auひかりでIPv6通信が出来ているか確認する方法は?ルーター別に設定を確認
auひかりでIPv6は使えるものの、特別な設定が必要かどうか気になりますよね。ルーターごとにどのような設定が必要になるのか、それぞれ説明していきます。
そこまで難しいものではないので、安心して下さいね。
篠原拓也
ホームゲートウェイにはルーター機能も備わっています。
auひかりホームゲートウェイ:特別な設定なしでIPv6接続可能
ホームゲートウェイがあれば、特別な設定なしでIPv6に接続できます。基本的にONUとホームゲートウェイを繋げば、初期設定のセットアップなども不要です。
篠原拓也
ホームゲートウェイさえあれば簡単にIPv6を使えるので、楽ですよね。
IPv6接続のために別でオプションを付ける必要もなく、追加費用もなし(auスマートバリュー加入の場合)で接続が可能です。
ホームゲートウェイさえあれば自動でIPv6接続ができるので、別でwifiルーターを準備する必要もありません。
wifiルーターを自前で用意する手間が省けるので、auひかりを契約するだけでOKです。
NEC製ルーター:BRモードへ切り替える
NEC製のルーターには、RT/BRモードへ切り替えるスイッチがあります。
auひかりでNEC製のルーターを使う際には、必ずBRモードへ切り替えて下さいね。
auひかりから提供されるホームゲートウェイにはルーター機能が搭載されているので、自前で用意したwifiルーターは、無線機能をオフにする必要があります。
オフにするためにBR(ブリッジモード)へ切り替えましょう。
もし切り替えを忘れてしまうと、ホームゲートウェイとwifiルーターが干渉しあってしまい、無線機能が作動しない可能性があります。
篠原拓也
また、BRモードへ切り替えたら、ルーターの初期設定が必要です。設定の流れは下記の通りです。
- 設定画面を開く(https://aterm.me/)
- 認証画面でユーザー名とパスワードを入力
- 左側の基本設定をクリックする
- IPv6ブリッジの「設定する」にチェックを入れて設定をクリック
- 保存をクリックして完了
BUFFALO製ルーター:パススルー機能を許可する
NEC製ルーターと同じように、ルーターの無線機能をオフにする必要があります。まずはルーターの設定画面を開く必要があるので、それぞれの端末に合わせてアクセスしましょう。
篠原拓也
こちらではWindowsを例に挙げて説明します。流れは下記の通りです。
- 検索窓にhttp://192.168.11.1/を入力し、アクセスする
- ユーザー名とパスワードを入力して開く
- 詳細設定をクリック
- 「IPv6ブリッジを許可する」か「パススルーを許可する」にチェックを入れる
- 設定をクリックして完了
公式サイトでは設定手順が動画で説明されているので、気になる方はチェックしてみて下さいね。
公式サイトはこちらです。
IODATA製ルーター:Magical Finderで設定が必要
IO-DATAの場合は、Windowsもスマホも、Magical Finderというアプリ(ソフト)が必要です。
わざわざインストールする必要があるので、ほかのルーターよりも手間がかかります。
例として、Windowsでの設定のやり方を説明します。手順は以下の通りです。
- こちらからMagical Finderをインストール
- デスクトップの「mfinderXXX」を開き「MagicalFinder(.exe)」をダブルクリック
- 開いた状態で使っているルーターを選択
- 「Web設定画面を開く」をクリック
- ユーザー名とパスワードを入力してログイン
- インターネット設定を選択し、MAP-EまたはDs-Liteをクリックして設定完了
篠原拓也
ほかのルーターよりも手間が多いので、注意しましょう。
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auひかりのIPv6通信をWiFiで使う方法|確認したい2種類の方法
auひかりでIPv6を利用するには、IPv6に対応するルーターが必要です。auひかりからレンタルすることも可能で、市販のルーターを使うことも可能です。
auひかりでルーターをレンタルするには、オプション加入とレンタル料が必要なので、市販ルーターとどちらが良いか検討して下さい。
篠原拓也
レンタルルーターの場合:WiFiオプション加入が必須
auひかりでルーターをレンタルする際は、無線LAN親機機能のオプションに加入しなければなりません。金額は550円で、毎月のランニングコストになります。
意外と月額550円という料金は割高で、2年間利用したとすると、13,200円かかります。自前でルーターを購入したほうが、長期的に見るとお得ですよね。
しかし、auスマートバリューとのセットを契約することで、レンタル料金が無料になります。auスマートバリューはスマホとのセット割引ですので、スマホも安くなりますよ。
以上のことから、auひかりでwifiをレンタルする際は、auスマートバリューに加入するようにしましょう。
篠原拓也
特にauユーザーの方なら、スマホも安くなるので一石二鳥ですね。
市販ルーターの場合:対応ルーターであれば使用可能
auからルーターをレンタルしなくても、自前の市販ルーターを使用することもできます。ルーターにこだわりがある方や、auスマホを利用していない方なら市販のルーターを使いましょう。
市販のルーターであれば特別なオプション加入が不要ですし、レンタル料金も必要ありません。長期的に見るとお得ですので、ルーターを自分で用意したほうが良さそうですね。
しかし、市販のルーターを使うには、IPv6に対応したものを選ばなければなりません。せっかく購入してもIPv6が使えませんので、購入する前に性能を確認して下さいね。
また、IPv6が使えるようにルーターの設定が必要なので、auひかりのレンタルよりも手間がかかります。
篠原拓也
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auひかりがIPv6通信が遅い場合:原因を確認する方法
auひかりでIPv6を使っていると、時々速度が遅くなることがあります。
篠原拓也
原因は数々ありますが、実際に遅くなると不安になりますよね。
こちらでは、速度が遅くなる原因を説明しています。主にルーターの設定が不足しているパターンが多いので、設定を見直してみましょう。
ルーターはIPv6通信に対応しているか
IPv6で通信していると思っても、IPv6に対応していないルーターだと、従来のIPv4で通信することになります。
篠原拓也
高速でネットが使える機会を逃しているので、もったいないですよね。
そのような場合は、まずは自宅にあるルーターがIPv6に対応しているものかどうかを確認して下さい。ルーターを確認してもわからない場合は、下記のサイトでIPv6に接続しているかどうかが判断できます。
IPv6接続テスト
wifiルーターを再度購入する手間を省くために、auひかりを利用する前にルーターの性能をきちんと確認しておきましょう。
ルーター側の設定は適切に出来ているか
IPv6接続設定に不備があると、接続が上手くいかない場合があります。
先述した通りルーターには細かい接続設定が必要ですので、設定が間違えていないか確認しましょう。
細かい設定の中には、必要な項目にチェックを入れる必要があります。間違えた項目にチェックを入れていたり、チェックを忘れた場合は正常に作動しません。
篠原拓也
細かく項目を確認しながら、設定が間違えていないか見直してみましょう。
端末側の設定は適切に出来ているか
ルーターの設定が完ぺきだったとしても、接続する端末の設定が適切でないと速度が遅い場合があります。端末側の設定といっても、ルーターと繋げるだけなので、あまり関係ないかも知れません。
しかし、端末が古すぎると、最速の速度を体感できない可能性があります。どうしてもパソコンやスマホにはスペックがありますので、古いバージョンや端末だと、新しいスペックを持つ端末には勝てません。
篠原拓也
IPv6の力を最大限発揮するために、新しい端末を検討しても良いですね。
また、端末が古くない場合でも、速度が遅い場合もあります。そのような場合は、端末のバージョンアップデートや、再起動をしてみましょう。
すぐに速度が改善される可能性がありますので、試してみる価値はありますよ。
回線障害が起きていないか
ルーターや端末の設定ができていても、au回線が障害を起こしていると、通信が安定しません。ユーザー側ではどうすることもできないので、障害が解消されるまで待ちましょう。
ただ、速度が遅くなった場合、自分の設定不足なのか回線による障害なのか、判断するのが難しいですよね。どちらなのか不安になったときは、Twitterで回線名を検索してみて下さい。
障害が発生していれば、回線を利用しているユーザーが近況をリアルタイムでつぶやきます。auひかりは全国エリアが対象なので、つぶやくユーザーは多い傾向にあります。
篠原拓也
速度が遅いと感じたら、Twitterを優先的に確認してみて下さいね。
また、障害が起きると公式サイトでお知らせされます。重要なお知らせをチェックし、障害が起きているのかどうかを確認しましょう。
モデムに過度な負荷がかかっていないか
ルーターや接続する端末に原因はなくても、モデムに負荷がかかっている場合も考えられます。特に考えられるのが、モデムに熱がこもっていて、高温になっている場合です。
モデムが高温だと速度が遅くなる傾向にあるので、電源を1度切ってみましょう。モデムの温度を確認しつつ、時間を置いたあとに電源を再度入れて下さい。
このようなモデムの負荷を防ぐために、自宅を長期間空ける場合や長時間使わない場合、モデルやルーターの電源を切るのもおすすめです。
使っていない時間も多少モデムには負荷がかかりますので、普段から対策しておくと楽ですよ。
篠原拓也
補足1|auひかりは標準でIPv6overIPv4に対応状況している
auひかりの場合、特別な設定なしでIPv6が使えます。基本的には、IPv6接続だとIPv6に対応したサイトしかアクセスできません。
しかし、auひかりはデュアルスタック方式を採用しているため、IPv4のサイトも見ることが可能です。サイトにアクセスする度に、特別な設定をすることなく自動で切り替えてくれます。
一般のユーザーはIPv6に対応したサイトとされていないサイトの判断ができないので、自動で切り替えてくれるなら安心ですよね。
数々のサイトを快適に利用できるので、ほかの光回線よりも使い勝手が良いとされています。
篠原拓也
補足2|auひかりは独自回線なのでIPv6でも速度はさほど変わらない
光回線で最も有名なのがNTTのフレッツ光で、知名度は抜群ですよね。なぜ知名度が高いかと言うと、全国的なシェア率が最も高く、光コラボレーションの影響で普及率も高くなっているからです。
フレッツ光を他社に供給することで、様々な会社が特典を付けて提供していますよね。ただ、普及率が非常に高いため、回線が混雑しやすいのが現状です。
篠原拓也
利用者数が多いので、時間帯によって速度が遅くなる傾向にあります。
しかし、auひかりはフレッツ光回線を使用しておらず、独自の回線を提供しています。もともとフレッツ光は光ファイバーを使用しており、その陰では使われていない光ファイバーも存在していました。
それがダークファイバーと呼ばれるものであり、auひかりはそのダークファイバーを利用しています。ダークファイバーは利用できる地域が限定されていることもあり、ダークファイバーの利用者が少ないのが特徴です。
ダークファイバーの利用者が少ないため、独自回線を使うauひかりは混雑しにくく、速度も安定しています。そのため、IPv4もIPv6も速度の速さにほとんど変わりがありません。
auひかりはもともと速度が速いので、IPv4でも満足できる方が多いです。
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auひかりのIPv6通信が遅い場合の対処法|今すぐ確認できる5つの手段
どうしても速度が遅い場合、原因を突き止めた上で対処しましょう。すぐに自分で試せる対処法をお伝えしますので、トラブルがあった場合はすぐに試してみて下さいね。
速度が遅いとモデムやルーターの故障を疑っていまいますが、基本的には接続不良や設定の確認不足だったりします。落ち着いて対処すれば問題ありませんので、安心して大丈夫です。
篠原拓也
ルーター側の設定を見直す
ホームゲートウェイでの設定は特にないので、設定を見直す必要はありません。しかし、自分でルーターを準備した場合は、なにかしらの設定を間違えている可能性が高いです。
ルーターによって設定方法が違うため、ルーターの公式サイトや説明書を見ながら、設定に間違いがないか確認しましょう。
細かい設定が必要なルーターもあるので、抜けている部分があるかも知れません。
篠原拓也
設定を見直したら、下記のサイトでIPv6が使えるかどうか確認しましょう。
IPv6接続テスト
端末側の設定を変更する
IPv6が遅い場合、接続している端末に問題があるかも知れません。スマホやタブレット端末であれば、アプリの開きすぎなどの影響も関係してきます。
バックグラウンドでアプリが起動していると、通信速度の低下に繋がるので、使っていないアプリは閉じるようにしましょう。
これはパソコンにおいても言えることで、開いているソフトやタブが多い状態と、速度低下の原因になります。余分に開いているソフトやタブは、こまめに閉じるようにしましょう。
篠原拓也
それでも改善しない場合は、スマホもパソコンも再起動を試すと良いですよ。
回線障害情報を確認する
極端に速度が遅い場合、回線障害を疑いましょう。端末やルーターの問題ではないので、回線が復旧するまでまつ必要があります。自分でどうにかできないため、最新の情報が気になりますよね。
そのような場合は、公式サイトのお知らせをチェックするか、Twitterを見てみましょう。特にTwitterではユーザーがリアルタイムで投稿をしているので、回線障害だけでなく復旧も知ることが可能です。
篠原拓也
このように、障害や復旧、対処法などの有益な情報を投稿する方がいます。ネットや回線に詳しい方もたくさんいるので、Twitterを活用してみて下さいね。
モデムをコンセントから抜いて再起動する
端末やルーターに問題がない場合は、モデム自体になにかしらの原因があると考えます。モデムに負荷がかかってしまい、熱がこもっている可能性も高いです。
この場合は一旦モデムのコンセントを抜いて、少し時間を空けましょう。コンセントに繋いでいる状態だと常にモデムが働いているので、休ませる必要があります。
モデムの熱が収まったら、再度コンセントを繋げば解決できるはずです。もしモデムを再起動しても速度が遅い場合、回線障害の可能性もあります。
篠原拓也
公式サイトやTwitterを確認し、障害に関して調べてみましょう。
使用機器はIPv6に対応しているか確認する
特に自分でルーターを準備した方が見落としがちなのは、ルーターがIPv6に対応していないという点です。auひかりはIPv6が魅力的なので、対応していないルーターだと非常にもったいないです。
ルーターを購入する際は、事前にIPv6対応であることを確認して下さい。
また、海外メーカーのルーターを購入するのはおすすめできません。理由としては、海外で利用されているIPv6接続は、日本の接続方式に合わない可能性があるからです。
海外のメーカーは海外で利用されることを想定してルーターを売り出しているので、日本でも速度の改善ができるかどうかは不明です。
同じIPv6対応のルーターではありますが、日本方式のIPv6接続が完ぺきに行える保障はありません。速度の改善を図るのであれば、日本製のメーカーを選びましょう。
篠原拓也
商品の質を見ても、日本製のほうが安心できますよね。
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auひかりのIPv6通信の確認に関するよくある質問は?
auひかりを検討している方に向けて、よく寄せられる質問をまとめてみました。特に多かったのがIPv6接続に関することでしたので、気になる方は確認してみて下さいね。
また、ホームゲートウェイの設定方法に関しても紹介しています。
篠原拓也
auひかりのipv6通信は遅いって聞いたけど本当?
下記の数値を見てもらうとわかる通り、auひかりは平均的に見ても速度が速いです。
篠原拓也
これには理由があり、閲覧しているサイトがIPv4専用のサイトだから遅く感じるのです。
IPv6が速度の速さを十分に発揮できるのは、IPv6対応のサイトです。
IPv4のサイトにアクセスするとIPv4に自動的に切り替わるため、速度はIPv4の数値になってしまいます。
まだまだIPv6に対応しているサイトが少ないため、必然的にIPv4を利用することが多くなります。
IPv6を使っていると思っても実際には使っていないため、速度が遅いと感じます。
WiFi6は利用する意味ない?|便利さの裏にある重大デメリット
auひかりの通信方式はipv4overipv6確認くんで測定できる?
自分が使っているauひかりの通信方式は、様々なサイトで確認可能です。
プロバイダ専用の確認サイトもありますが、素早く確認するなら下記のサイトがおすすめです。
http://v6v4.net/(IPv4かIPv6を確認)
一瞬で識別してくれますので、IPv6で接続できているか確認してみましょう。
篠原拓也
アクセスするだけで識別してくれるので、簡単ですよ。
auひかりのホームゲートウェイのipv6設定が上手くいかないんだけどどうすればいい?
設定が上手くいかない場合は、接続設定を最初からやり直し、マニュアルを再度確認しましょう。各ホームゲートウェイのマニュアルはこちらをご覧下さい。
ホームゲートウェイマニュアル
また、設定には段階があるため、自分が今どこでつまづいているのか把握しましょう。
該当箇所ごとに対処法が記載されていますので、公式サイトの設定マニュアルを参考にして下さい。
設定マニュアル
それから、どうしても設定が上手くいかない場合は、サポートへ問い合わせてみましょう。電話が混雑して繋がりにくい場合もありますが、説明を受けながら設定できるので、時間に余裕がある方はおすすめですよ。
篠原拓也
- 受付時間:9:00~20:00
- 電話番号:0077-7058
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まとめ:auひかりならIPv6は標準で利用可能|不具合がある場合はルーターを確認
auひかりでは、特別な設定をすることなくIPv6接続が可能です。ルーターをレンタルすることもできるので、手軽に高速な通信が楽しめます。
また、自分好みのルーターでもIPv6接続できるため、こだわりが強い方にもおすすめです。
篠原拓也
たまに不具合が生じるときもありますが、ルーターの設定を間違えている可能性があります。改めて設定を見直し、IPv6を使えるようにしましょう。