name )を設定する必要があります。iPhoneでAPNを設定する際、構成プロファイルをインストールするのですが、インストール前の時点では、まだSIMを使用できない状態であるため、WiFiの接続が必須です。
設定をする前に、WiFi環境の確認を忘れず行いましょう。
OSアップデートに不具合が出る可能性がある
iPhoneを格安SIMで使用する場合、OSアップデートに不具合が出る可能性があります。3大キャリアでiPhoneを利用している場合は、アップデートの通知が来たらすぐにアップデートしても問題ありません。しかし、iPhoneを格安SIMで使用している場合、SIMがアップデートに対応しておらず不具合が出てしまう可能性があり、故障の原因となります。
アップデートの通知が来た際には、格安SIMの公式ホームページから動作確認のお知らせが出た後に実施するようにしましょう。
iPhoneで格安SIMを使うときの失敗しない選び方
利用用途をしっかりと定める
格安SIMでiPhoneを使用するときは、利用用途をしっかり定めることが大切です。格安SIMでiPhoneを利用する場合、メインスマホやサブスマホなどのさまざまな利用用途が考えられます。メインスマホとして使用するのであれば、10GBや20GBなど、ある程度多くのデータ容量が必要となります。一方でサブスマホとして使用するのであれば、1GBや3GBで十分な人もいるのではないでしょうか。
このように格安SIMでiPhoneを使用する際、利用用途がしっかり定まっていないと、実際のデータ利用量に対して、契約したプランのデータ容量が多すぎるということが発生し、お金を無駄にしてしまう可能性も。
無駄なく使用するためにも、格安SIMでiPhoneを使用する際は利用用途をしっかり定めましょう。
データ容量で比較して選ぶ
iPhoneを格安SIMで使用するときは、データ容量を比較して選ぶという方法があります。格安SIM会社によってさまざまなプランを提供しており、それぞれ利用できるデータ容量が異なり、1GBや3GB、5GB、10GB、15GB、20GB、30GBなどがあります。
サブスマホとして使用する人や在宅でWiFiに接続することがほとんどの人は1〜5GB。外出先でスマホを使用する機会が多い人は10〜30GBというように、利用用途に合わせて自分に合ったデータ容量のものを選びましょう。
格安SIM会社によって扱うデータ容量が異なるため、複数の格安SIM会社を確認した上で検討することをおすすめします。
各社MVNOとの料金・キャンペーンと比較する
iPhoneを格安SIMで使用する際は、各社MVNOとの料金・キャンペーンと比較することが大切です。MVNOとは格安SIM提供会社を指します。基本的にSoftBankやdocomo、auといった3大キャリアでスマホを契約するよりも安く利用できますが、MVNOによって料金はさまざま。また、キャンペーンを実施しており、月額料金が安くなったり、キャッシュバックが受け取れたりすることもあります。
MVNOを選ぶ際は1つや2つから選ぶのではなく、複数のMVNOの料金やキャンペーンを比較して検討することが重要です。
しっかり比較することでよりお得に利用できる可能性が高くなります。
取り扱っている端末数を確認する
MVNOでiPhoneを検討する際、どのiPhoneがラインナップされているかという点を確認するようにしましょう。現在の最新機種はiPhone13で2022/9頃にはiPhone14が噂されていますが、多くのMVNOでは古いiPhoneやSEなどが中心になっており、最新機種を用意しているキャリアは少なめ。今だとiPhone12やiPhoneSE第3世代のところが多いため、最新機種を使用したい場合は必ずチェックしておくようにしましょう。
また、手持ちのiPhoneに格安SIMを挿す場合、事前に格安SIMのサイトで動作確認済みかどうかを見ておくと良いでしょう。古すぎる機種でなければほぼ問題ない場合が多いですが、場合によってはインターネット共有ができないなどの機能の一部制限があることも。通話、通信以外の活用をしたいのであればこちらも確認が必要です。
iPhoneで格安SIMを利用する方法は?簡単に利用できる乗り換え手順
・MNP番号を取得する
・事業者で回線切り替え手続きを行う
・APN設定を行い利用開始
・補足1:SIMフリーになっているかどうか必ず確認
・補足2:SIMカードのサイズに注意
SIMフリーのiPhone端末を用意する
まずはSIMフリーのiPhone端末を用意します。格安SIMで使用できるiPhoneは以下の3つの方法で用意することが可能です。
・新しくSIMフリーのiPhoneを購入する
・iPhoneと格安SIMをセットで購入・契約する
これらの方法で格安SIMでも使用できるiPhone端末を用意します。
MNP番号を取得する
次に使用するiPhoneを用意したら、現在使用しているキャリアからMNP番号を取得します。MNP番号を取得することで、乗り換えた後も現在使っている電話番号が使用可能に。
MNP番号は現在使用しているキャリアのWebサイトまたは電話で取得可能です。
電話は音声ガイドにしたがって返答するだけであるため簡単に取得できます。
事業者で回線切り替え手続きを行う
格安SIMを利用する前に、現在契約中の事業者で回線切り替えの手続きを行います。手続きはMNP転出をするだけ。店舗で実施することができますが、電話でも可能です。
電話の場合、電話がつながってから10分ほどで手続きが完了するため簡単です。
APN設定を行い利用開始
MNP番号の取得や回線切り替えの手続きが終了したら、次に使用するiPhoneにSIMカードを挿入。iPhoneの「設定」から構成プロファイルをインストールし、完了したらいよいよ利用開始できます。
APN設定をするときの注意点は、必ずWiFiに接続すること。SIMカードを挿入した時点ではまだ回線を利用できないため、WiFi環境が必須となります。
APN設定をする前にWiFi環境の確認を必ずするようにしましょう。
補足1:SIMフリーになっているかどうかは必ず確認
格安SIMに乗り換える際、乗り換えた後に使用するiPhoneがSIMフリーになっているかどうかは必ず確認するようにしましょう。SIMフリーになっていない場合、格安SIMを購入しても、用意しているiPhoneで使用することができません。
iPhoneがSIMフリーになっているかどうかを確認する方法は以下の通りです。
1.ホーム画面から「設定」をタップ
2.「一般」をタップ
3.「情報」を選択
4.「SIMロック」から「SIMロックなし」であることを確認
SIMロックが解除されていない場合は各キャリアでSIMロック解除の手続きを行うようにしましょう。
補足2:SIMカードのサイズに注意
SIMカードにはさまざまなサイズのものがあるため、次に使用するiPhoneとサイズが合っているかどうか注意しましょう。
SIMカードには以下の3つの種類があります。
・microSIM
・標準SIM
格安SIM会社によっては3種類のSIMカードを用意している場合があるため、次に使用するiPhoneを伝えて、それに合ったSIMカードを用意してもらうことも可能です。
iPhoneで格安SIMを使うことに関するよくある質問は?
・格安simに乗り換えると同時にiPhoneは購入できる?
・iPhoneで格安simに乗り換える際にデータ移行はどのように行えばいい?
・「格安simはやめておいた方がいい」って本当なの?
iPhoneと格安simはセットで買う方がおすすめなの?
安くiPhoneを購入することを希望するのであれば、iPhoneと格安SIMをセットで買うことはおすすめしません。最新機種のiPhoneを購入する場合、格安SIM会社によってはApple Storeで購入した方が安く購入できることがあります。
また、格安SIMを使用する場合は中古で購入したiPhoneも使用可能に。このようにiPhoneを安く購入したいのであれば、格安SIMとセットで購入することはおすすめしません。
一方で、iPhoneと格安SIMを別々で購入することが面倒という人もいるのではないでしょうか。
手続きや購入する手間を減らしたい人はiPhoneと格安SIMをセットで買うことをおすすめします。
格安simに乗り換えると同時にiPhoneは購入できる?
格安SIMに乗り換えると同時にiPhoneを購入することも可能です。iPhoneと格安SIMを別々に用意するのが面倒という人は乗り換えると同時にiPhoneを一緒に購入することをおすすめします。
しかし、格安SIM会社によってはiPhoneを取り扱っていない、または最新機種を取り扱っていない場合があります。
格安SIMに乗り換えると同時にiPhoneを購入することを希望している人は、事前に購入したいiPhoneがあるかどうか確認するようにしましょう。
iPhoneで格安simに乗り換える際にデータ移行はどのように行えばいい?
iPhoneで格安SIMに乗り換える際のデータ移行は、現在使用しているスマホによって操作方法が異なります。
iPhoneからiPhoneにデータ移行する場合はiCloudでバックアップを作成し、新しいiPhoneに復元するだけでデータ移行が完了。また、iOS12.4以降を搭載した機種であれば、iPhoneどうしで直接データを移行することもできます。
Android端末からiPhoneにデータ移行する場合は、「Move to iOS」というアプリを使用します。アプリの指示に従って操作するだけで簡単にデータ移行が可能。しかし、アプリによってはデータを移行できないものもあるため、事前に確認しましょう。
データ移行を安全に実施するためのポイントはWiFiが安定した環境で行うことです。
途中で途切れるとエラーや不具合が発生する可能性があるため、WiFi環境の整った場所で実施するようにしましょう。
「格安simはやめておいた方がいい」って本当なの?
格安SIMは大手キャリアのスマホやSIMに比べて大きく月額を節約できる可能性があります。しかしその分、サポートが大手キャリアに比べて貧弱・混む時間帯の回線接続が不安定・速度も不満を持ってしまうことが多いという側面も。
格安SIMがおすすめできる人はこういった方におすすめです。
・速度はそこまでこだわらない
・対面でのサポートをあまり必要としない
逆に格安SIMがおすすめできない人は以下になります。
・モバイル回線でも速度や安定性がほしい
・光回線などとセットで割引を受けている
大手キャリア、格安SIMそれぞれにメリット・デメリットがありますので、比較検討して自分に合っている方を選ぶと良いでしょう。
まとめ:iPhoneでも格安SIMはお得になる|最新機種を使うときは気をつけよう
今回は格安SIMでiPhoneに乗り換えることのメリット・デメリット、おすすめの格安SIM、格安SIMの選び方などを紹介しました。iPhoneでも格安SIMを使用するとお得になります。
一方で、最新機種を使うときは、格安SIMが対応していなかったり、セットで購入すると端末料金が高くなったりするなど注意が必要です。
スマホの月額料金を安くしたい人は、格安SIMでiPhoneを使用することをおすすめします。