どこよりもWiFiというサービスを聞いたことがありますか?これは、モバイルWiFi端末のレンタルサービスです。大容量&独特の節約しやすい料金体系が特徴です。
本記事では、名前だけ聞いたことがある方や、契約しようか迷っているという方に向けて、どこよりもWiFiとは、一体全体どのようなサービスなのか、詳しく解説します。この記事でわかることは、整理すると以下の通りです。
・どこよりもWiFiの基礎知識
・どこよりもWiFiと他のサービスと比較して、何が違うのか
・どこよりもWiFiのメリット・デメリット
・どこよりもWiFiがどのような方に向いているのか
※本記事に記載の金額は、全て税込み価格です。
どこよりもWi-Fiとは?
運営会社 | 株式会社Wiz |
サービス開始年 | 2019年11月8日 |
データ容量 | 100GB/200GB |
通信速度 | 下り150Mbps/上り50Mbps |
月額料金 | 900~3400/900~4400 |
初期費用 | 3300 |
どこよりもWiFiの大きな特徴は、以下のようになります。
- 200GBの場合クラウドSIM端末が利用できカバーエリアが非常に広い
- 100GB・200GBの大容量プラン
- 階段制の料金体系=使ったデータ容量ごとの料金なので、使った分だけ支払い
- 縛りなしプランあり
これらの特徴により、他のサービスよりも大容量でありながら、コストも抑えて利用することができて、使い勝手がいいです。
例えば、学生は試験期間にインターネットができなくなることが多いですが、そんなときは、利用料金を最小で900円まで抑えることができます。
一転して、夏休みになったら、ゲームやインターネットで大容量高速通信をして遊びたくなるでしょう。この場合も契約は一切変更することないままで大丈夫です。
またクラウドSIM端末であればエリアがかなり広いので、地方在住で電波が不安という方も安心できるでしょう。

どこよりもWiFiは従量課金制のため、使った容量に応じて基本料金が設定されます!
どこよりもWiFiの料金プラン
どこよりもWiFiの料金プランをご紹介。契約期間の有無や使用したデータ量によって料金が変動するという特徴があります。
2年 | 契約期間なし | |
5GBまで | 900円 | 1,400円 |
20GBまで | 1,900円 | 2,400円 |
50GBまで | 2,900円 | 3,400円 |
50GB以上 | 3,400円 | 3,900円 |
使った分だけ請求される形式を採用しているので、あまり使わなかった月も安心ですね。1日4GBという制限が別で設けられているので、50GB以上を使う場合でも月間120GBまでになります。

上記を踏まえて契約を検討するのが良いですね。
どこよりもWiFの対応エリア
どこよりもWiFiは、ドコモ回線を利用した通信形式を採用。以前はクラウドSIM端末のレンタルをしていましたが、現在ではドコモ回線のみとなっています。
クラウドSIM端末ではなくなったものの、ドコモ回線を採用しているためクラウドSIMと変わらないくらい対応エリアは広めに。クラウドSIM対応ではない端末でも、ほとんどの場所で電波が入ります。

地方在住で電波が入るかどうか心配という方も安心できますね。
どこよりもWiFiで利用できる端末・ルーター
どこよりもWiFiで取り扱いのある機種は2022年2月現在、以下になります。
機種名 | FS030W |
通信速度 | 下り150Mbps 上り50Mbps |
バッテリー容量 | 3,060mAh |
サイズ | 74mm×74mm×17mm(高さ・幅・厚さ) |
重さ | 128g |
どこよりもWiFiの回線性能を生かす分には申し分ない性能と言えるでしょう。通信速度も問題がないので、十分高速通信が楽しめます。
レンタルには別途料金がかからないという点も大きなメリットと言えますね。

端末を無料でレンタルできるのはありがたいよね。
どこよりもWi-Fiを契約する4つのメリット
ここでは、メリットを見ていきましょう。特に利用者にとって重要な4つのメリットを紹介します。

どこよりもWiFiが気になるけど、どんなメリットがありますか?

どこよりもWiFiのメリットは4点あります!
- 大容量の200GBプランがある
契約期間なしの縛りなしプランがある
海外でも利用可能
提供エリアが広い
大容量の200GBプランがある
他のサービスでは、100GB以下のプランが多いところ、どこよりもWiFiでは、最大200GBのプランがあります。他社と比較してもかなり容量は多いので、容量重視の方にもおすすめです。

200GBプランを提供しているプロバイダはどこよりもWiFi以外にはほとんどありません。
契約期間なしの縛りなしプランがある
容量無制限サービスでは、契約年数が2年~3年のものが多いです。その中で、どこよりもWiFiは縛りなしの契約もできるので、ライフプランに適した契約にできるので、便利です。
遊べる時期と遊べない時期に極端な違いがあったり、契約がいつ終わるかわからない方にとって、強みになります。この特徴からすると、特に学生に向いています。

どこよりもWiFiなら契約期間の縛りなしで契約可能です!
海外でも利用可能
法人向けの200GBプランの場合、海外でも利用可能なクラウドSIM端末をレンタルすることになります。海外での利用日数に関しては、課金額が変化します。1日858円(税込み)/500MBです。
国内利用よりもかなり高額になるので、支払い余力に注意しましょう。ローミング契約やSIMカード交換など不要な点が便利です。

どこよりもWiFiであれば、クラウドSIM端末をレンタルするだけで海外利用でも手続きすることなく利用可能です!
提供エリアが広い
200GBプランの場合、クラウドSIM端末なので国内大手3社(Softbank・docomo・au)の回線を自動切換えで使用。3社のカバーするエリア全てで高速通信ができます。
これは平面的に見て広いというだけでなく、商業施設の中に入ったときにもつながりやすいという特徴があります。
その他のプランの場合は、ドコモ回線のみの利用になります。とはいえ、決してドコモ回線のカバーエリアが他のキャリアに比較して狭いわけではありません。
クラウドSIM端末の場合、カバーエリアが非常に広い、ということです。

どこよりもWiFiで200GBを選択した場合は、クラウドSIMを使用しているためほぼ日本全国で利用可能です。
どこよりもWi-Fiを契約する3つのデメリット
今度は、デメリットについて見ていきましょう。特に問題があると思われる3つのデメリットを紹介します。

残念ながら、どこよりもWiFiにはデメリットがあります。
- キャッシュバックなどのキャンペーンがない
対応回線がドコモのみになった
データ容量によってはよりリーズナブルなプロバイダがある支払い方法がクレカのみ
電話で問い合わせができない
解約時のルールが厳しい
キャッシュバックなどのキャンペーンがない
キャッシュバックなどの大型割引キャンペーンはありません。
2年契約だと縛りなしよりも500円安くなりますが、競合他社と比較して通常プランがやや高めの水準なので、2年割引を適用したとしても、特別安いという水準ではありません。
利用データ量が20GB以下の場合に限り、月額利用料は3000円を下回るので、最安値水準になります。

他プロバイダと比べた場合、どこよりもWiFiの料金はあまり安くないです。
対応回線がドコモのみになった
これは100GBプランの話です。100GBプランでは、クラウドSIM端末のレンタルは無くなり、JT101のみの提供となりました。これは、ドコモ回線のみ接続できます。
クラウドSIMではなくなったものの、カバーエリア自体は他の特定キャリア端末をレンタル・再販するサービスと同程度です。

どこよりもWiFiを100GBで契約した場合は、ドコモ回線しか利用できません。しかしドコモ回線のエリアはかなり広いのでクラウドSIM端末でなくても、クラウドSIMと変わらない広域エリアで高速通信を楽しめます。
データ容量によってはよりリーズナブルなプロバイダがある
どこよりもWiFiは、最大100GB・200GBである代わりに、最安値というわけではありません。特にデータ容量がそれほど必要ない場合は、もっと安いプロバイダを利用できます。また、格安SIMという選択肢もあります。
月間50GB以下なら「縛りなしWiFi」がおすすめ
月間21~50GBのデータ量で済む方の場合、縛りなしWiFiの方が月額利用料金が安くなります。ですから、このような方には縛りなしWiFiをおすすめします。名前の通り、契約期間の縛りがありません。

データ容量が50GB以下であれば、縛りなしWiFiがおすすめです!
支払い方法がクレカのみ
支払い方法がクレジットカードのみになります。口座振替などは対応していないので、クレジットカードを持っていない、もしくは持ちたくない方は契約が出来ません。

口座振替しか対応できない場合は、他のWi-Fi業者を検討しましょう。
電話で問い合わせができない
電話での問い合わせに対応していません。公式HPの問い合わせフォームから問い合わせる形式になります。
即座に回答がもらえるわけではないので、急ぎの場合などに困ってしまうかもしれませんね。

電話問い合わせができないのは少し不便だよね。
解約時のルールが厳しい
どこよりもWiFiは解約時のルールが他社よりも厳しいことで知られています。解約方法はできるだけ簡単に、少しでも解約にかかる費用を抑えたいですよね。
どこよりもWiFiの解約時には借りていた端末の返却が必要になります。解約時に速やかに返却をしなかった場合は、解約料とは別に19,800円の弁済費用が発生するので注意が必要ですね。
また、2年契約をしている方が途中で解約する場合には解約のタイミングに応じて解約料が発生します。更新月以外で解約した場合は10,450円請求されるので、解約のタイミングをよく確認しましょう。

できるだけ解約料金がかからないタイミングでの解約を目指しましょう。
どこよりもWi-Fiはおすすめ?他社のポケット型Wi-Fiを比較
ここでは、どこよりもWiFiと他社サービスを比較します。どこよりもWiFiと縛りなしWiFiが、利用料金の安さでやや抜きんでていることがわかります。
サービス名 | どこよりもWiFi | Broad WiMAX | 縛りなしWiFi | カシモWiMAX |
回線 | docomo クラウドSIM | UQ | Softbank UQ | UQ |
データ容量 | 100GB/200GB | 制限なし | 制限なし | 制限なし |
通信速度 | 下り150Mbps 上り50Mbps | WX06: 下り440Mbps/上り75Mbps W06: 下り1.2Gbps/上り75Mbps | W05: 下り758Mbps/上り112.5Mbps 601HW: 下り612Mbps/上り37.5Mbps | WX06: 下り440Mbps/上り75Mbps W06: 下り1.2Gbps/上り75Mbps |
月額料金 | 100GB:900~3400 200GB:900~4400 | 1~2か月 2999 3~24か月 3753 25か月以降 4413 | 3630 | 初月1518 2か月目以降 3971 |
キャッシュバック | なし | なし | なし | なし |
初期費用・ 契約事務手数料 | 3300 | 3300 | 3300 | 3300 |
契約年数 | なし | 3年 | なし | 3年 |

どこよりもWiFiと縛りなしWiFiの料金が安く感じますね!
どこよりもWi-Fiの3つの注意点
どこよりもWi-Fiを利用する上での3つの注意点を紹介します。
- 通信制限がかかるとかなり不便
WiMAXよりも通信速度は遅い
端末の破損時の弁済金が高額
通信制限がかかるとかなり不便
どこよりもWi-Fiは、通信制限がかかると、通信速度が128kbpsまで低下します。これは支障なく利用できる用途が非常に限られてしまうので、かなり不便です。
この制限は多くのキャリアで採用されており、速度制限の中で最低水準です。

データ回線使用量には注意が必要です!
WiMAXよりも通信速度は遅い
どこよりもWi-Fiでは、JT101という端末をレンタルすることになります。通信速度は下り150Mbps/上り50Mbpsです。WiMAX端末は最大下り1.2Gbpsですから、かなり速度に差がありますね。
ただし、実際はベストエフォート方式なので、JT101の通信速度でも問題はありません。下り150Mbpsといえばどんな高画質ストリーミング配信でも視聴できる高速通信と呼べる数値です。
見た目の落差に騙されず、実測値でどの程度なのか、という点に注意しましょう。

どこよりもWiFiの通信速度は高速通信と呼べる範囲内です。必ず実測値で判断しましょう!
端末の破損時の弁済金が高額
端末の破損時、または返却されなかった場合の弁済金は、19800円です。他社と比較するとかなり高額ですね。端末補償オプションなら月額440円で交換&代替え機貸出サービスをしてくれます。
ただし、紛失・盗難・経年劣化の場合は対象外とありますので、扱いには注意が必要です。故障以外でも、解約後の端末返却が遅い、もしくは返却されなかった場合に高額な料金を請求されてしまう可能性も。
トラブルを防ぐためにも、使用時の丁寧な取り扱いと解約時の速やかな返却が非常に重要になります。

どこよりもWiFiでレンタルする端末は丁寧に、解約時は早急に返却しましょう!
どこよりもWi-Fiの契約から受け取りまでの流れ
どこよりもWi-Fiの契約から受け取りまでの流れを以下に示します。

どこよりもWiFiの契約手続きは難しいですか?

どこよりもWiFiの契約手続きは3ステップで利用できます。難しくありませんよ!
手順1.Web申し込み
どこよりもWi-Fiのホームページより、申し込みを開始します。支払い方法はクレジットカードのみです。
プランについての情報を入力すると、自動計算結果が表示されるので、わかりやすいです。このとき、”発送希望日”を翌日以降で選択できます。

どこよりもWiFiの申し込み画面は分かりやすく、料金などがひと目で分かります。
手順2.端末受け取り
申し込み完了後、希望発送日にレンタル端末が発送されますので、受け取りましょう。受け取ったら同梱品が全て揃っているか、そして傷の有無をしっかり確認しましょう。
梱包から出したらすぐ、端末の写真を撮っておくのがベストです。

紛失した場合は弁済金がかかるので、同梱品を含めてレンタル端末の確認は忘れずに!
手順3.利用開始
同梱のマニュアルに沿って簡単に端末を設定します。設定は簡単なので、その後すぐに高速通信が利用開始できます。

どこよりもWiFiであれば、すぐに利用できます!
どこよりもWi-Fiについてのよくある質問
ここでは、どこよりもWi-Fiについてのよくある質問を紹介します。

どこよりもWiFiを契約したいけど、まだまだ知らないことがたくさんありそうです。

どこよりもWiFiでよくある問い合わせをまとめました!
どこよりもWi-Fiの評判や口コミは?
一番評価が高いのは、節約しやすい料金体系です。ライフスタイルに合わせて必要最小限のコストで利用できる点について、喜ばれています。

どこよりもWiFiの料金面は、概ね満足している人が多いようですね!
どこよりもWi-Fiの通信速度は?
下り150Mbps/上り50Mbpsです。
どこよりもWi-Fiが繋がりにくいときの対処法は?
回線が混雑していることが考えられます。利用回線はドコモ回線なので、周辺にドコモ回線利用者が多い場合や、事業者側回線が混雑していたり、接続先サーバーにアクセスが集中していることなどが考えられます。
利用場所・時間帯を変えてみて、繋がりやすい環境を探しましょう。

ルーターの再起動なども実施しましょう!
どこよりもWi-Fiの解約金や違約金は?
2年契約プランの場合、24か月未満での違約金は10,450円です。通常プランの場合は縛りなしですので、違約金はありません。

解約時に速やかに端末を返却しないと違約金を請求されます。その点にも注意が必要ですね。
どこよりもWi-Fi以外のおすすめポケット型Wi-Fiは?
どこよりもWiFiは、大容量である以上に、”縛りなしで契約できる”という点が重要です。なぜなら、ライフプランに合わせて、他サービスへの乗り換えや契約終了できるので、月額利用料の大小以上の大きなメリットがあるからです。
そこで、同じ縛りなし契約可能なサービスを比較したとき、『縛りなしWi-Fi』が最安値の水準になります。
また、縛りなしWi-Fiで利用できる端末はSoftbank・UQの端末なので、どこよりもWi-Fiよりも仕様上の通信速度が高いものが多くラインナップされています。
ですから、どこよりもWi-Fi以外でおすすめのポケット型Wi-Fiは、縛りなしWiFiです。

料金面・性能面で比較した場合、縛りなしWiFiもおすすめしたいポケット型Wi-Fiサービスです!
まとめ:ネットをたくさん利用する人は200GBプランがあるどこよりもWi-Fiがおすすめ
どこよりもWiFiは最大200GBでありながら、低価格の料金体系と言えます。
なぜなら、他のサービスでは200GB使わなくても同じ月額料金を支払わなければならないのに対して、どこよりもWi-Fiでは、使った分の価格帯での支払いになるからです。
その結果、毎月上限いっぱいまで使う人以外は、実質的に他のサービスよりも割安になることが多くなります。
これは、利用の実態と利用料金がマッチした契約になるため、利用者にとって、とても納得のいく料金体系と言えます。
頻繁に大容量通信をする傾向が強い人や、データ量の増減が激しくむらがある人に特におすすめです。
